霊感少女 2024-02-16 20:16:15 |
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…そっか!
(イズミさんは、何年もの間ここに一人でいるのか、そう思うと少し苦しくなるが、今ここで二人で楽しくいれているのだからそれはそれでいいではないか、と思うことにし。)
わぁ…本当に隠し扉って感じね。
(扉の前まで来ると、ここの学校に紛れ込んでいるような色、形で少し驚き。前まで此処を通ったりしたことはあるが、こんなものがあるとは知らなかったなぁ。少しそう考えるが、イズミさんがドアを開ければその思考も吹っ飛んで。腕をつかまれれば下記を言い。)
!…えぇ!
…そっか!
(イズミさんは、何年もの間ここに一人でいるのか、そう思うと少し苦しくなるが、今ここで二人で楽しくいれているのだからそれはそれでいいではないか、と思うことにし。)
わぁ…本当に隠し扉って感じね。
(扉の前まで来ると、ここの学校に紛れ込んでいるような色、形で少し驚き。前まで此処を通ったりしたことはあるが、こんなものがあるとは知らなかったなぁ。少しそう考えるが、イズミさんがドアを開ければその思考も吹っ飛んで。腕をつかまれれば下記を言い。)
!…えぇ!
よ、っと…!ぅわ、ホコリ飛んできた!寧々ちゃん大丈夫?
(重いドアを開けるとふわ、とホコリが舞い。咄嗟に手で避けると後ろを振り返り)
久しぶりに出たなぁ…あ、そろそろ沈み始めるね。間に合って良かったぁ…
(久しぶりの屋上からの景色に見惚れつつ、沈み始める日を見つけて胸を撫で下ろし。寧々の腕はまだ掴んだままで)
…ぅふっ……え、えぇ。大丈夫よ!
(ホコリが舞ってくれば一瞬くしゃみがでそうになるが、それを抑え、大丈夫だと振り返ったイズミさんを見て言い)
あ、ホント……
(沈み始めた夕陽を眺めていれば、いつまでもこんな日々が続けばいいな、と思ってみたりして。いつまでも、イズミさんが私の目に見える限り。)
キレイだね…あ、寧々ちゃん
(沈みゆく夕日を隣に並んで見ながら、この時が続けばいいのに、と叶い難い希望を抱いて。ふと寧々の髪を触り)
ホコリ、付いちゃってるね。取ってあげるから動かないで
…ん……?
(名前を呼ばれれば、イズミさんのほうへと顔を向け。ホコリがついている、と言われ髪に触れられれば少し頬を赤らめつつ「…うん」と頷いて)
はい、取れたよ
(ホコリを取る代わりに、自分が付けていたピン留めを寧々の髪に付けて。自分から離れたそれは淡く光っていて、今にも消えてしまいそうで。ゆらゆらと揺れるそれを眺めながら、感嘆を吐いて)
やっぱり、似合うと思っていたんだ
あ、ありがとう…
(ホコリが取れたと聞けば、イズミさんの方を見て控えめにお礼を。すると、イズミさんから自分にピンをつけられ、似合うと思っていた、なんて言われれば、さらに頬に色がつき。だが、彼には夕陽の光でバレていないかも。)
それ、暫く経つと無くなっちゃうから、そのまま付けといてよ。…寧々ちゃんに、付けておいて欲しかったんだ
(礼を言われると少し悲しそうに笑って。少し相手の顔が赤くなったのが解り、自分も少し照れくさくなって)
亡くなってからね、僕の手元から離れたものは暫く経つと消えてしまうんだ。…靴、元々履いてたんだけどね。それを知らないで脱ぎっぱなしにしてたら、いつの間にか消えてたんだ。実体験からは情報吸収しないと損だからね!
(静かにまた自分の事情を話すと、俯き。「実体験は、活かさないとね!」と明るく言ってはいるが、どこか切ない顔で。だが、寧々に付けておいてもらえるなら本望だと、もう一度寧々の顔を見て)
無くなっちゃう…?
(イズミさんのその言葉に首を傾げて。彼へ向かってそれって、どういう意味?と言いたげに)
え、……そうなの…私が付けていればこれはなくならないのかしら。
(それは死んでしまった罪か何かなのだろうか。自分の手元にあったものこそ自分の形見ともいえるのに。自分が付けていればこのピンはなくならないか、とそのピンに優しく触れ、言い)
うん、手放したら、すーっとね…あの靴、気に入ってたんだけどなぁ…
(寧々の言葉を肯定すると、少し寂しそうな顔をして。何でもっとちゃんと用心しておかなかったんだろう、と呟き)
残念ながら例外なく、僕の手元から離れたら消えちゃうんだ。…だから、それまで付けててよ。…思ってた通り、よく似合ってるから
(もう一度さらっと寧々の髪を撫でると、上記を言って。するとその言葉通り、寧々の髪に付けたヘアピンは少し揺らめくと消えていき)
……
(気に入っていたものが自分の手から離れ、一生この目で見れなくなると言うのは悲しいほかないものだ。まあこんなことを考えたところで、その靴が返って来るでも無し、イズミさんの気持ちを自分が理解することもないのだが)
…ふふ、やっぱり、褒められるって言うのは嬉しいものね
(にっ、と笑みを浮かべ、そう言えば、ヘアピンが付けられていた感触がなくなって。そこへ触れてみれば、ヘアピンは跡形もなく消えており)
え……?
…まぁこれも、1つの死んだ事への償い、かな…でも自分で好きで死んだ訳じゃ無いのに、償えっていうのも、よく考えるとおかしな話だけどね
(また空気が重くなってしまった、と少しギャグっぽいのをかましたつもりで寧々を見て。ヘアピンが無くなった事に対して驚いている寧々を見て、クスリと笑い)
ほら、ね。言った通りだったでしょう?あのピンも、寧々ちゃんに最後に付けてもらって、嬉しかったと思うよ
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