世界はあなたの色になる 〆

【工藤 夏葵】


あっ、じゃあお言葉に甘えて。
キャリーバッグ２階の部屋まて運ぶの無理だーってあきらめてたとこなんですよ、あはは。新一の部屋の横、あたしの部屋なのでそこまでお願いします！

( ここで居候をしている彼を追い出すなんて考えは微塵もなく、寧ろこうやって協力してくれる気遣いのできる優しい大人だと思えば、この広い工藤邸に好きなだけいてもらって構わないとも思う。大きめのキャリーバッグをよいしょと目の前に置くと、へらっと笑って、1人ならリビングでキャリーバッグを開けて荷物整理をするところだが、彼がいる為そうもいかない。しかもどうせバッグは2階に片付けなければならないのだ。素直にお願いすることにして。スリッパを履くと、階段を上がった先にある新一の部屋の隣が自室であることを相手に説明をして。 )



【降谷 零】


…、詳しくは今は話せないが、僕はある組織を追っている。単刀直入に言うとその捜査にその力を使わせてほしい。勿論、能力は他言しないし、貴女の身は僕が守ることも誓おう。

( 未だに気合いで誤魔化そうとする彼女には、面白い女性だと内心は思いながらも顔には出さず。少し間を空けてから、自分が今捜査で追っている組織について簡単に触れると、協力を求める旨を話し。組織に関与する協力者を作るということは、それだけその協力者にも危険が及ぶ可能性があることは重々承知だし、それをこんな初対面の彼女に提案するのもおかしいとは思うがそれだけ此方も捜査に行き詰まっているのは言うまでもない。協力をしてくれるなら、他言しないことや、第一前提として彼女の身は自分が必ず守ることを宣言し。相手の反応を待ち。)

【沖矢 昴】
わかりました、ここのお家は広いですから運ぶのも一苦労でしょう。
なるほど、あの部屋ですか。
では、そこまで運びますね。
………そういえば、留学はどこの国へ?どの国も文化の違いがあって面白いとは思いますが、気になりまして。

(彼女の部屋の場所を聞けば、息子の部屋の隣というわかりやすい部屋の説明にあそこか。と勿論入った事は無いがこの家に住むにあたってこの部屋は誰ので、息子と娘の部屋は勿論だが、この部屋は夫妻の部屋、この部屋は来客用等の軽い説明は受けていた。だが、目の前の彼女はそれを知らないだろうし、あって数分の男が自分が言っていない部屋の場所を把握していて、何も説明していないのに持っていったら怖いだろうと考え、説明を受けたのですぐに脳内から部屋の場所が出てきた風を装い。それならとそれなりに重い筈のキャリーバッグを軽々と持ち上げると2階へ上がり、彼女の部屋の近くまで持って行くと、ここかとキャリーバッグをそっと扉の近くで下ろし。そういえばふと、留学しているとは聞いていたがどこに留学していたのか純粋に気になり問いかけてみることにし)


【白井 鈴菜】
なるほど……?
まぁ、この能力があれば正直危険という危険も無いんですが……良いですよ。
他の人にバラされたら困りますし…役に立つか分かりませんけど。

(詳しく話せない、組織を追っているという言葉からまるで潜入捜査をする公安の人みたいだなと思うが、こんなイケメンで目立つ人が潜入捜査なんてしたらすぐにバレちゃうよね。と内心正解に辿り着いているのにちょっと失礼な事を思いつつ、出された条件に目をぱちくりさせると、もっと無理難題を出されるとすら覚悟していただけに良いですよと安請け合いしては。能力が能力なので例え拳銃を持った人に囲まれても自分だけテレポートすればなんとでもなるし、手錠や監禁なんて無意味な自分ではあるが、ライフルなどの遠距離からの銃撃やサイレンサー付きの拳銃で後ろから撃たれるなどの、不意打ちには対応できないのがこの能力の弱点とテレポートする際の注意事項がこの能力のデメリットではある。だがこの能力と性格もあって誰かに守るなんて言葉は聞いた事無かった為、ほんの少しだけ胸がときめいたが、それは相手がイケメンだから!と言い聞かせると、役に立つのか分からないが他の人に黙っていて欲しいのもありわかったと案外すんなりと了承し)

【工藤 夏葵】


いや、ホントに助かりました。ありがとうございます！
あ、留学先ですか？アメリカですよ。ワシントンにホームステイさせてもらってました。かれこれ1年くらいですね。

( さすが鍛えていそうなだけあって、軽々とキャリーバッグを運んでしまうのだから凄いなと思いつつ。その運ぶ様子から、相手は左利きなのだなと、また相手を観察し。部屋の前まで荷物を運んでもらえば、本当に助かったと感謝の言葉を述べる。留学先について聞かれると、アメリカワシントンに滞在していたと伝え。ワシントンと言えばアメリカの首都、中心地。1年ほどであったが短期留学をさせてもらった。キャリーバッグを持つと、先に片付けをするのでまた後でと部屋へ入り。)

じゃあ、片付けてきます。後でまた下行くので、色々お話しましょう！



【降谷 零】


…ふっ、こんなあっさり承諾してもらえるとは思わなかった。
ああ、名乗り忘れていた。僕は降谷零。公安警察だ。
だけど、この名前は表には出さないでほしい。それも条件の一つだ。

( 相手の答えには、正直断られるかもしれないと踏んでいたので少し驚きつつも。それにしても警戒心という言葉を知らないのだろうか、自分が警察といえど怪しい奴だったらどうするつもりなんだろう。そんなことを思いながら、そう言えば自分のことを話していなかったことを思い出し、ポケットから名刺を渡す。しかし、自分の存在についても他の人に他言はして欲しくないと伝えつつ、後で協力者のことについて説明をしなければと相手に視線を移すと、同じように名前が知りたいと思い相手からの紹介を待ち。)

【沖矢 昴】
いえいえ、この位お安い御用ですよ。
工藤夫妻にはお世話になっていますし、そのお礼も兼ねてです。
アメリカですか、それはそれは。
実は私もアメリカに行ったことがあるんですよ。

(本当に工藤夫妻とこの家を提供してくれたあの坊やにはお世話になっている。工藤夫妻はまずこの家に住むことを了承してくれた事もそうだが、自分の死亡の偽装から始まって変装術を教えて貰い、1度組織の中で随一の推理力と洞察力を持つと言われているバーボン――本名、公安警察の降谷くんに自分が赤井秀一では無いかと不審がられた時も夫妻揃って手助けをしてくれたおかげで沖矢昴＝赤井秀一と言う図式を1度は免れたのだから。まぁ、それはまだ続いているようなので引き続き警戒はしておくべきだが。あの坊やに関しても本人は否定するだろうが自分の中で江戸川コナン＝工藤新一では無いかと思っている。だからこそ時々カマかけをしたりするが、そうでなくてもそうであってもお世話になっているのは間違いないのだ。それに比べたら少々重たいキャリーバッグを運ぶ位なんて事無く。そして彼女の留学先を聞けば、自分が所属するFBI本部があるアメリカ。所属しているので当然だがベルモットを追って日本に来る前にはアメリカで過ごしていた。その事は言えないが、旅行として行ったことがある程度の会話なら彼女も不審がらないだろうと話に乗ると「アメリカのハンバーガーって本当に大きいですよね、初め見た時は驚きました」と話題を膨らませようとし)


【白井 鈴菜】
他の人に超能力者だってバレたら面倒事になる位は自分でも分かりますので、それに比べたらってやつです。
降谷さん……ですね。
私は白井 鈴菜です。白井でも鈴菜でもお好きに呼んでください。
…………普段はなんて呼べば良いんですか?
あと、お仕事があるので協力要請とかあってもすぐに対応できない可能性とかあるんですけど…。

(驚いたように目を見開く相手に、自分の秘密を握られた今、断ったらどうなるのかなんて考えたくも無いしいくらお巡りさんでも人は人。超能力者がいるなんて一般人が言ったらとんだ与太話として片付けられるだろうが、公安警察所属という事はそれだけ優秀で信頼のおける人物という事になる。知り合いに研究者なんかが居て超能力者が実在したなんて彼にバラされたら人体実験への道へ一直線だと理解出来る為、それを回避したいからと理由を言い。自己紹介され名刺を渡されればOLの性かそれを両手で丁寧に受け取り、そこに書かれた名前を見て彼の姿に目をやり。なるほどこの人はこんな漢字でこう読むのか…と考えた後、自分も名前を名乗っていないと気付けば自己紹介をし。普段は降谷呼びは駄目と聞けば偽名でもあるのだろうかと思いつつ、普段の呼び名と仕事の都合で来れない場合があるかもなのだが、どうすれば良いの?と首を傾げ。今すぐ彼が自分を養ってくれて仕事をしなくて済むならすぐに要請にも答えられるが、現状仕事はしているので気付かない。あるいは、時間が経ってから気付くなど大いに有り得る可能性を彼に聞いてみて)

【工藤 夏葵】


へえ！そうだったんですね。
いや、ホントにアメリカ行ったら全部サイズが規格外で…1年で体重増えた気がします…。

( 相手もアメリカに行ったことがあると知ると、行ったことの目的を言わない辺りに引っ掛かりを覚えるが、大方旅行だろうと予測しハンバーガーの話に大きく頷く。この1年で本当にアメリカというのは何でもサイズが大きく、工藤家では結構食べる方の自分だが、あっちに行けばその量も子ども並と笑われたのには驚いた。1年で体重が増えただろうと思うと、体重計に乗るのが躊躇われる。キャリーバッグを部屋の中に入れると、とりあえず帰ったばかりだし、リビングで一息ついてから片付けでもしようと部屋の扉を閉め。｢下でお茶でも飲みながら話しますか。色々聞きたいこともあるし。｣とにっこり笑ってそう提案しながらも、暫くここにいなかった自分がお茶を用意できるかと言えば、お茶はどこにあっただろうかという状態なのだが。)



【降谷 零】

白井さん。
あぁ、2人の時は降谷で構わない。
それ以外のときは、『安室 透』という名前を名乗っているから、そちらで呼んで欲しい。
仕事に支障を来さない範囲で協力を要請するが、場合によっては休暇をとってもらうこともあるかもしれない。もし休みにくいようであれば、此方でそれなりの理由をつくることも可能だから協力してくれ。

( 相手の名前を復唱すれば、自分をどう呼べばいいのか戸惑う相手に仮の名前を告げる。自分と2人でいる間は本名で構わないがそれ以外の場ではそちらで呼ぶことを伝え。ふと仕事に関して質問についても、確かにその説明もしなければならないと頷くと、基本的に仕事に迷惑のかからないようにはするが、必要に応じて休暇を取って欲しいと説明をする。勿論その休む理由も、公安の方で色々捏ち上げることは容易いこと。休んだ間の給料保証の話になるならば、その休暇分の給料もこちらで払うことも出来る。それくらい協力者は公安警察にとって重要な存在なのだ。一先ずこのままここで話すのもあまりよくない内容だと思えば、相手にこの後の予定を聞き。)

この後予定は？
あまりこの話は表でしたくない。場所を移動したんだが。

【沖矢 昴】
そうなんですよね。
以前、興味本位で大人の人が食べるハンバーガーを注文した事があるのですが…あまりの大きさに食べきれずにほとんど残してしまいました。
ポテトの量も多いですしね…。
(アメリカのハンバーガーは本当に大きいのだ。だからこそハンバーガー大国だなんて呼びれる所以なのだろうが、本当に規格外に大きい。あれをペロリと平らげるアメリカの人達は本当に胃袋はどうなっているのか気になるところである。体重が増えたかもと言う言葉には、分かりますと頷き。向こうの国は、大体がハンバーガー、ポテト、コーラ、ピザ、ステーキと高カロリーな物ばかりだ。だからこそ太りやすいのだろうし、ハリウッド女優なんかはそこのへんを気にして食事をヘルシーなものに変えているのだろうが、基本高カロリー。体重というものに敏感な女性では尚更だろうと苦笑まじりの笑みを浮かべて。そうしていればリビングで話をしたいと彼女からの誘いに荷解きをするかと思っていたが、今ここで断れば不信に思われるかもと内心考え)

えぇ、そうしましょう。
きっと共通の話題はまだありそうですし…お茶は私が用意しても良いですか?
(彼女からの提案を笑みを浮かべながら勿論だと頷けば、ふと彼女は今日まで留学していたのだ。期間は1年と言っても1年というのは結構大きなもので、物の配置なんかを忘れてしまう事なんてザラにある。最もあの工藤優作を父に持ち、一時は新聞なんかに「平成のシャーロック・ホームズ」「警察の救世主」なんて呼ばれて名高い弟を持っている彼女だ。先程からさり気なく行われている観察からしてその頭脳は、父譲りの可能性は大いにあるし、弟もその推理力を警察に認められている程。そんな家族を持っている彼女がお茶の場所を忘れたなんて事があるか正直疑問だが、普通を装うならば自分から進んで煎れても良いか聞くべきだなと考えると、自分がお茶を入れても良いか質問し)


【白井 鈴菜】
2人の時は降谷さんで、普段は安室さんですね。
………言い間違えないように頑張ります。
え、そんな事も出来るんですか?公安怖……じゃない凄いですね。
では、要請があったらすぐにわかるように後で連絡先交換したらそれだけ着信音変えておきます。
(今のように2人の時は本名で良いと言われ、普段名乗っている偽名の方も教えてもらえばそれを復唱し。嘘がつけない性格なのは自分でも自覚済みな為ふとした拍子に出会ってうっかり彼の本名を口にしないように気をつけないとと自分に言い聞かせるように呟いて。そして要請があれば休みをでっち上げれるから来て欲しいと言われれば、正直すぎる口がポロッと公安について正直な感想を言いかけるもほぼほぼ言った状態から言い直し、それなら要請があった時に分かりやすくするため、後ほど連絡先も交換するだろう事が推測出来るので、降谷さんからの着信音は変えておこうと拳を握り。その後話しにくいから場所をと言われれば)

大丈夫ですよ、場所はどうしましょうか?
ここからなら私の家が近いですし、歩かなくて済むのでおすすめしますよ。
(年頃の男女が初対面で密室で2人きりなのもいかがなものかと思うかもだが、相手はお巡りさん。その辺の倫理観はしっかりしているだろうとそこは信頼する事にして場所は自分の家ならテレポートですぐに着けるし、空間把握もしっかりしているので失敗することも無い。歩いて行動することが無く、時間で現すなら秒で着くので本来なら初対面の男性を自室に上げることなんてしないが、事が事だろうし、話しにくいというのも納得出来るのでどうだろうかと提案し)

【工藤 夏葵】


なんか何から何まですみません…。
正直お茶の場所どこだったかなぁって思ってたところで。

( ハンバーガーの話にも気軽に乗ってくれるあたり、最初の固くて真面目そうな印象とはかけ離れており少し安心する。相手の申し出には有難い以外のなにもなく。思い返せばお茶をこの家で自分が入れて飲むなんてことは数度しか記憶になく。それはお茶の場所も分からないよなと。言い訳のようなことを言いながら。それにしてもやはり自分より年上だからか、落ち着きもあるしこういう所に気付くのは流石だなと思う。リビングに向かって階段を下りると、改めて周囲を見渡す。どこもかしこも綺麗。きっと家主が不在の間、彼がこの家を守ってくれていたのだろう。そう思うと本当にいい人にこの家を貸していてよかったと思う。)



【降谷 零】


家？…一応確認だが、僕と君は初対面だが。

( こちらの申し出を理解して貰えたことには分かりが良くて助かったと少し安心する。律儀にも着信音まで変えてくれるらしい、少しだけ安心して。相手の申し出には一瞬顔の表示が変わり。眉間に皺を寄せ、相手に質問をするも、流石にこの質問の意味を理解はするだろう。初対面の男を簡単に家に入れるのはいかがなものか。自分が警察だから、という理由なのだろうが、警察といえど自分は男なのだが。しかし、確かに2人で話すには相手の言うすぐ移動ができるという相手の家がいいことは分かるし、テレポート能力を体感してたいというのも確かだ。)

テレポートは、本人だけじゃなくて他の人も一緒に使えるものなのか？

【沖矢 昴】

いえいえ、留学から帰って来たばかりで疲れているでしょうし、時差によるものも出てくるでしょうから。
この位でしたら大丈夫ですよ。

(彼女の言葉に父親と弟が頭脳明晰なのもあってなんの問題も無くお茶の場所を覚えられていそうな印象を持っていたが、お茶の場所が分からないという彼女の言葉からして家に居た時は母親である有希子さんが煎れていたのだろうなと何となく予想が出来たのでそれだと分からないのも無理は無いのかもしれないと納得し。それならこちらの方がまだ住んで間もないが家の部屋の場所は勿論、食器などの生活に必要な必需品の場所は把握しているので、自分が入れますねと笑みを浮かべ。そうしてリビングへと1階に降りる最中にも後ろの彼女が周りを見渡して家の綺麗さを確認しているのを気配で何となく察知し。まぁ、家の掃除に関してはお世話になっているお礼も兼ねてなので特に苦でも無ければ、おかしな事はしていないので別に良いのだが。ふと、アメリカからということはそれなりの時差はある筈。疲れていたり眠くは無いのかと彼女の体調を心配し)


【白井 鈴菜】
それ位私にだってわかってますよ。
それに私に何かしようとして縛っても手錠をかけても無駄ですし、私だけ家の外にテレポートすれば良いだけなので、何も考え無しじゃありません。あと、協力者って言うのはまだちょっと分からない事だらけですし、実感も湧きませんけど、信頼関係とか大事なものなんじゃないかなと思ったので。
(彼から眉間に皺を寄せながら言われた言葉に、その言葉は正論だし本来なら自分だって初対面の男性を家にあげることは勿論、場所だって教えないと首を横に振ってその辺の危機感位は持っているときちんと説明し。ただ、今回は特別処置というか、協力者と言うなんか特別そうな感じだしそうなると目の前の彼と自分との間に信頼関係は必須だろうから、今回はその信頼関係の構築も兼ねてだと言うと尻軽とでも思ったのかとちょっと憤慨というか心外そうな顔を見せて。彼から質問を受ければ、表情も元に戻ると)

出来ますよ、自分以外の物や人をテレポートさせるには必ずどこかしらを手で触れなければいけませんが。
(彼の言葉には肯定し。ただ、物や他の人となると手で触れなければ発動しないのがこの能力の弱点にもなるだろう。短距離なら軽く触れる程度で良いが、今回のようにそれなりの距離があるのなら失敗防止も兼ねて手を繋ぐのが1番安全だと説明し。失敗すると地面や壁、柱なんかに腕や足なんかが埋め込まれて切断状態になるので失敗が嫌ならと手を差し出し)

【工藤 夏葵】


ありがとうございます。
そうですね…でも今ここで休んだら昼夜逆転しそうなんで、がんばって起きていることにします。
沖矢さんって、何をされてる方ですか？

( 改めて礼を言うと、リビングのソファーへ腰かけ。確かにアメリカとこちらでは時差があり、正直疲れもあるし横になればすぐ眠れるのだが、ここで眠っては昼夜逆転生活になりそうなので我慢して起きていることにして。ふと先程から気になっていたのだが、一体相手は何をしている人なんだろうか。推理小説を書く父の弟子とか？年齢もいまいち読み取れないので直接聞いてみることにして。)



【降谷 零】


そうか、変なことを言ってすまない。気分を悪くしたようなら謝る。
( そこら辺の倫理観はしっかりとしているようで安心をした。確かに彼女の能力があれば、男1人から逃げることなど造作もない。失礼なことを言ってしまったことに対しては素直に謝罪をすると告げ。彼女の言うように、協力をしてもらうからにはある程度お互いがお互いのことを知る必要もある。その通りだと頷くと、テレポートについての話を聞くと、本人以外も触れていればテレポートが可能だと分かり。差し出された手を見ると、そっとそれを取り。)

【沖矢 昴】
では、うっかり寝てしまわないように会話を続けていた方が良いかもしれませんね。
私は東都大学の大学院に所属してます。ちなみに工学部博士課に居るので、もし夏葵さんが東都大学に居たらすれ違っていたかもしれませんね。

(やはり時差による疲れや眠気はあったのだなとわかると、自分もアメリカから組織のメンバーを追って日本に来た時に時差によるものでほぼ徹夜に近い状態になった事もある。その時はタバコの吸う回数がかなり増えたのは秘密だが。何をしているのかと直球で聞かれれば、あの坊やとすり合わせた設定内容である大学とその大学の大学院生で通っている科目についても説明をするが、それは名目上のもの。実際は通っていないし、通っていないのだから彼女と同じ大学だったとしてもすれ違う事など100%有り得ない。だが、幸運にも彼女は今日まで1年間アメリカに留学をしていたのだ、流石に留学中に誰がどの大学に入学したかなんて気にする人物なんて居ないし、向こうでの生活に慣れる為に神経を使うのですれ違う程度であれば忘れてしまう可能性なんて大いにある。その為、名目上とは言え自分は大学院生であるとはっきりと口にし、今日も本来なら大学に行く日なのだろうが、日本の大学は人によって通う日、通わない日がある。今日は何も科目を取っていないから休みなのだと微笑みを浮かべながら説明して)


【白井 鈴菜】
いえ、私もぶっ飛んだ提案だとはわかっていましたし。降谷さんの言葉は最もなので謝らないで下さい。それに、それを注意するってことはそんな事をしないって言っているようなものなのでちょっと安心しました。

(すんなりと謝罪されれば、思った反応と違って目をぱちくりさせてキョトンとしたが、彼の言うことは正論でしかない。本来の女性なら男性の力には抗えず、嫌な想いをする人だっているし、それはこの都市でも同じ。皆口に出せないだけでそういう経験をした事だってあるだろう。そこを懸念して忠告してくれるという事は、少なくてもそんな事をしないと言っているようなものだ。下心がある人間と言うのはそういった注意をまずしないので、その辺の倫理観は信頼しても良いのかもと彼の印象を少しだけ変え。手を握られれば、これまで彼氏いない歴＝年齢の自分が異性と手を繋いてる！と内心ちょっとときめいたりドキドキしたりと落ち着かず、しかも相手はイケメン。ドキドキしない訳が無いし、手を握られた事で彼の手が骨ばっていてそれでいてスラリとした指の男性の手であると主張してくるのだから尚更である。ちょっと頬が赤くなりながらも、彼の手を握り返ししっかり握った後、何度かテレポートを繰り返すと、シュンと言う独特な音をさせて自室の玄関の中へとテレポートすれば「着きましたよ」都声をかけ。時間を確認すれば、本当に秒。かかっても2分ほどと言う時間で、本来なら歩いて10分位はかかる為にかなりの時間短縮になり)

【工藤 夏葵】


へー！まさか同じ大学に通っていたなんて！
でも学部も違いますし、大学院生なら尚更出会うことなんてないですもんね。こんなカッコいい人とすれ違ったら覚えてますもん。
パッと見、身体すごく鍛えてそうだなって、思ったんですけどスポーツとかされるんですか？

( 東都大学の工学部、しかも博士課程にいるということは相当頭が良く何かすごい研究でもしてそうだと驚くと同時に、自分と同じ大学であったことにも驚きを隠せず。しかし、同じ大学と言っても日本でも有名な東都大学の敷地はとても広く、なんなら国際学部と工学部では場所が違いすぎて、それこそ学食なんかで出会うことすらもまずないだろうと思いながら。何よりこんなカッコいいイケメンとすれ違ったのなら確実に覚えているだろう。特に疑うこともなく話を聞いていれば、身体が鍛えられていそうなのは運動サークルに所属しているからか、それとも単に趣味で鍛えているからなのだろうかと疑問に思い、続けて質問をして。)



【降谷 零】


( 自分が先程言ったことは間違いでは無いと理解を示してくれた辺り、話が通じると最初にであった時の印象よりはしっかりしていそうで安心し。テレポートで移動するために取った手は、女性らしい自分よりも小さくて柔らかい手で。こんな風に女性と手を繋ぐなど何時ぶりだろうか、と考えるも、最も組織に潜入している際の任務でいくらでも女性と接する機会はあるのだけれどと思考を巡らせている内に、あっという間に移動が完了していて。体感してみると本当に信じられない能力だと驚きつつ、玄関に着いてみて辺りを見渡し。一先ず靴を脱いで上がらせてもらうことに。)

入ってもいいか？

【沖矢 昴】
おや、同じ大学だったんですか。
それは凄い偶然ですね。夏葵さんは何を専攻でとっているのですか?
いえいえ、私の見た目はそこまで言う程ではありませんよ。
体はまぁ……趣味になりますが格闘技を少々。
マイナーですが、以前テレビでジークンドーの大会をやっているのを見まして。
それに触発されてと言う理由が少し不純かもしれませんがかっこいいなと思い、習って体を鍛えているんです。何かと物騒ですし鍛えていても損は無いかと思いまして。

(まさか同じ大学だとは知らなかった。坊や経由から姉、つまりは娘が居る事と留学している事は聞いていたが、工藤夫妻からも娘が東都大学に通っているなんて話題は一切出てこなかった。ここで同じ学科、大学院ではなく大学側だった場合彼女はすれ違ってもいない自分に不審感を抱いていただろう。坊やとの話のすり合わせでこうなった設定ではあったが、内心かなりヒヤリとした回答だった。だがどうやら彼女は大学で自分は大学院と言う違い、そして専攻科目も違うという点から自分がこの家に居ても科目の違いによる授業の参加日は異なる。だから怪しまれることは無いだろうが、彼女は何を専攻したのか気になり首を傾げて問いかけてみては。
そして自分の容姿を褒められれば、これは仮初の姿で元々は悪人顔とまで言われたことがあるのだ、仮初の姿というのもあるがここで謙遜すると言うのは大切な事。そんな事ないと謙遜しつつ、次は体つきの事への質問。見る人が見ればわかるだろうが確かに自分は体を鍛えている。というかFBI所属の前線にいるのだ体は鍛えていないとやっていけない。だが、ここでやっていないと嘘をつけば、意味が無い。そこで趣味ややり始めたきっかけについては嘘をついて、嘘というのは本当の事と混ぜると信憑性の増すもの。ジークンドーと言うのは本当にやっているし、何なら格闘技の中で1番の得意はジークンドーで間違いない。そしてこの街も物騒なのも嘘では無いので、嘘と本当を混ぜた言葉をスラスラと並べ)


【白井 鈴菜】
どうぞ、恥ずかしいのであまり見渡したりしないで下さいね…?
(異性を初めて部屋に招き入れてしまったと内心ドキドキ、ソワソワと落ち着かないながらも入って良いかと問われれば、どうぞと手のひらで中へと招き入れ。来客用のスリッパと自分用のスリッパを出して部屋の中へと招き入れれば、昨日ふと思い立って部屋中を掃除した昨日の自分を褒めたい気持ちになりつつ部屋へと案内すれば、シンプルながらも細々とした小物が可愛らしい女性らしさが見える1LDKのお家の中のリビングの部屋へと案内し。イケメンが部屋にと落ち着かない気持ちを静めるべく冷蔵庫に入っているお茶の入った容器とコップを2つ。そして能力の説明時に使う為に飲み口が欠けて使わなくなったコップを持ってリビングへと戻ると、彼と自分のの前にコップを置き、容器を傾けてコップ2つにお茶を入れれば、相手と向き合うようにテーブルに座るとこれから協力者とはとか協力内容の説明も入るだろう事が予測されるのでこちらも能力について説明する為に持ってきた飲み口が欠けたコップを真ん中にそして1枚のA4用紙をテーブルに置くと、まずは彼からの協力者などの説明の話しが出されるのを待ち)

【工藤 夏葵】


国際学ですね。
色々な国の情勢とか言語を学んだりしてます。
あー！ジークンドー。名前しか聞いたことはありませんが。通りでしっかりした体つきなんですね。

( たしかにこんなに偶然があるのかとびっくりする。相手に質問をされると、自分が専攻する国際学について簡単に話し。国際人を育成するという名目の学科なので、様々な国の情勢を学んだり、言語を学ぶことが目的だ。実際英語以外にフランス語、ドイツ語なんかも少しかじっている。この時代多言語を習得しているというのは就職を考える上でも有利な面もある。もともとは両親がアメリカに滞在していたときに、そちらに訪れたことがきっかけで外国について興味を持った。
身体についての話では格闘技をやっているという相手。ジークンドーは聞いたことしかないが、それなら納得がいく。)


【降谷 零】


…改めて協力者について話させてもらう。
契約についてはさっき話した通り、この強力関係、内容については他言無用。こちらも白井さんの能力については絶対に他言しない。
きっと分からないことだらけだと思うが、今は話せることも少ない。だが、答えられる質問があれば答えよう。

( 辺りを見渡していたが、周りを見ないで欲しいと言われれば確かに女性の部屋を見るのは失礼かと、案内されるがままにとりあえず座り。お茶を用意してもらえば、礼を告げて。先程話した通りの内容を述べれば、自分の立場上こちらから話せることが今はまだ少ない。ただ聞かれたことには答えようと伝えて。中央におかれた欠けたカップを見れば、きっとこれは何かの説明に使われるのだろうと予測する。)

【沖矢 昴】
なるほど、国際学だったんですか。
それは凄いですね、今はグローバル化が進んでいますしそれは就活にかなり有利になりそうですね。
ジークンドーについては、本当に趣味というか。
自衛程度なのでそこまでの腕ではありませんが、体は鍛えておきたくて。
夏葵さんは何か格闘技とかしていたりするのですか?

(彼女の専攻科目は国際学と知れれば、これはかなり厄介な科目をと内心思ってしまった。確かに今ではアメリカに籍を置き、FBIの試験に受かってFBIの中でも潜入捜査をしたりと上からの覚えは良いだろうし、アメリカ英語も話せる。だが、その前に居たのはイギリスなのだ。アメリカとイギリスは共に英語を使う国ではある。だがクイーンズイングリッシュと言うように、アメリカとイギリスとでは同じ英語でも、訳し方や使い方が違うのだ。分かりやすく言うならアメリカは訛りのあるやや癖のある英語。イギリスは女性なんかが使うと洗練された言葉に聞こえる。つまりは上品に聞こえるのがイギリスでの英語。更には他国語もという事はフランス、ドイツと言った国連主要国なんかの簡単な会話が出来るくらいには取得済みなのかもしれない。そうなると自分が不意にいつもの癖で英語を使用してしまった場合、その訛りのなさや訳し方、単語の組み合わせによって自分はイギリスにも行ったことがあるとバレる可能性がある事。その位ならまだマシだろうし、一般人相手ならそんなに気にしない。だが、何度でも言うが彼女はあの工藤一家の1人、何か1つに対して疑問を持てばそれを見破らんとこちらをつぶさに観察し、自分の正体を見破る可能性が出てくる。それは非常にマズイので、これからは少し気をつけようと内心考えていれば、それを悟られないように、趣味程度だが体は鍛えていると頷くと、彼女も何かしているのかと首を傾げて)


【白井 鈴菜】
なるほど、協力者になったなんて言ったら、どこでその追っている組織でしたっけ?の耳に入るかわかりませんから、そこは了解しました。
そうですね……正直実感はあまり湧きませんけど、例えばどんな事をさせる場合が多いんですか?やっぱりどこかの会社に侵入してデーターを盗むとか?

あぁ、あと私の能力について詳細に説明しますね

(公安警察なんて、それこそテレビのドラマとか映画のみでしか見た事がなく、何となくの知識として家族や友人にも公安警察だと言えない事、内容が国家転覆レベルの物が多いで秘密主義と言うか話せる内容が極小数で、同じ警察官でも捜査一課なんかとは規模が違うので権力に差が出来て割と好き勝手出来るから、同じ警察官でも嫌われ者側という事くらいだろう。そんな公安警察が今自分の目の前に居て、しかも自分を協力者として欲しいと言われれば正直ドラマでしか見たこと無かった公安警察に会う事も、会ったとしても知らないで終わると思っていたので実感がまだ湧かず。
協力者と言うのは、文字通り公安警察の人の何らかの形で何かを助けるのだろうが、どんな事をさせるのが多いのかと首を傾げ。
それも気になるが、彼も自分の能力について気になるだろうと思い真ん中に置いたコップはそのままにA4サイズの紙を触れればその紙はシュンとと言う音をさせてコップの真ん中に出現すれば、そのままコップは真っ二つに割れてコロりと転がり)

私のテレポートの能力は今のようにテレポート先に何かしらの障害物があった場合、その障害物を押しのけてテレポートします。
なので今見たように本来なら不可能な紙でコップを真っ二つにと言った所業が出来るんです。
それはどんな障害物でも同様。
つまりは、ダイヤモンドは同じダイヤモンドでしか加工出来ないって言われていますよね?私の能力なら、そのダイヤモンドでさえこんな紙きれで真っ二つに割る事が出来るんです。
なので、南京錠付きのロックがされていてもその南京錠自体をどこかにテレポートさせれば部屋やロッカーは開きますし、鍵付きの場合は扉そのものを。軟禁や監禁されたら部屋から出れば良いですし、手錠やロープなんかで縛られても手で触れさえ出来れば外せます。
人で言うなら自分を含めて男性2人の合計3人。物に換算するならおおよそ200kgで最大距離は50メートルです。
ただ、デメリットとしては大きく3つ。
1つ目、他人や物をテレポートさせる時には必ず手で触れなければならない。これは手袋をしていても触れている判定だったので何かの時は手袋が必須になります。
2つ目、監視カメラなどの電子機器には私の姿は映ってしまいます。このご時世どこでも監視カメラ画付いてますからね、監視カメラの死角に入るか、監視カメラそのものに細工をする必要が出てきます。
3つ目、テレポートするのに必須なのが空間把握とマッピング能力なのですが、情報不足なんかでテレポート先に何かしらの障害物があった場合、手足が切断状態でテレポートするかたちになるのと、不意打ちの攻撃には対応できません。
(とかなり長くはなってしまったが、自分の持つテレポートの能力をなるべく簡潔に説明しつつコップでの実践も交えて彼にどこかに侵入となった場合の注意事項を伝えて)

【工藤 夏葵】


あぁ、あたしは小さい頃から空手をやってまして。
弟の…新一の幼なじみの蘭ちゃんと一緒にやってたんです。

( 就活に有利、たしかに他国言語を話したり理解したりする能力はこれから先に必要なものになるだろう。しかし何より留学して知ったのは、色々な国の人と話すことの楽しさ。なんならアメリカにずっと住んでもいいかもと思えたくらいだ。ふと相手からの質問には、空手をやっていたことを伝える。新一の幼なじみの蘭と、幼い頃からずっと同じ所で空手を習っていて、高校三年生まで続けていたのだが、卒業と同時にやめた。大学ではサークルに特に所属もしていないため今では少し腕も鈍っているだろうと苦笑して。とはいえ、一応有段者なので、護身程度の技であれば問題ない。)


【降谷 零】


具体的には言えないが、組織は謎に包まれている。調査のため、または組織の連中とかかわったときに、逃げる為の手段として能力を使わせてほしい。

( 相手の質問を聞けば、少し考えた後で口を開く。今、こんな場面で能力を使わせて欲しいとは具体的に言えないが、例えば組織の連中と何らかの形で接触した場合の逃走手段。または彼女の言うように、組織について調査を行う際に使う。くらいだろうか。自分が組織の一員として潜入しているからこそ分かるが、メンバーが現れそうな場所に事前に赴き潜入捜査を行うこともできるかもしれない。考えれば彼女の能力の用途については色々あるなと思えば、ふいに始まった説明に耳を傾けることにして。ある程度説明が終われば、まだ人のなせる技ではないなと思いながらも、目の前の真っ二つに割れたコップを見て衝撃を受ける。一応胸元にある手帳を取り出すとその能力についてメモを取り。)

なるほど。能力については大体理解した。

【沖矢 昴】

ホォー。空手ですか。
蘭さんと言うとあの毛利さんの娘さんの毛利蘭さんですよね。彼女も大会出場者ですし、彼女の空手の強さも並の男性では歯が立たないでしょうし……蘭さんと一緒に空手をしていたなら自衛は出来るかもしれませんが、女性の身であるのは間違いありませんから、何かあったら相談してくださいね。何か助けになれるかもしれません。

(何気なく問いかけた質問であったが、空手と聞けばつい口癖が出てうっすらと目を開き翠色の瞳を覗かせる。毛利蘭とは顔馴染みだし何度か行動を共にした事もある。その時に彼女の空手の腕は見た事あり、何度か空手で犯人確保に役立っているとも聞いたこともあるし、その現場も見た事がある。彼女の重心のかけ方から何かしらしていたかもとは思っていたが、なるほど空手かと納得すれば1つ頷き。毛利さんの腕なら何の心配もいらないのだろうが、目の前の彼女の場合留学していたのもあり空手から離れていた可能性が高い。この街は何かと事件も多いが、事件のみならずストーカーや痴漢。その他にも暴漢行為等女性ならではの事件に巻き込まれない可能性だってある。その時に咄嗟に自衛出来る術を持っているのは素晴らしいが、中には萎縮してしまったり複数の男に掛かられたら無力化してしまうだろう、何か怪しい事などがあったら遠慮なく相談して欲しいと、優しげな口調と声音で微笑みながら言うと、彼女の身を心配するような言葉を言って)


【白井 鈴菜】
なるほど。逃走手段ですね。
それなら私の顔を見られる前に撤退可能でしょうし、先程の事にさえ気をつけてくれれば建物に侵入して情報収集も出来ますから、その時は遠慮なく言ってください。
陰ながら日本を守ってくれてるお巡りさんな訳ですし、微力ながらお手伝いします。

(大まかな能力の使用したい場面を聞けば、潜入捜査をしていると言っていたし、これまでもしかしたら何度かその組織の人に怪しまれていた可能性があるのかもと思うと、そうなった場合走って逃げても車で逃げても追いかけられて来るものだろう。目の前の彼は頭が回りそうなので、怪しまれないように言葉を言い連ねそうだが、必ずしも怪しまれて命が危ないなんて事が無いなんて言えない。というか命に危機が無いなら自分の能力を逃走手段として欲しいなんて言わないだろうなと推測すれば、良いよと頷き。
これまでこうして会わなければ分からなかったが、実際にこうして人にも言えず本名ではなく偽名まで使って自分達の生活を、日本を陰ながら守ってくれている人が居ると知れたのだ。それならその恩返しも兼ねて自分の能力が役に立つならいくらでもと笑みを浮かべて了承し。それに潜入捜査という事は情報だって重要だろう。自分なら先に打ち合わせ場所に潜入出来たり注意点さえ気をつければ手に入る情報はぐんと増える筈。……多分。潜入捜査には情報が命と聞いた事がある、初めは知られてしまったからと言うのがきっかけだが、こうして身も心もすり減らしながら生活している人がいるのだ、少しでも楽をさせたいと思うのはきっと自分の性格によるものだろうが、ドンと来いと胸を張って笑いかけ)

(/ すみません、今日お返事できないので、明日お返事します！)

(/ ご連絡ありがとうございます!
リアル優先で大丈夫ですよ!お時間がある時で大丈夫ですのでお待ちしておりますね!)

【工藤 夏葵】


はい！そう言って貰えると心強いです。
留学から帰ってきたら1人暮らしかーって、ちょっと心細かったんですよね。どこかの誰かさんは行方知らずですし。

( 一瞬見えた綺麗な翠の瞳を見逃さなかったが、それには心の中では綺麗な色だなと思うも特に触れず。こちらを気遣って言ってもらっているのはとてもよく分かるが、恐らくそんな目には合わないだろう。しかし、そこは有難いと思う気持ちを素直に話し。正直留学から帰ってきたら両親もここにはいないし、新一もコナンの姿になっているため家にいないことも知っているため、きっとこの広い家で1人寂しい気持ちになりそうだ、なんて思っていたところで。彼とは初対面ではあるが、ここに住んでいるということは新一も両親も知っている信頼している人物であることには間違いないため、一緒に住むことに何の心配もしておらず。少し嫌味らしく新一に対してそのように言えば、きっと今頃どこかでくしゃみをしているのだろうと思い。)



【降谷 零】


…そんな風に言って貰えるとは思わなかった。
一応公安の協力者となってもらうにあたって、書類にサインをもらわなくてはならないのだが。それは今日持ち合わせてはないないし、また後日どこかでもらってもいいか？

( 相手の言葉とその様子に正直に言うと思っていた反応とは違い少しだけ目を見開く。確かにこれまでの汚れ仕事も、公安という権利を使い卑怯だなどと散々言われてきたことも、彼女のような理解者がいるだけで報われると少しだけ口元を緩めて小さく笑い。協力者として彼女に共に動いてもらうには危険と隣り合わせであることから、一応書類にサインをもらうことになる。それはいざというとき彼女を守る書面ともなる大切なものだ。後日どこかで待ち合わせをして書類を渡したいと伝えると、スマホのカレンダー機能を使い日付け、つまり自分が公安勤務であるかそれ以外であるかの日を確認して。)

【沖矢 昴】
信頼してくれるのは嬉しいのですが、もっと、こう……まだ会って間もない異性とひとつ屋根の下で暮らすと言うのは怖くないのですか?
不埒な真似はしませんけど、女性ならもっと怖がったり拒否したりするかと思ってましたが…。
あぁ、新一君はどうやら事件になんやかんや巻き込まれているみたいですね。だから幼なじみの蘭さんにも連絡は稀のようですし…まぁ、たまに学校へ登校したり事件を解決したりはしているみたいですが……以前と違ってメディアへの露出は控えているそうですね?

(心細かったと聞けば、確かにこの広い家を1人で使うとなると、部屋の広さも相まって余計に家に帰った時に誰もいないこの空間が寂しさを増長させるだろう。その気持ちは分からなくも無いが、工藤夫妻や息子の新一、コナン君は自分の正体がFBI所属の赤井秀一だと知っている為、警戒心なんかは持っていない。だが、目の前の彼女は自分の本名も所属も知らず、ただ見知らぬ異性と同じ家で暮らす事になると言う現状にもっと恐怖を覚えたり危機感を持ったりはしないのかと首を傾げ。勿論不埒な真似、強引に事を迫るなんて事はしないと誓うがそれとこれは別だし、いくら夫妻と息子から許可が出ているとは言え怖くないのかと心配とやや説教する時のような口調混じりに問いかけ。どこかの誰かと言う単語にそれは十中八九、息子の新一だろうと推測し。確かにここには滅多に帰らず、コナン経由で事件に遭遇して帰った等の言伝のみを残して幼なじみの蘭さんに何も言わずに帰ったりどこかへ行ってしまう事が多いと聞いている。それに以前は新聞なんかに載っていたのにそれすら無くなり、事件に遭遇しても知り合いの刑事や警部さんに自分の事は言わないでくれと口止めをしている。元々はメディアに出ていた事からやや目立ちがり屋な部分もあった筈だ。それを一切せずむしろ口止めをするという事は、自分の存在を知られては不味い存在がいるという事。自分の中でそんな風に気を張り詰めなければいけない存在は例の組織以外に思いつかない。きっと新一君は何かしらのタイミングで例の組織と関わり、逃げているか何かだろうというのが自分の中で組み立てている図式であり、それが本当なら例の組織は何やら研究をしていたと潜入中に軽くだが、耳に挟んだ事がある。その研究による成果のものかはともかく、自分では工藤新一は例の組織と関わってしまい逃走、又は身分を偽っている。そして正直に言うと信じられないが工藤新一＝江戸川コナンでは無いか。と言う図式である。そうでなければギフテッドとしか説明が付かないような知識の豊富さ、洞察力、推理力。それらが全て工藤新一だとしたら納得がいくのだ。と言ってもそれはあくまで自分の中での憶測。彼女にそれを言う必要も無ければ、言った事で彼女も巻き込む可能性からその事は口にせず、有り触れた普通の言葉を口にして)


【白井 鈴菜】
いやまぁ、ドラマとかだと嫌われ者と言うか…あまり良い印象を持たれてないみたいな描写が多いですけど、公安の人って国家転覆レベルの情報を握ってるってテレビでもやってたりしますし。
やり方はともかく日本そのもの、ひいては私達がこうしてテロだとかに巻き込まれずに暮らせてるのは事実なので……。
私はこの時間以降か、土日祝は休みなのでいつでも大丈夫ですよ。
そちらはお忙しいでしょうし、連絡さえくれればいつでも大丈夫なように予定を空けておきます。

(自分の言葉が意外だったのか目を見開いた彼の姿に、実際公安の人達はテロだとかを未然に防ぐ為に潜入捜査をしたり、張り込んだりと言うのをテレビでやっているのを見た事がある。米花町は確かに事件とかが多くて物騒な街ではあるが、言ってしまえばそこまでなのだ。テロは始めとしてどこかが大爆発して甚大な被害を及ぼすような事件や事例は無いに等しい。それは目の前の彼なように人知れず暗躍して未然に阻止してくれているからだろうと考えるのは当然の事で。そして彼が浮かべた笑みを見れば『うっ…イケメンの微笑み。眩しい』と若干思考が阿呆な方向へ飛ぶも、書類提出があると聞けば、思ったよりしっかり管理、保護をするんだな…と思うと、今日は特別遅い時間で仕事が終わったが普段はもっと早く、それこそ定時の5時には仕事は終わるし、事務職なので土日祝、大型の休みもあるので自分がそちらの予定に合わせると言うと、こちらもスマホを取り出し予定を確認するも、今のところ寂しい事に何も予定は入っておらずいつでも大丈夫と言いつつ、連絡先は交換した方が良いですよね?と首を傾げ)