ぬし 2024-08-03 23:22:07 |
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ふふっ わたしが食べたいの。
優くんのやる気が出て嬉しい。
優くん、頼りにしてますよーー。
( 交換条件出したつもりはなかったが、やる気に繋がったらしくより頼り甲斐のある彼に。それに乗るようにガッツリポーズを見せ、エレベーターで会場に着くと物産展はもう人混みで。空いている場所はあるものの、並んでいるところまでちらほら。会場マップの紙を会場で2枚取り、もしもの為に1枚を幼馴染に渡し、目指すは奥にある行列になっていそうな場所。「優くん、此処、此処のブースに行くよ。」その場所を指で指し教えて、人混みの中へ入ろうと。自身は低身長のため、人混みだと前が見えない。母のためとは言え、最初の一歩が出ない。「 大丈夫かな。 」と頑張らなきゃいけないのに俯き小さな呟きを。)
ほぼ開店と同時なのに沢山並んでるなぁ…ま、幸い中は涼しいし、ここはいっちょ気合い入れて並ぶとしますかね
(良くもまあこれだけ沢山の人が集まったものだと、長い行列の先を見据えて。今自分たちより前に並んでいるのはきっと開店前の段階で待機していた人が殆どなのだろうと推測しつつ、少々骨は折れるものの別に炎天下の下並ぶわけでもないし会話でも楽しみながら待てばすぐだろうと、軽く意気込んで行列へと並ぼうとすれば何故か人混みを前に二の足を踏んでいる彼女の様子に気づき、どうしたのだろうと不思議に思いほんの一瞬の思案の後彼女の肩にそっと手を置き前へ促し)
コハ、どうした?早く行こう
(開店目指して行ったのに関わらず、この人混み。ため息が出てしまう。先程の涼しさが何処かへ飛んで行ったかのような熱気。目玉商品があるからだろうか。その目玉商品が母が狙った商品で、低身長だからこそ人混みに入ると飲み込まれてしまう。流れに逆らうとより大変で体力がいる、目玉商品に行くまでは流れに逆らうことはないけれど………、不安な気持ちで居ると肩に重みを感じる。それは自分の背中を押すような一言と重みで。肩の力が抜け前に進もうと。今の気持ちを素直に伝え、前に進むために手伝って欲しいと手を差し出して。)
ねえ、優くん。
手、繋いでくれる?
わたし、人混みだと前が見えなくって。
…ああ、もちろん。俺なんかの手でいいなら、ほら
(促しに対し、尚もその場から躊躇いがちに動こうとしない様子に、おや?と首を傾げると、続けて差し出された手と彼女のどことなく不安そうな表情から発せられた言葉にようやく意図を理解すれば改めて、目の前にある手と彼女の顔とを交互に見やって。彼女と合法的に手を繋ぐチャンスが唐突に訪れるも、いきなりの展開に心の準備が出来ておらず、緊張もあって一瞬答えに窮して顔をじっと見たまま沈黙、それからすぐに表情を綻ばせてズボンで手汗を拭くような仕草をしてから力強く握ってやって)
確かに、これだけ人がいる中でお互い見失ったら大変だもんな
………うん、優くんが良い。
優くん、ありがとう。
わたしを離さないで。
( 幼いときから手を差し出すと直ぐに握ってくれるが彼だが、少しだけ間が空いて。思わず、手を引っ込めた方が良いのではと戸惑いが出てしまうが"優くんなら、絶対に"握ってくれると信じてそれを待つと、ぎゅっと手を握られれば、安堵に繋がり頬が緩んで。"離れないように、見失わないように"とこちらからも握り返して。気のせいかもしれないが、人混みから守られてる気がする。人混みの中、人をかき分けて目的のブースに。行列に並んでも手は繋いだままで。)
優くんがいたから、無事に買えそうだね。
此処のブースのチーズケーキが美味しいんだって。
優くんちにも買って行く?きっと、優くんのお母さんも喜ぶよ。
へえ、なるほど…これが今回の目玉商品か。確かに美味しそうだ、たまには奮発してみるのもいいかもしれないな
(これまでにも何度となく繋いできた手、いい加減に慣れても良さそうなものだが考えまいとしても繋いだ手から伝わる心地よい温度にどうしても意識が集中しそうになってしまって。これから購入予定の品について彼女の方から話しを振られると思考が一旦引き戻され改めて先程受け取った物産展のマップへ目を落とし、今並んでる行列の先にある店舗のチーズケーキの写真と商品の簡単な説明に目を通すと興味が惹かれて。彼女のように買い出しを頼まれでもしなければ滅多に家族の為に何かを買うというようなことはしないのだが、たまにはいいかもしれないなとその気になって頷いて)
ケーキさえ買えれば後はある程度落ち着いて物産展みて回れそうかな?他も人は多いけど、ここまでの行列って感じでは無さそうだし
優くんも奮発しちゃおうっ!
( 繋いでた手をゆるく、揺らして。幼いときは身長差も体格差も余り無かったが今は、思っていたより差が開き、側から見たらもしかして歳の離れた兄妹のように見えたりするのだろうか。でも、自分にとっても大切な幼馴染でありそれ以上の感情も隠れてて。意識すると頬が火照るが今は、その火照りもこの熱気などで誤魔化せる勢いに甘え楽しもうと。次の予定を聞かれると、思い出しながらチラ見しながら告げて。)
優くん、どうする?
次だよ、ウチはワンホール買って行くけど。
後、もう一つだけ。ネット注文の"お米の食べ比べセット"を物産展で持ち帰れるらしいの。わたし的には重いと思うんだけど優くん大丈夫?
俺もワンホール買っていこうかな、家族で分けて余った分は俺が食べちゃおうかなって…チーズケーキ好きなんだよな
(家族で分けるにはほんの少し多いが、個人的に自分が食べたい分まで含めればワンホールがちょうど良さそうと判断し彼女と同じだけ購入することにすれば、少し欲張りすぎかなと苦笑を浮かべ頬を指先で掻き。おそらく今回の買い物における一番の大物であろう購入品について聞くと、お米となるとそれなりに嵩張りそうだが重さに関してはある程度は大丈夫だろうと考え、彼女の前で頼りになるところを見せるチャンスだなんて内心そんな下心も抱きつつ親指を立てて頷き)
大丈夫、大丈夫。むしろ、それぐらいの方がちゃんと助けになれてる実感がもてていいよ
ふふっ 優くんがチーズケーキ好きなのは知ってるよ!
わたしもチーズケーキ大好き。
(ずっと前から知っていた、自分の好物であり彼の好きなものは「チーズケーキ」だと。手提げ袋には保冷剤付きの箱に入ったケーキ、それを受け取り嬉しそうに微笑んで。ふとした表情を察し「たまには欲張ったら?」とぼそっと囁いて。)
本当に?優くん、頼りになる!!
わたしには重いだけで、優くんには楽勝かも。
「 食べ比べ 満足5kgセット」なんだよ。5種類のお米を食べ比べ出来るんだ。
(片手には手提げ袋、そしてまだ繋いでいる手。もし学校の人たちに見られたら噂になり、彼に迷惑をかけるかもしれないが人混みだからこそ気にせずに出来る手繋ぎ。もう一つの目的物を持ってくれるとなれば頼りになるなあと上目遣いで見つめ。)
優くんも食べにおいで。
食べ比べか、そういえば今はいろんな品種のお米があるんだよな。俺なんかは違いもわからずとりあえず美味い、の一言で終わっちゃいそうだけど
(5キロぐらいなら楽勝だなと重さについては特に問題とせず、購入の予定の商品の内容について触れれば、食について無関心でもないがそこまで関心が強い訳でもなく、色々な品種名を聞いたことはあっても普段自分が家で食べているお米の品種なんかも気にしたことはなかったなと、その程度の認識の自分からしたらせっかくの食べ比べセットもただの5キロの美味しいお米に過ぎないかもと肩を竦め。
談笑しながらお米の購入のための列に並んでいると、たまたま物産展に来ていたのだろう親友が少し離れて横をすれ違って行ったのが見え、こちらには気付いた様子だったが向こうは彼女連れのため、話しかけてこそ来なかったもののこちらの幼馴染と繋がれた手を見てニヤリと笑ったのがわかれば、休み明け絶対に茶化されるなと小さくため息をつくが、手を離す気にはなれずそのままでいて、それから彼女の注意をそらすために反対側を指差して)
…そういえばさっきコハが言ってたアイスクリームってあれのこと?夕張メロンを使ったやつとかあるんだね
でも……優くん、わたしが作った料理とお母さんの作った料理の違いわかるじゃない。
だから、優くんには区別がつくと思うんだけど……な?
( 「違いは分からず」と言う彼に"そんなことないよ"と言わんばかりに区別がつくはずだとチラ見。幼馴染が来てくれたら、ご飯のお供やおかず作りに気合いが入りそうだと思って。母と自分の料理の味は似ているが、彼はいつも言い当ててしまう。父さえ、気づかない時があるのにそこは不思議なことで。他愛もない会話をしながらお米を購入するために並んでいると今まで話していた内容を遮るようにスイーツの話題が飛んできて、"何故?"と首を傾げる。クラスメイトで幼馴染の親友に見られたとは全然気づいてないようで、これは低身長だからだろうか。その話題はソフトクリームのことで。並んでいる先の方にスイーツのイートインコーナーが見え、背伸びして。)
そう、それ、それ!!
夕張メロンに牛乳ソフトもあるんだって。
ソフトクリームとジェラート、両方あるんだって。
優くん、どれが食べたいか考えておいてね!
それは……流石に食べ慣れた味ぐらいは間違えようがないというか、コハの味付けはいつも俺にドンピシャだから。……まあ、たまにとんでもない失敗もあるけど
(自分で言いながら、食べ慣れた味の中に恋人でもない幼馴染の手料理が含まれているというのは中々に口にしていて恥ずかしい。しかし誤魔化すことなく彼女の作る料理の味は自身の好みど真ん中だと嘘偽りなくストレートに伝えては、最後に気恥ずかしさを誤魔化すように軽口を叩き悪戯っぽく笑い。
ひとまず怪しまれずに済んだだろうか、少々強引ながら彼女の気を逸らすことに成功し、こちらへの目線には気付かれずにやり過ごせたことに安堵しつつ、自分から振った話題に更に乗っかり言葉を紡いで)
へえ、それは楽しみだ。それだけ選択肢があるとコハも結構悩むんじゃない?
優くん、ありがとう。
とんでもない失敗とは言うけれど、「「失敗は成功のもと」」だよ。
(自分の作る料理の味付けが、彼の好みであるとは思っておらず。言い方を変えれば、"胃袋を掴んだ"のでは思えば、心の中でガッツポーズを。そのあとに続いた軽口を軽く足らい、手を繋いでいた握りに圧力を加え、ちょっとした反撃をするものの、彼からしたら気にならない気がして。知識はお米の列に並んでいるのにも関わらず、気持ちはスイーツに。)
優くんがスイーツ男子で良かったよ。
もし、違っていたら一緒に食べれないもんね。
選択肢があればあるほど悩むけど、多分……此処では片手くらいの種類だから大丈夫!
でも、一番人気が夕張メロンソフトと牛乳ソフトで他にもありそうだよね?
(そうこうしていると、順番が回ってきてネット注文していたお米セットを店員さんから受け取り、両手で抱えてまずはその場から避けようと。自分からしたらお米セットは持てはするが重く、ふらり、ふらりと歩くと後ろから来た人とぶつかり、よりふらついて。)
まあ、なんならお互い自分が気になるやつ買ってシェアしても……っとと、危ないよ
(もしも、その思い付きを実行するとなると間接キスとなってしまう訳だが、この場ではそんなこと気づきもしないのかなんとなく思いつくままに言いかけて、受け取ったお米セットを抱えて危なっかしくふらつく彼女の様子にすぐに手を差し出し、その細く華奢な身体を背後から片手で抱き抱えるように軽々支えてやり。実質的に彼女の身体を抱き寄せるような格好になってしまった訳だが、転んで怪我をさせないように彼女のことを守らなくてはという気持ちの方が先に働き、そのまま腕の中の彼女へ向けて身を案じて声をかけて)
怪我はない?無理しないで俺を頼りなよ、今日はそのための俺なんだから
……ひゃ?
( 両手でお米を抱えたのにも関わらず、いつもの5キロのお米より重くバランスを崩しそうになり、反射的に目を瞑って。"あれ?痛くない……"衝撃や痛みがくる筈だったのにそれがなく、幼馴染の声が頭上から降りてくるとゆっくり瞼を上げ、状況を確認するとどうやら彼の腕の中にすっぽりとおさまる形で抱かれてると気付けば、心臓がうるさいくらいになりはじめ、顔に熱が集まるのを感じ。この音が、赤くなった顔が彼に気づかれないようにとそればかり思い、俯きながら「…… ゆ、優くんのおかげで転ばなかったよ。ありがとう。」と伝えるのが精一杯で。"優くんは幼馴染、幼馴染。"と言い聞かせながらも、キャスケットで顔を隠すも耳まで真っ赤で。)
…………あ、ああ…うん、良かった
(彼女が無事だったことに安堵し、それから程なくして今置かれているこの状況がかなりマズいことに気づく。長い時間を共にしてきた幼馴染といえどここまで密着したことは今までにあっただろうか、不可抗力とはいえ異性、それも密かに想いを寄せる相手の身体が今、自身の腕の中にあるという事実。男である自分のそれとは明らかに違う見た目通りの繊細な身体つき、少し高めの体温、それらの感覚が衣服越しに伝わってきて意識が全てそちらへと持っていかれ、しばし手を離すことすら忘れてしまいそうになったが、先程から腕の中の彼女の様子がおかしい事に気づき、恋人でもなんでもない自分にこんな風にいつまでも抱きしめられていては困るのは当たり前かと冷静さを取り戻し、パッと手を離して気まずそうに目を逸らして)
(キャスケットを深く被り、自分の心と身体の矛盾により気づく。心臓の高鳴りが止まらない。彼の成長してきた男らしい筋肉に骨格、幼いときとはまるで違い、彼を異性として意識してしまう。この想いがバレたら、この関係が終わるのではないかと不安がよぎり、どう切り抜けるべきか、頭の中でいろんなことが巡る中、距離が出来たことに気づき。無意識に手は動き彼の袖をぎゅっと掴んで、俯いたまま「優くん、どこにも行かないで!!」と小声で呟く。それは離れ難かったのか、それとも一人にされるのでと言う不安からきた言葉なのかは、自分にも分からず。気まずい空気になるのは嫌だと思い、気持ちを切り替えたのかスイーツの話をしはじめて。)
アイスクリーム、シェアしよう!
やっぱり、ジェラートにしようかな。
…!コハは大袈裟だな、どこにも行かないって
(まるで縋り付くような言葉、それがどのような意図を持って発せられたのかまではわからなかったが、普段の彼女とは見るからに様子が違うしおかしい、困惑しながらも自身の中に込み上げて来たのは彼女に対する庇護欲で、皮肉にもそのおかげで先程まで感じていた胸の高鳴りや浮ついていた気持ちは一旦落ち着きを取り戻して、冷静且つ優しい口調でそう告げてからこちらから再び手を握り直してやり、アイスクリームが売っているという店舗に並ぶ人の列を目指し歩き出し)
じゃあ、俺は夕張メロンのソフトクリームにしようかな、せっかくならご当地限定って感じのやつ食べたいし
( 「どこにも行かないで!!」と言う言葉はちゃんと彼に届いたらしく、また繋がれた手に安堵を覚えて。きゅっと握り、離れずにずっと続けば良いのにと思いながら背の高い彼を見上げ歩き始める。物産展は時間が過ぎるごとに人が多くなり、あの強いぶつかりより無いものの軽く押されたりぶつかったりで軽く揺れては、幼馴染の方へ行ったり来たり。低身長の中では大きい方かもしれないが、華奢ゆえに同年代の女子と比べると頼りない。背を伸ばすのは難しいかもしれないが、やはり筋肉とかはつけた方が良いのではと標準より細い腕を眺めて。自分たちが頼むのはあと少しで、意識はスイーツに一直線らしくテンションが上がりはじめ。)
優くんが夕張メロンなら、わたしは牛乳ソフト食べようかな。
あっ!苺も美味しそう。
ねえ、ねえ、牛乳と苺のミックスもある!
ラベンダーとかもあるみたい。
どうしよう、わたし二つ食べちゃおうかな。
コハ、あんまり欲をかいて食べると後でお腹を壊すよ。…気になるのは分かるけどね、苺はまあ大体味の予想が付くけどラベンダーってそもそも味があるのか…?
(どうやらピックアップして紹介されている人気の高いフレーバー2種の他にもいくつかあるらしく、提示される選択肢が増えたことで、普段よりもテンション高めであれこれ目移りしている様子の彼女を苦笑まじりにそう宥めつつ、その明るさで先程までの少し気まずい雰囲気を払拭してくれたことに内心で感謝しながら、苺やそのミックスのような味の予想が比較的容易なそれと比べ一際異彩を放つフレーバーに関心示し、香りや風味を主に楽しむ感じだろうかと考えを巡らせ)
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