お姉さん 2024-08-24 20:10:32 |
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うん、正解でいいかな。
私もいくつぐらいに見える?…って、曖昧な聞き方だったもんね、正解は17歳だよ。
ふふ、もったいつけた割には全然妥当だね。
……あ、ほら、目的地はあそこの駄菓子屋さんだよ。
(広義的に捉えた場合これぐらいだろうという答えを、甘めに正解判定し、概ね予想の範囲内の驚きも何もないであろう正解を伝えると、セルフツッコミ入れて苦笑混じりに小さく肩を竦め。神社の石段を降りて、車や人通りの少ない道を行けば程なくしてレトロな風貌のいかにもな見た目の駄菓子屋見えて指をさし)
ふーん、17……3つ上か。じゃ、やっぱ敬語使わなくていいや。
…今時あるんだ、こんな駄菓子屋。初めて見た。
(予想通りと言った風に淡々と年齢を反芻すると、歳上だけど大人じゃないんだし、と判断しているのか敬語は使う気がないと生意気な呟き零し。そして相手の指差す方へと視線向けては、現代では中々見かけない趣のある駄菓子屋が存在し興味深げに僅かばかり瞳を輝かせて)
うん、私もその方が嬉しいかな~、敬語ってどうしても壁を感じちゃうから。
ノスタルジー感じるよね、私も世代じゃないんだけどなんとなく懐かしい…感じなのかな、とにかくこの雰囲気大好きなんだ~。
(むしろ気後れすることなく、タメ口で気軽に話しかけてくれた方が嬉しいと生意気な物言い咎めるどころかむしろ首肯して。物珍しげに、年相応の少年のように瞳輝かせる様子を微笑ましげに横目で見ながら引き戸をガラガラと開けて店内へ足を踏み入れ)
あ、…そ、そう。
…、あのさ、ラムネが目的だったけど…色々見てみてもいい?
(注意どころかむしろ肯定的な反応が返ってきては、毒気が抜かれたように短くまた呟いて。自らも続いて店内へ足を踏み入れると、所狭しと並ぶ駄菓子や見慣れぬ古い玩具に視線を巡らせた後、好奇心滲む面持ちで伺い)
ふふ、勿論。
お姉さんも、ここに来るといつも色々目移りしちゃうんだ。
気がつくとここに来た最初の目的より、そっちが優先になっちゃう。
(目的のものだけ買ってそれで終わり…とならないのは、ここに来るのが初めてではない自身にも身に覚えのある話で、その気持ちを汲んで快く頷くと、楽しげに声を弾ませながらその場にしゃがみ込んで陳列された駄菓子を選び始めて)
よく来んの?ここ。…おすすめとかある?あんたの好きなやつ、教えてよ。
(どこか嬉しそうにふっと表情和らげては、自身も隣にしゃがみ同じように駄菓子を物色し始め。しかし色取り取りの駄菓子に目移りしたのか、一度相手の横顔へと視線移すとどれが美味しいのかと意見を頼るように)
うん、それなりにね。
私のオススメはね…まず、このモロッコヨーグル。
それに、ココアシガレットでしょう?あとあと、よっちゃんイカに、ねり飴…カルメ焼き…。
あ、ふふ…気がついたらカゴの中が駄菓子でいっぱいになっちゃったね。
(オススメのお菓子を聞かれ、陳列棚近くの小さなカゴを手に取るとノリノリで一つずつ自分の好きな駄菓子を列挙していきながら無意識にそれらを手に持ったカゴに入れていき、いつの間にやら駄菓子でいっぱいになったカゴに気づき、てへっとお茶目に笑って)
…意外と食い意地張ってる。
んー…じゃ、俺もこれとこれ買おうかな。
(カゴに沢山の駄菓子が詰め込まれていく様子を眺めては呆れたように、だけどどこかおかしそうに口元を緩めつつ小さく突っ込みを入れて。相手のおすすめの中からいくつかの駄菓子を手に取ると、お小遣いの入った小銭入れをポケットから取り出し)
あ、違うの、これは亮くんとも分けようかなって思っただけで、私が全部食べようと思った訳じゃないよ…!
…後は、そうそう…ラムネも忘れずに。
今日は特別にお姉さんが一緒に払ってあげるね。
(少し動揺しわたわたしながら、分け合うつもりだったと強調して言い。すぐに気を取り直しラムネをガラス張りの冷蔵庫から二本取りレジへと向かいながら、小銭入れを取り出そうとする手を制して)
…高校生って、そんなに小遣いに余裕あんの?
(何から何まで奢って貰うのは申し訳ないと思いつつも、前のやり取りからして断っても受け入れられないかと躊躇いがちに小銭入れを開ける手を止め。しかし、高校生の懐事情を気にしてか少し子供っぽい疑問を投げかけて)
今日は亮くんと知り合えた嬉しい日だから、特別。
たまに奮発しても平気なぐらいには、お金はあるから心配しないでね。
さ、神社へ戻ろっか。
(今日は特別だからと嘯きながら、支払いを済ませると購入した駄菓子などの入った袋軽く掲げ、元来た道を引き返そうと歩き出して)
亮くん、もう来てくれないのかな…?
寂しいけど仕方ない…よね。
お姉さん、また一人になっちゃった…。
誰かまた遊びに来てくれないかな?
現実の夏はもう終わってしまったけれど、ここはいつまでも夏のまま。
私と忘れられない夏を過ごしてくれる人、誰か居ないかな?
もう少しだけ気長に待ってみるね。
…無言で居なくなってごめん。色々あって急に顔出せなくなってた。
少しの間だったけど、夏輝さんとの話は楽しかったから…その、この場を借りてひっそりと謝罪だけさせて。ごめんなさい。
亮くん…久しぶりだね、久しぶりに来てみたら顔出してくれてたみたいでびっくりしちゃった。
どんな事情があったのかは聞かないけど、気にしないでね?
私も亮くんと過ごせた短い時間とても楽しかったよ、もし叶うならまた夏の続きを…なんて迷惑かな?そもそも、きっと私のお返事にも気づかないよね…でも、一縷の望みをかけてもう少しだけ待ってみるね。
謝罪の言葉見て貰えた上に、返事まで返ってくると思ってなかったからすげーびっくりした…えっと、久しぶり。
…夏輝さんがいいんなら、俺の方こそまた話したいし…続けてもいい?
うん、もちろん是非続きをお願いしてもいいかな?
それともまた新しく絡み文を出した方が良ければ私の方から用意するから遠慮なく言ってね。
>31
嬉しい日…。
つか、これくらいで特別って…もしかして、意外と知り合いとか友達少なかったりする?
(何故こんなに友好的に接してくれるのだろうかとどこかむず痒い感覚を抱いては軽く頬を掻きつつ、神社へと戻る道を共に歩きながら照れ隠しのように捻くれた言葉を吐いて。)
あー、意地悪な質問するね。
でも、そうだね、あまり友達は多い方ではないかも…。
だから、亮くんはそんな私の数少ない友達になってくれたら嬉しいな
(一瞬だけ頬を膨らませ、子供みたいに拗ねた表情を浮かべるも、すぐに表情を綻ばせて素直に交友関係が狭いことを認めると、相手ともっと友好を深めたいと示すように期待を込めた目線を送って)
…そうなんだ。
まあ、俺もあんまり…仲いい奴いねえし、友達少ない者同士仲良くしてもいいけど
(揶揄い混じりの言葉を素直に認められると、自分と違って気さくな性格なのに、と思い意外そうに目を瞬かせ。こちらも合わせるように相手に目線を遣っては、変わらず捻くれた口調ながら肯定を示そうとして。)
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