ビギナーさん 2024-09-30 08:31:37 |
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…え?
新川くんが怪我させたわけでもないのに…。ありがとう。
( まさかのこのまま保健室まで付き添ってくれるらしい相手の発言にはまたしてもびっくりして。ぶっきらぼうな感じだけど、やっぱり優しいなぁなんて思うと、そんなところも女子からモテるポイントになっているんだろうな、なんて思い横を歩いて保健室へ。保健室につくと、相手を見て「ありがとう、あとは先生に見てもらう。」と言い笑って。)
ああそうかい、まあお大事にな
(保健室の前に着くとここまででいいとのこと、確かにこの後のことは保険医に任せた方が確実であり、特別そういったことに知識のない自分が付き添ったところで何かしてやれるかといえばそんなこともないため、彼女も子供では無いんだし大丈夫だろうとすんなり頷くとその場を去っていこうとして)
うん!新川くんも、ボールには気をつけて!
( にっこりと嬉しそうに笑うとペコッと頭を下げて、その後で去る相手を見送る際に頓珍漢な言葉を投げかけて手を振り。満足したのかその後は保健室の中に入り、保健医に手当をしてもらって。保冷剤で頭を冷やしながら保健室を出たときには、気がつけば授業はおわっており、そのまま更衣室へ向かうと着替えを済ませ、教室へ。自分の席へ行こうとするが、バスケで大活躍だった相手の周りには女子の群れが。座りにくいと思いながらも、そそっと邪魔にならないように席について)
…ん、なんだ戻ってたのか、頭はもういいのか?
(周りを囲むように集まった女子たち、口々に自身のプレイを褒めてくるのを内心煩わしく思いながら適当に話しを合わせていて、いつまで続くのかとうんざりしはじめたところにちょうど彼女が教室へ戻ってきたのに気づき、頃合いを見て今教室へ戻ってたのに気づいた風を装って後ろ振り返って声をかけて。すると自身の周りの女子たちの目線も一斉に彼女の方へと向いて)
え、っ!?
あー、ははは!大丈夫!冷やしとけって言われたから!
( 急に相手がこちらに話しかけるものだから周囲の女子の視線が痛い。ヘラヘラと笑うと未だに頭を保冷剤で冷やしながら、周りの女子にも「大丈夫大丈夫」と心配されてもいないのにそう答えて。チャイムが鳴ってから座ればよかったかな、なんで少し後悔をしていたが、チャイムが鳴り女子たちは自分の席に戻って行き。ホッとした表示を浮かべて)
(何となく周りの女子たちの彼女を見る目がほんの少しばかり険しかったような…ただの思い過ごしかもしれないが自分が彼女の方を振り返った瞬間空気が変わった…そんな印象を抱き、なんとも言えない胸騒ぎを感じつつ次の授業を受けていれば、ふと特に深い意味はないが気になってチラリと背後の彼女を振り返ってみて)
( 保冷剤で頭を冷やしながらノートを書くのも中々難しく、寝る暇なんていうのはなく。一生懸命ノートをとっていれば、パッと顔を上げたときに彼と目が会い不思議そうな表情をすると、何かあっただろうかと口パクで、「なに?」と尋ねて)
(こちらがたまたま振り返ったタイミングでちょうど板書のため顔を上げた彼女と目が合ってしまい。別に後ろめたいことは何もないのだが、パッチリ丸く、くりくりした目が己を射抜くように真っ直ぐに向けられれば、なんともえも言われぬ感情に心が揺さぶられ、気まずさを覚え「別になんでも無い」とでも言わんばかりにサッと目を逸らして再び前へと視線を戻して)
?
( すぐに前を向いてしまった相手の反応に不思議そうな顔をするも、おそらく優しい彼のことだから自分の怪我のことを心配してくれていたのかな、と勝手に想像し。なんだか胸があたたかくなれば、ハッと我に返ってノートをまた写し始め)
(何故だろう、不思議と彼女の事が気になって仕方がない。思えば彼女はクラス内の他の女子とは明確に違うところがあった、それは自分への態度だ。目に見えてこちらへの媚びているかのような、そんな煩わしさがなく、むしろこちらの方が彼女の独特のペースに乗せられっぱなしになってしまっている節すらあって、これまでに経験した事のなかった感覚が新鮮で興味を惹かれている自分がいる事に気づき、そんな事を考えている内に授業は終わり昼休みになり)
…はぁ、何とか写せた…。先生書くの早すぎる…
( 気づけば授業が終わり、本当に写すことで精一杯で内容なんてものは頭に入っておらず。パタリとノートを閉じると、やっと昼食だと嬉しそうに鼻歌を歌って、鞄からお弁当箱を取りだし。毎朝自分で作ってきていることもあり、何が入っているかというお楽しみはないが弁当は嫌いではなく。しかし、ここで食べると女子たちにまた変な目で見られそうだ、と思い、お弁当と水筒をもってそそくさと教室を出て、人の少ない中庭へ。)
…飲み物買ってくるわ、先食っててくれ
(昼休みになれば友人たちが席に寄ってきて、一緒に食べようと誘われれば特に深く考えず了承し、机を動かそうと席を立ったところで後ろの席を何気なく一瞥、すでにそこはもぬけの殻で行動が早い奴だなとそんなことを思いながら、中庭の自販機まで飲み物を買いに行くことを伝えて教室を出て。それから中庭へとやってくればそこのベンチに一人でポツンと座って弁当を食べている彼女の姿を見つけ「こんなとこで一人で飯食ってんのか?」別に冷やかすつもりはないのだが側まで歩み寄っていき、てっきり友人などと一緒に食事をしているものとばかり思っていたため意外に思い、そう声をかけ)
え?新川くん?
いやぁ、今日友達みんな売店に行っちゃったのと、なんか委員会の用事があるとかで一緒に食べられないって言われたから!たまには気分転換にいいかなぁって。新川くんはごはんたべた?
( 1人でお弁当を食べていれば声をかけられそちらの方をむく。意外な人物に目を丸くしては、不思議そうに。1人で食べていることについては、友達はみんな用事で今日は一緒に食べられないと言われていたので1人で食べることになったと理由を伝え。しかし、別に1人で食べることに関して寂しいなどは思ってなく、むしろ気持ち良い外でこんな風に食べることが出来て気分転換になると笑って)
いや、飲み物を買いに来ただけだ。戻ってこれから食べるとこ…どれどれ…ん、まあまあ美味いな
(常に誰かと一緒に行動をしていなければならないという訳でも無し、一人中庭で昼食食べていることについてはそれほど深掘りすることなく、なるほどなと短く相槌を打つのみに留めて。自身がここにいる理由を手にした缶ジュースをチラッと見せて答えては徐に目の前まで歩み寄り、勝手に弁当箱の中にある唐揚げを一つ摘んで口に放り込めば、無断で食べておいてまあまあ美味いなんて絶妙に失礼な感想をこぼし)
…!あっ!私の唐揚げ!!
まあまあって何よー、私特製の自慢の唐揚げなんだぞー。
( 話ついでに近付いてきた相手にどうしたのだろうと不思議に思えば、ひょいと自然に口に入れられた唐揚げを見て暫くフリーズ。その後で事態に気がつくと目を丸くして、少しばかり頬をふくらませながら怒ったような雰囲気を醸し出し。そしてその微妙な感想にも不服そうな顔をすれば、冷凍食品ではなく自分で揚げた唐揚げなんだぞ、とジト目で相手を見て。)
えっ、これ、お前が作ったの?へぇ……人は見かけによらないな
(口ぶりからしてどうやら彼女の母親が作ったり、出来合いを適当に詰めたわけではないらしく、彼女の手作りとわかれば意外そうにして。正直言えばかなり美味だったのだが、なんとなく素直じゃない物言いをしてしまった己は彼女の隣へと腰を下ろせば、改めて彼女の顔と手元の弁当を興味深そうに見比べ、これを彼女が作ったのかと意外そうにしていて)
どういう意味よー!
こう見えても料理は小さい頃からしてるから得意なの!
( 突然隣に腰を下ろされ弁当や自分を見られると、ドキドキしてしまって、困ったように眉を八の字に下げるが、見かけによらない、という言葉にはまた頬を膨らませて。料理経験ならかなり自信があると自慢をすると、「なんでもつくれるんだから!」と断言し)
へえ、じゃあ煮物なんかも作れんの?筑前煮とかさ
(料理は得意だと自信満々に息巻く彼女の発言に関心を示せば、その発言が過言かどうか確かめるように、和食としてはポピュラーだが、その一方で調味料の配分や均一に味を染み渡らせるのが難しそうな煮物を一例として挙げて本当に作れるのかと挑発的に口にして)
作れるよ!そんなに疑うなら今度作ってきてあげる。
( 相手の挑発的な言葉には、自信満々に胸を叩いて。しかしながら言葉ではどうとでも言えるので、もし本当に疑われているのであれば作ってこようなんて言ってしまい。しかし筑前煮の名前があがるということは、筑前煮が好きなのかなとふと思い尋ねてみて)
筑前煮好きなの?
ん?まあ、な。じゃあ今度本当に作ってきてくれよ
(どうやらかなり自信があるらしい、キチンとそれが口からの出まかせでない事を証明するべく、こちらから何か言う前に自ら筑前煮を作ってくると申し出た彼女。意外にも煮物、特に筑前煮が好きであることを隠さず素直に頷けば、それなりに期待している事を示すようにこちらからも重ねてお願いして)
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