匿名さん 2022-12-08 19:34:32 ID:5a034c3a7 |
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社長~!困りますよ!!
私、ずーっと取引先に頭下げて回ってたんです。お陰でヘトヘトで、お腹空きました~…お昼ご飯も逃しましたし、、お詫びに美味しい所、連れて行ってください!
あー?お前のそれは仕事だろうが。
ったく、毎度毎度俺にたかるな。
…まぁ良い。おい、何か食べたいものあるか?
(少しも困っていなさそうな爽やかな笑顔で昼飯をねだる秘書。下っ端のような口ぶりだが、その実小難しい取引先相手に不快な思いをさせず直前キャンセルを成功させており、流石直々に見込んだだけのことはある。調子良く話している今でさえ抜け目なくフロントガラスから目を離さずに運転している様子は流石だ。眉を僅かに顰め、煩わしそうに言うがその声色は何処か優しい。隣の彼に目線を向けて問い)
いいよ、お世話になってあげる
(後ろ手で手を組んでわざと上から目線で言ってみる。こんなのは初めてだし本当は怖いけど、信じてみたくなったなんて素直にいえずにほのかに笑ってみせるだけ。正直この人ならしつこいくらいにこの施設に来る姿だって想像できたし、それでまたこの施設の人達に何か言われたら面倒なことになる。ほとんど荷物もなかった為、カバン2つを両手に持って相手の後ろを着いていく。園長も施設職員も施設の子供たち全員が、自分を好奇の目で見ている。それに対して心の中で舌を出してみる。秘書の方を見て一応は頭を下げてみる。その時に目が隠れるようにして。秘書のテンションに圧倒されたのか相手のズボンの裾をきゅっと握ってしまう。)
食べたいもの…?なんでもいいよ
(車の後部座席に座らされて、柔らかいクッション座席にビックリする。食べたいものを聞かれても分からず適当に答える。いつもは硬いパンと味の薄いスープだけだったし、好きなものなんてない。「それよりさっきの仕事大丈夫なの?」とキャンセルした件を聞いてみる。外から出たこと無かった為、窓の外を少し興味深そうに眺めて)
ははっ、神崎怖がられてるな…大丈夫。このお姉さん変だけど良い人だし頼りにはなるから。
(秘書の勢いに圧倒されたのか少し不安気な表情で裾を掴まれると、秘書のことは愉快そうにからかうが、彼には柔らかく微笑み安心させるように手を一回り大きい自身の手で包み込む。食べたいものと聞かれれば普通好物の一つや二つを挙げるところを、まるでピンときていなさそうに何でもいいと答える彼。過去の境遇から美味しい食べ物どころかろくなものさえ食べてこなかったのだろうと推測すると、今日から色々な美味しいものを食べさせ、彼の好物を見つけようと心に決め。手始めに子供にも大人にも人気のオムライス専門店に行くことにする。時計を見ると一時を回る頃合い。丁度客足が落ち着き、長蛇の列も見当たらなくなる時間帯だ。しかも此処から数分で着く距離にある。仕事についてはドタキャンをそう簡単に許されるほど甘くはない。優秀な秘書が居る為に苦情は免れただけだ。会社の信用を落としたことに変わりはないが、後の対応で幾らでも挽回できるのもまた事実。幸い今日の取引先は一社のみで社長から従業員まで趣味や好みは事前に把握している。先ずは接待、加えて以前援助を求められた事業を無条件で手伝えば十分だ。)
…そうか、じゃあオムライスのお店に行こう。
ん、後で最大限詫びるから大丈夫
あ、ごめんなさい…変は余計ですけどね!
(運転に集中している為、中々後部座席の様子を把握できず、普段社長と接するテンションで話してしまった。最初に礼儀正しく頭を下げられてから仲良くしたいと思っていたのに。ミラー越しに彼を見て申し訳なさそうに謝った矢先社長にフォローされる。口答えしつつも久しぶりに褒められて緩む口元を抑えきれずに内心感謝して。オムライス店に向かいつつ2人の話を黙って聞いていると仕事の話になり、無意識に真剣な顔付きに変わる。社長がドタキャンするなんて天地がひっくり返るような出来事で、思わず携帯を落としそうになった。後の心配はしていない。それよりも社長を本気にさせたこの子の方に興味がある。もう少ししたら話せるのが嬉しい。
お店に着き、社長とその子の目の前に座ってメニューを開く。社長は即決でふわとろオムライスを頼むが、中々決められない。同じように悩んでいる様子の彼に会話の糸口とばかりに声を掛けて)
…んーどれにしよう。僕、決まった?
(/ごめんなさい、中ロルと募集に書いたのですが、長ロルと行ったり来たりします。見にくかったら仰ってください)
怖くないし、別に
(裾をきゅっとしたまま見上げる。その柔らかそうな笑顔に釘付けになる。こんな顔して自分に笑ってくれた人なんて初めてで、顔すら忘れた親だって、いつも居た施設の人だってこんな顔してなかったのに。秘書には心の中でこんなふてぶてしい子供の相手しないといけないとか可哀想だな、なんて思って。ご飯なんてお腹を満たすものだけとしか考えてない。味なんて二の次、食べれたらそれで大丈夫。食べさせてくれない時だって少なくはなかった。オムライスは絵本の中で見た事ある。ケチャップというトマトでできたソースで炒めたご飯の上に焼いた卵が乗っているご飯。ケチャップも卵も口にしたことがなく味の想像ができない。俺のせいで仕事がなくなったら、と考えるだけで怖くなる。またいじめられるのかな、とか殴られるのは嫌だけど耐えないとなぁ、とどこか他人事のように考えて。)
オムライス…食べてみたい。
それって俺も謝った方がいい?
………
(まだ慣れてないのか秘書に対してはじっと見るだけで何も言わない。変な人、大きな声で大きなリアクション、大きな声で怒鳴る人はいたけど、こんなに上機嫌な人は居なかった。皆どこか切羽詰まっていたし。今はそんな秘書よりも外も風景に意識がいってしまいずっと外を眺めてる。大きな瞳で一生懸命外のものを目に焼き付けて。仕事の話はほぼ耳には入ってなく、しまいには好奇心でここの窓開けてみたいなんて思う始末。でも開け方分かんないしいいや、とまたじっと外を観察して。オムライス店に来て、手を引かれるがまま席に着く。メニューもあまり分からなくて首を傾げてしまう。どれを頼んでいいの?どれが正解なの?と指でメニューを辿って。いきなり声をかけられビクッとはするが、メニューから顔を出して秘書を見る。)
…俺、わかんないから、おねーさん決めて?
(/大丈夫です。見やすい上に詳しい情景まで書いてくれて、返事するのが楽しいです!こちらこそほとんど中ロルですみません。もう少し長くして欲しいとか見えづらいとかあったら言ってください!)
あぁ…オムライスだけじゃない。これから沢山美味いもの食べて、沢山出かけよう
いや、その必要はない。そもそも俺が好きで勝手にやったことだしな。
(オムライスという基本的な料理でさえ一度も食べたことがないとは。加えて先程から窓の外の様子を随分気にしている。仕方ないがここまで無知だと教えがいがあるというものだ。仕事に関して問う彼は自身にも責任があると思っていそうだが、それは断じて違う。後始末の責任に取引先に詫びることは勿論として、俺の一存に付き合わされたこの子にも本当は謝らなければいけないくらいだ。しかしそうする必要がない程いつかこの子が‘着いてきてよかった’と心から思えるように今日からずっと側に居続けると決めた。柄ではないから口には出さないが。駐車場に車を止めたのち彼の手を引きながら入店する。同じソファ席で彼は奥側、自身は通路側に座り。特に拘りはない為メニューを開き数分も経たない内に決めるが、2人は依然悩んでおり。特に首を傾げる彼に声を掛けようとした矢先秘書に先を越されるも、特段気にせず寧ろ微笑ましいというようにニコニコしながら話を聞いていて)
そうだなぁ…あ、このハンバーグデミオムライスは?私は隣のトマトソースの方にしよっと
(彼が肩を震わせるとまた怯えさせてしまっただろうかと不安気な顔をするも、おねーさんと声を掛けられると分かりやすく表情を明るくさせて。頼られたことが嬉しく張り切った様子で多様なオムライスを写真や説明文などで書類を読み込むように瞬時に見比べれば、デミグラスソースがけのオムライス横に肉厚のハンバーグが付いた写真を彼に見えるように指差す。自分はその横の存分にトマトソースがかかるオムライスを注文することに決め。)
(/良かったです!いえいえ、全く問題ないです。此方こそ最初から2人も登場させてしまい、答えづらくてすいません。家に帰宅すれば一対一になるので、暫しお待ちいただけると嬉しいです。)
沢山…?好きな物、見つかるといいけど
(どこか他人事のように呟く。上記のことを言ってる間でもずっと外の方を見ている。あの閉鎖された空間では無いものばっかりで楽しい。目に映るもの全てが初めてで目を離せない。2人の言葉よりも今はこっちばっかり意識がいってしまう。謝らなくていいんだ、変なの…なんで俺のせいにしないんだろ、その方が楽なのに、と謝らなくていいと言った相手を不思議そうに見つめる。手を引かれて窓側に座らされる。地面につかない足をぶらぶらさせて窓から見える風景からメニューの方に目をやる。綺麗な写真に漢字の混ざった文字、分からないけどそんなことも言えずにじっと見る。ページめくるとオムライスよりもデザートのパフェに目移りしてしまう。でもさっきこの人はオムライスって言ってた、だから今これは違うと慌ててページをめくる。)
ハンバーグデミオムライス…?
(いきなり声かけられたことにびっくりしただけで、秘書に対してはそこまで恐怖感は持ってない。初めて聞いた単語の羅列の意味がわからず秘書の言葉を繰り返すしかできなかった。写真を見るととても美味しそうでそれを食べたいと思い、秘書の方を見て「これ、食べたい……です」と取ってつけたように敬語にする。前髪で隠している目が見えてることに気づいて慌てて隠して)
(/分かりました、2人のお相手をするのも楽しいので大丈夫です(蹴り推奨))
え…あ、う、うん。分かった。
(提案したメニューが気に入ったようで嬉しいが、それよりも一瞬見えた片目が透明で茶色の目を丸くして驚く。とても綺麗。隠す様子からして触れて良いものなのか。動揺を隠しきれず返事をすると、気を逸らすように社長が注文をする間に聞こえたパフェという言葉に反応し、‘私も’と口に出すが彼には自分の考えなどとっくに見抜かれていたようで言い終わる前に口を噤む。注文を終え店員の方が掃けた段階で目のことについて疑問を含めて触れ)
初めて見た、透明な目。綺麗なのにどうして隠すの?
…よし、注文は決まったな
ふわとろ、トマト掛け、ハンバーグデミの3セットとドリンクバー付きで。
あと、パフェ2つとコーヒーお願いします。
(神崎が提案したハンバーグ付きのオムライスを彼が賛成し、ひと段落ついたところを見計らい、近くのテーブルで水を注いでいた店員に声を掛けてメニューを指差しながら注文を決定する。先程束の間だったが彼がパフェを物欲しげに見ていた。子供らしい一面を垣間見れて安心したが、遠慮して何も言わない彼。恐らく追及しても遠慮するだろうと見込んでは、神崎もねだるとは容易に想像できる…案の定彼女が‘私も’と口を開こうとして噤んだのを横目に彼と神崎の分までパフェを頼み。自身は甘いものを余り食べない為、コーヒーを頼む。神崎が彼の目を褒めれば、頷いて同感を示す。引き取る際に施設の子供達がひそひそと目について話していたのが耳に入った。‘不気味’と称されていたがとても綺麗だ。だからこそ隠すのは勿体無いが外野があれこれ口出ししても仕方ない為、彼の自由にすれば良いと一言放ち。)
俺もそう思う。意地悪な奴等に何か言われて隠しているのかもしれないが、堂々としておけばいい。病気なら尚更だ。…まぁ、好きなようにしな
…これが?おねーさん変わってるね
(目の色を見られたことにびくりとして、また何か言われるなんて身構えるが、綺麗なんて言われて呆気に取られる。拍子抜けた顔して自分の目を指さして聞く。色んなことを言われて来たが、その大半がマイナスなもので。初めてかけられた言葉に机の上に乗せられた手を強く握ってしまう。こういう時どういう反応したらいいなんて知らないし教えられてない。「冷やかしなら止めといたほうがいいよ、俺本気に取っちゃうから」と少しからかうような顔して秘書を見て「パフェが好きなおねーさん」と付け加える)
パフェってそんなに美味しいの?
(注文をする時も初めて見たようで、興味深く店員をみる。パフェを頼んだのを聞いて、この2人も好きなんだ、と相手と秘書を交互に見る。大人でも美味しいと思うものなんだ、とパフェに対してどんどん興味が湧いてくる。それよりもコーヒーってなんだろう、初めて聞く言葉に何故かワクワクしている。いまさっき見た真っ黒のお水かな、俺が飲んでいた泥水みたいと想像する。元々好奇心旺盛だから知らないことを知るのは楽しいらしくずっと想像している。目に対して2人にいきなり褒められて慌てて所々噛んでしまう。本心じゃないんでしょ、というのも失礼なくらい2人はずっと真剣で。だんだんと赤くなってしまう顔を隠すように口元を手で抑える。一応自分が知っていることだけ伝えようと口を開く。ずっと不気味って言われてきたから隠していただけで、堂々としていればいいと言われてハッとしたように相手を見る。)
病気かどうかは分からない、でも先天性?の物なんだって、1回だけ連れていった病院で教えてもらった。…おにーさん達が綺麗って言ってくれるなら、俺はもう隠さないよ
コホン…本当ですし、パフェも好きです!!あ、あんまり大人を揶揄わないこと!
(驚きを隠せない様子で目を指差し問われれば不思議そうに、うん、と頷く。初めて言われたかのような驚き具合と‘変わってる’の一言に自然と彼の不憫な背景を察し、強く握られた手を見つめ、可哀想にと眉を下げるも続いて彼が一転して複雑そうな表情から揶揄うような表情を魅せるものだから、温度差について行けず思い切り狼狽えてしまう。自覚済みだが自分は元々ギャップに弱い上ああいう意地悪な顔がとても好きで。友達からは典型的なクズ男に引っ掛かりやすいタイプと言われたものの反論は出来なかった。更にこの子は目の色を除いた顔立ちや雰囲気等も含めて推し伽羅に酷似している。この子に身長と年齢を加えればまんま同じだ。少し熱い頬を手で煽ぎつつ注意するが、全く怖さを感じさせなくて。)
パフェはお前らの為に頼んだんだ。気になるなら確かめてみればいい
(パフェを頼むと交互に見つめられれたのち放たれた問いから、彼が勘違いしていると感じれば、味を詳しく説明するのも折角の好奇心が薄れると思い、明言せずに言う。神崎に関してはひと回り下の子供に照れ過ぎだとは思うが、慌てふためく様子が面白く、少し呆れながらも「なにガキ相手に照れてんだ。お前もまだまだお子ちゃまだな?」と皮肉たっぷりにニヤニヤと揶揄う。すると「っ~お子ちゃまで結構です!」と本気の睨みを効かせてきたが「おぉ怖い怖い」とわざと驚いて見せるのみで反省の素振りさえ見せず。俺らが目のことについて本音を言うと、段々と赤みを帯びる彼の頬。次は彼の番のようだ。此奴ら可愛いな。2人とも根は素直な為感情が表情に出やすく、見るのが飽きない。恐らく自身と真逆なのが余計に興味を引くのだろう。其れにしても先天性のものか。心身に実害が無いのなら心配は不要かもしれないが念の為近いうちに病院に連れて行くことに決め。
目に関して言いにくかった筈だが素直に教えてくれた彼。目を見つめ返し、柔らかく微笑むと、ポケットから明らかに児童向けの可愛らしいひよこのピンを出し。時間の経過により、髪が緩くなっていることに気が付き、そう問いかけ)
そうか。教えてくれてありがとな。
…ちょうどピンあるぞ。髪も結んでやろうか?
それで怒ってるつもり?…かわいいね、全く怖くない
(綺麗と言われて嬉しいなんていえず、照れ隠しで秘書をからかう。周りには居ない雰囲気の人だった。いつも施設職員はピリピリしていて表には出さないがずっと怒っている、そんな雰囲気を小さいながらに感じてきた。だからこうして自分自身を見て話してくれる人も初めて。からかうのが楽しくなって、まるで新しいおもちゃを与えられた子供みたいな反応を見せる。元々かなり礼節やルールに厳しい施設だったらしく、しかもそんな場所で蔑ろにされてきて自分を抑えつけられていた。目の前に出された水だっていつ飲んでいいか分からないくらいだ。ふたりと話すのが楽しいらしく、さっきまでの暗い雰囲気は少し軽減されている)
食べていいの?
(自分のためのやつだなんて思ってなく、目を丸くして相手を見つめる。全く甘いものを全く口にしたことがなく、想像が出来ずにワクワクしてしまうのを隠せず、ずっとソワソワしている。からかわれる秘書を見て「おねーさん、顔真っ赤」と自分の頬を隠すように両手で抑える。今日はなんだか自分が変だ、と初めてのことにずっと追いつけていけてない。心をかき回されているみたいで少し気持ち悪いけど、少しだけ心地いい。少しだけでも受け入れられている感じで。本来からかうのが好きなタイプだから、からかわれるのが苦手で相手をじっと見て「こっち見ないでよ」と耳まで真っ赤にして言う。最初に見せたあの睨んだ顔とは大違いで、年相応の表情になっている。病気だって目の色を気味悪がられただけで、あまり自身に実害がない、少し風邪をひきやすいくらいだ。その風邪だって看病してくれる人がいなかったからたまに拗らしていた。)
どういたしまして
髪、切った方がいい?
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