とくめい 2023-02-01 15:49:08 |
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(プロローグ 鶴/丸/国/永)
まさか、こりゃあ驚いた。こんな所できみ達と相見えるとはなあ。…おーい、光坊!俺なら一足先に此処に居るぜ。今回の駆け出し競走は俺の勝ちだったな。ああ、そうだ。小さいものでも良い、何か手拭いになるものはないか?
( 織豊の記憶、安土城の警備である遠征先にて大量の資源を入手し大成功を納めて審神者達に嬉しい結果報告が出来るだろうと任務から帰還する最中、突然見舞われた豪雨と雷鳴により激しく地面に打ち付ける雨水が広がる沼地を軽々と身軽に飛び越えた先に見えたのは。美しくも何処か闇黒な雰囲気のある天下五剣が一振り、その前に立ち塞がるは陰影顰む吉光の唯一の太刀。一足出遅れてやって来た同じ遠征部隊の長船派の祖、燭/台/切/光/忠に競争の勝敗を雑談しながら手拭いを求めて一言。丁度持参していた白色の手拭いを受け取れば、どうやら訳有らしき彼等の前で深く事情は聞かず三日月の頭髪を水気拭ってやり。ある程度の雨宿りも済んだ所で勢い良く立ち上がり、二振りの真ん中並び両肩抱き寄せて返答の有無聞く間もなく半ば強引とも言える形でお鶴一行の遠征部隊と共に本丸帰還へと向かう。 )
…なあ、三日月と一期。俺達と一緒に来ないか。少なくとも此処に居座るよりかは、この俺が驚きの提供保証をしよう。なーんてな、よし!そうと決まれば話は早い、行こうぜ__俺たちの本丸へ!
◎
( 藤雫姉妹の本丸内にて、近侍である今/剣と一緒に洗濯物を取り込み畳んでいる中で不安そうに雨空を見上げた後の目線は壁掛けカレンダーに向けて、普段何時もより遠征部隊の帰還が予定時刻より三日経過した今日。怪我や不運に巻き込まれていないか、顔色に出ていたようで短刀の近侍に指摘されては慌て不安要素を振り払い励ますように笑って見せて。厨に行き洋菓子のカステラを添えて温かいお茶を注いだお盆を両手に姉の元へ、部屋の襖越しから声を掛けて。 )
春乃ちゃん、いるかな…?私だよー!入っても大丈夫?
叩くだなんてそんな…!そうなったら一緒に暴走しましょう!姉妹の好みや苦手分野の認識について了解致しました!お姉ちゃん大好きっ子な妹様尊いですね…追いかけて来ちゃう妹様に隠れメロメロな姉が想像できます…。いえいえ、今後も何か増えたら都度追記していきますね…!
是非是非!姉妹のガールズトーク、お出掛け展開中に刀剣男士達がどう過ごしているかの絡みも挟みつつやっていきましょう◎こちらも次女様と三女様の絡みを微笑ましく眺めておりますね…!そして初回、プロローグまでつけて頂きありがとうございます!お鶴さんらしい誘拐()でにっこりしましたし、妹様の春乃ちゃん呼びに悶えちゃいました…。素敵な描写で返し難いなんて事もありません…!不可項目については過度なもの(常に行動を確定・制限される、ロルが心情のみで動きが全く分からないもの)でなければ大丈夫なので基本は自由に回して頂いて構いません!寧ろこちらの描写に何か問題がございましたら遠慮なくご指摘くださいね…!又、近侍についてはロル内にて記載しております◎わわ、実はこちらも同じタイプでして…!負担に感じる事はありませんが、一先ずはこのレスにて背後は失礼させて頂きますね。展開の相談や確認、その他質問など浮かび次第お呼び出しくださればいつでも対応しますので…!名無しさん様の方で伝えておきたい事等なければこちらへの返信は不要です!では、改めてよろしくお願い致します…!
( 先程帰還した出陣部隊の出迎えに負傷した数振りの手入れ、それから日課の鍛刀にとやるべき事を粗方終わらせた頃。ふと時計を見遣れば丁度おやつの頃合いで。そろそろ休憩にしようかと鍛刀部屋の隅で控えていた近侍の五虎退へ労いの言葉を掛け、顔を綻ばせ連れている虎と共に粟田口の部屋へ向かっていく彼の後ろ姿を見送り。さて、と自室へ戻る道すがら考えるのは数日前に送り出した遠征部隊のこと。これまでも多少なり遅れて帰還した事はあれど、ここまで長引いているのは今回が初めてだった。本丸に属する皆も日毎に心配を隠せなくなっているし、明日までに帰らなければ一度政府に報告するべきか。そう考え込むうちに段々と歩みは遅くなっていき、軈て突き当たりを曲がった先に妹の姿を見つけると瞬時に思考を霧散させる。気持ち足早に妹の元へ歩み寄り、申し訳なさに僅か眉尻を垂らしてはそっと襖を開き。先に入るよう促す傍ら視界に入ったお盆上の甘味についつい口元を緩めて )
千夏?───ごめん、待たせたよね。考え事してて遅くなっちゃった。…カステラ美味しそう。
( 呼び掛ける此方の返答が返って来ずシーン…、と周辺静まり返る。もしかして仕事中で不在なのかも知れない、訪ねるタイミングを見図ろうと踵返す際に頭振り返れば探し人の姉である姿が見えて。にっこりと笑顔で相手が告げた謝罪の言葉に軽く首を振り、表情や瞳から読み取れる心境を察して雰囲気を明るくしようと日課の労りを称して我らが双子の好物である甘味を話題に。入室を促されるがまま一足先に部屋へ、テーブルの上にお盆を置き座って。二人分の温かい緑茶湯呑みと数切れ乗せたカステラ小皿を並べ見ること暫し数秒、和洋飲み物の組み合わせに気付いて。自分が誤ったうっかりミスを嘆き、ぱたぱたと手招いて。 )
ううん、私も丁度さっき来たところだよ。──…、今日もお疲れさま、春乃ちゃん。そうそう!おやつ休憩にしようよー!このカステラ、長谷部さんから頂いたの。絶対美味しい甘さ、間違いなし!…あッ、間違ってお茶淹れちゃった~…!洋菓子なら紅茶の方が良かったよね?今すぐ淹れ直してくるよ!
(/ご丁寧に>>22のご返信までありがとうございました…!諸々、了解しました!ご明記の件も合わせて今後も何か御座いましたらいつでもお知らせくださいませ、こちらも都度お伺いさせて頂きますね。何卒宜しくお願いいたします…!※蹴り可です◎)
ありがとう、千夏。
( 笑顔を見せる妹の姿にほっと胸を撫で下ろし、彼女に続くように室内へ足を踏み入れては襖を閉める。テーブル上に湯呑みや菓子の乗った小皿が並べられていく間、足元に積み重なる書類等を邪魔にならないよう端の方へ移動させ。ちょっとした片付けを終えて向かい合う形でゆっくりと腰を下ろし、途端に嘆き声を上げた妹に一つ瞬く。同じように組み合わせを確認し、けれども淹れ直すとの言葉には不要だと首を振って見せる。それからカステラの和洋の判別は曖昧なものだったと悩ましげな様子で視線を泳がせたのち、温かい湯呑みを両手で包み込むように触れながら小さく肩を竦めて )
ううん、お茶でいいよ。折角淹れてくれたんだし、温かいうちに飲もう。それにカステラは和菓子……あれ、どうだったかな。──んん、とりあえず食べようか。見てたらお腹空いてきちゃった。
(/長らくご返信出来ずに大変申し訳御座いません…、私情事になりますが花粉症の症状で頭痛が中々改善せず現在に至ってしまいました。一ヶ月の期限は初めから熟知しておりますので、お伺いするのはご迷惑かも知れませんがもう数日お待ち頂くことは可能でしょうか…?こちらの不手際なので、勿論やり取り解消ご希望など御座いましたらご遠慮なくお申し付け下されば幸いです。大変失礼致しました…)
(/こんばんは。花粉症で体調を崩されている中、ご一報くださりありがとうございます。こちらへのお返事はいつでも構いませんので、まずは私生活やご自身の体調を何より優先させてくださいませ。またこちらからご縁の解消等は考えておりませんが、もし体調面や気持ち的なものでやり取りを続けるのが難しくなってしまった場合は遠慮なく解消を申し出てくださっても構いません◎その際は名無しさん様のご負担にならない方をお選び頂ければと思います。どうかお大事になさってください。)
( /こんばんは、お世話になっております。こちらの症状でお待たせ致しまして申し訳御座いませんでした。ご丁寧なお返事までありがとうございます、シーズンが過ぎるまで遅筆になると思いますが是非お相手継続をお願い出来ましたら幸いです。花粉塗れのこちらが言えた義理ではありませんが、とくめい様も温度差の変化で体調面にはくれぐれもお気を付けくださいね。こちら蹴り可です◎)
そう…?ふふ、ありがとう。あれ、確かに言われてみればどっちなんだろうね、気になる!ささっ、温かい内にどうぞ。よしッ、…それでは。日々甘味の癒し感謝を込めて、いただきまーす!
( 茶の淹れ直しは不要だと制止聞けば、カステラ談話些細な事でも優しい性格も下の双子である姉妹達と似ているなあと内心頬笑ましく。姉と対話する形でテーブル向こう正座し手を合わせ、竹二又楊枝を片手に大きな口へ運ぶカステラ一切れ食べると頬張り。本来のひと時ならば五月蝿い程に甘味レポと称した弾丸トーク展開に話し込む所だが、湯気立つ緑茶を一口啜り喉流し込んだ所で一息はふり。先程の明るい声色トーンと異なり、今現在本丸内で置かれている状況や心境を理解した上での気持ちを語り掛け。 )
──…遠征部隊の皆なら、大丈夫だよ。春乃ちゃんの御加護もある。きっと今頃皆が本丸に戻___ッ…!
鶴/丸/国/永
『よう、今戻ったぜー!…おお?いや、すまんすまん!ちゃんと入る前に襖越しに声掛けはしたんだがなあ。土産話でも聞くかい?…先ずは、そうさな。俺達部隊の帰還が遅くなって悪い、きみ達には散々迷惑を掛けた。』
( 妹の発言を掻き消すかのように突然襖スパーンッ!と見開かれ現れたのは遠征部隊長である白き一振りのみ、然し声高々と張り上げたのも入室足を踏み入れようとしていた部屋は本丸主の双子片割れである姉の自室。加えて二人の異様な空気を察して一歩退き、謝罪ながら両手を上げ早降参と仕切り前その場で跪座して。諸々報告の前に今は自分以外の刀剣男士達は居ないが他の遠征部隊達も皆揃って刀身無事であること、帰還が長引いてしまったことに対しては両腕を膝元に頭を下げて。 )
(/いえいえ、体調不良の際はご無理をなさらず…!こちらの事まで気遣って頂きありがとうございます。お相手継続、そして暫くは遅筆になるという事も了解致しました。ゆっくりでもお話を進めていけたら幸いです。こちら返信不要です!)
うん、皆の事は信じてるんだけど───…鶴丸?
( 明るい妹の声につられて手を合わせ、早速甘いカステラを口へ運びながらも一息ついた妹から切り出された話に相槌を打つ。お互い本丸の主人として皆に心配を掛けないよう振る舞ってはいても、目下の悩みを払拭する事はできない。どうするべきかと逡巡する最中、緑茶を一口流し込んだところで勢い良く音を立てて開かれた襖に体を強張らせ。驚いた心臓の音を誤魔化すように落ち着いた声音で彼の名を呼ぶ。数日振りのその姿に僅か目を瞬かせ、軈て一度妹へと流した視線をそっと落としては湯呑みを置いて立ち上がり。本来ならば襖の開け方に一言物申すところだが、今は彼ら遠征部隊が無事帰還した事実を確認する方が先だと頭を下げる彼の側に膝をつき。遅れた事情を聞く前に穏やかな声で顔を上げるよう促して )
ねえ鶴丸、ちゃんと顔見せて。安心しておかえりって言えないでしょ。……本当に、皆心配してたんだからね。手入れが必要な子はいない?
鶴/丸/国/永
『……ははっ、相変わらずきみ達には敵わない、な。それは大変だ、明日にでも驚き挽回と一肌脱ごうじゃないか。__…ただいま、。嗚呼、他の奴らも皆無事だ。安心してくれ。』
( 此度の遠征先で見舞われた状況を含む、全てに措いての判断責務は第二部隊長である自分が逐わなければならない。処罰等は覚悟の上でお咎めの言葉一つや二つが飛んで来る否やと思ったが、何方も当て嵌まらず返ってきたのは自身を呼ぶ穏やかな口調で。ただ純粋に他の者達と同様に仲間の身を按じてくれた双子姉妹の本心を察し、促されるがまま頭部をスッと顔上げて。改めて久方振りの本丸帰還後に主たる二人の姉妹を交互に見ては、人差し指で頬を掻き挨拶ながら微笑んでみせ。 )
おかえり。───うん、綺麗な顔。
( 遠征前と何ら変わりない軽口に静かに笑い、妹と交互に見て微笑む彼の傷一つない顔をじっと見詰め。改めて負傷していない事へ満足そうに頷いては、ここ数日張っていた気を揉み解すかのように表情を和らげて。隊長である彼が無傷であるのなら他の刀も問題ないのだろう。予定より大幅に延びた長時間の遠征から帰ったばかりの部隊を直ぐにでも休ませたいのは山々だが、先に事情を聞いて此度の原因を把握しなければならない。申し訳なさを感じつつも静かに本題を切り出せば、姿の見えない他の刀の所在について確認しながら室内へ促し )
じゃあ、早速で悪いんだけど……帰還が遅れた理由を聞こうかな。部隊の皆は広間に居るの?
鶴/丸/国/永
『───…。』
( 話の流れに切り出された本題を問われては金色の両瞳が重く視線を下ろす、鎮座したまま黙り込むこと数分後。これは永年の活眼なのか、遠征先で出会い一目見た時からの違和感。それは一体何を意味するのかは定かではないが、あのまま豪雨に打たれ放って置けなかったのが一番の理由である。馴染み深い二振りを信じている本心は変わらないが、本丸の審神者である姉妹双子達の力を借りなければ元も子もない話だ。二振りの名を伏せた所で、今現在に識り得る状況を語り出し。遠征帰還を長引かせ散々心配させてしまったのを加えて、突然の要件に主達が困惑するだろうと理解した上で頼み込んで。 )
『嗚呼、他の皆は今広間に居るぜ。その前に。主達には話さにゃならん事があってだな、遠征先で朋友を見掛けたんだ。…つまり、俺等と同じ刀剣男士な訳さ。相談一つ便りも無しに連れて来た挙げ句に、急にこんな話を持ってきたのは承知の上だ。だが、彼奴らを此処の本丸に置いてはくれないか…?』
……何か理由がありそうだね。
( その場で黙り込んでしまった様子に何か重大な報告があるのだろうかと双眸を細め、暫しの沈黙を経て語られた内容には何とも神妙な顔つきで視線を落とす。彼の口振り、様子からして普段のように出陣先で刀を拾ってくるのとは訳が違うのだろう。そもそも遠征先で刀を連れ帰るなんて話は聞いた事がない。何らかの問題が発生している事だけは理解したものの、現時点では彼の頼みに二つ返事で簡単に頷く事もできず。共に休息を取っていた双子の妹と顔を見合わせ悩まし気に片手を口元へ添え、徐々に唇を開いては頼み事に対する可否を示す前に尋ねておきたい事柄を投げ。序でに妹達との情報共有や話し合いが必要だと言葉を続けて )
───その刀剣男士達から直接話は聞けそうかな?この本丸で保護するにしても、ある程度の事情は把握しておきたくて。でも、…難しそうならあなたから見た様子だったり、推察できる範囲の事を教えてもらえる?その後で少し、考える時間が欲しいんだけど……。
鶴/丸/国/永
『おう、勿論さ。いくら中身本体は刀剣でも、きみ達と同様に意思疎通は出来る。…はず、なんだがなあ。彼奴らと話は出来ると思うぜ、ただ…恐らくは余り深い事情は得られんと思う。うーん…変わったこと、強いていえば。光坊達は気付いていないが、俺の目には稀に何かが"霞んで"見える時がある。言葉にするのはいやはやなんとも難しいが、かなり錬度が高いのは確かだ。第一部隊の連中と同等、いや其れ以上かもな。遠征先で迷子になった、という訳ではなさそうだ。』
( 事情把握との返答に笑顔で大きく頷いてみせたものの、然し胸の中で感じる違和感を審神者達に言葉でどのように表現すれば良いのか分からず首を捻る。一度この母方なる本丸で顕現し、姉妹二人と直接対面した事のある刀剣男士ならば今回と対比が一目瞭然で分かるかも知れないが名高い二振り共に銘号は兎も角、未顕現ならば情報や容姿さえ恐らく不透明だろう。自分が下手に口語るより実際に二人の目で確かめた方が黒曇ゆく雰囲気を手掛かりに何か掴めるかもしれない、そう僅かな望みを掛けながら日時要する可否の判断を任せて。 )
そう、……うん、分かった。ありがとう。
( 話を聞くにつれ淡藤色の瞳に影を落とし、彼が感じた違和をどう解釈すべきかと思案しながら一先ずは礼を告げる。然して練度が高いとなると恐らく何処かの本丸に属していた刀の筈。それが迷子になったわけでもなく別本丸の遠征部隊と遭遇するなど滅多な事ではない。益々深まる謎に審神者としてまだ未熟さの残る自分達の元へ置いて良いものかと少しの間沈黙が続き、結局はこのまま放り出すわけにもいかないと一時的に保護する旨を口にし。最終的に本丸へ置くか、政府に預ける事になるかは姉妹で話し合い後に追って知らせる事とし、事情を深掘りできない事は承知の上で一目だけでも姿を確認するべく腰を上げて。帰還したばかりで疲労も多少溜まっているであろう彼へ苦笑交じりに視線を遣り )
とりあえず、になるんだけど。今日明日は本丸で過ごしてもらうから、後で空いてる部屋に案内してあげて。今後どうするかは考えが纏まってから…ええと、そうだね。今日の夕餉後、もしくは明日の朝に改めて報告するからそのつもりで。……ただ、一度様子を見ておきたいの。その後で自由に休んでもらって構わないから、もう少しだけ付き合ってくれる?疲れてるのにごめんね。
鶴/丸/国/永
『嗚呼、分かった。俺に任せてくれ。そうと決まれば他の奴等にも伝えておくか。なーに、水臭い話は無しってこった。きみ達に協力するのは当然だろう。…よしっと、じゃあ早速広間に行こうぜ。』
__春乃ちゃん、顔色大丈夫…?鶴丸さん達もお疲れさま。皆のお茶淹れ直して私も直ぐ向かうから。
(一通り話が纏まり終えるまで発言せずに姉と顔見合わせながら二人の側で会話見守り、経緯や刀剣男士の詳細も含め不明点が多く残る中で一旦政府への報告を一時保留として、一先ず今日明日は姉妹の本丸で待機させるとなれば衣服等の手配確認と部屋の食器下げてから自分も急いで広間へ向かおうと。白髪の彼は片手を振り陽気に返答した後で甘い洋菓子に気付いたのか、流石に審神者の片割れ一人の部屋に入るのは考慮して器用に片腕を伸ばし皿上乗ったカステラを一切れ口ぱくり。そのまま腰上げて広間向かう為に背を向けて踵返し、 )
(/突然ですが失礼致します…!どうでも良い話なのですが、個人的にワンシーンを挟みたいので広間には一期一振は席を外している状態です。近くの庭先にいますので、申し訳御座いませんが姉様には庭先までお顔を出して頂きたく…ご発見次第すぐ広間に向かいますのでご安心くださいませ…!こちら蹴り大丈夫です。)
ありがとう、鶴丸。…千夏も、急がなくていいからゆっくりおいで。先に行ってるね。
( 妹から問われた言葉に頷く事で心配は無用だと示し、器用に甘味を取って先行く彼を追うように部屋を出ると同時、もう一度妹へ振り返ってはまた後でと小さく片手を振り。既に遠くなった白い彼の後ろ姿を再度捉えて広間へと歩き出す。初めの頃に迷っていた広い本丸の構造も数年と暮らしていれば慣れてしまうもの。縁側から見える変わりない穏やかな庭の景色に心落ち着けながら通路を進み、ふと広間付近の庭先に見慣れない男性の姿を見つければ不思議そうに足を止め。少し遠目に見える爽やかな色合いの髪を目で追いつつ、直ぐに遠征部隊が連れ帰った例の刀だろうかと当たりを付けては縁側に備えてある靴を履いて庭へ。とはいえ何と声を掛けたものかと逡巡しながらゆったりと窺うように近付いて )
あれ、……───こんにちは。
(/わわ、広間から席を外しているとの事で了解致しました!早速庭先の方へ足を運ばせましたがこんな感じで宜しかったでしょうか…?何かあればやり直しますのでお気軽にどうぞ◎そして少しご相談があるのですが、この顔合わせ後の話し合いを上双子ちゃん達のみで行う、または下双子ちゃん達も呼んで四人で行う、であればどちらが良いでしょうか?どちらにしろ下双子ちゃん達にも情報の共有はする事になるので、やりやすい方をお選び頂ければと…!)
…うん、そうだね。ありがとう、それじゃあまた後でね。( 広間へ向かう二人の背中を見送り後、お盆の上に食器類を乗せて片付け始めて。非常事態の出来事なのだが不思議と落ち着いている性質もあり、冷静に物事思考を浮かべる中で幸いにも今日は政府と繋がり有る狐君こんのすけも不在なので話し合いに動くなら下双子の妹達二人に後々連絡した方が良いのかも知れない。そう思いながら再度厨へ出戻ろうと、 )
一/期/一/振
( 先程の雨天が霧晴れて眩い一筋の光が縁側を差す空模様の下、庭先にある嘗て生前の母方が本丸の御神体と豪語し未だ幼い姉妹達と一緒に元審神者就任記念として植えた桜樹木だとは露知らぬままだろう。まるで太陽の日差しに逸れるかのように斜め下垂れる枝木を目前に外見青年らしき洒落た洋装で佇む一振り、そのまま自身の刀紐を解けば地面に片膝を付いて屈み込み。芽生える花蕾が小さく萎々とした枝木と青天向く立派な枝木の中央合わせて、位置高く共に日光浴びれるように蝶結びで括り付ける。軽い呼気を吐いてそのまま立ち上がった矢先、後方より声の主に気付いて後ろ振り向き際にそよ風靡く新橋色の頭髪、ふわり桜花弁が舞う頃に───チリン、と何処からか鈴の音が鳴り響く。一人の少女と視線合う其の瞳は無表情にも目立つ寒色系の頭髪見た目相まってか冷気帯びた眼、然し果敢無い燈火が消え逝くような生気薄い異様な雰囲気を放っており。小鳥の囀り声が背景流れていく中で、少女の背後から白き太刀がひょっこり顔を出せば自身を呼び掛け。緩く瞳綴て応じるように其方近付き少女との擦れ違う通り際に立ち止り会釈して、待機部屋の広間へ向かい )
───…失礼、直ぐに参ります。
(/ご理解頂き有難う御座います…!桜の木に関しまして、勝手に後付してしまい申し訳ないです。こちら解釈取り外し大丈夫です。とても自然な流れの描写で助かりました。単独行動をすみません、三日月お爺ちゃんは広間で遠征部隊の皆と待機状態で宜しかったですかね…?話し合いは下双子ちゃん達を呼んで四人で話し合いの方が情報共有しやすいかなと思いますので、良ければ広間入る前に予め次女が現代の電子機器を使って下双子ちゃん達に連絡するのでも大丈夫です◎)
( 地面に片膝をついて力無く萎れかけている枝木を日光の下へ来るよう括り付ける青年の姿を目にした。繊細な手つきで触れていた植物に視線を落とし、此方の声に反応した彼へと目を向ける。背筋が凍り付きそうな程冷ややかな瞳とは裏腹に太陽の光に照らされた姿は舞い散る桜花弁と合わさり幻想的で、ともすれば消えてしまいそうな危うさを含んでおり。何とも言い表せぬ感情に唇を結び、会釈して広間へ向かう彼を見送って漸く固まっていた足を動かした。そうして白髪の刀と共に広間へ顔を出せば、遠征部隊の面々と先程の軍服に似た洋装の青年、そしてやけに落ち着き払った様子で座する和装の青年が揃い踏みで。部隊の皆に「おかえり」と告げる傍ら近くに居た長船派の祖に連れ帰った刀は二振りで間違いないかとの確認を取り。改めて仄暗く異様な雰囲気を纏う二振りと向き合う形で正面に腰を下ろし、一先ず挨拶をと背筋を伸ばし緩やかな微笑を携えて )
───初めまして。私はこの本丸に就く審神者の一人、春乃と申します。直ぐに私の妹も顔を出すと思いますが、先にあなた方の名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?
(/いえ、素敵な設定ですしそのまま採用とさせてください!こちらも設定の後付けだったり展開もある程度自由に動かす事があると思われますのでお気になさらず◎いち兄の単独行動も読めない感じが逆に興味を惹かれます…!三日月お爺ちゃんは警戒して一歩も広間から動いてない状態です。次くらいにお爺ちゃんの方も描写できたらと考えております!下双子ちゃん達を呼んでの話し合いという事で了解しました、ご提案もありがとうございます。では、次女様の方で予め下双子ちゃん達に執務室へ集まるよう連絡をお願いできますでしょうか?因みに下双子ちゃん達は普段本丸で暮らしているor別で暮らしていて頻繁にお手伝いしに来る、だとどちらをイメージされていますでしょうか…?)
一/期/一/振
( 長期遠征から帰還したばかりとはいえ、若い者達に遅れを取らせない元気な白き太刀に誘われるがままに広間へ出戻り入口側付近にて。唯仲間である一振りの隣合えば姿勢正しく周囲気付かれないように片足の爪先立て隠し正座をする、自分達に続いて入室して来たのは先程庭先で出会った黒髪の少女が目の前に正面向き合う形に。挨拶述べがてら口放たれた‘審神者’という言葉にぴくりと眉顰めるも直ぐに能面のような感情見えぬ表情で淡々とした口調で名乗り、 )
…──、私は一/期/一/振。粟/田/口/吉/光の手による唯一の太刀で御座います。
(/あわわ、有難うございます!こちらは基本何でも大丈夫なので、ご自由にして頂ければと思っております。お気遣いも有難うございました、以降は気を付けますのでご安心を…!三日月お爺ちゃんや下双子ちゃん達に連絡等関しましても了解致しました、どちらのイメージも出来ますので迷っておりました…、本丸内につきまして原作遊戯やアニメ寄りor二次創作風イメージどちらが良さそうですかね?上双子ちゃんと下双子ちゃんは本丸暮らし、それとも元々現代に住んでいて審神者の仕事で本丸に行く為には母の部屋にある鏡と通じてやって来る(それぞれ部屋あり)…など、語彙力がなく伝わるか不明ですが、難しければスルーして頂いて大丈夫です…!)
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