名無し 2024-09-28 00:12:47 |
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うん…ありがとう…
(倒れかけた身体を支えてくれた手に体重を預けるとゆっくりとベッドに寝かされるが、未だ少し感じる胃液の上がってくる感覚から、すぐに今は起きていた方が良いと感じ、起き上がって枕を端に寄せ、座ったまま壁にもたれた。その後ひと口だけ水を飲むと、相手が片付けをしている物音を聞きながらぼーっと相手の事を考えていて。自分の事をまだ子どもだと思っている様で、何処かちゃんと対等に接しようとしてくれている所もある。そんな風だから、自分は元気でもここに来たくなるのだ、と。そうしてその内に、目を閉じて眠ってしまい)
寝ちゃってたか…。
(覗いた先で彼は壁にもたれて目を閉じていた。なんともアンバランスな様子にくすりと笑みをこぼす。そっと近づいて手を伸ばす。起こしてしまいそうだと思いながらも布団をかける。体を寝かせてあげてもよかったが、恐らくこの体勢の方が楽だったのだろう。無理に変えて、また気分が悪くなってしまっては可哀想だ。頭に手を伸ばし、ふわりと優しく撫でた。ゆっくりおやすみと言わんばかりに。
ゼリーやプリンくらいなら食べられるだろうか?なんて考えて一度ベッドを離れる。今から買いに行っても彼が起きる頃に間に合うだろうか?しかし保健室を開けるのも気が引けて、しばらくデスクでうーんと頭をひねらせ)
んー…寝れない…
(一旦は入眠するも、直ぐに目が覚めてしまい。辺りを見回すと布団を掛けてくれていた事に気付きまた嬉しくなって。今は姿が見えないので多分デスクに座っているのだろうと考えていると突然、こぽ、という音と共に吐いてしまった。恐らくはさっき飲んだ水だろうが、それにしても直前まで吐きそうな感じは無かったので自分でもとても驚き暫し唖然とし。だがジャージが汚れてしまったので一先ず片付けなければと思い、応援を呼ぼうと声を発して)
…せんせーごめんなさい…また吐いた…
え、あぁ、今行くね。
(少し考えていれば声がかかる。相手は眠っていると思い込んでいた彼。やはりまだすっきりはしていなかったのだろう。パタパタとタオルやら着替えやらを取りに小走りで広いとは言えない保健室を回る。自分が目を離してしまったことへの申し訳なさから先程までより少し強くカーテンを開ける。彼はといえば少し驚いた様子ではあったが、しっかりと自分の取るべき行動は把握しているようで。中学生にしては大人びている、といえばそれまでだが、この状況に慣れている、とも捉えられる。複雑な気持ちが入り混じりながらも、すぐに優しく微笑み声をかける)
これ、着替え。掃除しておくから、気にせず着替えておいてね。
脱いだ服は後で洗っておくから、その辺に置いておいて。
ん…トイレで着替えてくる…
(相手がカーテンをめくり入ってくると自分の状況を完全に把握し、汚れてしまった所をタオルで軽く拭いては用意してくれた着替えを受け取り。そのまま保健室を一旦出ようとするが、昼休みの為廊下に出てきている生徒や職員がいるのか少し騒がしく、躊躇し。だが汚れた服のまま突っ立っている訳にもいかないので意を決してドアを開けて。保健室から最寄りのトイレまでは数歩の距離なのでサッと駆け込むと着替え、素早く保健室まで戻って来て。汚れてしまったジャージを相手に渡そうとしながら)
ただいま…もう多分、大丈夫…
…大丈夫?いや、うん、わかった。
(昼休みということもあり、トイレで着替えてくるとの言葉に少し心配になり眉を下げ尋ねるが、本人が言ったことを否定したくはないので優しく微笑んで返す。
少しして保健室から彼が出る。一瞬開いた扉の外からは無邪気な生徒たちの戯れ合う声や話し声が聞こえてくる。境谷くんが扉を閉めると、外の音はあまり聞こえなくなる。まるで、ここだけ時間がゆっくりと進んでいるような、そんな錯覚に陥ってしまう。
「さて…」と声をこぼし、残りを拭き終えると、丁度彼が戻ってきた。ふらふらとはしているが、歩けるほどには回復したようでほっと胸を撫で下ろした。ジャージを受け取るとにこりと微笑み)
大丈夫そうなら、もう少し休んだら教室戻る?しんどかったら親御さんに連絡して来てもらってもいいけど…。
(こてん、と首を傾けて尋ねる。それから少しにっと口角を上げて)
それか…今日はもうここにいる?
…もう午後は数学と国語だから、出なくても大丈夫、かな。こないだのテストでなんと、満点取っちゃったんだよねぇ
(色々と選択肢を挙げてくれる中で、最後に『ここにいる?』と聞かれると解ってるじゃん?と言いたげに相手を見て。午後の授業は2つとも座学だったのでにこー、と笑って上記を言い。テスト返却の際に『座学は流石だね』とどちらの教師にも言われたのは気に入らなかったが、それはどうであれ満点は嬉しいので自慢したくなり。椅子に腰を下ろすと、パタパタと足を動かしながら『凄いでしょー』と得意げになり)
褒めても良いんだよ?満点なんてそうそう取れないんだから!
え、2教科も…?すごい…流石だね。
(嬉しそうに笑って伝えてくる姿を微笑ましく思いながら近づいてぽんと頭に手をおく。「よく頑張ったね」と労いの言葉をかけつつ、優しく頭を撫でた。
パタパタと足を動かして自慢げに話す姿はやはりまだ子供であり、時々見せる大人びた姿との相違がやはり激しい。
少しの間そうしていて、ふと思い立ったように自分のデスクに戻る。嬉しそうに小包を手に持ち戻ってくると、ぽんと相手の手にそれを乗せた。)
頑張ったご褒美。丁度チョコレートビスケットもらったから。確か、好きだったよね…?
…お、やっぱり憶えてたんだ。ありがとうございまっす
(頭を撫でられると顔を少し赤くし無言で居たが、手に乗せられたそれを見ると更に顔がパッと輝いて。しっかりとした声で礼を言うと、早速包みを開けて。保健室でお菓子を、という背徳感増し増しな出来事にワクワクしつつビスケットを口に運び。美味しかったのは勿論だが、吐いて割と直ぐなのに美味しく食べられているという事に嬉しさを感じていて。食べ終えるとゴミはゴミ箱に歩いて捨てに行き、また椅子に戻ってきて)
美味しかった。…今ならもうちょっと何か食べられそうかも?
もちろん覚えてるよ。可愛い生徒のことだもの。
(パッと咲いた笑顔を見て安心する。こういうところはやはり子供っぽい。にっこりと笑って言葉を返す。早速包みを開けてビスケットを食べる姿を見ながらほうじ茶を淹れにいく。吐いてすぐ後であることから、少々不安は残っていたが、もうちょっと食べられそうとの返答にお茶を淹れながら食べられそうなものを考える。カップを二つ持って、片方を渡しつつ、椅子に腰掛けて)
んー。どんなのが食べたいとか…リクエストあったりする?
…そういうとこなぁ…まぁ、嬉しいから俺からは何も言わないよ
(こちらの言葉にニコリと笑って『可愛い生徒のことだもの』なんて言われれば嬉しいのと恥ずかしいので逃げ出したくなり。お茶を受け取り再び礼を言うと、もう少し何か用意してくれるとの相手の言葉に少し考えて。そう言えばこの間、休んだ授業の事を聞きに行こうと職員室に行ったら、職員達が薬師先生について話していたので自分も混ざろうとドアに手をかけた時、『甘やかし過ぎも困りますよね』との言葉が聞こえてしまった事を思い出し遠回しにそれを伝えようと口を開き)
うーん…食べられそうなのは豚汁とかそういう和食系かな…でも良いの?保健室の経費、とか…大丈夫…?
(そういうところ、と言われ、それに関して返答はせず、にこっと笑顔を向ける。
お茶を受け取った彼はというとなにやら考え事をしているようで、その様子を興味深く観察してみる。全体的にシルエットが細く、少しの衝撃で砕けてしまいそうな儚さも感じる。体のことだけでなく、よく保健室に来ていることから、教室で居づらさを感じていないだろうかと、心配は尽きない。
そんな事を考えていれば、和食なら食べられそうと返答が返ってきた。次に来た経費を心配する言葉に、彼が大人びて見える原因の一つだなんて考えてくすりと笑う)
こーら、生徒が保健室の経費のことなんて考えなくていいの。
上手く調整はしてるよ。生憎、給料をもらっても貯金くらいしかすることないしね。って、そんなことはよくて、和食だね。豚汁とおにぎりとかでいい?
…心配はするよ?でも先生の事だから、ちゃんと考えて仕事してるだろうけどね。…貯金、て…大人ってやっぱ大変だよねー…うん、そういう生姜とかお出汁の味が今は恋しいかなぁ…ひとりじゃ寂しいからさ、先生も何か一緒に食べてよ。ちょっとで良いから
(笑顔を崩さず返答した相手にはゆっくりと考えながら上記を返して。何を買って来てもらうにしろ食べるにしろ、1人ではどうも寂しい。早く大人になりたいと思う反面、上記の様な事も思ってしまうので惑ってしまう。だが今はとにかくお腹が空いた。そろそろ6時間目が始まろうとしている中で自分だけが保健室にいるという優越感の様なものを感じてしまう。だがそれも直ぐに、相手が怒らないのだから良いだろう、と開き直った思考になり)
やっぱりここ、居心地いいよね。教室も好きだけどさぁ…いる時間が長いからかな?
はいはい、境谷はしっかりしてるね。心配しなくて大丈夫だから。
うーん…これと言って趣味がないから貯めるしか無いんだよね、僕の場合。
一緒にかぁ…いいよ。
(心配だという彼に苦笑するも、すぐに優しい笑みを浮かべる。
大人は大変だと言うけれど、自分はお金を使う所がないから貯めているだけだと訂正し。
寂しいから一緒に食べてほしいという誘いには、自身のお腹に手を当てて少し考えた後、了承する。本当はもうかなり満腹だけれど、1人の食事は寂しいということも分かっている。できる限りの事は聞いてあげたい。)
ほんと?そう思ってくれてるなら本望だよ。
でも、あっという間に大人になっちゃうから、僕としては“中学生”としての時間、教室での時間とかね?そういうのも大事にしてほしいなって思うよ。もちろん、無理にとは言わないけどね。
(あくまで優しい口調で、思いの丈を述べる。彼にとってここが居心地のいい場所になっているのは嬉しいけれど、中学という短い時間の大半を保健室という狭い部屋で、養護教諭と話すだけで終わってほしくはない。)
(/スレ上げありがとうございます…!遅れてしまって申し訳ないです…。)
本当にそう思ってるー?怪しいなぁ…あ、無理はしないでね。お腹いっぱいなら、そばに居てくれるだけでも全然違うからさ…でも先生、趣味とか無いんだね?なんか意外…
(相手の返答にはなんだか軽く受け流された様で少し不満げな表情をして。“一緒に食べて欲しい”との自分の要求への返事に少し時間が空いたのを聞いていて、無理はして欲しくないと続け。貯金するぐらいしか無いとの答えには素直な感想を述べ)
まぁ…そうだよね。先生は先生だから、そう言うよね…大丈夫だよ、大事な事はちゃんと解ってるから。…それよりさぁ、お腹空いた…早く何か食べたい…
(もう少し自分の言葉を受け止めて欲しかったのだが、あくまで先生と生徒という立場上、相手の言い分も良く解る。だからそれ以上この話題を広げようとはせず、自信を持った表情で言い切り。代わりに少し上目遣いをしてお腹が空いている事を伝えてみて)
(/大丈夫ですよー、こちらこそ厚かましく上げてすみません!またお部屋が流れてしまったら上げるかもです!)
ほんとだよ。大丈夫、ちょうどお腹空いてきたし、一緒に食べようか。
意外って…案外趣味がある人の方が少なかったりもするんだよ?
(不満げな彼に優しく笑う。言葉に少しの嘘を混ぜたら、食べ物を探しにいく準備を整えるために立ち上がる。振り向いて、趣味について追加して説明する。あまり面白みのない返答だろうとも思うので、これからは趣味を見つけるのもありかもしれない、なんて考えて。)
期待してるような返事ができなくてごめんね。
でも、本音を言うと、僕は楽しいから。いつでもおいで。
さ、じゃあ買い出しでも行こうかな。
境谷くんも来る?
(話を切り上げようとする彼に、少しだけ訂正を加えておく。どちらも自分の本音であることには変わりはない。
何か食べたい、と珍しい言葉が聞けたことで、にこりと笑顔を向け、ドアに手をかける。後ろを振り返って)
…そぉ?なら、良いんだけど…まぁ、言うて俺もそんなに無いけどさ…あ、今度映画見よ!友達と一回見たんだけどさぁ、面白かったんだよねー…先生ゾンビ映画イケる人?
(優しく笑って言う相手には少しだけ腑に落ちない様子で答え。趣味のある人の方が少ない、という言葉には少し考えて続けて。さり気なく自分がゾンビ映画好きな事を明かすと、決して押し付けにならない様に軽く聞いて首を傾げ)
大丈夫、先生が優しいのちゃんと知ってるから。…うん、知ってるよ~先生楽しそうだもん。…うーん…車で行く?車なら…酔うからここにいる
(訂正されるとニマー、と笑い上記を言って。『一緒に行く?』との言葉には少し考え、苦い顔をして尋ね)
ゾンビ映画…?うん…大丈夫だけど…なんだか意外だなぁ…。
境谷くん、ゾンビ映画好きなんだ?
(ゾンビ映画についての質問に、意外だと驚く。それでもすぐに笑顔をに戻って、映画もありだなぁなんて考える。
好きなものがちゃんと彼にもあることに少しの安心感を覚える。映画を見よ、との言葉は、一緒に、という誘いだったのか、あくまで教師と生徒の関係。もしそうだったとしても、踏み込みすぎてはいけない。だからその言葉に敢えて返答はせず。)
ありがとう…。そっか、じゃあパパッと行って買ってきちゃおうかな。少しだけ待っててくれる?数分で戻ってこられると思うから。
(笑顔の彼にこちらも微笑む。車だと酔うかもしれないとの答えに、それならば自分がさっと行って適当なものを見繕ってこようと上記を述べた)
うん、好き。お化けとかよりは怖くないしね。大きい音とか出てぎゃー!って言うの面白いし?…あ、だったら今度貸すからさ、それ観て感想聞かせてよ。その時には一緒に観た友達も一緒にさ、どう?面白くてレンタルの期限伸ばして貰ったから、余裕あるよー
(あくまで先生に生徒である自分が一緒に映画を観ようとの誘いは不味かったか、と上記の様に提案をし直して。意外、という乾燥に対しては『ぽくない?…まぁ、楽しいけど疲れるから、月に4~5回観れれば良い方なんだけどね』と眉を下げて答え)
そーだね、待ってるよ。…豚汁は絶対、後は何でも良いや…少しで大丈夫だから、ね
(自分がここに残る事を承諾してくれた相手に頷くと椅子に座り直し。何か食べたいのは本当なのだが、食事の事を考え過ぎるとまた気持ち悪くなる様な気がしたので”少しで大丈夫”と付け足して)
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