二人きりの世界

泣いてる顔も可愛いね。(軽く頭を撫でていたが、いきなり髪を掴み顔を上げさせ)
でも、質問にはちゃんと答えないとダメだよ？何が食べたいの？言ってごらん？

いっあ、う……お、オムライス
(痛みに顔を歪めながら声を絞り出し)

(相手が答えるとパッと手を話し)
オムライスね。じゃあ、作ってくるからいい子でまってるんだよ？(頭を撫でて地下牢から出て行き)

……とりあえず、今の内に色々見ておかないと
(足元がおぼつかないが立つと辺りを見回し)
ドア……ここから出ていったよね？
(そっとドアノブに触れるとゆっくりと回し)

(当然出られないようにドアには鍵がかかっているので、何の心配もなく、オムライスを作り)
葵君は今頃何してるのかな(地下牢に設置してある監視カメラで様子を伺い)

やっぱり、鍵は掛かってる……
(数回回すも開かず落胆しながらもなんとか開けられないかとドアを弄り)

(鼻歌混じりにオムライスを作り、出来上がると冷めないうちに持って行こうと地下牢に行き、鍵を開けると中に入り)
葵君、お待たせ。オムライスだよ。あ、それからここから出ようとした罰の方が先かな(楽しそうに話し)

え……やっ嫌だ！
(突然開いたドアに驚きながらも貴方から離れようと少しずつ後に下がり)

ムチ打ちの刑と蝋燭の刑だったら、どっちがいい？(あくまで表情は笑顔だが、方からでる言葉は恐ろしくて)

(/方からではなく、口からでした。すみません)

……どっちも嫌だ！
(少しだけ想像してしまい体を震わせて)

じゃあ、俺が決めるね。ここにはありとあらゆる拷問道具が揃っているからね。(ニコニコしながら蝋燭を持つと火をつけ)
悪い子にはお仕置きしないとダメだよね？

や、嫌だ……あ……
(離れようとするも足が震え座り込んでしまい)

嫌だったら、ちゃんといい子にしてなきゃダメだろ？俺だって、ホントは葵を傷つけたくないんだ。でも、葵が悪い子だから仕方なくお仕置きするんだよ。(葵に近付くと右足のズボンを捲り肌を出し)
じゃあ、お仕置きの時間だ

っ……
(恐怖から動けずただ小さく震えて)

さてと、こんなもんでいいかな(蝋が火で溶けた頃合いを見て右足に蝋を垂らし)
熱いかい？葵君

いっ……熱っ！やっ！
(熱さから暴れて)

熱いよねぇ～可哀想に、いい子にしてたらこんな事しなくて良かったのに、全部自分が悪いんだよ？(相手が悪いからしている事を強調して、また蝋を足に垂らし)
許して欲しかったら、ちゃんと謝らないとダメなんだよ？

っごめんなさ……ごめんなさい……！
(少しだけ謝る事に抵抗を感じつつも素直に謝って)

うん、いい子だね(蝋燭を下に置き頭を撫で)
今度悪い事したら、もっと酷いお仕置きだからね。
あ、そうだオムライス作ってきたから食べなよ(お盆に乗せたオムライスと、水が添えられていて)