※※※※ 2024-08-22 23:53:38 |
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>ミズキ
そうか。ミズキ。
名乗るのが後になってしまった。私は、石切丸。 石をも斬る神刀、とは言われるけれど、もっぱら腫れ物や病魔を霊的に斬ることが多いな。何せ、神社ぐらしが長いものでね。いくさよりは神事のほうが得意になってしまったよ。
よろしく頼む。
( 名前のみの挨拶。どちらにせよ自分はいつも審神者については「主」と呼ぶため、それを問うのも無用かと思い特に追求はせず。自身の自己紹介をすると、本丸内へと相手を先導するように進んでいき。主不在の本丸、というよりかは荒れ果てているその中に彼は一体何を思うのだろうかと目を細めつつ。記憶を亡くした自分が目を開けた時の衝撃を今鮮明と思い出して、思い詰めたような表情になるもすぐに元に戻り、彼の部屋へと案内を。)
>21 石切丸
うん……よろしく、ね。……それにしても……酷い有様だね、これは……あのクソ……前の審神者は何をしたらこんなことになるんだよ、もう……
(ミズキは石切丸から自己紹介をされればまた頷き、よろしくと返して。ただ、石切丸よりも何よりも気になってしまうのは明らかに荒れ果てている本丸のその姿だった。それ故に思わず思いを吐露して。……ただ、前の審神者を別の言い方……言ってしまえば『クソ親父』ということだけはとどまった。……いや、半分出ているようなものだけれど。そして何となくしか伝わっていなかった本丸の真実を知っては若干目からハイライトが消えて。)
>主(ミズキ)
…あぁ、何をしたらこうなるんだろうね。
部屋だが、以前の主が使っていた部屋がここなんだ。
( 何をしたら、それは何となく想像がつくのだけど言葉にするのを辞めて。明らかに表情を暗くした相手の様子に苦笑を浮かべては。以前の主が使用していた広く、薄暗い部屋へと案内すれば、ここを使わせる、というのも酷な話かとも思いながらそれでもここしか良い部屋はなくて。全ては主の仰せのままに、といった様子で相手がどのように判断するのかに付き従うのみ。)
>23 石切丸
綺麗なのは自分の部屋だけ、ってか。……はぁ……
(石切丸に案内された部屋は言うなれば親の部屋で、その部屋を見た感想は……怒りに埋め尽くされた。あれだけ荒れ果てていた本丸の中でもっとも綺麗)に片付けられていて、それこそ薄暗くはあるがこれは陽の光が入っていないのと照明器具が付いていないからに過ぎず、そこは気になっていなかった。……ただ、自分の部屋だけ小綺麗にしているあの前の審神者……『クソ親父』に対して腹が立ったのである。それ故にか、瑞貴は先程石切丸に対して話した礼儀正しい言葉から想像もつかない怒気を纏ったその声でそう言って、ため息をついて。)
>主
君が怒りを覚える気持ちは分かるが…。感情に突き動かされてそういう姿を他の刀に見せるのはよくない。
…粗茶くらいは用意することができるけど、どうだろう。
( 先程よりも怒気を含んだ声色と口調に特に反応はせずに、冷静に、そして相手の元に近付き耳元でまるでこそこそ話をするかのように伝えて。何事も無かったかのように離れれば、薄く笑みを浮かべて、せっかく本丸に来たのに茶のひとつも出さなかったことに、これはこれは、とわざとおどけるような口調で。 )
>25
……ぅ……そう、だよね……はぁ……落ち着かないと……いや、気遣いは嬉しいけど、まだやらなきゃ行けないことがいっぱい残ってるから……
(石切丸に諭されれば瑞貴はそうだよね、と言って首を横に振り、何とか落ち着こうとして、ただ石切丸から粗茶くらいなら出せる、と言われても流石にまだやることが多すぎると苦笑いして気遣いには感謝したものの粗茶は断って。)
>all
(時計の長針がピタリと真上に重なるのと同時に静かに私室をぬけ出し、足をはこんだ場所はかつての主が使用していた空き部屋。自分達を長年苦しめてきた存在はもうこの世のどこにもいないと分かっている、それでもこうして部屋を訪れてしまうのはあの者の声が、言葉が、呪いのようにこの身にこびりついて離れないから。以前のように怒鳴り声1つ返ってこない障子からそっと手をはなすと、光に惹かれて夜空を見上げて。朧に浮かぶ翳った月はまるで今の己みたいだ。)
(/絡み文失礼します!手が空いてる方などおりましたら絡んで頂けますと、幸いで御座います。)
>主
そうか、それは残念だ。
( お茶を断られれば薄ら笑みを浮かべ。特に残念でもなさそうな声色でそう言うと、埃っぽい部屋の扉をそっと全開にして空気を通し。他の刀たちもこの主の気に気がついていると思うのだが、姿を現さないのは新しい主に警戒をしているのだろう。何とかこの主が来たことで、本丸がよくなってくれればいいのだが、と願うばかり。)
>27 三日月宗近
……!……
(同じタイミング、瑞貴が三日月宗近の居る空き部屋に入ろうと戸を開けてすぐに部屋にいる存在に気が付いて。多分、三日月宗近だ。ただ、照明器具が無いが故に暗すぎて確証が持てない。……そして何より、邪魔をしては行けないという重いから声がかけられず、あくせくするばかりでどうすることも出来ずに三日月宗近の様子を見ていて。)
>三日月
おやおや、…こんな夜更けに。亡霊でも見たのかと思ったよ。
( 変な時間に目が覚めてしまった。このまま眠るべきかと思ったがどうも目が冴えてしまっているので、少し外の空気にでも当たろうと廊下を歩き。ふとよく知った気配を感じた方向を見れば、空の月負けじと劣らず美しく佇む一振の姿。少し冗談めかした口調でそちらに近寄り)
(/絡ませていただきました。よろしくお願いします。)
>28 石切丸
……ところで、石切丸さん。一つ質問を……僕の情報って何処まで教えられた……かな?政府の人達が少なからずこの城に新しい審神者が来る、って所は教えていると思うけど、その他に。
(瑞貴はここでふと疑問に思った所を石切丸に質問して。そう、自分の情報だ。前の審神者の息子である、なんて伝えられていたら石切丸は多分今のようには接していないだろうと考えたのである。……そう思う理由は、本丸の状態を見れば説明すら必要なさそうだが。)
>>29 瑞貴
そのように無言で背後に立たれては切ってしまうぞ。あいにく前の主からは疑わしき者はみな悉く切れ、と命じられていたものでな
(心身ともにいくら摩耗しているからと言って刀剣男士たる己が他者の、ましてや人間の気配に気付かないはずもなく。薄暗い部屋のなか空に浮かぶそれと同様、暗く翳った三日月を宿した碧眼のみをそちらに向けると、白々しい言葉とともに鞘の隙間から刀身をのぞかせた)
>>30 石切丸
いやなに。今まで気づかなかったがここから見える月は案外綺麗だと思ってな
(同じ刀派であり、仲間の一振りでもある刀の姿を視認すると感情の抜け落ちていた面に、たおやかな微笑をはり付ける。それは己が抱える『過去の記憶の保持』というバグを隠すための術であり月に目をむけ。今の自分にはどうしてもあの月が眩しくみえ、比較してしまうがそれでも知らなかった輝きを、じっと目に焼きつけていて)
>主
…詳しくは聞いていないよ。だけど、私たちも一応神刀だからね。何らかの縁があることくらいわかるさ。
( 相手から問われた言葉に、やはり、と確信得ては、穏やかな口調のまま答えて。初めて会った時から、彼が纏う気が「初めて」ではないような感じがしていたのは前主の縁者だったからか。勿論政府からの情報は何も無いわけだが、鋭い連中は気が付かないわけもない。)
>三日月
…そうだね。確かに綺麗だ。
それはそうと、どうにも眠れなくてね。1杯茶でも付き合ってくれないか。
( 確かにここから見る月はとても綺麗だ。彼は「この部屋」から一体どのような気持ちでそれを眺めているのだろうか。微笑みを浮かべる相手の表情はどこか切なそうにも見え、こちらも目を細めると頷き。それから間を空けて、せっかくだからと提案を。日中は何故か彼とすれ違うことも多くこうやって面と向かって話が出来たのも久方振り。断られてしまうかなと反応を待ち。)
>32 三日月宗近
……っ……!……自己紹介がまだだった……よね。新しくここに審神者として入った、『ミズキ』だよ。……僕を斬る分には構わない。それを三日月さんの意思として受け取る……から。
(三日月宗近に鞘から刀身を覗かせながらの言葉にはやはり無力な瑞貴にとって見ればその白々しさすらも恐怖の対象でしかなく、顔色がサッと青ざめて。しかし自己紹介位はして立場を明らかにしなければ、と正座をして自己紹介をして、且つ斬るならば斬ってよしとの立場を示して。……言う事を聞かれず、斬られるのもやむ無しと思っていたのである。)
>33 石切丸
……それぐらいはやっぱりバレるか。……まぁお察しの通り、僕は……前の審神者、『川瀬実』(カワセミノル)の息子、川瀬瑞貴、だよ。……最初の自己紹介の時、名前を隠しててごめんなさい……
(石切丸から『何らかの縁がある事位分かる』と言われては、鋭い刀剣男士達はやはり気付くかと吐露し、そのまま石切丸に目を伏せながら自分は前の審神者、川瀬実の息子であると告白をした上で、自らが自己紹介の時に苗字を隠してしまったことを正座して、土下座をしながら謝罪して)
>主
土下座なんてやめないか。
事情があったなら打ち明けられないのも当たり前だろうし、怒ってなんかいやしないさ。それより正直に話してくれてありがとう。
( 実の苗字を聞けばしっくりくるようなこないような。以前の主のそれではあるのだが、自分には記憶が無い為特に何の感情も湧かず。それよりも土下座をして謝る彼に、そばに行き膝をつけば肩にそっと触れて。土下座をやめるように言い。)
>36 石切丸
……うぅ……こ、こっちは、政府から何となくの状況は聞いていたんだ……だけど、本丸を見ると想像よりも酷くて……こんな本丸の状態で、刀剣男士達が言う事を聞いてくれるとも限らないし……そこで名前を明かしちゃったら尚更……聞いてくれなくなるかもと思って……
(瑞貴は石切丸に土下座を止めるように言われ肩に触れられると、安堵感から涙を流して、ぽつりぽつりとではあったが苗字を隠した理由を石切丸に打ち明けて。政府の方から状況は聞いていたがその惨状は実際に見るとより酷く感じ、そこで苗字を隠す決断をしたのだ。荒みきった環境の刀剣男士達は自分の言う事を聞いてくれないかもしれない、ならばさらに言うことを聞かなくなる可能性のある事はしない方が良いのでは無いか、と思ったが故の決断だったのである。しかし石切丸は怒りもせず、受け入れてくれた。なんなら、打ち明けてくれて有難うとまで言ってくれた。……斬られる覚悟までしていた彼は思わず、涙を零してしまったのである。)
>主
うん、君の言うことは正しい。
その名前に嫌悪感を抱く男士も少なくないだろう。
だけど、ここのものたちはそもそも、人間自体に不信感を抱いているし、下手に隠すよりかは打ち明けてしまった方がいいのかもしれないよ。…まぁ、結果的に斬られることになるかもしれないけど。
( 涙しながら言葉を紡ぐ彼の背中を撫でながら、頷きつつ優しく話し。きっとここに1人で乗り込むことに相当な気苦労があっただろう。純粋に彼のことはすごいと思うし、自分はそんな彼のことを助けてあげたいとも思う。それは彼ならこの本丸を変えてくれるかもしれない、そう本能的に思ったから。だからこそ、この本丸の、記憶が僅かに残ってしまっている男子についてのアドバイスを少しして、最後は冗談のようなそうでないような言葉で笑って)
>38 石切丸
……また記憶の抹消をしなきゃいけないのは多分間違いないけれど……少なくとも、それまでに住み良い本丸を作るのが僕の使命だから……その過程で斬られ、命を落としても……僕としては、本望……かな。自分の力不足と、あのクソ親父を恨む位で何とかなりそうだし。
(一度政府によって記憶のリセットは行われているらしいが、正直怪しい。もう一度、今度は自分の立ち会いの元リセットをしないとと考えているようで、瑞貴はでもその前にやるべきことがあると呟けば、感情の抜け落ちた、ハイライトの無い目になりながらもゆっくりと立ち上がればそのように言って、軽く笑って。)
>主
…、あぁ。
そうならないように祈っておいてあげよう。
( 立ち上がった主の姿にほっとすれば目を細めてこちらも立ち上がり。以前政府が行った記憶抹消。自分のように上手くいく刀もいれば、そうでない刀も多い。今もまだ苦しむ刀たちや、これまで犠牲になってきた刀たちに自分が出来ることといえば祈りを捧げることくらい。平和な本丸になるようこれからも祈り続けようと心に決めて)
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