匿名さん 2022-09-12 09:11:42 |
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募集板にてお声がけさせて頂きました匿名です!
トピ立てとお相手に選んで下さりありがとうございます!
至らぬ部分もあるかと思いますが、よろしくお願い致します!
狛枝の好青年にも見えるが実はサイコ。
才能持ちには尊敬。そして希望と言う見えないものにどこか信仰じみた気持ちを持ちいて、才能持ちでない者に対しての冷徹感と言うでしょうか、あの冷たい反応も最高だと思っており、日向に対しても初めは才能持ちだろうからととても良い印象の持たれる好青年なキャラから途中から発覚した事実により、日向に対してのギャップのあるあの態度。そしてロシアンルーレットから得た事実から知った情報からの皆への手のひらを返したようなあの一貫した希望に対して、希望そのものが神であるかのような感覚を持ったキャラと私は解釈しておりますが、主様と一致しておりますかね…?
頑張って狛枝をやらせて頂きますね!
時系列はそれこそ修学旅行の時でも、
強制シャットダウン後、皆が目覚めて更正し未来機関で暮らしている時でもどこでも大丈夫です!
募集をかけられた主様の希望になるべく添いたいと思っておりますので、主様がここからやりたい等があれば遠慮なく仰って下さい!
ちなみにですが、日向に対しての態度は初めのような好青年と途中からの冷たい態度からの徐々に和解と言いますか、ほだされていってのどちらがよろしいですか?
>1様
こちらこそお声がけ有難う御座います、至らぬ点があるのは此方もですので、一緒にゆるくやっていければなと思います。ぜひ、宜しくお願いします。
わかります、人のことを”才能”でしか見ていない所が彼の思考の頂点は才能なのだと改めて知らしめられますよね。希望に対する狂信的な熱意も、それ以外への冷酷な態度も、一度は日向に才能があると期待してしまっていたからこその、ないと発覚した後の、唾棄すべきだと言わんばかりの態度もとても最高で……。
自分に才能がないという記憶を失っている(どんな才能が自分にあるのかと期待している)修学旅行前半の日向が、修学旅行後半になり、自分にはなんの才能もない平凡な人間だと発覚した時のあの絶望の様子が堪らなく可愛らしく……。才能がないという劣等感を忘れている修学旅行前半の人格が日向創の本来の人格だと解釈しているのですが一致していますでしょうか。大まかな解釈としては、協調性があり、皆の信頼を勝ち取っているリーダーのような存在。どんなに突き放しても放ってはおけないお人よしで知らない事は知りたがるような人格。よって相談窓口になったりと、性格の面で惹かれる要素が多い、という印象です。
そうですね、更生後未来機関に勤めている、所謂未来機関軸をしてみたいな、と。それこそ、未来機関から割り当てられた部屋に二人で住んでいる等どうでしょうか。交際済みかそうでないかも決めてしまいたく……。
未来機関軸では、日向に元才能がない+人工的な才能を会得しているということを知っているので、最初は冷たい態度、でもいいと思います。その冷たい態度も、更生修学旅行を経て、どんな態度をとっても自分を突き放さない日向に惹かれてはいるが素直になれない、という裏があるなら尚好きですね。その冷たい態度に対し、「そんな俺のことが嫌いなら構うなよ、」と言う日向。嫌いなわけではなく素直になれないだけなので嫌味を含めてまた言い合いになる狛枝、みたいな流れが大好きです……、結局は狛枝が抱いている内情を日向に吐露し、絆され~なんてどうでしょう!
分かります分かります!
1度過大な期待をしただけに、何も無いと知って、その落胆や恐らく絶望もしたんだろうなと思っております。
その落胆具合と希望大好きな自分が日向創という人物のせいで初めて絶望をしてしまったと思い、希望大好き人間の狛枝からしてみたら雪辱的な感覚に陥った事だと思います。だからこそ日向に対して八つ当たりもあるのでしょうが、当たりがキツくなったのでは無いかなと思っています!
そこからは才能持ちの皆が実は自分の嫌いな絶望の残党で、その中には自分も含まれているというトドメを刺されると言う、もうあの章の時の狛枝は無自覚に自分を含め、裏切り者以外の皆に絶望し、絶望している自分にも絶望してあんな事が出来たんじゃ無いかなあと解釈しております。
日向くんについてもまさにそんな感じの解釈をしておりました!
きっと中学の時とかは相談に乗ってくれる人が居たり、リーダーシップがあって頼れる人できっと超高校級の才能持ちは凄いなみたいな形で少しの憧れはあっても、そこまで才能というものに固執してなかったんじゃないかなと。
でもいざ、希望ヶ峰学園の予備学科に入学したら、クラスからは平均と小馬鹿にされ、本科の人間とは違うと間近で見せつけられて才能という物が欲しくなり、あのプロジェクトに立候補する程才能が欲しいと歪んでしまったんじゃないかなと。
未来機関での未来軸!
捏造満載になりそうですが楽しそうで良いですね!
恋愛感情やお付き合いについてはお話の途中で自覚、発展出来たらいいなと思っております。
狛枝は先天性な才能持ちに対しては尊敬を抱いたりしていると思いますが、人工的な彼から見れば偽りの才能持ちには尊敬や尊重はしないイメージなので、冷たい態度で接しながらも自分のなんて事ない才能に対して、マイナスな事もプラスな事も言わず、普通に話してくれる数少ない人だと思って、冷たい態度を取るのに足軽く日向くんの元に通っては嫌味を言いながら同じ空間にいて、それが心地よくて素直(無自覚に恋愛感情を抱いている)になれない。なんて感じを初めは想定しております!
強制シャットダウンをしたので記憶は皆に引き継がれて居ない設定ですが、自分を含め絶望の残党と言うのは知っている筈なので、皆(苗木等の未来機関のメンバー以外)に対してもキツい態度を取るかと思います。それで皆は辟易してるのに日向だけは突き放さないので、特に着いて回り、ある時にポツリと本音を零して付き合うなどいかがでしょう?
過大な期待をした分の落胆と、唾棄すべき予備学科の日向に期待をしてしまっていた自分の眼鏡違いぶりにも失望してしまったという線もあるんじゃないかと思っています。また、自分の才能を”こんな才能”と卑下する狛枝だからこそ、なにもない日向に同族嫌悪を感じてしまって強く当たっている、っていう解釈もしてます。そうですよね……希望大好き人間の自身が実は絶望に染まってました、なんて知ったら更に絶望を重ねて自分諸共絶望であった彼らを全滅させようと考えるのもおかしくはないと思っています。でもその中で確かに培った修学旅行での彼らへの(主に日向)信頼を信じてあとは託して、っていうのが本当に最後まで狛枝そういうところだぞ……ってなりました(涙ぐんだろる)
そうですね、日向の才能への憧れは頭を開くまで、なので人工的な才能を手にした後でも、俺にはこんなことしかできないから、だとか先天性な才能と自分の人工的な才能とで比べてしまうんじゃないかなと。
賛成です。お話の途中で展開していった方が楽しいとは思いますし!そうしましょう、!
強制シャットダウンをした後でもダンロン3希望編にあったように、日向の才能(ご都合)によりみんな起きたので、おそらく記憶もご都合で消えることなく残っているんだと思います。ダンロン2.5で狛枝があの自殺のトラウマのせいで人格が破壊寸前~みたいな所もあって、ややあって解決してプログラム内から目覚めたときのセリフが「元予備学科の日向クンだっけ、」なんて言っていたのでおそらくみんなコロシアイの記憶もその前の記憶も残っているんじゃないかな~~と勝手に解釈しています!なので、コロシアイの出来事諸々を踏まえたうえで日向も狛枝も成長しているとは考えています!成長した上でも元予備学科に対する嫌悪は依然残っていますし、自分含めてみんな元絶望という事実も消えないので周りに冷たい態度をとる、やキツく当たる、は解釈一致でにこにこしてます……。そうですね!主様の想定も私の想定と同じなのでそれでいきましょう~~、いいですね、ぽつりと本音零すのとてもいいです、それでいきたいです、、
日向としても、冷たく当たってくる狛枝に対し、修学旅行の際からの思い入れや情があるので突き放せないし、かといって冷たく当たられののしられるのもカチンとくるので、「そんな嫌いなら絡んでくるなよ」など喧嘩吹っ掛けてしまう。っていうのはどうでしょう?ほかの同期から見たら、狛枝と日向はずっと喧嘩して言い合いしている、ってイメージを持たれるほど言い合いは日常茶飯事なのに、日向は狛枝を突き放せなくて、そんな日向に狛枝は付きまとってしまう、っていう解釈です!
分かりますとも!
狛枝の落胆、期待すべきではなかった人物に1番の期待を寄せて、恐らく初期では1番尊敬していたであろう人物が、実はなんの才能も無い予備学科の人間だった。なんて彼からして見たら絶望でしか無いかと。
それでも、やっぱり培った信頼とか友情は捨てきれなくて託すと言う、らしいと言えばらしいですが、本当そういう所だぞ!!となる所ですよね…。
それに、思うのですが、確か3章だったかな?絶望病に狛枝が罹って皆はアイツ危険だから隔離!ってなった時に、日向が食事を届けに行った時に日向に対して言った言葉のこんなボクに構ってくれるのは君くらいみたいな台詞を確か言って居たような気がするので…!が恐らく本音と言うか本心だったんだろうなぁと。
ちょっと記憶が曖昧で申し訳ないです。
あ、そうなんですね!
アニメダンロン3の絶望編、希望編はネトフリだと配信されてなくて見れてないので、その情報は凄く助かります!
でしたら、尚更日向や他の人達に対して、そして自分自身に対して嫌悪感なんかは一際でしょうね!
では、更正プログラムが正常に終わり、皆きちんと卒業を終えて元絶望の残党であるが皆各々きちんと未来機関で活動しており、日向と狛枝は同室。狛枝は自分を含めメンバー全員を嫌悪しており、嫌味のオンパレード状態。それは特に日向に対しての回数が多く、言い合いにもなるのに狛枝は良く日向の所に言っては嫌味を良い、同じ空間を過ごしており、実はそれは居心地がいいからであって嫌味も元予備学科で、愚かにも人工的に才能を手に入れた日向くんの側が落ち着くと言う自覚はないが何となく居たいと思ってしまうから。
そこからは嫌味と言い合いのやり取りを繰り返しながら狛枝がふとした時に、彼の側が居心地が良い事、そして彼が好きなのではと自覚するも、自分があの元予備学科で、才能を持っていないのに、人工的に才能を持った人物に好意を抱いたなんて認めたくなくて、しばらくは毎度のように言い合い、嫌味の毎日だったが、ふとした時につい口からポロリと本音が出てしまったと言う設定で大丈夫そうでしょうか?
大丈夫そうでしたら、私が次レスで僭越ながら初回文を投下させて頂こかと思っております。
あ、ちなみになんですが、ダンロン3の希望編だと日向くんの口調は修学旅行の時の口調、性格で間違いないですよね?
一応念の為に確認をさせて頂きました。
やっぱりそうですよね、こんなボクに構ってくれるのはキミくらいというセリフから察せるにやっぱり信頼や友情は少なからず抱いていたんですよね。才能無しが発覚した後でも培った信頼や友情は消えるわけではなくて、最初から最後まで一貫して信じていたんだと思ってます……。
配信されてないんですよね!!!久しぶりに見ようと思ってアマプラ開いたら配信されてなくて……、う、でもダンロン2.5(狛枝にスポットライトが当てられた一話完結のアニメ)はつべでも観れるので是非……。
そうですね、でも一度絶望だったとはいえ元々才能を持っている日向以外に強く当たるかと言われればうーんってなっちゃいますし、狛枝も修学旅行を経て成長したと思うのでその辺は想像で補うしかなさそうなんですよね。でも才能のない日向、才能がない日向に期待していた自分に対する嫌悪は絶対残ってると思いますし悪態も絶対つくと思ってます!、
いいですね、それで行きたいです、未来機関での仕事といえど元絶望な上日向と狛枝に関しては他の人と比べて外で復興する程の力もないので基本は事務仕事か残っている絶望の残党の手先の始末辺りでしょうか。これはただ私が戦ってる狛枝と日向が見たいだけです!!!!(欲に忠実)。
元予備学科、並びに絶望の発端、後付けの才能持ちの日向への気持ちを認めたくないという狛枝解釈一致すぎます、、、、大丈夫です!!初回文助かります有難う御座います……!
性格、口調全く修学旅行の際と変わりありません!!
時系列としては修学旅行→希望編(皆が目覚めた後の話)→未来機関軸という認識で問題ないかと!!
(/ ですよね、裏切られたとすらもしかしたら狛枝は思ったかもしれませんが、確かにそこに友情や信頼はあったと思わせるのが、もう本当に…!
そうなんですよね、なので未視聴なので情報不足になりそうです。すみません。
あ、言われてみればそうですよね…でしたら、他の人達は初めこそ絶望のメンバーだったという事で嫌味を言うが途中からは無くなり、嫌味を言うのは元予備学科で才能無し、後付けで才能を持った日向だけにしておきましょうか。その方がなんかしっくり来るかもです。ちなみに目が覚めたあとの他のメンバーの狛枝の印象はやっぱり「好青年の皮を被ったヤバい奴」で良いのでしょうか?
では、その流れで行かせて頂きますね!仕事内容も把握致しました!是非戦闘も入れましょう!
それでは、僭越ながら下記にて始めさせて頂きますね。ロルなどで不安点等出てきましたら遠慮なく仰って下さい)
――――――――――――
ねぇ、日向クン。
仕事終わったんだけど……そっちはどうなの?
あ、元予備学科のキミには難しくてとても無理かな。ゴミムシ当然のボクでも出来た仕事なんだけど無理です、やって下さいってお願いしてくれたら代わりにしてあげようか。
(1度は失敗した更正プログラムを再度やり直し、正常に――そう、未来機関の彼らが思い描き望んでいた形で皆が卒業をし、目を覚まして早数ヶ月経った日の事。自分と隣にいるツンツンとした茶色の髪が特徴的な彼は才能の生かせる場所、つまりは適材適所と言われ、外で復興作業をしている他の人達とは違って事務処理作業が多かった。そうして何十回目の事務作業が終われば、ふぅ…と一息着いたあと、隣に座る元予備学科で愚かにも手術により才能を後付けで手に入れた彼に声をかける。自分の才能はゴミグズ同然だし、他の人達のような素晴らしい才能でもない。だが彼は元々才能無しの予備学科生だったのだ、初対面の時彼の持つ才能は記憶が飛んでいるだけできっと素晴らしいものに違いないと期待を見事に裏切られ、期待など寄せるべきでは無い人物に1番の期待を寄せ、友情と信頼を寄せた自分が腹立たしくいつものように口から彼を傷付ける言葉を吐き出す。と言ってもいくら後付とはいえ、彼には全ての才能を埋め込まれたと聞いている。だからこの事務処理だって彼の今持つ才能を駆使すれば自分よりも早く、正確に終わらせられる事だってわかっては居ても皆のように先天性ではなく後天性の才能持ちの彼を皆のように尊敬、尊重が出来ず、やれやれと呆れたような口調で話しかけて)
(/目覚めた後も相変わらず、”深く関わらなければ害はないやつなんだけどなあ、変わらず希望厨だなあ、”みたいな印象だと思います、ですので、主様の思う通りの印象で大丈夫です!
こんなに意見を汲んでくださって感謝しかありません……有難う御座います!!いえいえ、こちらこそロル自体久しぶりなので上手く伝わらないという所があれば是非仰ってくださいな、)
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……、はいはいそうだな、流石本科様だな。お前に頼まなくても自分の仕事くらい自分でやるからいい。もう少しで俺の方も終わるしな。俺に嫌味言って絡むほど書類が終わって暇ならもう少しで昼なんだし早めに休んでたらどうだ?
( 毎日毎日変わらず浴びせられる貴方からの流れる水よりも滑らかな嫌味に、もはや言い返す気力さえ失った。というと少し事実ではないかもしれない。正確に言うなればまともに言い合っていれば疲れるのはこっちなので、頭の中に草餅を思い浮かべて貴方の嫌味を聞き流しているという方が正しいだろう。毎日飽きずに己に突っかかってくる貴方の根気強さ―ただ単に暇なのかもしれない―に感心しつつも、繰り返されるそれには自ずとスルースキルなるものがついてくるものである。今日も今日とて貴方の、癪に障るような嫌味を流しながらカタカタとPCのキーボードに指を滑らせていく。相変わらず上から目線で見下した台詞だ。とつくづく思った。貴方にとって才能・希望は崇拝すべき存在で、その才能がなかった上、後付けのような形で才能を手にした己に対して唾棄すべき、と感じるのは当たり前だろうが、ならば何故こうも無駄に絡んでくるのだろう。嫌いなら構わなければいいのに。そんな思考を巡らせている間にも鼓膜を揺らす貴方の嫌味に眉を顰めため息を零す。スルー出来るからと言って決してイラつかないというわけでは毛頭なく、沸々と湧き上がる苛立ちをぶつける様にEnterキーをパチン!と大きな音を鳴らしてぶっ叩いた。己が座っている椅子を後ろに引きつつ、よく飽きずに貶せるものだ、と呆れの中にじわり苛立ちを含んだ視線を貴方に向ければ貴方の嫌味に対する少しの対抗として遠回しに何処かに行ってくれと言わんばかりの言葉を投げかけた。 )
(/ なるほどなるほど!こちらこそ情報提供助かります、ありがとうございます!
いえいえ、お互い楽しくなりが出来たらと思っていますのでお気になさらず!
とても見やすいロルで、勉強になります!ですので私のロルに不安など無ければ是非このまま末永くよろしくお願い致します!)
嫌だなぁ、元予備学科のキミが何かミスでもしていたら同じ場所で作業していたボクにも責任があるとか言われて、連帯責任で何か言われたら嫌だからここにいるんだよ。
そんな事も察せれないなんてやっぱり予備学科は予備学科でしないよね。才能もない、多額のお金を払ってまで希望ヶ峰学園に入学していつかなんて希望を持って在籍していたんだろうけど……そういった希望は嫌いなんだよね、才能が無いのに本科に入れるわけないのにさ。
(自分の口からサラサラと流れるように言葉にされる内容に、他の人からは相談窓口、温厚と言われる彼でも思う所はある、と言うかあったのだろう。些か乱暴と言うか手荒な仕草でパソコンのキーを押し遠回しに何処かに行ってくれと言われれば、自分だって元予備学科で才能も無くて、後付けで才能を付けた彼の側ではなく、別のそれこそ同じ才能を持ち、未来機関の同期のメンバーから超高校級の希望と呼ばれている体の小さな彼の元になんて頭では考えるのに何故か体は彼のいるこの空間から離れようとせず、また口からは嫌味を言う。自分からしてみれば今ここにいる彼より、未来機関所属でこの支部のリーダー的存在の彼の方が好みというか尊敬、尊重出来て居心地も良いはずなのに何故?と不思議に思い。だが口から出される内容は確かに自分が思っている事だし、予備学科生の厚かましさとでも言うのか、愚かさには自分以下だとも思うのも事実。それなのに離れようとしないこの体と思考回路が一致せず、まるで彼が仕事を終わるのを待ち、一緒に行動したいかのように体は動かず、そのままペラペラと彼に話しかけ……嫌味を言って。そんな事をしていれば彼から嫌われると心の奥底のどこかで自分の声に良く似た何かが呟いた気もするが、何故自分がそんな事を思わなければいけないのか、そもそも予備学科の厚かましさと身の丈に合わない考えは嫌いな筈なのにと首を横に振るとその考えを飛ばし、腕を組むと早くと言いたげに人差し指で腕をトントンと叩いて彼の仕事している姿を眺めており)
(/わ、本当ですか、よかったです!不安等ございません、読みやすいロルで読んでいてとても楽しいです、此方こそ是非末永く宜しくお願いします~!)
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うるさいな、そんなこと言われなくても仕事くらいちゃんと熟せるって。それこそお前がそうやって絡んでくるせいで集中力が途切れてミスでもしたらどうするんだ。連帯責任が嫌だっていうなら俺の集中力を削ぐような真似すんなよな。……、今それは関係ないだろ、ハイハイ、ソウデスネー、お前のその才能が、希望が、なんて何回も聞いてるんだからそんなに繰り返さなくてもわかってる。あのなぁ、そんな嫌味を言うほど俺のことが嫌いならさっさとどっか行けばいいだろ。ほら、お前の好きな苗木の所とかさ。
( 急かすような視線、一定の拍子を刻み貴方の腕を叩く指。尚も饒舌に紡がれる嫌味。あからさまな、不機嫌ですと言わんばかりの貴方の態度にぴくりと眉をひくつかせた。ここまで嫌味を言われ、蔑まれ、喜ぶようなドМではない訳で、沸々と沸いてくる怒りを抑える様に長く息を吐いた。もし己に耐久力と理性がなければ今すぐぶん殴っていたかもしれない。衝動を理性で抑えられているお陰で今貴方はぴんぴんと嫌味を吐けているのだから心の底から深々と感謝してほしい。
表で大きく怒りを表さない代わりに心の中で怒りを吐き出しては、なるべく貴方の嫌味を遮断したいとPC画面に向き直る。キーボードをたたく音と、もはやテンプレでもあるのかと疑いたくなる程にすらすらと言葉にされる嫌味、それに言われっぱなしでは癪だと言い返す己の声。どうみても険悪そのものであるこの空間に今だけは二人きりでよかったと心底思う。貴方と己の中が険悪であることは既に周知の事実なのだけれど、こんな言い合い聞いていていいものではないだろうし、この言い合いのせいで周りに迷惑もかけたくない。ただでさえ元絶望だ、と未来機関の職員に皆殺されそうになっていた所を78期生―主に苗木―に助けて貰い、その上仕事も与えられているのだから更に余計な迷惑をかけたくないと考えるのは当然のことだろう。
正しい更生プログラムを経て、才能を己の中に住ませる事が出来、カムクラの時程と言わずとも多少の才能を使うことは出来るようになった。けれど元々脳を開いてその脳に、その脳よりも大きな情報を入れた事もあって才能を使いすぎるのは身体に悪いと苗木に釘を刺されてから余程大きな事が起こらなければ才能を使わないようにしている。この事務作業だって才能を使わないときよりかは時間はかかるけれど、元々才能を手にするために努力を重ねてきた過去もあり頭は悪い方ではないと自負している為、恐ろしく時間がかかるなんて事はないのだ。だから、言い合いをしている今だって着々と事務作業は終わりを迎える。最後に文章に誤字等ないか目を通して、PC画面をOFFにした。さっさと何処かに行けばいいのに、以前そこに居続けて己に不満げな視線を向ける貴方に向き直れば、才能を得た影響で赤く染まった左目と元の若草色の右目を貴方の視線にかち合わせた。不愉快を表すように眉間に皺を寄せて、貴方の崇拝して止まない彼の名前を出した。押し付けるようで申し訳ないが、嫌いな己といるよりは彼といる方が貴方も嬉しいだろうと。 )
(/ こちらこそよろしくお願い致しますね!
狛枝は初なりなので少し不安なのですが、きちんと狛枝らしくやれてますかね……?)
ボクだって出来ることなら彼の元へ行きたいよ。
彼の持つ才能はボクと同じ幸運らしいけど、ボクなんかよりもずっと素晴らしくて、ボクの才能がゴミだってよくわかる才能の持ち主だよね。
それに何より皆から頼られていて、希望とまで呼ばれているなんて…どこかの予備学科クンも超高校級の希望なんて呼ばれていたみたいだけど、後付けの才能になんて何の価値も、希望も無いのにね。まるで月とすっぽん、雲泥の差って奴だね。
それに、キミを置いて苗木クンの元へ行ったら優しい彼はキミの事を心配してボクに聞くに決まって居るでしょ?そんな事も分からないなんて、本当偽物の希望は所詮そこまでって感じだよね。
(やるべき事が終わったのだろう、内容を保存し事務作業を終えてパソコンの電源を落としてこちらに振り返った彼と目が合えば、そこには隠しきれない、呆れや怒りが混じりそして手術の影響だろう若草色の綺麗な緑一色だった彼の今の目は赤と緑のオッドアイ。それがますます手術をしたという彼の行動の愚かしさの象徴のように見えて、赤い目とかち合えば不愉快を隠しきれずに口をへの字にして目を細める。そうしていれば、自分がここにいるメンバーの誰よりも尊敬し素晴らしいと思っている小さな体に彼と同じようなツンツンとした髪が特徴的で、ここのリーダーをしている苗木誠の名前が出てくれば、先程までの不機嫌さはどこへやら、彼の素晴らしさをまるで信仰心を説いて回る伝道師の如く言葉を言い連ねる。自分でも彼の元へ行きたいと脳は言っている、だが優しい彼の事だ。同じ作業をしている筈の自分だけ彼の元へと行けば、ほぼ確実に「あれ、日向君は?」と問われるに違いない。あれだけ素晴らしい彼に余計な心配、そしてこんな予備学科の事に気持ちを割いて欲しくないと感じれば、そのままそれを言葉にし。だが、ここで矛盾しているのは、確かに狛枝1人が苗木の元へ行けば、目の前にいる彼の事は聞かれるだろう。だがそこで自分の分の作業が終わったから休憩にとか、自分の分は終わり彼はまだ作業していると一言言いさえすれば、苗木もそうなんだと納得する筈なのだ。そうすれば彼の言うように尊敬し、大好きな苗木との時間は今こうして言い合いになっているこの時よりも格段に長くなると言うのに、口では嫌味を言いながらそれらしい理由を。行動では腕を組んで早くと急かすように人差し指でトントン叩いているのに全くその場から動こうとしない事である。これは無意識にではあるが彼と共に行動したいという現れなのだが、無意識の行動と言動は全く一致せず、その間も終わったなら早く行くよと顎で扉を示して彼と行動しようとしており)
(/初なりなんですか……??????解釈一致と溢れる狛枝らしさによく狛枝やってるのかなとか思ってたので初なりときいて驚いてます……凄いお上手です……、寧ろ此方こそ日向が久しぶりなものでキチンと掴めてるか不安に駆られてます……、は、初なりなんですね……??お上手です凄いお上手です……初なり……????)
うわ、堰を切ったように熱弁しだすなよ。そうだな、希望様希望様。苗木と比べたら俺は……、そんな事俺が一番わかってるって。うるさいぞ、なんだよお前?だから再三いうようにそんなに俺のことが嫌いなら構うなよ。それこそ時間の無駄だろ。それに、確かにお前が一人で苗木の所に行ったら苗木は「日向くんはどうしたの?」とか聞くだろうけど、よく頭が回るお前ならそれらしい理由付けくらいできるんじゃないか?理由付けさえ出来れば俺といるような無駄な時間を過ごす必要もなくなるし、お前の大好きな苗木と一緒にいる時間も増えるんだから適当な理由付けをすればいいのにな。それに、そんなに俺のことが嫌いならなんで俺の仕事が終わるまで待ってたんだ。今だって早々とどこか行けばいいのに行かないし。お前の日頃の鬱憤晴らしに付き合うほど暇じゃないんだぞ。
( これもまた聞き飽きるほど聞いた希望様への熱弁。貴方を織りなす要素の中、その頂点は間違いなく希望だろう。だからこそ毎日希望について熱弁するし、今もこうして先ほどとは打って変わり生き生きとした様子で舌を回す。いつか苗木の部屋の方向に向かって一日五回は礼拝でもしそうな勢いだ。いや、もう実はしてるのかもしれない。そんな事を想像しても違和感がない程、貴方の希望―苗木―に対する熱意は凄まじく、もはや日常茶飯事となっている。それに加えて何処か感じる貴方の矛盾について言葉を放つ。ここまで言うほど嫌いなら離れればいい、けれど、貴方はそれをしない。頭のいい貴方のことだから自身のその矛盾にはとっくのとうに気付いているのだろう。しかしその矛盾に気付いていたとして尚、何を考え行動しているか腹の底を探らせないのが貴方だ。学級裁判で培った分析力、情報を組み合わせる力を持ってしても貴方のその矛盾の裏はつくことができない。
このまま睨めっこをしていても時間の無駄なんて事は馬鹿でもわかる。顎で扉を指す貴方の行動に以前不快感を覚えつつ最後に一言不満、苛立ちを孕ませた言葉を貴方に投げかけて、貴方の横をするり、通り抜けた。
ぐっと扉を開ければ新鮮な空気が肺に満ちる。険悪な雰囲気の漂った部屋から出ただけで幾分かは心が軽くなったように思えて、大きく深呼吸をしてはデスクワークで固まった身体を解す様に伸びをした。感情のままに放った言葉だったけれど、貴方が彼の元へ行けばいつもの希望への気持ち悪いくらいの饒舌な賛美で迷惑をかけるのは必然的だろう。ただでさえ貴方の対応をしているときの彼は困った様に眉を下げているのだから。それでも無視しない所が彼の優しいところだろう。優しいからこそ貴方が調子に乗って更に饒舌に舌を回すことを知っても尚、なんて善良の塊みたいな彼に少し、いやかなりいつも同情している。そんな彼に己もいつも助けてもらっているからこそ、優しい彼に面倒だと貴方を押し付ける事は中々気が向かない。けれどこの貴方の態度は納得できない。理性と放任の狭間で揺られつつ、昼食を取るために歩を進める。今日は、いや今日も未来機関の社員食堂で昼食をとることに決め、そこへ向かって歩く中様々な思案をした。
言い合いなんて日常茶飯事だけれど、周りからの己への印象は確かに”狛枝のお世話係”といった所なのだろう。実際貴方が不運に巻き込まれたときに一番に連絡が来るのは己へにだし、部屋を共有している事や業務内容の事もあり普段から一緒にいることが多いように感じられる。放っておけば食事だって簡単なものしかとらないし、読書に耽って中々寝ないこともある。大袈裟ではなく貴方の今の生活は己がいるから成り立っているものだ。逆に言えば己がいなければ何もできない……事はさすがにないだろうが、そんな貴方を己が見放して誰かに押し付けても大丈夫なのか。なんて、ぐるぐる思考を巡らせた結果、苗木に貴方を押し付けるのは流石に可哀想だし申し訳ないからやめておこうという結果に至った。きっと俺は超高校級の心が広いやつなんだと思う。うんうん、と一人納得し頷けば気づけば社員食堂の券売機の前。今日は何を食べようか、券売機に並ぶ文字に視線を流した。 )
(/ え、なんか……凄い…宇宙猫状態みたいな感じになってますが、大丈夫そうですか……?
なんか、凄い初なりがゲシュタルト崩壊しそうな程書かれてる…。そうなんですよ、これが初の狛枝なので心配だったんですが…今は別の部分が心配です…)
はぁ……もう少し頭を働かせてみたらどう?
苗木クンはキミを心配して、ボクとの会話を切ってキミの所に行くかもしれないじゃないか。
そこも希望と呼ばれる苗木クンらしい部分だけど、それは不本意なんだよ。
だからこうして日向クンと行動すれば、苗木クンも日向クンは大丈夫かななんて心配せずにボクと会話をしてくれる。その位少し考えればわかりそうなのに、そんな事も分からないの?
それに鬱憤晴らしなんて人聞きが悪いね、ボクは真実しか話して居ないでしょ?手術を受けて才能を手に入れようとした自分を責めるならともかく、ボクを責めるのはお門違いってやつじゃない?
(彼がご飯の為にだろう、自分の横を素通りしてまるで居ないかのように扱いながら歩き出したのを見れば、それに着いていくように自分も彼の行く方向へ足を向けて歩き出し。確かに彼の言うように、苗木に一言言えば苗木はそれに納得してくれるだろうし、納得させられるだけの舌と頭脳はあるとゴミクズの自分でもあるとは思っている。だが、彼はとても優しいのだ。もしかしたら自分の言葉が足りなくて優しい彼は自分を置いて目の前を歩く彼の所に様子を見に行ってしまうかもしれない。自分が1番崇拝し、尊敬しまさに希望そのものであると言っても過言では無い苗木を、たかが予備学科で才能もなければ、才能に憧れてカムクライズルプロジェクトに立候補して、頭を開き性格、趣味、思考、人格それらを全て捨ててまで才能を手に入れた彼の所に行かせたくないのと行かせるのは許せないという気持ちがあり。そのまま腕を頭の後ろで組むと、彼の後ろを追い越すことも隣で歩く事もせずにただ歩いていれば、自分の言葉が心に刺さるのか、元予備学科生の生徒でありながら自分の言葉に対して鬱憤晴らし、暇では無いなんて言葉を投げかけてくる。その言葉にわざと深ーいため息を着くと、自分は事実しか言っていない、恨むのならプロジェクトに立候補したあの時の日向クンであって自分じゃないなんていけしゃあしゃあと言い放ち。ただ、彼の言う事もきちんとわかってはいるのだ。自分が嫌いな要素しか詰まっていない彼とは仕事の時と自室が同じなのでその時に顔だけ合わせて会話なんてせずに、自分が好きな苗木を始めとした未来機関の素晴らしい才能を持ったメンバーや初めこそ元絶望だった事から毛嫌いしていたが更生を得て、その才能を活かして外で腹甲作業をしている同期の誰かといた方が自分だって嬉しいはず。それなのに何故自分は今もそうだが、彼に着いて歩き会話をしているのだろうか?人間本当に嫌いならとことん避けるのが普通である。現に1周目の記憶を引き継いだまま行われた2度目の更生プログラムの時、自分があの時やった内容に言動も合わさって左右田あたりなんかはとことん避けていた。それが嫌いな人、苦手な人に対する普通の行動だとわかるのに何故自分は真逆な行動を取っているのか。それなりに読書をしていてそういう心情的描写もある筈なのに、自分の中で納得出来る答えが出ないまま彼と共に食堂に着けば、自分も何か食べようと食券機の前に立つと、何しようかと指を食券機のボタン周りをさ迷わせながら悩み、決まったのか蕎麦を選択し、食券機から蕎麦のメニューが書かれた小さな券が出てきたのを確認し、それを手に取ればチラリと隣の食券機にいる彼の様子を横目で盗み見て)
(/初の狛枝なのすごい驚いてます、安心してください凄い狛枝ですよ……、ほう?別の部分と言いますと?)
なるほど、お前の言い分としては俺と一緒にいる方が苗木に無駄な気遣いをさせる心配がないって言いたいんだな?だから苗木と話すために、こうも俺と一緒にいたがる、と。苗木に心配をかけないで苗木と話したいってだけなら俺が苗木のそばにいればいいんじゃないか?そうすれば苗木が俺のことを心配する必要もないだろ。っていうとお前は「苗木クンの迷惑になるって事を考えないの?」とでもいうんだろうな。どっちにしろ状況を説明して俺と狛枝が一緒にいなくても心配しなくていいっていえばいいだろ。そうすれば一緒にいたくない俺とわざわざ一緒にいる必要もなくなるぞ。お前も苗木と二人きりの方がいいだろ、でも苗木に迷惑だけはかけるなよな。
……、ああそうだな、もういいか?一緒にいるのは百歩譲っていいとして、俺のことが嫌いなら会話を交わさなければいいと思うぞ。……なんだよ?
( ピッ、と軽い音を立てる食券機。次いで滑り落ちてきた食券を手に取ればそこにはラーメンの文字。横から感じた視線にふと引き寄せられるようにそちらへ向き直れば眉間に薄く眉を寄せゆるく首を傾げた。相も変わらず見下したような言葉を放つ貴方に、最初こそ言い負かされたくないと反論を述べていたものの、やはり貴方はよく頭が回るのだ。それはコロシアイ修学旅行の学級裁判の時点でもうわかっていたことだった。己が言い返そうとも貴方はその上を行く。頭が切れるからこそ、敵に回したくないと切に思っていた貴方と己の言い合いではほぼ百パーセント己が勝つことはないのだ。だからこそ言い負かさせたくないという対抗心も重なる言い合いの中ではどんどん小さくなっていって、早くこの無駄な言い合いを終わりにしたいという思考が勝ってくるのである。本日何回目かのため息をつきつつ手にした食券を職員に手渡しては大きなテーブル席ではなく一人用のサイドテーブル席に腰を下ろした。
貴方が彼と話すために己が隣にいる必要がある、というのは理解した―理解はしたくないが―けれど、ならば話さなければいいだけだろう。絶望を、人工的な才能を下に見て、唾棄すべきだと考えているということは貴方と接してきて嫌というほど伝わった。なのに貴方が己と会話を交わすという事が理解しがたいのだ。嫌いな相手と、話さないという選択をできるにも関わらず態々嫌味を言いに来る、この現状を鬱憤晴らしが目的だと言わずなんというべきなのだろう。ずっとこうやって言い合いをする、なんて状況のままでいいとは思っていない。寧ろ、改善すべきだと思うのに、貴方の嫌味に買い文句で言い返してしまって、それから話が広がって、どうにもならなくなる。こんな険悪な雰囲気になってしまうのだ。共にコロシアイ修学旅行を乗り越えてきた仲間だからこそ己は仲良くしたいと思うのに……。なんとも言えない歯痒い気持ちを抱えつつ以前己の隣について回っているだろう貴方に視線をよこした。 )
(/ いえいえ!そんな事無いですよ!
何せ初なのとこのまま維持出来るかちょっと不安です。頑張って狛枝らしくを心掛けますね!!)
予備学科の割にはよく分かってるね。
そりゃあ、正真正銘の超高校級の希望に相応しい彼に余計な心労を掛けたくないからね。
こんなゴミクズみたいなボクにも嫌な顔一つせずに会話をしてくれて、心配もしてくれて優しい彼は未来機関のリーダーとして多忙だからね、ボクと予備学科クンの事で余計な悩みだとか心配だとかして貰う方が烏滸がましいよ。
それに、苗木クンは忙しい身でしょ?ボクなんかが構って良い人じゃない事位察してあげるのが普通なんじゃない?
あぁ、そんな事も分からないからキミは予備学科のままだったんだろうね。
会話なんてしなくて済むならしないけど、報連相って必要でしょ?そんな事も知らないの?
(彼から発せられる言葉はまさに自分が考えていて言いそうな事そのものではある。だがまだ足りない。苗木誠は超高校級の希望と称され、あの江ノ島盾子を打ち破り、この支部のリーダーまで任されているまさに自分が理想とするべき希望そのものなのだ。そんな人物に、日向と反りが合わないから部屋を別にしてくれとか、仕事の場所を変えて欲しいとか頼んだら優しい彼はきっと、困った顔をしながらどの人と相部屋にさせようかとまず悩むだろう。理由は1周目の自分にあるとは言え、同期のメンバーは自分との会話を避けて――というより自分と行動する事自体を避けている傾向にある。あの温厚なソニアでさえも、狛枝さんとはちょっと…と断られ。左右田は言わずもがなだし、田中はまず話が理解出来なくて自分が話しかけてもその回答が斜め上というか厨二病過ぎて話が続かない。他にも花村、九頭龍、弐大が同性メンバーとしているが、花村と弐大が同室で、九頭龍は辺古山さんと同室。そして一応田中にも苗木は話をしてみたようだが、要約すると断られ、何故かソニアと同室。という決定が成され、消去法的に彼と同室になったのだ。皆に良いかと1度聞いて駄目と断られたのに再度お願いしても結果は変わらないだろう。そんな二度手間な事を希望の象徴の苗木にさせたくないし、そうなると自分と日向が一人部屋と言う選択肢が出てくるが、未来機関の最低条件が相部屋でお互いをお互いが監視というものだったらしく、一人部屋も不可。そうなれば彼は頭を悩ます事間違いない為、それは避けたいし、仕事の場所も同様である。そもそも彼は多忙な身なのだ、自分達のこれをわざわざ報告して良いような人物では無いと何故彼は分からないのか。いや、分からないから万年予備学科であのプロジェクトに立候補したのだなと自己解決するとまたため息をついて、心底呆れてますみたいな口調で上記を言い。会話についても仕事の基本である報連相しかしていないのに彼が突っかかって来るのだからこちらも応戦しているだけなのにとさも自分は悪くありませんみたいな表情を見せ。そして何だと問いかけられれば、ハッと我に返り盗み見ていたのがバレたとわかると)
別に。
ただ、日向クンはラーメンなんだなと思っただけ。季節的にラーメンは無いんじゃない?
(そして、嫌なら別々の席に座れば良いし、日向はそれの為に1人用のカウンター席に座ったと自分でも理解しているのに、何故か自分も彼の隣のカウンター席に座っており。嫌ならなんで隣に座るような事をしているのか自分でも自分がよく分からなくなり。そしてこちらに目をやった彼を見れば、取ってつけたように少し早口でまた彼の心を傷付けるような、心労を貯まらせるような事を言うと頬付けをついて彼の方に顔を向け)
(/ そんな事ありますよ!!、わかります、維持できるかが不安な所ありますよね、緩く楽しんでいきましょう……!!)
まぁ、心配しなくていいって言っても優しい苗木の事だから気にかけてくるだろうしな。……お前自身がそう理解してるんだったら無闇に苗木に絡むのやめてやれよ。だから、全く会話をしないわけじゃないぞ、そんな事したら多方面に迷惑がかかる事くらい俺だってわかってる。報連相、最低限の会話だけに留めてお前から無駄に嫌味を吹っ掛けて来るのをやめろって言ってるんだ。
( 貴方の紡ぐ言葉からひしひしと伝わってくる己への呆れと見下し。それくらいなら今までもずっと向けられてきたもので多少は納得出来るかは別としてもほぼ諦めに近い境地で受け流す事は出来る。けれど自分にはまるで非が無いといいたげなその態度にはまるで納得がいかない。そもそも毎日ここまで悪態をつかれ突っかかられると逆に己の事が好きなんじゃないかと思い始めてしまうものだろう。いや、そう思わない限りこの毎日の様に浴びせられる罵詈雑言に対する怒りを収められる自信が無い。小学生男児が好きな子に対して気を引く為に意地悪をするのと同じで……。いっそこの通りならば今までの悪態は素直になれないせいで、なんて事で幾分かは可愛く見えるのだろうがほぼ百パーセント貴方が己へそんな気持ちを抱いていることはない為、依然悪態に対する苛立ちは募るばかりなのだが。
苛立ちが募るからと言って会話を完全放棄することが出来ないことくらい理解している。理解しているからこそそれだけで断ち切ることの出来ない貴方との関係にここまで悩まされているのだ。そもそも貴方が己と会うたびに嫌味を吹っかけてくるのが悪いのではないか?それがなければ、「おはよう、狛枝」「おはよう、日向クン」くらいで中々良好な―今と比べて―普通の友人のような会話だってできるはずだ。それが出来ないのは貴方が毎日嫌味を吹っかけてくるせいで、それに己が対抗心を燃やして言い返してしまうせいで。それに、嫌なら無視をすればいい、だって己にも該当する事なのだろう。本当に貴方の事が嫌で、心底嫌で、会話をするだけで苛立ちが募るのならば貴方に合わないようにでも調節をして完全に貴方から己を遮断してしまえばいい。けれどそれをしないのは己にも思う所があるからなのだろうか。己が貴方を突き放してしまえば、己以外との関りが薄い貴方は一人になってしまう。そうなると何がいけないのかというと、貴方のストッパー役がいなくなる事と不運に見舞われた時に対処する役がいなくなる事、貴方が一人で、幸運を背負わなければいけないという事。これほどの問題が生じてくるのだ。実際問題このような事になる為に、己は貴方のそばにいなければいけない。貴方は己がいないとまともに過ごすことも出来ない。なんて、そんな建前を言い聞かせてまで、こんなに罵詈雑言を浴びせられてまで貴方のそばにいることを選ぶ自身の心理なんてわかりやしないし、相当な物好きだと言われても仕方がないのだろう。ただ、理由なんてなく、それが当たり前であるかのように貴方の隣にいることを無意識に心が選んだのだから。
「夏でもラーメン食っていいだろ。ほら、冬に食うアイスだって美味いし、美味いものはいつ食っても美味いんだよ。草餅だって年中美味いぞ」
別々の席に座ればいいのにも関わらず、わざわざ己の隣に腰を掛けた貴方に、親の後ろをついて回る小さな子供と同じようなものを感じた。口では己に対して嫌いだと言わんばかりの言葉を投げつけるくせして、行動では相反している。その矛盾がなんだかおかしくて、本当に仕方のないやつだと思う。そうして、此方へ向ける貴方の視線に己の視線を交わせれば緩く、瞳を細めた。 )
(/ そ、そうでしょうか?何せゲームは数年前に1度きり。そして初なりなので狛枝らしくやれてるかななんて思っていたのですが…とりあえず、大丈夫そうなので安心しました!もしかしたら、これから先キャラ崩壊が起こるかもしれませんが、暖かい目で見守って下さい。)
そうでしょ?
彼はどこかの誰かさんと違って怒ったりせずにボクのくだらない、本来なら話しかけるのも耳に入れるのも烏滸がましいような会話もきちんとしてくれる優しくて、希望に満ち溢れている彼に余計な心配を掛けさせたく無いから、仕方なくキミと話してるんだよ。
それに、予備学科クンを1人にしたらそれこそ孤立しちゃうでしょ?何せ皆とは大きく違う存在なんだから、それを防止してあげようと気を遣ってあげてるんだよ。
(苗木に対しての言葉に関しては心からの本音だ。彼は本当に素晴らしい人物でそれこそ自分からしてみたら崇拝しても良いし、なんならするべき人物とも思っている。本来なら抹殺せよと命令が下っていたのに、彼らも更生の余地があると独断でプログラムを立ち上げ、自分達を絶望から抜け出させようとしてくれた人なのだ。そんな素晴らしいプロジェクトはそれこそ1度目は目の前の彼のせいで失敗に終わった。だが、もう1回とチャンスを与えてくれて絶望だった自分達は無事に更生し、こうして希望の為に復興作業が出来ている。それは自分にとってどれだけ歓喜に満ち溢れ、感謝と崇拝の念を感じたのか、きっと件の彼はわかっていないし、伝えたとしても謙遜してそんな事ないよと言うのが目に見えるようだ。そして先程も言ったが、彼はゴミクズ、ゴミムシ当然の自分の話にウンウンと相槌を打って聞いてくれる。それだけで自分は満足なのだが、彼は多忙なのでそんなに話せる時間は無いし、体を休めて欲しいとも思う。だからこそ彼と話しているとさも仕方ないような口調で話しているが、本当はわかっている。目の前の彼は修学旅行の時でも皆から慕われていて、相談に乗ったりしていたのを自分は見ていた。現に更生が終わった今でも同期のメンバーと楽しげに話しているのを度々見かける。だから、孤立するのは彼ではなく自分だと言うのは本当に、良く理解出来ているのだ。だが、それだとゴミのような才能とは言え、一応超高校級に選ばれた自分が才能も無い予備学科の彼に負けているようなもの。そんなもの認めたくないし、才能の無い彼の方が人脈も信頼もあるだなんて自分の中で許せるものでは無い。だからこそ、こうして才能という名や希望と言う単語でのマウントを取って、自分は彼よりも上である。自分は彼に負けてないと言い聞かせているのだ。それが例え彼を傷付けるものだとしても、希望や才能という物がどれだけ素晴らしい物なのか理解している自分にはこうする事でしか、自分の価値観を見いだせない。彼もきっと辟易しているのは心の底ではわかっていても、彼も自分を突き放したりしない。言葉ではあれこれ言っても結局は世話を焼いてくれたり、言い合いになってしまうがこうして会話をしてくれる数少ない人物なのだ。彼が自分から離れれば自分は孤立し、不幸になるだろう。不幸になるのは慣れている。だが、その時にもし、何かしらの希望が降ってきた時に誰にどんな不運が起こるか分からないのもきちんと理解している。だから自分はこうして、嫌いな要素しか詰まっていない彼と話すことでそれらを回避しているのだと自分に言い聞かせ)
草餅はキミの好物でしょ、それはいつ食べても美味しいに決まってるじゃない。
まぁ、でも……冬にアイスを食べるのはありかもしれないね。
(彼の言葉に、小さくため息をつけば、草餅は彼の好物。好物なのだからいつ食べても美味しいと感じるのは当然だと言うのに、この予備学科はと内心呆れるも、冬にアイスというのは確かにありかもと答えた時に、あれ?自分は今、普通に彼と会話が出来ているのでは無いかと気付き。気付いたらなんか気持ちがソワソワしてきた為、それを誤魔化そうと箸を手に取り、頂きますと挨拶をすれば、蕎麦を箸で掬いそばつゆに付けて蕎麦をすすり)
(/私も確り出来ているか不安でプレイしなおしているので大丈夫ですよ、お互い緩くやっていきましょう、暖かく見守ります……)
なるほど、お前なりに俺に気を遣ってくれてるってことなんだな?それはそれでいいとしても、ならなんで態々こう悪態をついてくるんだよ?毎日のように喧嘩吹っ掛けてくるから俺の事が嫌いなのかと思えばこうやってお前はついてくるし、好きな奴に素直になれなくて意地悪してる小学生みたいだぞ。…………、まぁ、それはそうだな、いつ食っても美味いから好物なんだろうし。だろ?冬にアイスと言えば、冬にこたつに入って食うアイス本当に美味いんだよな。寒くなり始めたら部屋にこたつおいてもいいか?
( 先ほどと比べれば―依然言い合いは続いているが―幾分か落ち着いた感情と語気に、貴方が隣で蕎麦を啜る様子を視界の端にいれつつ言葉を吐いた。自身でいう事ではないのだろうけど、77期生の同期からはかなり慕われていると自負しているものだから己が貴方から離れたとて己が孤立することはなく、寧ろ孤立するのは貴方の方ではないかと心の中で呟いた。今まで一緒に過ごしてきた貴方なら、己が孤立するなんて事はないと分かるだろう。けれど、分かった上で己が孤立しないためと理由をつける様子からは、貴方も貴方で思うところがあるのだろう察せられた。そこを追求したとてまた言い合いになるのは目に見えているのであえて追及はせず貴方の言葉を飲み込むのだが。それでも、仕方なく話すのと悪態をつくのは全くの別物である。仕方なく話す、だけならここまで悪い方向に事は進展しないはずだけれど、貴方が悪態をついて己がそれに対抗するからこうなるのだ。悪態をつかないと生きていけないと言わんばかりの毎日のようなそれに、理由を求めるのはさも当然なことで、先ほど思案していた例を交えつつ疑問を投げかけた。
貴方に次いで箸を手に取ればもくもく湯気の立つラーメンを掬って口に運ぶ。淡々と言葉を返す中、久しぶりに言い合いではない普通の会話ができたようで嬉しくて、咀嚼をしながらゆるり、貴方に視線を移せば首を傾げて、 )
(/ お揃いですね。では、お互いをお互いに暖かい目で見守りましょう。そうすれば、負担にはならない筈なので!)
そういう事だよ。
悪態って失礼だな、才能はとても素晴らしいものだろう?ここにいる皆は何かしらの才能を希望ヶ峰学園に認められてスカウト入学をしている。それだけ素晴らしい事なのを、キミは大金を払う事で……いや、キミのご両親を含めてか。そうして希望ヶ峰学園に入学して予備学科生として暮らしてきた。それだけでも嫌悪したい位だけど、極めつけは、才能の後付け手術に立候補して、自分がどうなるかわかっていたのにその手術を受けた事が腹立たしいんだよね。結果としては、手術は成功して、キミと言う人格は無くなり、才能に特化した喋るお人形のような状態。船で会った時も、才能に特化しているからか、先が読めているツマラナイってキミは言ったんだよ。ま、そこをあの江ノ島盾子に付け入れられたんだろうけど。
そうしてキミはボクたち同様に絶望に堕ちた。
ただ、堕ちただけならボクも人の事は言えないし、同期のメンバーだってそう。でもね、才能と言う素晴らしいものを後付けでも良いからと欲したキミは特別腹立たしいんだよね。
だから、こうして口にも出ちゃうってだけさ。
こたつねぇ。別に構わないけど、コタツから出たくないとかそんな現象にならないでよ?
仕事に支障が出始めたら没収させて貰うからね。
(何故悪態を付くのかと言われれば、これまたお願いされても居ないのに長々と説明をしだし、また才能やら希望やら、自分にとっては言い慣れた。彼や周りの人物からは最早多分聞き飽きた単語をボロボロ出して説明をし。絶望に堕ちたからと言うのは自分も他のメンバーもそうなので、人の事は言えないし、言える立場では無いこと位わかる為、そこについてはあまり深く深堀りしない。だが、彼と自分達とでは同じ絶望に堕ちたと言っても大きな差がある。それは希望ヶ峰学園に認められる程の才能の有無。何度でも何十回でも言うが、自分の中で才能、希望この2つはかえがえのないもので、とても素晴らしく、自分を形成したものと言っても過言では無い。その内の一つである才能を彼は後付け手術に立候補し、考えたり話したりは出来るお人形のような状態に。そしてもう1つでもある希望とまで呼ばれた。自分が最も大切に思い、自分を形成したと言ってもいいこれら2つが後付けで彼に付与されたのだ。それは自分の中で到底許せることでは無いからと説明し。説明が終わった時に彼の口から『好きな人に意地悪をする小学生のよう』と言う単語を聞けば、何故か蕎麦を掬う手が一瞬ピタリと動きを止めて、そして頭がフル回転でこんな予備学科で偽物の希望になんて有り得ない。愚かにも手術して、船で一度会って確かに好奇心は抱いたが、あれだってきっとその時の誤りであって、そんな気持ちなど抱く訳が無いと。聞かれてもいないし自分も口からそんな言葉を言うつもりは無いのに、頭は彼の言葉を否定する為にフル回転で自分に言い聞かせるように思考を重ねており。だが、本人でも、と言うより本人は否定に必死で気付いていないのだが、心の奥底の更に奥が是と答えていて。
そして、アイスの話からコタツの話へと話題が変われば好きにすればとちょっと呆れた様子と口調ながらも自分達のテリトリーにまで侵入させるような置き方も彼はしないだろうし、コタツを置いた所できっと自分は使わない。彼のテリトリーは彼自身のスペースなので、別にどうしようが何を置こうが自由なのにと小さく息を吐き出し。だが、コタツと言うのは1度入ったら出たく無くなる物。コタツに入った彼があれ取ってとか、これ取ってとかしだし、仕事に支障が出たら撤去すると答えると、掬ったままだった蕎麦をそばつゆに付けて蕎麦を食べ進め)
(/そうですね、そうしましょう……!ちなみに萌え萎えお聞きしてもいいでしょうか!一応お聞きしておきたく……!先にこちらの萌え萎えも提示させて頂きますね、!
萌え:犬系攻め、ツンデレ受け、攻めのツンデレ→甘々、執着嫉妬諸々クソデカ感情、甘いちゃ、初心等
萎え:特にございません!)
うぐ、だからそれは再三聞かされてきたし、お前が俺のそういう所が嫌いなのもそういう選択をした俺がいけないのも分かってるって。だからこそ罪滅ぼしってわけじゃないけどさ、こうして少しでも役に立てるように未来機関で働いてるんだろ。お前の意見は適格だし、正しい。言い返す言葉もない、悪かったよ。お前にとってはどうしても許せない事なのは分かってるから無理に受け入れろなんて言うつもりもないしな。
そんな事なるわけないだろ、俺の事なんだと思ってるんだよ。それに、お前だってこたつ入ったら絶対出られなくなるぞ。
( またもや弾かれたようにツラツラと言葉を並べる貴方にもはや聞きなれたと言わんばかりのくだくだしいと視線を向けた。けれどそのどれもが矛盾を突く隙すらないほどに的確で、尚且つ、自責の念を感じていた部分を明確に指摘してくるものだから反論しようと舌に乗せた言葉は放たれることはなく、ぐうと飲み込むしかないのだ。
あの時の己は異常なほどに才能に執着し、それを欲していた。誰かに胸を張りたい訳ではなくて、何もない己の価値を見出す為に、己に胸を張れるようにとそればかりを考えていた。才能を手に入れて、己に胸を張って、皆の希望になりたくて。そんな明るい未来を目指して、それしか考えていなかったせいで裏でとぐろを巻く、這いずり回った悪意に気が付かなかった。そこを付け込まれたのは明らかに己の責任なのだ。だからこそ、反論の余地なんて全くなくて、困った様に眉を下げれば、悪かったと、ぽつり言葉を吐いた。そのまま視線を横に流せば真っ赤な赤と若草を伏せ、更に言の葉を紡いでいく。後付けの才能や人工的な希望に並々ならぬ憎悪を向けている貴方に、貴方にとっての憎悪の塊であろう己を受け入れてもらえるなんて微塵も思っていない。こんな言葉をかけられる理由も、疎ましいと思われる理由も全て理解している、けれど、やっぱり面と向かって向けられてしまえば結構くるものはあるわけで、そんな気持ちを打ち消す様に麺を頬張った。
そのまま親のような言葉を連ねる貴方に先ほどとは逆だと思いつつ、む、と眉よせ、蕎麦を啜る貴方に指摘をよこす。蕎麦を食べる貴方を見れば、以前より成長したと謎目線の感心をした。以前ならば、放っておけば何も食べない事だってあったし、食べたとしてもパンだとか主に洋食の軽いものばかりだった。それに比べれば自主的に腹にたまるものを食べている辺り感動に値して、緩く頬を緩めれば連ねられた貴方の言葉に反論と言えば反論の、軽い言葉をあて返し、 )
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