隣国同士の王子様は仲がいい(〆)

ふふ、はぁい(相手の思いがけない反応にクスクスと笑いながら返し、部屋着という名目で着せて貰ってる相手の服の姿である自分を見て幸せを噛み締めつつ相手と共に朝食を食べるため食堂に向かって)

…あ、アイリス！(相手と手を繋いで食堂に向かっていると、アイリスに出会い、笑顔を浮かべて声を掛けて、「おはよ、今からご飯？一緒に行こう」と言い)

「おはようこざいます。アルベルト様、ジェルミア様」(軽く身支度を整え、食堂での朝食を、と向かっていれば、ちょうど相手の部屋の方向から相手たちが来ているのに気付き、挨拶をしては一緒に行こうという相手からの提案に「はい、ぜひご一緒させてください」と返答して)

ね、もう結構仲良くなったんだしさ、敬語も様呼びもやめてよ(アイリスが頷いてくれると、嬉しそうにしつつ一緒に食堂へ向かいつつ、以前より仲良くなったため、そろそろ呼び方を変えて欲しいと思い、それを伝えて、「俺のことはアルベルトって呼んで？」と言ってみて)

そーだよ、俺の事もジェルミアって呼んでよ。アイリスと俺は同じアル兄のお嫁さんなんだしさ！(相手からの言葉に少し迷ってる様子のアイリスに相手の隣から援護の形で自分の事も呼び捨てで呼んで欲しいと伝え。そうすれば迷っていた様子のアイリスから「その、敬語は…もう少し、掛かるかも、ですけど…宜しく、です、ね…アルベルト、ジェルミア」と敬語こそまだ抜けきれない様子ではあるが呼び捨てに変わったのをみて満足げに笑って)

！敬語は少しずつ抜いて、慣れてくれればいいからさ(敬語はたどたどしさがあるものの、自分達のことを呼び捨てで呼べば、満足そうにして、敬語を抜くのは少しずつ慣れていけばいいと思っているため、そう言って、「アイリスは側室って立場だけど、俺にとってはジェルと同じくらい大事なお嫁さんだって覚えててね」と伝えて)

(相手からの伝えられた言葉に微笑みながら「はい、分かりました」と返してるのをみて改めて少しずつ仲良くなれれば良いなぁと考えていて。そうして3人で食堂に着けば自分と相手はいつもと変わらぬ席、そしてアイリスは相手の食卓を挟んで向かいの席に座り、3人での朝食を楽しんで)

…あ、そうだアイリス、今日空いてる？(食堂に着くと、席に座って3人で談笑しつつ朝食を楽しんで進めていたが、終わりかける頃に、アイリスに予定について尋ねては、「俺、仕事しないといけないから、もし空いてたらジェルといてくれない？せっかくだから、2人でどっか遊びに行ってもいいし」と伝えて)

俺はそれでも良いよ？(相手からの質問とその真意を聞いたアイリスがシンプルながらも女性らしさのある花柄ワンピースのポケットからピンク色の手帳を取り出して確認した後で「今日は午後から私も予定があるので…それまでの間でしたら大丈夫ですよ」と言うのでその間だけでも構わないと返してから相手の方を見て「それじゃ、俺午後からはアル兄の部屋で待ってるね？」と相手に伝えて)

そっか、ごめんね、忙しいのに(アイリスの予定を聞けば、自分は彼女自身の予定は知らない為、色々忙しいんだなと思いつつ、そう言っては、相手に「俺の部屋なら好きにしてていいから、ゆっくりしててね」と髪を撫でつつ伝えていれば、執事にそろそろ時間だと言われ、2人に手を振り食堂を出ると、自室で服を着替えてから、仕事部屋に行き、早速取り掛かって)

(相手が一足先に食堂を出るのをアイリスと2人で手を振り見送った後、アイリスと共に談笑しながらアイリスの部屋へと向かい。その後、時間の許すまでアイリスの部屋でお話をしたりアイリスのご両親から送られた菓子を軽く摘まんだりして過ごし、アイリスの予定の時間が近付いてきた時に別れ、相手の部屋へと戻り。そうして相手の部屋に到着し少しだけ待っていたものの、ふと相手を部屋で出迎える時に女の子の姿をしていたらどんな反応するのかが気になってしまい、コッソリとクローゼットに向かい部屋着を脱いで隠し持って貰ってるワンピースを身に付けた状態でベッドの上で相手が戻ってくるのがいつになるかなと考えながら待っていて)

…すみません、そろそろいい時間ですので(書類仕事をしていたが、客人が来ると、対応していて、仕事の話も終わり雑談をしていたが、いい時間だと気付けば、そう言って切り上げれば、婚約者でもいるのかと言われ、公表前だからと曖昧に答えては玄関まで客人を送り、仕事も終わったため、部屋に戻り)

…！お帰り、アル兄！(相手が戻るのを待つ間、少しだけウトウトとしていたが、ドアが開く音に気付きベッドから降りてワンピース姿のまま相手を出迎えるとそのまま相手に抱き付いて)

わっ！…ただいま、ジェルミア(相手に抱きつかれると、嬉しそうにして、抱きしめ返そうとしたが、相手の格好に気付くと、「あれ、王子のジェルミアじゃなくて、女の子のジェルミアだ」とくすくすと笑いつつ言い、後ろ手で扉の鍵を閉めて)

アル兄に会うの、我慢できなかったんだ…(相手の反応に顔を赤く染め照れながらそう伝えては相手の方を見上げ「ねぇ、アル兄。明日もお仕事あるの？」と問い掛けて)

明日はないよ、ジェルといたいから、頑張って終わらせてきたし(相手をぎゅっと抱きしめながら、終わらせたことを伝えて、抱き上げては、「明日は一緒にいれるよ」と言いつつ、ベッドに連れていき)

やった！(相手から明日は一緒に居れると教えて貰い嬉しさから頬を緩ませ喜んでいたら相手にベッドまで抱き締められた状態で連れていかれ「ねね、アル兄。明日は女の子な俺といつもの俺…どっちが良い？」と相手の方を見上げながら問い掛けて)

ん？…どっちも好きだけど、強いて言うなら、女の子かな(相手の質問にきょとんとしたが、質問に答えて、「なに、どうかしたの？」と尋ねて)

だってアル兄とずっと居れるならさ、アル兄の好きな姿で居たいもん…(相手からどうしてその質問したのか問われれば少し耳まで顔を赤らめさせつつ相手の腕の中でそう呟いては恥ずかしさから相手の胸に顔を埋めて)

…俺の嫁が健気すぎてマジ可愛い(相手の言葉を聞くと、相手をぎゅっと抱きしめ、そう呟いて、そのまま押し倒して、「可愛すぎて我慢できなくなんじゃん」と言い)