~ 人魚 と メガネ男子 ~ 2024-03-08 20:42:50 |
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僕の名前は浪切直人です
君の名前は?
(自分の名前を言い、彼女の名前を聞き)
ぜひ、友達になりたいですね
(クラスでは笑顔を見せないが、後輩である彼女の前では笑顔を見せ)
成己雫葵さん、とても良い名前だね
(彼女が名前を教えてくれ、こちらも微笑み)
やっと少しは警戒を解いてくれたかな?
まぁ。知らない先輩から声を掛けえられたら嫌なのはわかるけど
(彼女の笑みから先程までの棘のある視線が消えるのがわかり
警戒を少しは解いてくれたかな?と思い)
『 有難うございます 、 ? 先輩も良い名前 ですよ 。 』
自分の正体がばれていないことに方に安堵しやっと頬を緩めたことがばれて吃驚
した表情をする。微笑みになれたのか目を合わせて話すようになる。
駄目かな?
泳いでる姿を撮ろうと思ったんだけど
(そう言いバックから自分用のカメラを出し)
別に無理とは言わないからさ、取って欲しい時とか言ってよ
その時は、いつでも撮るからさ
(彼女が誤魔化した感じだと見せられない理由がありそうだなと思い
撮って欲しい時に声を掛けて欲しいと微笑んで優しく言い)
『 先輩がいい なら 。 』
表情を伺いながら呼吸を整えて飛び込む準備をする。今日まで批判的な意見しか
来なかったため少しためらう。奇麗に整えられたカメラを見て目を輝かせながら
も覚悟を決めたように深呼吸をする。
泳いでくれるの?
それは嬉しいけど、、なんか様子がおかしいよ?
(おそらく泳いでくれるのだろうと思ったが
彼女は何か、、覚悟でも決めたような顔をしている)
『 いえ 、 では 失礼します ね 。 』
勢いよくプールに飛び込み、下半身が魚のように変化する。日が落ちて街灯がつき
その光に反射して鱗が光る。相手の表情を疑って上目遣い気味に目を見てみる。
え、、人、、、魚?
(少し混乱気味に彼女の姿を見て)
雫葵さんって、、人魚だったの?
(とても興味津々と怖がる素振りなどはなく
彼女の姿に見惚れてしまう)
『 まぁ 、 はい 。 DNAがあるらしい です 。 』
混乱気味の貴方を少し悲しそうな表情を見せて水の中に潜ろうとした。しかし怖がる
そぶりを見せず興味津々な貴方にとても吃驚して見惚れられていることには気づいて
おらず少し動揺した。自分では気づいていないが否定されなかったのがうれしかった
のか涙を流している。
雫葵さん!?どうしたの!?
(何かあったのかと焦ったようにカメラを置き
制服の状態で彼女の方に行き)
大丈夫?何か、、させちゃった、、かな?
(本当に心配になり初めてあった彼女の頭を優しく撫で
自分がプールに入ってるところを見させて欲しいと言ったのが駄目だったのかもしれないと思った)
『 え 、 ? 私 何で ? 』
やっと気づいたのか顔を隠そうとした瞬間に頭を撫でられ少し落ち着く。ふと我に
帰ってカメラの心配をする。「私は大丈夫ですからカメラを!大切なんですよね、
きっと」といい上目遣い気味に首を傾げる。
カメラなんか家に変えがあるからいいよ
それより、目の前の泣いてる後輩の方が大事だよ
(そう優しく答え、優しく微笑み)
少しは、、落ち着いた?
(一時の間、彼女の頭を撫で続け)
まさか、、制服でプールに入る日がくるなんてね
でも、どうして泣いちゃったの?
(全身ずぶ濡れ状態だが、彼女のことを責める気はなく
彼女の心配が勝ってしまう))
『 いや 、 その 、 自分を認めてもらったような気 が して 。 』
否定的なコメントしかもらったことがなかったため認められたような気がして
涙があふれてしまったのだと今になって自覚する。
そんなの認めるに決まってるでしょ?
皆は知らないけど、僕は雫葵さんを認めてる信頼してるよ
だから何かあったら言ってね?守ってあげるからさ
(自分によく似た体験をしていると彼女の目を見ればわかる
だから自分だけでも彼女の味方だと優しく言い、また頭を撫で)
『 守る … ですか ? 兄みたいなこと言う んですね 。 』
どうやら少し暗い過去があるようで暗い表情を見せる。撫でられた頭から
手を離し、更衣室に向かおうとする。
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