永遠の時を共に〆

総司
いつか、本当に血を吐いちゃうかもね…(段々と咳が重いものになっている感覚があり、嘲笑うように呟いて、「労咳ってやつなのかもね…」と独り言を言っていて)

平助
お前はオレにとって因縁の相手だからな(なぜ戦うのかと言われ、そう言いながら攻撃を仕掛け、何度も攻防を繰り返し)

ロウレス
リヒトちゃんと寝てて良かったッス。怪我長引いたらオレのせいッスよね
(さっき思い切り蹴り入れられたの思い出してはそうした原因自分なため苦笑いしながらクランツと話していて)

御園
…………しまった、町に詳しくないからどこ行けば良いか分からん…それに僕は発熱中だったの忘れてた
(しばらく歩くも見慣れない風景に迷ってしまいピタリと足を止めると困りリリィを連れて来るべきだったと黙って出て来た事後悔し)

総司
…え、嘘ですよね、土方さん(少しぼんやりしていると、土方に声をかけられ、何かと思えば、自分の咳を心配し、暫く療養しろと言われ、あからさまに動揺していて)

平助
新選組のみんなだけじゃねぇ、御園たちも、リリィたちだってオレの大事な友達だ！(仲間なのかと聞かれると、そう答えつつ、攻撃を何度もしていたが、終わりにしようと言われ、深手を負わされてしまい)

ロウレス
クランツ、リヒたんの事様子見よろしくッス。
(リヒトの部屋を出て総司のとこに行こうと思い歩き)

御園
あーもう鬱陶しい僕に構うな！
(見た目のせいもあり絡まれるとイライラしつつ何となくこっちだろうと適当に歩いて屯所に向かって)

総司
これくらい大丈夫だから、僕も使ってよ！(土方に、大丈夫だと訴えるも、近藤が決めたからと一蹴されてしまい)

平助
オレ、は…まだ…っ(天霧が去って行くと、ボロボロになりつつも、剣を支えに、なんとか立ち上がるも、すぐに倒れてしまい)

ロウレス
？？総司の声？なんかあったんスかね
(廊下まで総司の声が聞こえると駆け足で向かい)

御園
あれは…藤堂！？……ッ重い、僕の体力がもてば良いが…
(途中平助を見つけると熱で力出ないものの何とか引きずってでも連れて行かないとと思い腕を肩に掛けフラつきながら屯所に行き)

総司
副長なんだったら、僕を使うように言ってよ！(土方に掴みかかるような勢いで言うも、命令に背くのかと言われ、不貞腐れた様子で、分かりましたと言い)

平助
…み、その…な、んで…？(御園にちゃんと説明して、謝ればよかったなどと考えていると、御園の声がし、自分を運んでくれていることに感謝しつつ、絶え絶えになぜいるのかを尋ね)

ロウレス
総司？何かあったんスか！？
(土方と何やら言い合ってた様子に心配そうに傍へ行き)

御園
僕にも分からん…敵だと言われるなら友達じゃなくなると思っていたが、見過ごせなくて気づいたら屯所出て…迷ってたら貴様を見つけた…あまり喋せるな、熱出してたの忘れてたから今必死なんだ
(だだでさえ重いんだからと付け加え言うと悪態つきながらも歩く足止めず歩き続けると屯所が見え)

総司
…僕は病人だから使わないんだって(明らかに不満げな顔で、先程伝えられたことを言い、「僕は絶対大丈夫なのに…」と呟いていて)

平助
…あ…がと…(御園にお礼を伝えては、傷のせいか、強い眠気が襲い、意識を失って)

ロウレス
総司の体を思って言ってくれてるんスよ。オレの下位吸血鬼になるにもまだ先だろうし、向こうの病院行って早く良くなるのも一つの手ッスよ？
(どうしても戦いたいなら進歩してる向こうの病院へ一度受診して薬飲んだら使ってくれるんじゃないかと考え)

御園
…はぁ、はぁ…だ、誰か…
(屯所の入口まで来ると熱と疲労のせいでもう動けないとその場で誰か来るように呼び)

総司
…ハイドも来て(そうする他ないのかなと考えていれば、入り口から音がして、それに気付くと、ロウレスの腕を引いて、入り口に向かい)

平助
…(傷の影響で意識を失っていて)

ロウレス
混同さんの役に立ちたいならそうすべきじゃないッスかね。今死にかけてるんなら下位吸血鬼にしてあげられるんスけど
(何の音だろうと総司に大人しく着いて行き)

御園
チッ…僕の体力があれば奥まで行けたのに…
(誰かに平助を託すまでは起きてないとと気を張り詰めては少しでも奥に行こうと平助の腕を引っ張り)

総司
…わかってる(ロウレスの言葉に、そう言って、入り口に着くと、御園と倒れている平助を見つけ、「ハイドは御園連れてって、リリィさんが発熱したって言ってた気がするから」と指示をして、平助を抱えて、部屋へと向かい)

ロウレス
もー熱あんのに部屋に居ないとダメじゃないッスか～主人の不調は真祖に伝わって下位吸血鬼にも伝わっるんスから
(御園を背負い部屋へと向かいながら無理しすぎだと言って)

御園
……うるさい、分かっている。リリィにもバレてるのは承知の上だ
(体力の限界を越えてぐったりして)

総司
…ほんとバカだよね、平助は(一応手当をして、布団に寝かせて、軽く髪を撫でてやり、部屋を出ると近藤に平助の傷の状態や意識がギリギリだということを伝えていて)

平助
…(手当をされる間も、気を失うように眠っていて、脳内に御園やリリィの顔が思い浮かび、泣きそうになっていて)

リリィ
ロウレスさん、着いて来てもらって良いですか？
(御園から状況を大方聞いてはロウレスに声掛けて部屋を出て総司たちが居る部屋に向かい)

ロウレス
良いッスけど、どうしたんスか？
(断る理由がなくリリィに着いて行き)

総司
リリィさんと、ハイド？(近藤に報告しつつ、平助の様子を見ていると、リリィとロウレスが来て、不思議そうにしていて)

ロウレス
あ、オレは着いて来ただけッス
(部屋に入ると総司の隣に腰を下ろして)

リリィ
御園からある程度聞ける範囲ですが聞きました。藤堂くんの怪我の具合はどうなんです？
(聞いた話しから大きな怪我をしただろうと予測はしていて)

総司
見た通り、怪我が酷くて今は意識がギリギリの状態かな(自分は医者ではないため、詳しくはわからないが、なんとなくわかる事は伝えて、「まさか、平助が僕より先に倒れるなんてね」と呟いて)

平助
…っ(リリィの声が聞こえてか、なんとか目を覚ましては、「御園は…？」といつもより弱い声で言い)

ロウレス
見た感じ長くもたないッスよ、きっと。真祖の血飲んで下位吸血鬼にする位しか助ける方法ないんじゃないッスか？
(平助の様子見て医者なくとも長くない事が目に見えて)

リリィ
御園は大丈夫です。無理しすぎて悪化しただけですから今は寝ています。そこでロウレスさんの言葉で思ったのですが、私の下位吸血鬼にするというのはどうでしょうか？下位吸血鬼であれば真祖と主人みたいな制約はありませんし、離れても問題ないのでこちらで新選組として活躍も出来ます。ただ藤堂くんの意思次第ですけど
(御園には軽く怒っておきましたがと付け加え言うとロウレスの言葉を聞いて自分の考えを口にして)