なりきり見守り隊員No.1 2024-09-14 17:07:02 |
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遠慮しないで私を頼ってくれていいんだよ、これでいいかな?
(どことなく弱々しく申し訳なさそうな声、恐らくはここまでこちらに殆ど任せっきりになってしまっていることに負い目を感じているのだろうということを察すると、こちらからもっと頼りにしてもらっていいと優しく包容力内包した微笑み浮かべなかまら進んでそう口にすると、言われた通りに箪笥の一番下の引き出しを開けてそこから衣服の上下を取り出して彼にそれを見せて確認をして)
…ありがとうございます…いい、です…
(自分の伝えた事に対して進んで答えて動いてくれている相手に感謝を伝え、取り出してくれた服を受け取ると、ベッドの上にそれを置いてのそのそと制服を脱ぎ始め。ぼーっとした頭でも何とか相手に配慮をしようと出来るだけ肌の露出をしない様に着替え終えてベッドの下に脱いだ制服を下ろすと、ぱた、と再びベッドに倒れ。熱のせいで身体はしんどいが、疲れから眠気もあり潤んだ目で相手を見て)
…少し、寝ても良いですか…?
う、うん、大丈夫。ゆっくり休んで…寝苦しかったら汗拭いてあげるから言ってね
(衣服を着替える時、極力視界に入れないよう目を逸らしていたが、イケないこととわかりながらもついつい好奇心からかチラッと盗み見てしまって。同年代の男子と比べれば小柄だが、それでもキチンと男の子という印象のその肢体にドキッとさせられると、悪い事をしている子供のような気分になって慌てて顔を伏せると声音に僅かばかりの動揺滲ませるも、冷静さ取り繕った口調でそう答えを返し、服の下は汗に濡れているであろう彼へと気遣いそう声をかけながら氷水で冷やしたタオル額にのせてやって)
すいませ、ん…
(相手の返答には一言だけ返すと、ゆっくり目を閉じて。着替え中相手の目線には気付いていて少し恥ずかしかったが、それよりも眠気が勝ってきたのでそれ以降何かアクションを起こす事はせず。濡らしたタオルを額に乗せられるとその気持ち良さに表情が緩み、どこまでも優しい相手に自分も何か返したいと考え始めて、それと同時にもう少しだけ長く2人で居たいな、と思っていて)
(程なくして聞こえてくる寝息、静かで穏やかな時が流れてゆく中、ベッド脇に持ってきた椅子へと腰を下すとカバンから取り出した文庫本を読み耽り、時折本から顔を上げては彼の様子を窺っていて。少ししてからぬるくなった額の上のタオルを再び氷水で絞り直してから額の上に再びのせてやり)
…ん…センパイは、いつも…カッコよくて…優しくて…
(現実と夢が混濁した意識下で、寝言として呟いたのは相手の事だった。普段割と何でも好き勝手言っては友達を困らせてしまう事も自覚していたが、どうしても相手の前でだけはそれよりも素直に会話が出来ずにいて。変な事を口走って困らせるよりは良いかと特に気にしていなかったが、この時ばかりは夢の中ということもあり、いつもより少し素直になって上記を言い)
…私のことかな…なんて、自惚れすぎかな…
(沈黙を破るように彼の口から発せられた言葉に視線を上げると、緩く首を傾げながらその顔をしげしげと見つめるが、目が覚めた様子はなく寝言かと納得して。彼の交友関係を全て網羅している訳ではなく先輩と呼ぶ存在がどれだけいるのかわからないが、もしかしたら…自分のことかもしれないと、心のどこかでその可能性を考えてしまうも、確証が無い状態でそんな事を考えるのは自己評価高すぎで恥ずかしいと思い、小さく苦笑浮かべると何気なく彼の頭を撫でて)
…へへ…かいちょ、う…おしごと、教えて、下さい…
(夢の中に出てきた相手はいつも通りの優しい笑顔で自分を見ていて、生徒会が結成された事をついこの間の事の様に思い出し、初対面での緊張がよみがえる。何とか自力でついていこうと必死で色々もがいていたが、今相手に付いてきて良かったなと思えるのはきっとあの頃頑張ったからなのだろう。頭に触れられると更に顔をくしゃくしゃにさせて笑い、人懐こさを思わせる言葉を発して)
(夢の中のこと、先程の寝言の内容が今の言葉に繋がっている確証はどこにもないが、もし一貫して自分のことを思って口にしているのなら少し照れ臭くもあるが嬉しく無いはずもなく、そんな彼にとっての憧れの存在として、いつまでもそうありたいと心の内で思いながら撫でる手を止めて姿勢を正して座り直すと、そのまま静かに時間の流れに身を委ねて)
んへへ…ん、…あれ…会長…?
(優しく微笑んでいる相手の隣に座っている筈だったがそれは夢だった様で気がつくと自分はベッドに横になっていて、傍らには自分の様子をうかがいながら椅子に腰掛けている相手がいて。何となく事態を察すると、数々の失態を晒してしまった事、色々と世話をさせてしまった事への恥ずかしさが込み上げてきて、『うわぁああ…』という唸りと共に顔を両手で覆い)
…すみません…色々と…ありがとうございます…
ふふ、いいんだよ?お仕事はまた今度、伊依くんが元気になったら手取り足取り教えてあげるね
(目覚めてすぐ恥ずかしさに耐えかねて顔を覆う彼、夢現で呟いた内容は微かながら、無意識に覚えているのだろう、普段見せたことのない甘えたような態度を見せた事が恥ずかしいのだろうなと窺い知る事ができて。男の子だなぁと思うのと同時にこちらとしては可愛い後輩らしい姿が見られたのがむしろ嬉しく、気にする事なんて無いのにと微笑ましげに見つめながら、少しばかり悪戯心が芽生えると敢えて夢の中で彼が口にした内容について言及してクスクスいたずらっ子のような笑顔浮かべていて)
えぇー…て、手取り足取りは、遠慮しときます…
(優しく包み込む様な言い方と、悪戯っぽい顔、その発言内容に少し混乱するも恥ずかしさだけはハッキリとあるのでやんわりと否定して。それでも尚一緒にいたいとは思っているので、相手が今の自分の発言で不快な思いをしていないかと暫し観察していて。その時遠くの方でドアの開く音と家族の物らしき声が聞こえてきたので、それを相手に伝えようとして)
…あ、いま多分、親と兄ちゃんが…帰ってきましたね
そう?残念だなぁ
(照れちゃって可愛いなと、自分でも揶揄って遊んでいるという自覚はあるため、こちらからの申し出があえなく却下されるもそれほど気にしていない様子で、言葉とは裏腹にそれほど残念でもなさそうな様子でニコニコしていて。こちらの戯れに付き合って言葉を返す余裕はある様子、幾分か体調も戻りつつあるのだろうと判断して、きっともう心配はいらないだろうと安心していると下の方から物音が聞こえ、それが彼の家族の帰宅を告げれば「じゃあ私はそろそろ帰るね、ご家族の方には私の方から事情を説明しておくから安心して」後のことは家族に任せようと、椅子から立ち上がり挨拶がてら事情も全て説明して帰ろうと思っていて)
へへ…またの機会にしておきますね
(取り敢えずはいつも通りの会話だったので当たり障りのない様に会話を締めると、同時に2人の時間が終わってしまった事に寂しさを感じてあからさまに顔が曇り。それでもここは自分の家なので、いずれは相手に帰ってもらわなくてはならない訳で。残念だけれどここでお別れか…と立ち上がった相手に向けてもう一度礼を言おうと息を吸い)
…あの、今日は本当にありがとうございました。お礼は後日、また改めてちゃんとするので
ふふ、お礼なんていいよ。あ、でも感謝の気持ちがあるなら今度会う時はちゃんと元気な顔見せてね?私にはそれが1番のお礼になるんだから
(改めてお礼をなんて水臭いことを言う彼へ向けて、表情綻ばせ口元に手を当てて微笑むと自分たちの間柄にそんな気遣いは必要ないと彼への親愛の気持ちを込めて口にして。それでもと言うなら今度はベッドの上ではなくまた学校でいつも通りの元気な彼に会いたいと、心からの想いを口にしてから、今度こそその場を後にして)
はぁ…今日は本当に色々と…あったな…
(部屋に一人になると今日の事を色々と思い返し、ため息をついて。相手が自分の事をちゃんと思ってくれている事にはとても嬉しくひとりでニヤニヤとしてしまい。下の階で微かに響く恐らく両親と相手が話している声を聞きながら、その日は眠りにつき。夜に何度か目が覚めるものの体調は回復していき、翌日の朝にはすっかり元通りになっていた。両親と兄には心配されたが、それよりも相手に会って元気な姿を見せたかったのでいそいそと制服に着替え、朝食を食べて家を出て)
…会長…何組だったかな…
んしょ…ふぅ…
(朝一番に登校すると、たまたまクラス担任が一限のロングホームルームで使用する教材の準備をしているところに出会し、持ち前の真面目さから自ら進んで声をかけにいけば何か手伝うことはないか申し出ると、使用する冊子を運んで欲しいと言われ快く引き受けて両手で抱えて階段を登っていき、登り切ったところで一度足を止めて結構重いなと小さく息を吐いて)
んー…ぁ、いたいた!
(学校に着き始業までうろうろしていると、相手の後ろ姿が見え。何やら冊子の様なものを大量に抱えて階段を上っていくのが見えたのでこれは是非手伝いを!と後ろを着いていき。相手の足が止まった所で持ち前の元気さを感じさせる声で話しかけ)
会長ー!おはようございます!
わっ…!?び、ビックリしたー…伊依くんかぁ。おはよう、もう身体は平気なの?
(少し一休みしたのち、再び歩き出そうかというところで背後からなんの前触れもなく唐突に元気の良すぎるぐらいの勢いで声をかけられ、心臓が飛び出そうなぐらい驚き、手にしていた教材を落としてしまいそうになるが持ち前の体幹でなんとか踏みとどまり、安堵のため息をひとつこぼして声の主を振り返るとよく見知った顔で、優しげな笑顔浮かべ挨拶を返すと声の調子からもう心配はなさそうだが体調はもう良くなったのかと本人にも一応確認をして)
はい、もう大丈夫でっす!…あの…昨日は本当にありがとうございました!
(改めて相手の顔を見ると恥ずかしくなり声は小さくなりつつ、はっきりと礼を伝え。同時に驚かせてしまった事に申し訳なさを感じつつ、当初声を掛けた目的として相手の手伝いを申し出る事も含まれていたので『半分持ちましょうか?』と声をかけて請け負おうとし)
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