29087 2023-02-03 15:10:13 |
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違う?なら冗談であんなことを言ったのかしら、酷い人ね。
(先ほどまで真剣な雰囲気を出していたと言うのに、少し揶揄っただけで顔を赤くして動揺する相手をなんだか面白く感じ。続け様に相手を揶揄うための言葉を口にする。今だけは少し幼い頃に戻ったような感覚があり、ずっと気を張り詰めていた反動から自然と笑みがあふれてきて。 しかし和気藹々とした時を楽しむのも束の間、部屋の外から足音が聞こえてくれば、素早く振り向いて時刻を確認する。消灯時間はもう過ぎており、自身の部屋に近づいてきているのは見回りをしている看護師であるというのは容易に想像できる。となれば、自身と相手が二人でいるところを見られると面倒な事になるだろう。肝が冷えるような感覚を覚えれば、相手に向かって「看護師が来る」と小さく呟いて)
(/そのような言葉をいただけて嬉しい限りです、ありがとうございます…!
はい、構いませんよ。可能であれば、それがどのようなハプニングなのか教えていただいてもよろしいでしょうか?)
いやアンジーさんが素敵なのは本当ですけど、下心があったわけじゃなくて…!
(慌てる自分に追い打ちをかけるように相手が意地の悪い笑みを浮かべながら揶揄ってくると、やましい気持ちがあって口走ったわけではないことを弁明し。こちらよりいち早く看護師の足音に気付いたらしい相手の呟きにはっとさせられると時刻はもう消灯時刻を10分ほど過ぎたころ。自分にも看護師の足音が聞こえ始めると今この状況がどれだけまずいことかわかって。もし、この真夜中に二人で逢瀬していたことなどが知られれば相手の評判にも泥がつくし、ひょっとすればゴシップとして報道されるかもしれない。そんな最悪の未来を思い描いているとこの場をやり過ごす一つの方法が思い浮かぶが「(いや、でも…。)」とことがことなので躊躇してしまい。しかし看護師が悩む暇をくれるはずもなく、やがて個室の前で足音が止まればもう後には引けないと覚悟しては「アンジーさん、ごめんなさい…!」と外の看護師に聞こえないようにこれからやることに謝罪をして。まずはサイドテーブルにあるリモコンで消灯すればをベッド周りのカーテンを閉め切って。次に相手を抱き上げてベッドの隅に追いやればこちらもベッドに乗り、掛け布団を二人にかけてあとは息を潜めて。もともと一人用のベッドということで二人の体はどうしても密着してしまい。)
(/ありがとうございます…!というのも上記の様に現在進行形で進んでしまっています…。強引すぎてごめんなさい!)
(看護師が部屋に入ってくる前にベッドに戻らなければと振り返ろうとしたのも束の間、相手が謝罪の言葉を自分に伝えてくるのを聞いて、何をするつもりなのかと相手の方に向き直る。 そうすると、相手はいきなり自分を抱き上げてベッドへと寝かせてきて。この時点でも十分に驚いていたのだが、それからすぐに相手がベッドに入ってくると「ちょっとあなたね…!」と声を上げるが、看護師がもうすぐ入ってくるとなれば最早どうすることもできず「っ…もう…!」と不満げに相手を見つめながらも、なるべく音を立てないように動きを止める。 もともと自分一人しか使う予定のなかったベッドに2人は少々狭く、相手の体と密着しているのは自分でも妙に落ち着かない。この二日間の相手のイメージは飽くまで温和な青年と言った感じで、その彼の体格が意外にもしっかりとしている様子にまた驚かされる。 らしくない事を考えているなと自分を叱責すれば、そもそもこの方法こそ看護師に見られた際に不味いのではないかと疑問を抱き)
(/いえいえ、大丈夫です…!こう言うハプニングも好きですので…!)
(この場をやり切るためにはこの方法しか思いつくことが出来なくて、相手と同じベッドに上がるという突飛な事態に彼女は抗議の声を上げてくるが、もうすぐそこまで看護師が迫ってきているため、文句はあとでいくらでも聞くのでこの場は静かにしてと「(しっ…!)」と人差し指を口に当てて静かにするように頼んで。そうして、二人で息を潜め始めてすぐに個室の扉が開く音が聞こえればどくどくと心臓が嫌な高鳴りを響かせ始めて。こつこつとベッドまで足音が近づいて来れば「(バレないで…!)」と祈ればその祈りが思わず力に出てしまったようで、密着する相手の体をさらに抱き寄せてしまい。個室に響く足音が止まれば『今日は素直に寝てるみたいね…よかった…。』と巡回に来た看護師のつぶやきが聞こえてきてくれば足音が遠のいていき、やがて個室から出ていく音がして。なんとかやり過ごしたようだと思えばほっと胸を撫で下ろし、気が緩めばふとふわりと花の香りが鼻をくすぐって。これは、昨晩相手の部屋に来た時に漂っていたものと同じ香り。無我夢中で今まで気が付かなかったが、「あ…。と」相手と密着していることを今更思い出せば「ご、ごめんなさい…。」と相手と同じベッドに侵入したという狼藉に謝って。)
(/そう言っていただけてよかったです…!今度からはもっと早く相談するようにします…。)
(看護師が出て行ったことで一件落着かと思えたが、相手が同じベッドにいると言うことは変わっていない。此方は静かにしていると言うのに、看護師が近づくにつれて自分を抱き寄せる力が強くなったりと、相手に文句を言いたいところは多分にある。しかし、抱き寄せられた時に鼓動が早くなった自分が居たのも事実であり、先ほどとはまた違う理解できない感覚に襲われ、謝罪をしてくる相手に「謝る、くらいなら…!早く、出ていきなさいよ…!」とその小さな両手で今度はこちらが相手をベッドの隅へと押しやり。何故自分がこうも焦っているのかは分からないが、相手と密着している状況はどうにも落ち着かない。不快感ではないが、とにかく今はこの状況から退避しようと相手を手で押し続けて)
(/はい、その際は何なりとお申し付けくださいませ…!)
(部屋の中は消灯しているというのに、月灯りが差し込んできているため幾分か明るい。おかげで暗闇の中でも密着していれば相手の整った顔立ちが見て取ることができ、雪の様に白い肌にスラリと伸びた手足。絹糸の様に艶のあるプラチナブロンドの髪が月灯りをやさしく反射していれば、この至近距離で改めて相手の美しさを理解して。先ほどの心臓の嫌な高鳴りとは違って、今度は言い表せようのない高鳴りでどくどくと鼓動を高鳴らせながら思わず見惚れていると、その華奢な両手で離れるように押されればハッと我に返り「ごめんなさい…!」と急いでベッドから出て。和解したことで二人の間に穏やかな空気が流れていたはずが、何故か今は自分がこの部屋に入ってきたときと同じようなぎこちない空気が流れてしまって。)
(/ありがとうございます…!この後の流れはどういたしましょうか?息子は翌日に退院しますので、翌日のシーンで敬語やまたお見舞いに来る旨の約束のシーンを入れますか?)
……次は無いわよ。見つかる前に早く戻りなさい。
(相手がベッドから出れば、視線を合わせないように背を向けてそう伝える。気まずい空気を解くように吐いた言葉は冷たさを含んでいたが、そこには同時に少しの優しさも含まれており、これまでのような突き放す言葉ではなく。普段なら物まで投げて怒りを露わにするのは間違いないのだが、今回は不思議と違う感覚を抱いていて。それが何なのかは判断できないが、少なくとも今はそれを気にしている場合ではない。視線こそ合わせないが、相手に向けて「またね。」と言えば、布団を顔を隠すようにかぶってしまい)
(/そう言ったシーンで大丈夫だと思います!今度こそ介護について指摘するシーンを入れさせていただきたいと思いますので…!)
はい…。
(間違いこそ起きなかったが、嫁入り前の異性のベッドに上がり込むという狼藉は許されるものではないだろう。そうやって申し訳なさでいっぱいで黙っていれば、二人の間に流れる沈黙、気まずい空気を断ち切るかのように相手からこの場だけ許しを貰えれば、相手の寛大な心遣いを無碍にしないようその場からすぐに立ち去ろうと踵を返して部屋を出ようとして。しかし、扉に手を掛けた瞬間、また会ってくれるような言葉を残して布団をかぶる相手にこれで本当に許しを貰えた気がして心が軽くなり、晴れやかな表情を浮かべながら「うん、また…。」と小さく声をかけて部屋を出て行って。)
~翌日~
(退院の日。荷物をまとめて担当の看護師に挨拶をして、病院をあとにしようとして。まだ人の少ないロビーを歩いていると、昨日の相手の『またね』という言葉を思い出せば連絡先を交換しておけばよかったかなと後悔して。いやしかし、いちスポーツの大スター選手がそう簡単に連絡先を交換してくれるわけないだろうなと苦笑しながら病院の玄関から出ようとして。)
(/了解しました!これでこのパートに一区切りつきそうですが、次はどのような展開にしましょうか?私の方もこうしたいというのは考えておりますが、アンジー様の方からも何かご希望やアイデアなどがあれば何なりとお申し付けください。)
(あのようなことがあったばかりで迎える朝は少し特別な気分で、何となく落ち着かなかった為に車椅子で病院内を巡り、ついでに彼の病室がないかを探してみる。いくつもある病室の中から彼のいる場所を探すのは難しく、なかなか見つけることは出来ない。 見つからないならしょうがない、相手から訪ねて来るのを待とうと自室に戻ろうとすれば、たまたま看護師達が「竜胆さん、今日退院なんですよね」と話しているのを聞いて、慌ててエレベーターに向かい、一階につけばそのままロビーを見回して相手のことを探し。 息を切らしてきたころ、玄関から出て行こうとする相手を見て「…居た。」と呟けば、急いで相手に近づいていき「待ちなさい!」と相手を引き止めるために声をかけて)
(/そうですね…私もしたい展開などは考えているのですが、構想としてはもう少し後の話になりそうなので、先に主様の考えている展開等を教えていただいてもよろしいでしょうか…)
(やはり、最後に彼女に挨拶だけしに行った方がいいだろうか。そう思って玄関前で二の足を踏んでいると携帯に通知が着て、見れば親はすでに迎えに来て駐車場で待機しているそう。それがきっかけで挨拶をあきらめて玄関から出ていこうとするが、背後から大きな声で呼び止める声が聞こえればびくりと肩を揺らして。振り返ればそこには車いすの上で息を切らしている相手がおり、何事かと「どうしたんですかアンジーさん…!?」と相手に心配しながら駆け寄って。)
(/わかりました。私が考えていたのは、息子の高校にアンジー様が遊びに来るというイベントで、息子は文化祭の準備中に脳震盪を起こしたので、その文化祭に行くことになればいろんな展開ができるのではないかなと考えておりまして。)
はぁ…またねって言ったんだから、挨拶くらい来なさいよ。
(駆け寄ってくる相手に対して、先に息を整えてから不満げにそう話す。今日に退院だと知っていれば自分から挨拶に行ったのだから、昨日の夜にでも話せば良いのにと心の中で呟けば、それはまた今度に言おうと一旦堪えて、一先ずはポケットから取り出したメモ用紙にボールペンで自分の連絡先を素早く書き、相手に強引に渡して「私、今は携帯持ってないから。余裕ができたらすぐに追加しなさい。忘れないうちに。」と相手の胸元を突きながらゆっくりと一つ一つ強調しながら伝える。 ようやく気持ちが落ち着いてくると、相手のことを仄かに暖かな目で見つめて「また会いに来てちょうだい。話は通しておくから。」と心なしか優しい声色で話し。)
(/とてもいい案だと思います!お忍びで潜入する感じが良いでしょうか?それとも堂々と乗り込んだ方がいいでしょうか…?)
すいません…。
(不満げにそう漏らす相手に、確かに今日退院だということは伝えなかったの失礼だし、挨拶に行かなかったのも配慮に欠けていたのかもしれない。黙って退院しようとしていたことを謝っていると、なにやら相手がメモ用紙に書きなぐり始めれば押し付けられたのは相手の連絡先。まさか相手の方から連絡先を渡されるとはと驚きながらも嬉しくて飛び跳ねそうなのを抑えていると初めて出会った時の冷徹な印象からは想像もできないほど、暖かい目で優しい声色で話してくればこちらも柔らかな笑みを浮かべて「はい、また来ます。アンジーさんも、リハビリ頑張ってください。」と、連絡先が書かれたメモ用紙を大事そうにしまえば最後に両手を差し出して握手を求めて。)
(/そう言っていただけてよかったです!個人的には息子に案内しろと命令して校内を案内する感じを想像していましたが、そちらのほうも面白そうですね!堂々と乗り込んで二人の関係性を騒がれるのもとても面白そうです!)
ええ、ほどほどに頑張らせてもらうわ。ただがむしゃらに頑張るだけじゃ解決できないことがあるって気づいたし。
(この二日で自分も少しは素直になれたのではないだろうか、そう思いながら、相手の言葉に軽い調子で答える。相手から握手を求められれば、此方も両手で相手の手を包み込んでそれに応じれば、「約束よ、ちゃんと来なさいよね。」と発した後に相手に背中を向けてエレベーターの方に進もうとする。戻る前に相手に対して「次会うときは敬語もなしだから。それじゃあまたね。」とあっさり言い切って車椅子を漕ぎ始め)
(/確かに、命令して案内させると言うのも実にアンジェリーナらしいですね…いっそ二つを混ぜて、堂々と入ってきた後に竜胆さんに案内させると言うのも有りかなとは思うのですが…)
(自分がいなくなったことで相手はまた無茶なリハビリをしないだろうかと心配しており、別れ際にそれとなく注意をしようと思っていたがどうやらそれは杞憂だったようで。相手もただ愚直にリハビリをこなすだけでは意味がないと理解してくれていたようで安心し。こちらが求めた握手に、彼女はその華奢な手で応えてくれるといくらアスリートといってもこういうところは女性だなと気づかされて。ファンサービスもほどほどに切り上げて、背中を向けて車いすを漕ぐ相手に今度からは敬語はなしだと忠告されるとなんだかより親しくなれた気がして嬉しくなり「はい、また!」とその背中に明るい声をかけては己も振り返って病院をあとにして。)
(退院してから初めて学校に行った日。クラスメイトから『寂しかったか?』『きれいな看護師はいたか?』などと質問攻めされ、そしていつも通り授業が始まり、つつがなく日常生活を取り戻して。やがて己が退院していたことなど忘れられた頃の二週間後。相手に言われたとおりそろそろ顔を出さねばならない頃合いかと思い立って。念のため、登録しておいた相手の連絡先に見舞いに伺う旨の連絡をし、手ぶらではまずいだろうから以前の様にプリンを、それもコンビニの安物ではなく、ちゃんとした店のお高めのプリンを購入し、そうして相手が入院している病院の部屋の前まで来ればいつも通りノックをして。)
(/ぜひ、それでいきましょう!今からその話が楽しみです!
どのタイミングで文化祭パートに移りましょうか?今すぐだと突飛すぎるので個人的にあと一つ、話をクッションした方がいいかなと思いまして…。)
(嵐のような二日が経ち、相手が退院してからの二週間。自分はと言うと、相手と出会う前と特に変わり映えのない日々を送っていた。何か変わったことがあるとすれば、リハビリ等で専門の職員の意見をちゃんと聞くようになり、オーバーワークを職員が心配するようになるまでにリハビリを切り上げて休養を取るようになったこと。これは暫く職員間で噂となり、逆に心配する意見も見られるようになったほどであった。 そんなある日、リハビリを終えて部屋で休んでいると、あの時の青年から今から向かうとの連絡が。何せ久しぶりに会うので、少しばかり準備をしておこうと手の届く範囲で物を片付け、相手が自身の部屋に着くまでベッドから外の景色を見つめていて。 ノック音が聞こえてくればそろそろ来たかと察し「開いてるわ、ご自由にどうぞ。」と扉の向こうの相手に対して話しかけ)
(/ありがとうございます、私も楽しみです…!
そうですね…退院してからの竜胆さんの学校での様子を聞いて話を広げていって、もう少しで文化祭があると言う話に興味を持ったアンジェリーナが無理矢理竜胆さんの学校を訪ねてくる、という流れを私は考えているのですが…クッションとして挟む話であれば、近頃のアンジェリーナの様子が変わった事を看護師さんなどから聞いて、という風に話をするのはどうでしょうか…)
(ノックをしてから数秒、扉の向こうから入室を許可する二週間ぶりに聞く相手の声が聞こえてくると「お邪魔しまーす。」と声を掛けながら入室して。そこにはベッドの上でこちらのことを待っている相手がおり、その顔はこの間より幾分か力が抜けてリラックスしているようで、どうやら本当に無茶なリハビリは辞めているのだなと安心して。「こんにちは、アンジーさん。」と柔らかな表情で挨拶をすれば「これ、よかったら。」とお見舞いに持ってきたプリンを渡せば「調子はどうですか?」とオーバーワークをやめて、以後はどうかと聞くが以前忠告された敬語が抜けきっていないようで。)
(/なるほど…、よさそうですね。では看護師からはこれからも~とアンジー様のことを頼まれる感じですかね?)
ええ、こんにちは。
(入ってすぐ挨拶をしてくる相手に、此方も相手を真っ直ぐに見つめて挨拶を返す。一つの線が通ったように背筋が伸び、両手を膝の辺りで合わせている姿からは以前よりも確固たる自信を持って接している雰囲気を出している。 相手の渡してきたお見舞いの品を以前のように両手でしっかりと受け取って机へと丁寧に置けば、何となく袋の感じからあのときのように再び甘味の雰囲気を感じ取り、今回は不満を抱くことなく「ありがとう、また時間のある時にいただくわ。」と朗らかな笑顔で応じ。 直近の状態を尋ねられれば、専門家や看護師など、自身が他の人間にも頼ることができるようになったのだと改めて自分自身で変化を確信し、少し考え込んだ後に「勿論、順調に決まってるじゃない。」と軽く笑い飛ばし、相手の言葉にまだ堅苦しいところが残っていると感じれば「敬語。まだ残ってるわよ。」と打って変わって鋭く指摘して)
(/ありがとうございます…そうですね、私の方ではそう言った展開を考えておりますが、それでもよろしいでしょうか?)
(見舞いの品を受け取るときも、リハビリの調子も問題ないことを教えてくれるときも、以前の冷徹な相手からは想像もできないほど朗らかな表情を見せてくれて。2週間でこれほどにも変わるものなのだろうか、それとも、その2週間という日にちで相手の印象が不自然に固まってしまっていたのだろうか。どちらにせよ、相手にとっていい変化なことに変わりはなく、豊かな表情で笑い飛ばす相手に「よかった。」とこちらも釣られて笑うように言って。己の敬語がまだ抜け切っていないことを指摘されると「あ、」と間抜けな声を出して気づいて。しかし、2週間前のあんな別れ際にちょっと言われただけで完全に抜けるはずもなく「すいませ…ごめん。」と、思わず謝ろうとすればその謝罪の言葉も敬語が滲み出て。「俺、あれから大変だったんですよ。」と、自分が退院してからの学校生活の話を皮切りに、世間話が始まって。)
(/はい、大丈夫ですよ!
今のパートで文化祭についても言及しておいた方がいいですよね?)
…まあ、良いけど。
(敬語を無くせと伝えてニ週間とは言えど、それを伝えて実際に喋るのは今回が初めて。まだ敬語が抜けきっていないのも理解できるため、ふう、と小さく息を吐いてからそう呟く。 そうしているうちにも相手が世間話を始めようとしており、この二週間で何があったのか、大変だったと言うからには今は多少は落ち着いているのだろうかと想像しながら、体を相手の方へ寄せて話を聞く姿勢を作り。 外出の機会が少ない自分にとってこういった機会は貴重なことであり、態度にこそ出さないが相手の話を興味津々で聞こうとしているようで「そう、どんなことがあったの?」と相手から話を引き出そうとして)
(/そうですね、今のうちに言及しておいた方が後のパートがスムーズになると思います…!)
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