全寮制の男子校

え？そっか、なんか嬉しいな。(自分と居たいと言われると素直に嬉しくて頬が赤くなり、手を繋ぎ直し)

うん、一緒に寝よ。ついでだから、お風呂も一緒に入ろっか？

そう？嬉しいんだ…よし、もう学校出てだいじょーぶ？忘れもんない？
(嬉しそうな様子に同じく嬉しくなって。)

…はい…？え、ぁ、風呂も…？いいの…？
(驚き、聞き返し)

あ、うん。大丈夫(一応、持ち物の確認をして)じゃあ、行こうか。


別にいいだろ？俺達、男同士だし、それとも何？恥ずかしいの？(揶揄うような言い方をして)

ん。行こ～。何食べようかなぁ…棗何食べる？オムライス？
(ゆるゆると返し、手を繋いだまま歩き出して)

ちがｯ…ｯ～!!別に恥ずかしくねーし…ｯ!!棗のバカっ
(羞恥で顔を赤くし、手で顔を隠しながら言って)

うーん、今はオムライスって気分じゃないんだよなぁ。店に着いてメニュー見てから決めるよ。(たまには、違う物も良さそうだと思い)


燐、照れてる(頬を指でつつき)

ま、そうだな。…あ！見て棗！猫！めっちゃ可愛くね？？お前、美人やな～！
(ファミレスへ向かっている途中、黒猫に出会い。するりと繋いでた手を離すと、しゃがんで猫と戯れ)

ｯさい…っ噛むよ、その指…っ
(頬をつつく指を捕まえると、脅す様に言うが、顔は真っ赤な為怖さはなく)

え？猫？あ、ほんとだ。可愛いな。人懐っこいし、飼い猫かなぁ？(言われて、自分も猫をみると、なんだか癒されるなぁと思い)


噛むって、猫じゃないんだから、、(冗談だと分かっていても、思わずツッコミをし)

ふふ、そうかもな～…うりゃ!んふふ、お前可愛ええなぁ～あ～可愛ええ…棗、この子人懐っこいわ。
(ふにゃりと微笑み、可愛いと猫と戯れ続け。)

つついてくる棗が悪いんですぅ～…んんっ…とりあえず、今日、着替え持って棗の部屋行くわ
(羞恥で赤い頬のまま、誤魔化す様に咳払いし)

調子にのって、引っかからないように気をつけなよ(人懐っこいとはいえ、猫の爪は鋭いので、注意をして)
ほら、そろそろファミレス行こ。


俺は悪くないもん(フイッと顔を逸らして)
うん、待ってるね

ん…ばいばい猫ちゃん～。(名残惜しそうに立ち上がって)
ごめん、棗。おまたせ。行こか！
(棗の方を見て微笑み)

棗が悪いんですぅ～。…ね、こっち見て？
(ふと棗にイタズラをしたくなり、頬に優しく触れ、甘い声で呼んで)

別にいいよ。急いでないしね。(猫に癒されると、再び歩きだそうとするが、燐に引き止められ)


え？なに？(反射的に振り向き)

…ふふ、棗、好き。
(そっと周りの人にバレない用に軽くキスし、愛おしそうに呟いて)

…よし、行くよ棗～
(何事も無かった用にまた歩き出し)

えっ！？ちょっ、今、キ、キス？！(口許を抑えて赤くなり、小走りで駆け寄り)
ねぇ、不意打ちなんだけど、俺、初めてだったのにー

!あ、そうなん？ごめんなぁ？棗が可愛くてさ。
(初と知り、少し驚いた様に目を見開いて。申し訳なさそうな顔をして言い。)

…俺とのキス、嫌だった？

可愛いって、、(驚いた顔をされて、少し考えこんでから口を開き)
嫌じゃ、ない、けど、、燐は初めてじゃないの？

…初ですけど？棗が初めて…。
(フィッと顔を逸らしつつ、答え。耳まで赤く)
なんかしたくなったから、やっただけやもん…ダメやった…？

それにしては、サラッとしたよなぁ(もっと、いい雰囲気のときにしたかったなぁと内心思い)
し、したくなった？い、いや、だからダメじゃないけど、、

…だって、棗が可愛く見えて…思わず、やったしまったんやもん…
ごめんなさい…
(顔を逸らしたまま、ごにょごにょといい、しゅん…として謝って)

も、もういいって、そんなに落ち込まないでよ(なんだか、自分は悪い事をした気分になり謝らないでと言い)
ほら、ご飯食べに行くんだろ？早く行こ

…うん。
もっかい手繋いでいい…？
(こくんと頷き。そっと棗の手を取り、にぎにぎと軽く握って小首を傾げて尋ね)