匿名さん 2022-09-06 09:49:48 |
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はい!お気遣いありがとうございますわ!
……って、セセ、セシル様!?それとなくって何ですの!?絶対そういった目で見られるじゃありませんのー!!
( 鼓舞を受け、反射的に笑顔で返事を。しかし次いでの言葉にこれまで以上に慌てる様子を見せて。メイド達からすれば、仕えている主人夫婦の世話は当然であり、いつかは後継ぎもという事を考えていない訳ではないだろう。なので恥ずかしがるほどの事では…と考える者も多いはず。だが良くも悪くも初心な本人には、いかに普段から身の回りの世話をしてくれて信頼のあるメイドといえど他人は他人。距離が近しいゆえに、そういう事を知られるのは恥ずかしくて仕方がない。ましてや皆優しいので、それもまた恥ずかしさを助長していて )
なるほどですわ!
セシル様とご一緒できるなんてとっても楽しみですの、お手柔らかにご教授お願いいたしますわ!
( 参加の意を示す彼の言葉に顔を綻ばせて。彼と共に、健全的な意味での運動が出来るのは初めてではないだろうかと考え。じっとしているのが苦手な自分の性格は分かっており、こと体を動かすことに関しては本当に楽しみなのだ。ここにゼノやチャールズ様がいればそれとなく、ジョアンナ様がいれば察知したうえでやんわりと助言をし、且つ彼に向けて多少の棘は飛ばしていたかもしれない。これまでも愛しい夫の言動を疑う事なく、純粋過ぎるがゆえに気付いた時にはすでに彼の手のひらの上という事実が多々あって。もちろんこちらが嫌がる事をしてくる訳では無いので、あくまでも恥ずかしさが限界突破するだけなのだが、彼はそれも楽しんでいるのだろう。相手の優しげな笑顔に、同じくにっこりと満面の笑顔で返し )
……はっ!い、いえ、今のはたまたまですの!
以前セシル様が止めてくださいましたし、実際にお呼びした事はありませんわ!心の中ではたまーに呼んでみたりなんてしておりません!
( 国王と自らの父をはじめ、夫とクールガン様たちは王族と側近の関係として、他国よりは砕けているのではないかと思われる。しかしそれに疑問を抱いた事はなく…というより本人は気付いていないだけかもしれないのだが。双方の間でどんなやり取りが行われていたとしても、そしてそれに対して彼が心の内でツッコミを披露していたとしても、「仲良しこよしですわね!」と思うだけて済むのだろう。そんな中で言えばクールガン様はとても冷静で、それこそ理想の側近の形なのかもしれない。年上で遠縁にも当たる彼を尊敬しているからこそ、憧れた兄という像を当てはめてみたくもなるわけで。しかし諸々の事情から兄呼びは諦めたのだが、心の中でこっそり呼んでみたりして楽しんでいるのは秘密。…だったのだが、つい口をついて出てしまったそれに対し、隠せない本音混じりで必死に弁明を。目の前にいる彼の笑顔が黒く見える気がしなくもない。顔を青くさせながら、あわあわと早口で捲し立てて )
まぁ、メイド達にはバレるだろうけど、彼女達も君専属のメイドだし、何よりティアを好意的に思っまてくれているからね。
夫と仲が良いと言うのは彼女達から見ても嬉しい事だろうし良いんじゃないかな?
(確かにメイド達にそれとなく言えば、王族専属メイドだ、事情は必ず察するだろうし何なら暖かい目で彼女を見る事だろう。だが彼女専属のメイドとして次期王と王妃の仲が良いと言うのは喜ばしい事でもある。父上は取っていないが他国でや恐らく歴代の王達は一夫多妻制。そうなると起こるのは王の寵愛を求めて正室、側室達の着飾り、王の目を自分達の仕える主人に向けさせるべく起こるメイド達のプライドをかけた妻とメイドとの間の戦い、いざこざである。自分は父同様にティアのみを妻として迎え、側室は要らないのでそういった争いは起きないだろうが、今この城に勤めているメイド達の中にはそういうのを体験した事もあるメイドも居るだろう。それがなく、そして仲の良い王太子夫婦ともなれば優しげなような暖かい目で彼女を見つめ微笑みながら支度をするのは目に見えており)
うん、その時はまた声をかけるね。
楽しみにしていて。
(きっと彼女の事だ、健全な方の運動を恐らく予想しているのだろうが、健全かどうかと聞かれれば健全では全くなく。まぁ、夫婦同士なので健全と言えば健全なのかもしれないが、それでも彼女の思い描く運動と掛け離れた事をしようと考えているのでやはり健全では無く。今ここにゼノやチャールズ、クロ…は察するか分からないが、ジョアンナ嬢が居ないので見事に自分の手のひらで転がされるティアの様子に、内心笑っており表面はいつもの穏やかな微笑みだが、ここに誰かしら居なくて良かったとすら考えており。その時は自分と彼女の手が空いた時になるのでまた声をかけるねと約束をし)
心の中では呼んでいるんだね?
………私には何か愛称とかって無かったのかい?無いなら君が付けてくれても良いよ?
(普段は普通に名前を呼んでいるように見えたが心の中では愛称で呼んでいたと聞けば、ますます面白くなく、疑問系だが疑問では無い確認の言葉を言うと、自分にはそのゲーム、もしくはそのゲームの中で呼ばれていた愛称なんかは無いのかと遠回しに聞くと、クールガンだけいくら遠縁で年上、兄に憧れているとはいえ嫉妬しない訳では無い。自分も彼女から自分だけもので彼女しか呼ばない愛称が欲しいと思えば、首を傾げながらちょっと無茶ぶりを言って)
そ、それはそうなのかもしれませんけれど……ふ、複雑ですわぁぁぁ…!
( このアルファスタ家に仕えられるメイドは幸せかもしれない。王や王妃を始め、王族の者たちは皆優しい。更に言えば、ドロドロとした女の戦いに悩まされる事がないだけでも心の平安は保たれるだろう。そんなメイド達ゆえに、むしろ恥ずかしがる王太子妃を保護者のような視点から世話してくれるものも現れてくれていて。本人もそれは分かっている、分かっているのだが、やはり恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。ノーチェス家で世話をしてくれていたメイドが今の様子を知れば、大人になったと喜んでくれる事だろう。しかしこういった場面になると、目を光らせて念入りに支度を手伝ってくるに違いない。その後は、昔と変わらず彼に丸投げするのだろうとぼんやり考えながら、支度は夜なのだがすでに頭を抱えていて。彼から提案された『運動』に関しては微塵も疑う気など起こっておらず。メイドの件で複雑な感情でいっぱいいっぱいだったのだが、楽しみに、と言われれば顔に安堵と笑顔が戻り )
はい!いつでもお声掛けくださいませ!
セシル様からのお誘いですもの、今か今かと心待ちにしておりますわ!
( 自ら墓穴を掘った事に気付いては顔を青ざめさせて。しかし時すでに遅し、こうなったらどんな言い訳も通用しないだろう。いつの頃だったか、逃げる自分を追いかけてきた彼にはあっさり捕まったうえに、逃がしてくれるという選択肢も潰された事があった事をふと思い出し。ゲームでは、相手どころか件の彼も別に「クー兄様」と呼ばれていたわけではない。完全に自分のオリジナルなため、いざ付けてと言われても何も出てこず狼狽えるだけで。辛うじて記憶から引っ張り出したのは、学生時代にこのような話題でからかわれたことがあったという事。結局当時はあまりする事のなかった愛称呼びを今更するということにほんの少し照れが生じ、顔を赤らめながらぽつりと呼んでみせて )
ゲ、ゲームでは皆様への愛称呼びはありませんでしたわ!なのでセシル様はセシル様で………えっと、シ、シル様…ではダメでしょうか……?
まぁ、メイド達の中には修羅場というか女の戦いみたいなのを経験した人もいるだろうからね。
それも無く、私とティアの仲は良好で側室も要らないと断言済み。そして今日は初めて君からのお誘いともなれば……物凄く楽しげに念入りに微笑ましそうに身支度をするのが目に浮かぶよ。
(それはそうだろうなと彼女の様子を見れば、とうの前に初夜は終わり、夫婦の営みもこれが2回目とかそういう訳でもない。それなのにこの恥ずかしがりようだ、正直に言うとウブで可愛いとはこういう事を言うのだろうなと納得が出来てしまい。そしてメイド達もそんな彼女にきっと癒されているだろうし、ここには女の威信をかけたドロドロの表向き華やかだが裏は裏工作に他の側室や正室を蹴落とさんとする着飾りでは無く、自分がしたくてする、微笑ましい彼女を着飾って自分に楽しんで貰おうというプラスな気持ちでやるのだ。その熱意も格段に上がるだろうし……何より保護者も増えるだろうと考えてしまう。ノーチェス家のメイドも彼女の事を慕っていてストッパー役をしていたらしいが、何故か自分といると後はお願いしますとばかりに頭を下げるのだ。別にノーチェス家のメイドはメイドで悪くは無いのだが、1番の違いは私に丸投げして来ず、きちんと保護者をしてくれる所だろうなと少し空中を見て感慨深い思いになり。
そして、今からでも!という言葉に大変魅力を感じるが同じ事を今日の夜するのと、午後は午後で執務もあるので、また今度必ず誘うねと笑みを浮かべて約束し)
あれ、そうなのかい?
………うん、シルか。良いね。
これからたまにでも良いから愛称で呼んでくれると嬉しいな。
(皆に愛称はゲームでは無かったと聞けば、語呂の良さにてっきりゲーム内で呼ばれているのか、それかそれがゲームならば複数人の人がやっているであろう事は容易に想像ができ、人というのは共通の趣味の中に人が出てくるとあだ名を付けがちだと言うのは知っている為、ゲーム内で無くても、そのゲームをしていた仲間同士で呼んでいたとばかり思っていたので少し意外に思いに、目をぱちくりさせ。そして恥ずかしそうに、そしてどこか恐る恐ると言った様子で今彼女から付けられた愛称を聞けば、どこか心が満たされるような、それでいてもっと聞きたい欲や優越感と言ったものに駆られながらも、正直に嬉しいと言葉にすれば、たまには愛称で呼んで欲しいとにっこり笑ってお願いし)
…修羅場ですの?メイドの世界も案外昼ドラですわね…!
お、お誘いって……!そ、それにしても他国では側室の方をとられるんですのね?この国以外では一般的だったりするんですの?
( 予想だにしていなかった一言に目を丸くさせては、前世で観たのかは定かでは無いが、そういったドロドロを指す単語を出しては身震いをひとつ。そして確かに誘ったのは自分という形になってしまったのだが、わざわざ言葉にして言われるとやはり顔は赤く染まり。恥ずかしさから逃げるように、それとなく気になっていた方へと話題を転換させて。確かにこのアルファスタ国では現国王が妾をとったなどと、生まれてこの方噂でさえも聞いた事は無い。実際王家に嫁いでからというもの、自分達とさほど変わらないレベルで国王と王妃の仲もとても良く見える。自分は生涯1人のみを愛し抜くことに美を感じるため、ゲームでもハーレムルートには興味を示さなかった。そして今、彼と自分はお互いのみを愛し合っていると胸を張って言えるほど実感しているわけで。そのため、側室や愛妾を取るといった行為の意味があまりよく理解できてない様子で首を傾げて )
う……わ、分かりましたわ…!でもお呼びするのはあくまで2人きりの時ですのよ!
……セシル様の愛称ですから、呼ぶのはもちろん、その呼び方を知るのも私だけがいいですわ…。
( ゲームをしていた頃は、「クーデレ」や「ショタ」等のいわゆる属性を呼び合う声はあった気がする。しかしそれはどうあがいても愛称とは言い難く、ましてやあのヒロインが彼に対して言った「アンドロイド」「人形」はむしろ蔑称だ。今でも思い出すだけで悲しくなるのだが、今こうして目の前にいる相手が決してそのような人物でない事に安心と愛しさを改めて感じて。つまるところ、彼の事が心から大好きなのだ。そしてそんな彼を愛称で呼ぶのは、今までほとんどした事がないためとても気恥ずかしく、他の人にそう呼んでいるのを聞かれるとどうしても自分の方が照れてしまうだろう。しかしそんな感情とは別に、彼を呼ぶ特別な呼び名を他の人に知られたくない。と、ほんの少しの独占欲のようなものが湧き上がり、恥ずかしさから目線は逸らしたままであるがその心の内をぽつりと溢し )
( / お久しぶりの背後でございます失礼します…!
いつも楽しくお話をさせて頂いてありがとうございますと、取り急ぎ感謝を先にお伝えさせてくださいませ!
今回お返事に、いつも以上のお時間ができてしまって本当にすみません。
少しリアルの方がバタついてしまいまして、その関係上早くても9月いっぱいはこのように、いつもよりお返事に時間を頂いてしまう可能性が出てきやすいかもしれません…。
もちろん時間に余裕が出来ましたら、その時は早めにお返事できるように精一杯努めさせて頂きます!
主様と、そしてセシル様とお話させて頂くのが本当に楽しくて毎日の癒しです…。
我儘を承知で申し訳ないのですが、どうか見限られることなくこれからもお付き合い頂けたら幸いです…!
事前に報告を、と言っていたのにも関わらず、結果的には事後報告のようになってしまった事をお許しくださいませ…。 )
昼ドラっていうのはちょっと分からないけど、普通なら側室や妾を取るのは他国なら一般的だね。
この国でも、まぁ……有り得ない話ではあるけれど、王と言うのは当然命を狙われやすいし、その王妃と子供も毒殺なんかされやすいんだよ。
その時に世継ぎが1人しか居なくて、王妃も居ないとなると困るでしょ?
だから、他国の王達は一夫多妻制をとって、世継ぎを多く産んでもらうんだよ。そうすれば1人の王妃と子供が犠牲になっても他に妻は居るし、世継ぎもいるから安泰だって考えるのさ。
まぁ…私はその考えは理解できないし、妻はティアだけで十分幸せだから安心してね。
(恥ずかしさからか、話の話題が今夜のものから他国の一夫多妻制の話へと切り変われば、話の切り替え方が下手だなぁと相変わらずの様子に、それが彼女らしさでもあるが、これでは交渉と言った難しい話は無理そうな気もしなくも無く。それはともかく、他国では一夫多妻制が主流だと頷くとその理由もきちんと説明し。国というのはどこかの国から何かの理由で反感を食らったり、内部的に今の政策に納得がいかないと暗殺を企てる輩も少なからずいるのが事実であり。だからこそ自分も毒殺されないように幼い頃から毒に慣れるため、毒を少量ずつ摂取して慣らしていった訳なのだが。だが、いくら慣らしていても毒を飲んでしまう可能性や事故に見せかけた暗殺もない訳では無い。そこで他国の王は正妃の他に側室や妾ヲタ召し上げて子供を設け、王位継承権第1位の者等に何かあった時の保険として子供と妻を沢山取るのだと説明をするが、自分はティアにしか興味がわかないし、彼女以外を愛する気持ちはこれっぽちも無いので、側室や妾等は取らないと首を横に振り否定して)
勿論だよ。
その方が私も特別感があって嬉しいしね。
是非そうしてくれると有難いよ。
(2人きりの愛称と言うのは特別感があっていいものだなと素直に思える。思えるのだが、その裏で知られたら側近達にからかわれる未来も見える為、それらしい理由付けをして2人きりのみの秘密の約束だと人差し指を口元に運んで約束を取り付け。
そんな話をしていれば、メイドが近付いてきてそろそろ昼食のお時間ですと頭を下げて知らせてきた為、楽しい時間はあっという間だなと思いながらもそれなら行こうかと彼女に声をかけ立ち上がり)
(/ いえいえ、こちらこそ楽しくやり取りをさせて頂いておりありがとうございます!!
いつもお世話になっております。
そしてレスペについて把握致しました、皆さんリアルがありますので、返せる余裕が出来た時、返せる時で大丈夫ですよ、むしろお忙しい中ご連絡ありがとうございました!
9月いっぱいと言ってもそんなすぐにリアルは落ち着かないものですし、そんなに焦らずお互いのペースでゆっくり物語を紡げたらと思っております。
ですので見捨てるとか見限るとかないのでご安心下さいませ!)
( / しばらく無言になってしまっててすみません…。
なかなかまとまった時間が取れず、せっかくのお話を止めてしまっている事が本当に心苦しくて申し訳ないです。
隙間時間を見つけては少しずつ筆を進めてはいますので、もう少しだけお待ち頂けると幸いです。
ご迷惑お掛けして本当にすみません…! )
(/ 気づくのが遅れて申し訳ありません!
いえいえ、こちらこそご多忙の中ご連絡を下さったり、少しでも物語をと筆を進めてくれている事に感謝しかありません!
お仕事だとか他の事でリアルが多忙になるのは仕方ありませんし、こうしてご連絡をしてくれているだけでこちらとしては安心しておりますので、待たせているなんて事はお気になさらず!
多忙期を越えて時間にゆとりが出来たらまた物語を紡げたらと思っておりますので、ゆっくりで大丈夫ですよ。
心苦しく思う気持ちも理解できますが、負担にならないのが1番なので、本当に時間が出来て返せる時で大丈夫ですので!
こちらは楽しくやり取りをさせて頂いている身ですし、何より気長にお待ちしておりますので、これからもよろしくお願い致します。)
(/ 結構埋もれてきたのでまだお待ちしてますよの意味も込めて1度上げさせて頂きますね。
リアルが多忙なのは承知の上ですので急かしているとかそういった意図は一切ないのでご安心下さればと思います!
リアルが落ち着きましたらいつでもお顔出し下さいね。待たせていることに心苦しく思う事もあるとは思いますが、こちらは気長にお待ちしておりますので見限られるとか待たせていると言った事はお気になさらずリアルを優先して下さればと思います。
最近は一気に朝晩は冷え込んだりして体調を崩しがちな季節になってきましたので、本体様が体調を崩されていない事を祈りながら顔出し失礼しました)
そ、そんな……つまりは妻と子供に「保険」を掛けているってことですの?…確かに立場上狙われてしまうのも分からないことはないですし、王家の血を存続させる事が第一ですものね。
でも…仕方がない事とはいえ、何だか寂しいですわ……。
( 王家の存続。それには正妻だけではなく、妾や側室と呼ばれる彼女たちも含めた泥沼のような諍いが当たり前のように絡んできていることだろう。王族の血を後世に残していくためなのはもちろん大前提、女性側はいかにして自分の子に王家を継がせられるか、そしてそのためには相手を蹴落とすのもやぶさかでは無いのだ。もとよりハーレムものには美徳を感じられなかったためそういったルートが約束された小説やゲームには興じることがなく、薄らぼんやりとした知識はあるものの自ら歩みよることは今まで皆無といっても過言ではない。自分の知り得ない世界の、特にリアルな一面を聞かされては件の戦いに負け、選ばれなかった空想の「妻」と「子」に思いを馳せてはしゅんと悲しそうな面持ちで俯いて。自分も王族に嫁いだ身であり、そういった女の戦に巻き込まれるかもしれない。そうすれば彼の気持ちも別の女性へ…?などと悪い方向へ考えを巡らせてしまいそうになっていたのを察知されたのか、不安を払拭するかのように投げかけられた言葉にぶわ、と顔を赤く染め。照れからくる早口で、まるで結婚式のような誓いの言葉を力強く口にして )
~~っ!あ、ありがとうございますわ!私も生涯、愛する殿方はセシル様だけですのでご安心くださいませ!
( 人差し指を口に当てる、たったそれだけの仕草なのに彼が行うとどうしてこうも美しく見えるのだろう。彼の優しく、かつ妖艶さも顔を覗かせるような笑みに「秘密」という意味の所作が加わるだけで、気付けばぽーっと見惚れてしまっていて。そんな時にメイドから、そして続け様に彼からも声を掛けられればハッと我に返り慌てて立ち上がって。ちらりと視界に入った皿の上に、お茶を始めた際に盛られていた自作のクッキーはもう1枚も残っておらず。思っていたよりも満足できる結果だったその菓子は自らもそれなりのペースで食べてしまったのは否めないのだが、彼も食べてくれたうえで皿が空になったことを今更実感しては嬉しく思い、頬を緩ませては促されるままに歩き始め )
ええっ、もうそんな時間ですの!?──どうしましょう!セシル様とのお話が楽しくて、時間が過ぎるのがとても早く感じてしまいますわ!
( / 予定していた期間を大幅にオーバーしてお待たせしてしまいました…本当にすみません……!
スレの上げやお優しいお言葉など、たくさんのお気遣いをありがとうございます、ご迷惑をお掛けしました。
最近の冷え込みが著しいですが、こちらは体調面は特に問題ありません!主様の方こそご無理はされていないでしょうか?
年末が近づいてくるにつれて仕事の方が繁忙期に入ろうとしていることを除けば、とりあえずはひと段落したということをお伝えさせて頂きます。
長らくお待たせしてしまって本当に申し訳ないです…。
少しここから離れすぎていたため、なりきりに不安定さが見えるかもしれません。また原作の方を履修しながら感覚を戻していこうと思っておりますので、似非なことに変わりはないのですが何卒あたたかく見守ってくだされば幸いです……! )
まぁ、他国ならって話だよ。
現在だと私も父上も妻は1人って決めているし、何よりティアに何かあったら心配だから、そうならない為にも守りは万全にしてあるから。
それに、一夫多妻制は一見すると世継ぎや妻が多く居て言い方は悪いけれど、保険がいるから合理的に思われる。
でもね、その裏ではいかに王の寵愛を…王の目をこちらに向かせるかっていう妃同士の牽制や華美な服で着飾って綺麗なろうっていう事から財政の圧迫。それにもし妃の誰かが世継ぎを身篭った、もしくは産んだとなれば他の妃からしてみたらその子供は邪魔でしかないから、わざと流産させるような飲み物や食べ物を送ったり、子供を誰か知らぬ人と手引きして殺めたりと良くよく考えると非合理的な部分が多いんだよ。
確かに、王族の存続は大切だけど、私としては一夫一婦制の方が確実だと思ってるよ。その方が他に注意を向けず1人にだけに集中できるからね。
(確かに、王族の血を絶やすのは不味いのは自分だって理解できるし、他国のやり方にあれこれと口を出すつもりも毛頭ない。だが、一夫多妻制と言うのは一見妃が多くて煌びやかな世界で下手をすると踊り子なんかにも目が止まり庶民でも王の妃になれる可能性があるから他国の女性は、もしかしたらという気持ちもあるかもしれない。その代わりに煌びやかな世界を光とするならその光が強い分闇もまた深くなるもの。庶民から見たら綺麗な服に髪飾りやアクセサリー、自分達とは違う綺麗な肌と憧れや一縷の望みでもあるだろうとは考えられる。しかし一夫多妻制という事は、王が別の妃に夢中に……特に入って間もない妃には夢中になりやすいだろう。そうなると面白くないのは他の妃達である。王に振り向いて貰おうと自分を着飾る者が増える事で嵩む出費――財政。そしてやっと世継ぎが産まれたとなれば邪魔だから排除とお互いに牽制し合うことで財政にも世継ぎ問題にも割と綻びが出るのでまさに諸刃の剣と言った所だろう。それに妃が沢山居るということは、先程言った毒殺や暗殺なんかの計画を企てる妃も出てくるしそれの兆候を見逃して妃や世継ぎを亡くす場合だって大いにある。それなら自分は1人だけを心から愛して、注意を向けた方がよほど安全だし、世継ぎの問題も起きないと踏んでいると説明して)
勿論。
ティアも私もお互いだけを見ていれば良いんだよ。
………君にハーレムを作られたら私が何をするかわかったものでも無いからね。
(彼女のやや勢いのある宣言ににっこり笑って勿論だともと1つ頷くと、自分も彼女もお互いを見つめて、お互いを愛していればそんな事にはならないし彼女はきっと理解していないが、彼女に何かあったら父上にあの時言ったようにそれこそ国1つ滅ぼす事もあるかもしれない。以前、このゲームでは所謂逆ハーレムというのがあったらしいが、自分からすると彼女が自分では無い誰かを目で追いかけて、赤面したりこんな風に愛の言葉を言ったりなんて考えたくもない。国の為にも彼女には彼女らしくこのまま自分を見ていてくれればと後半の部分はボソリと彼女に聞こえない位の声量で呟き。
空になったお皿を見れば、彼女もそれなりに食べていたが、自分も甘さが控えめだったからかはたまた彼女が作ったものだからかいつもよりもお菓子を食べる手が進んでいた。こうして彼女の手作りの何かを食べると心が暖かくなり、そして穏やかでいて気持ちも晴れやかになって疲れも癒される。彼女は彼女でやる事があるのは重々承知なので、無理には言わないが彼女お手製の何かを食べて癒されると言うのはありだなと思うと)
クッキー、美味しかったよ。
ありがとう。ティア。また機会があったら作ってくれると嬉しいよ。何だか心が晴れやかになるからね。
楽しい時間ほど早くすぎるっていうのは本当にそう思うよ。でもこれからご飯でまだティアと居られるからね。早めに午前の執務を終わらせて正解だったかな。
(クッキーのお礼や自分が感じだ素直な気持ちを彼女に伝えると彼女の少し前を歩くと立ち止まって手を差し出しては。それにしても彼女との時間は本当にあっという間に感じる。これまで色んな事をしてきたが、どれもこれもがすぐに最良の結果が出来てしまったり、理解してしまって時間は遅く退屈にすら感じる事なんて多々あったと言うのに、彼女と居ると本当にそれが無いのだから不思議でもあり、それもまた彼女の魅力なのだろうなといつもの笑みを浮かべながら考えて。だが、午前中の執務を早めに終わらせた事で本来ならご飯時にしか会えない筈の彼女とこうしていつもよりも長く共に時間を過ごせて、お茶まで出来たのだ。何となくの気持ちで午前中の執務を早めに済ませたが、それは正解だったなと考えこれからは度々こんな風に彼女との時間を増やす為に執務を早めに終わらせるのもありかもしれないと、周りの人間やぜノがヒィヒィになるのをわかっていてそんな考えを巡らせており)
―――――――――――
(/ おかえりなさいませ!
いえいえ、リアルの事情は仕方ありませんし、何より事前にご連絡を頂いて居たのでこちらとしても有難かった位です!
ここ最近はグッと冷え込むようになりましたよね…。こちらは大丈夫ですよ!本体様もお変わりないようで安心致しました。
これから寒暖差が激しくなるみたいですし、お互いに体とリアル優先でのんびり物語を紡げて行けたらとおもっております。
これから年末になるので皆さんお忙しくなりますよね、こちらも同様なので共に年末までの忙しい時期を乗り切りましょう……!
いえいえ、バーディアでしかありませんので問題ありませんよ!むしろこちらのセシルがきちんとセシルをやれているか不安な位です…。
きっとこれからは年末に向けてお忙しくなるとは思いますが、お互いに無理のないペースで物語を続けていきましょう。多忙に寒暖差と体調を崩しやすいと思いますので、ご自愛くださいね!)
お、女の戦いがいかに恐ろしいのか良く分かりましたわ…!
…でも私が前世にて好んでいた乙女ゲームも、ある意味ではヒロインと悪役令嬢の女の戦いですの。悪役令嬢には取り巻きがいるとはいえ基本は1対1ですし、最後は必ずヒロインが攻略対象の心を射止めるようになっていますから所謂勝ちゲーなのですわ。
ですからその辺に関して、知識に偏りのある私はまだまだ勉強不足……。せめて我が国と交流のある他国の王族の方々には、一夫一婦制の良さを少しずつ広められたらいいのですけれど…。
( 彼の口から細かく語られる一夫多妻制ならではの闇の部分に、神妙な面持ちでゴクリと喉をひとつ鳴らし。改めて自分と彼の、そしてこの国の王族としての在り方がどれほど幸せな事なのかと実感して。しかしふと頭を過ったのは、この世界にて自分にしか知り得ない乙女ゲームの一連の流れ。攻略対象となる男性達と愛を育むのは、言ってしまえば乙女ゲームの光の部分。その裏、ヒロインと悪役令嬢が意中の相手を取り合う形のあれもれっきとした女の戦いなのだ。王家の存続や世継ぎの関係といった国を揺るがす程のドロドロさは無いものの、前世では少しばかり自らも体験しているようなものだと語り。そしてそのほんの少しの知識ではまだ何も知らないと同じだと考えると、今この瞬間も一夫多妻を謳う他国では当たり前のように行われているであろう悲劇の連鎖を少しでも減らせれば。そんな思いが口から溢れてしまい )
今も昔もこれからも、私はセシル様しか見えておりませんわ!
……?セシル様、今何か仰いました?
( 相手の婚約者として顔を初めて合わせたあの時から。…知識としては前世からなのではとなってしまうが、実際に対面したのはお互いがまだ幼かったあの日。当時の目標はギャフンされる事だったとはいえ、彼の幸せの為にただひたすら彼を見ていたのは過去も現在も変わりはない。ほんのりと頬を赤らめながら、しかしはっきりと変わらない気持ちを伝えて。次いで彼の口から出たであろう言葉はその声の小ささから聞こえておらず、首を傾げて相手を見つめながら問い )
──まあっ!それほどまでに仰ってくださると、私もお作りして良かったと心から思えますわ!セシル様の為に、これからもお菓子作りを精進いたします!……あ、もちろん本来やるべき仕事も手を抜きませんので、そちらもご安心くださいませ!
( 差し出された手にそっと自らの手を重ねて歩き出すと共に、相手からの嬉しい言葉にぱあっと顔を輝かせて。にこにこと笑顔のまま、頭の中ではすでに次のお菓子は何を作ろうかなどと考えを巡らせて。しかしそれで王太子妃としての仕事に支障をきたすのではと、彼に余計な心配をかけることのないよう口早に、そして自信に満ちた声で伝えて。
この後もまだしばらく彼と共に時間を過ごせるのだと思うと自然と頬は緩み。キョロキョロと周りを見回しては、御付きのメイド達はまだ先程のお茶をした庭で後片付けをしているのが目に入り。今は彼と本当に二人きりで歩いているのだと確認すると、重ねていただけの手をきゅっと軽く握り、相手に擦り寄るようにほんの少し距離を詰めて。しかしそれは振り絞った勇気によるもので、真っ赤に染まった顔を隠すように俯き気味でぽそぽそと話し )
…は、はしたないのは承知しているのですけれど、少しだけこうして歩いてもよろしいでしょうか…?
その……思い上がりかもしれませんけれど、私との時間を作ってくださる為にセシル様が午前の執務を早く終わらせてくださったのかな、なんて思ってしまって…。そう考えてしまうと何だかとてもセシル様が愛しくて…って、勿論いつもセシル様の事は誰よりも愛しく思っていますわ!で、でも…何だか今は、言葉だけじゃ伝わりきらない気がしてしまいましたの…!
───────
( / 何度もお待たせして本当に申し訳ないです……っ!
主様が定められていた返信期間ギリギリになってしまって本当に…土下座では足りませんよね、埋まります。長々とお待たせしてしまって申し訳ありません…。
しかも事前連絡すらなく……頭を上げることができないです…。
主様の優しさに甘えてしまい、こんなに時間が経ってしまってもう弁解のしようもありません…。
ただ主様とのお話が楽しいのは本当に心からの事実で、もしよろしければこれからもお付き合い頂ければと……どの口が言ってるんだというアレではありますが…。
いや何を今更と思われるかもしれませんので、見切りをつけられればそれは受け入れる所存でございます…。
余りの遅筆と、もはや遅筆を超えている返信の遅さになりきりも相変わらず不安定のままですみません。
解釈違いや、気になる箇所等あればぜひともご指摘をお願いします…!
急な冷え込み、そして終息の見えない流行り病の波にと心配事が尽きませんが、どうか主様が体調を崩されないように祈っております。 )
(/ いえいえ!こちらも本体様がお忙しいと承知しておりますので返信速度に関してはお気になさらず無理のない程度で返せる時に返して下さればと思います。こちらとしても楽しくやり取りをさせて頂いており、このまま物語を続けたいと思っていますので、気長にのんびり物語を紡いでいきましょう!むしろ、いつもお相手下さりありがとうございます!こちらこそ見限られないようにしないとと思っている位なので、本当にこちらのロルなんかで不安点等ありましたら遠慮なく仰って下さいね……。
そしてこちらも本体のリアルが少々バタついてまして返信が遅くても明日まで出来ないかもしれません。時間を見つけ次第返信を致しますが、ご連絡までに顔出し失礼しました。
明後日には返信出来ると思いますので今暫くお待ちくださいませ。
これからもよろしくお願いします。
11月に入って人によっては年の瀬の準備だとか、仕事が多忙になる時期で疲れも溜まりやすいですし、冷え込む日が続くようになってきたので本体様も体調等崩されないようご自愛くださいね。)
( / な、なんとお優しいお言葉……!
そんな主様に甘えるような形になってばかりで本当にいつもすみません。こちらが主様を見限るだなんてそんな事、地球がひっくり返ってもありえませんよ!ロルもいつも描写が細かくて、むしろ尊敬しています。少しでも主様との力量の差を埋められればと、頭を捻りながら筆を進めさせていただいてます…。
主様もご多忙の中、こういったご連絡でも素早くお返事をくださってありがとうございます。
いつもお待たせしてばかりの当方が言うのもなんですが、いつまでもお待ちしておりますのでお気になさらず、お返事は主様のペースでお時間のある時で大丈夫です。年末も近付き何かと忙殺される日々だと思いますので、どうぞご無理のないようにお付き合いくだされば幸いでございます…!
こちらへの返信は蹴り可です。 )
まぁ……その辺の女性の争いは切っても切り離せない部分ではあるかな。
暗殺や毒殺、王位継承権第1位の子供とその子供を産んで国母になった他国の王妃達の身の安全が保証出来れば、他国でもこの国と同じように一夫一婦制が取られると思うけど、この国にも言えるけど、王族は内部からも外部からも攻撃を受けやすいからね。中々難しい話ではあるかもしれない。
…………そういえば、ティアの前世の世界は一夫一婦制が主流だったの?前に逆ハーレムはって言っていたから一夫多妻制ではなさそうだけど、参考までに聞いてみたいな。
(国にとって王族は最も大切で国の要であると共に、男性の王族は成人すれば力も付いて幼い頃からの英才教育や剣術の稽古、毒殺防止の為の毒の慣らしと内部から、それこそ信頼していた者からの攻撃を受けない限りは基本的には生き残りやすい。だが、嫁いでくる王妃、または王太子妃は違う。彼女達は女性故に男性よりも力は弱く、王族出身でも無いから毒の慣らしも剣術の稽古も無い。あるとするならば、王族になった時に相応しい身の振る舞いとしてのマナーや教育面を重視される筈だ。考えるまでもないが、これまで何度も攻められて守りが堅くなった難攻不落の城と、一度も攻められず、守りの緩い城。どちらを攻めるかと選択を出されれば皆同じ方を攻めるだろう。だからこそ他国は王妃の他にも側室がいて、王位継承権を持つ子供が多い訳だが。
自分のように相手がどう出るのか先読み出来る、対策の打てる王ならば一夫一婦制を取っても何も問題が無いが、自分のこのハイスペックな頭脳はこの国ならではで、王族の中でもたまに産まれ、そして賢王となるか愚王となるか分からないと言う諸刃の剣。自分の場合は目の前にいる愛おしい彼女が心、感情と言うものを教えてくれたから賢王となれたが、幼い頃に見つけたあの隠し部屋の本からしても父上からの言葉からしても、自分のようにちゃんと国を治める者は少なかっただろうと予想するのには容易い。そこまで考えて、ふと目の前の彼女は一夫一婦制が良いもの、逆ハーレムはちょっと…と言っていたことからして、前世の世界ではやはり一夫一婦制が主流で、王族もそうだったのかと興味が湧いてくれば、誰にも聞こえない目の前の彼女にだけに聞こえる程の声量で問いかけてみて)
うん、ありがとう。
私もティア以外娶るつもりも目を向ける程の興味も無いからお互い安心だね。
うん?お菓子美味しかったよって言ったんだ。
私は普段はあまりお菓子を食べないけれど、今日は結構食べたからね、意気込んでくれるのは嬉しいけど、無理は禁物だからね?
体調不良になったり、疲れたら無理せず休むこと。ティアが健康でこういう時間を過ごせるだけで私は満たされるからね。あまり気負わないでくれると嬉しいよ。
(顔を赤らめながらも自分をいかに好きと思ってくれているかを言葉にする彼女の姿を見れば愛おしいと言う感情で心は染まり、自分も彼女が思っている以上にきっと彼女の事を思っていると確信出来ているからこそ、父上が彼女を選んだ事への感謝を内心しつつも、自分も愛の言葉を彼女に返し。そして何か言ったかと聞き返されれば、全く掠りもしていない言葉を言ったんだよといけしゃあしゃあと平然と嘘をつくと、今度は本当の事を言うと言う嘘と本当を織り交ぜていかにもそれを言いました感を醸し出せばにっこりとした笑みを浮かべ。ここに耳聡い者が居たり、ゼノが居たらきっと首を横に振って違うと自分達の後ろで否定をしていそうだが、居ないのだから何も問題ないだろう。それに今日はたまたまだったとは言え、愛おしい彼女とこうしてお茶が出来て、忙しい日々を送っていて自分以上に疲れているかもしれない彼女から手作りのお菓子まで食べれたのだ。これでまた午後も張り切れると言うもの。今日はいつもより執務が早く終わるだろし、その為にゼノ達は翻弄されるだろうなと考えながらも、今日は良い日だなと少し考えて。
そして花嫁修業や他国の王族と接する機会が増えるという事で、マナーは勿論、他国の情勢や王族、高位な貴族達の立場なんかを学んでいる彼女の意気込みを聞けば、本当なら、安心出来るはずなのに彼女が意気込めば意気込む程不安になるのは何故だろうか。他国の王族や令嬢、子息に会う時は自分や他の人間も立ち会って会うことになるので、彼女と令嬢や王女が1体1の場面になる事は無いとわかっているのに何故か不安になる。それに彼女は無理をしがちなので先程からも何度か言っていていい加減しつこいと思われるかもしれないが程々が1番だよとにっこり笑い。そして愛おしい彼女の白魚のようなシミや傷ひとつ無い自分よりもひと回り以上小さく、爪も整えられた手を引いて、麗らかな日差しの中歩いていれば、こちらに擦り寄るように距離を縮めて、ポソポソと恥ずかしそうにしながら自分と触れ合っていたいと言う彼女のなんと可愛い事か。普段は恥ずかしがってこういった触れ合いは2人きりの時が多く、自分からリードする事が多いだけに、嬉しいと言う気持ちが込み上げ、自然と柔らかで愛おしい者を見るような眼差しと笑みを浮かべると)
勿論だよ。
ティアから来てくれるなんて珍しいね、でも、嬉しいよ。私がティアからの触れ合いを拒否したりする事は無いから、これからも度々こうしてくれると嬉しく思うよ。
(と本音を口にすれば、距離が縮まった事で頭1つ分程小さく、華奢な彼女の腰に手を回してもう少しだけ距離を縮めさせると、赤い髪の毛の可愛く愛おしい彼女を優しげな眼差しで見下ろし、手を引くのもエスコート式の手の引き方から自然な形で恋人同士がするような手の繋ぎ方へと変えると暖かな日差しと柔らかなそよ風の吹く、花が咲き誇る綺麗な庭園を後にしてそのままの手の繋ぎ方と距離のまま城内にある王族達の食事をする部屋まで行こうと城へと足を踏み入れて)
(/ 大変お待たせしてしまい申し訳ありません!
本体のリアルが多忙+寒暖差による体調不良により、こちらも事前連絡無しにお返事が遅れてしまいました…。
こちらもいつも楽しくやり取りをさせて頂いており本当に感謝してもしきれない位です。
ただ、本体の方がまだ体調不良の為、お返事がいつもより遅くなるかもしれません。
こんな本体ですが、どうぞ末永くよろしくお願い致します!!)
中にも外にも危険があるのは逃れられない王家の宿命、ということですのね。うーん……、一夫一婦制の良さを伝えるにはどうすれば……。やはり分かりやすく資料を作って──って、私の前世ですの?
ええと、こちらと同じように一夫多妻制をとる国もありましたけれど、私の住んでいた国では一夫一婦の形が当たり前でしたわ。だからこそゲームや漫画といったフィクション…つまり作られた物語の中で、現実ではできない逆ハーを楽しむことができたんですの!…とはいえ俗に言う小悪魔な女性ですとか、リアルの世界で逆ハーを実現できる方もいない事も無かったのでしょうけれど……。
──はっ!な、何度も言いますけど、私はセシル様一筋でしたから決して逆ハーに憧れたりなんてしておりませんわよ!浮気なんて以ての外ですの!
( 彼の口から語られる悲しくも恐ろしい、しかし本来は逃れることができないであろう王族としての宿命は、現状このアルファスタ国では今のところ確認されていない。自分がいかに幸せで恵まれているのかを改めて実感すると、口元に手を当てぶつぶつと考え始め。この時脳内を埋めていたのは、かつて自らが作った「悪役のここがいい!」と銘打った例の指南書。その要領で資料を作れば…などと、口に出せば彼からやんわり、しかしはっきりと止められるであろう計画は、次いで投げかけられた質問に答えるためぽんと飛んで。前世の言葉を交えながらの説明は、きっと彼以外にはこれっぽっちも理解してもらえないだろう。突然ハッとした顔で、自分の嗜好を勘違いされては困ると言わんばかりに早口で慌てるように捲し立て )
そ、そうですわね…!
…まあっ!それはとても嬉しいですわ!ふふ、セシル様ったら心配性ですのね!もちろん王太子妃としてやるべき事をきちんと済ませたうえで、時間のある時にお菓子を作りたいなと思っておりますの。その時はまたこうして、セシル様と一緒にお茶の時間を楽しみたいですわ!
( 自分は気恥ずかしさを感じながらも愛を伝えているのだが、それに対してさらりといつもの優しい口調と笑顔で、体感では何倍もの甘い言葉を返してくる相手に未だ慣れない様子で。はっきりと「自分以外の女性に興味は無い」と言われると、嬉しさはもちろんやはり恥ずかしいのだ。それ以上に言葉を紡ぐ事ができず、赤い顔のまま目線を逸らすように短く言葉を返し。その後に耳に届いた言葉はなんだか先程と違うような気がしなくもないのだが、良くも悪くも疑うことを知らない本人は素直に手作りの菓子を褒められたことに喜び。相手に少しでも幸せを感じてほしい一心で動いてしまうこの性格を、目の前の彼はきっと自分以上に理解してくれているのだろう。無理をしないように、と何度も投げかけられる言葉には彼からの愛情が籠っているように感じ。相手の契約精霊であるゼノがある意味では最も欲している言葉かもしれないその台詞に、くすくすと笑みを浮かべながらもしっかりと頷き。その裏に含まれた不安という彼の思いには当然のことながら気付くはずもなく。さて、勇気を出して行動した結果、彼の普段の優しい声色に明らかに喜びが加わったのを感じ。普段は彼がリードしてくれる事が多いとはいえ、その時の声音には嬉しさというより楽しさが混ざっているような気がするのだ。彼がくれる多種多様な甘い言葉に対するほどのレパートリーが自分には無いため、こちらが行動することで彼が喜んでくれるなら、というのはあくまで理由のひとつで。しかしそんな自分の頑張りを軽々しく飛び越えるように距離を詰めてくる彼のスキンシップに、すでに赤く染まった顔はさらに湯気が出るのではというほど熱を帯び )
たた、度々ですの!?それは少し勇気が……ひゃわっ!?セ、セシル様、ちちち、近いですわ!そ、それにこれ…こ、こ、恋人繋ぎですわよね?………って、まさかこのまま部屋まで行く気ですの!?このままではいくら新婚といえど、ただのバカップルな感じに見えてしまいますわよ!?こ、国王様や王妃様に示しがつきませんわー!!
( もはや二人三脚でも出来るのではと思われるほどの距離の近さに、自分の髪色と同じくらい赤くなった顔であわあわとプチパニックな様子で。しかもこのまま食堂へと足を向けているのが分かると、義父母にこの状態を見られるのは確実だろう。いくら幼い頃から繋がりがあったとはいえ、さすがにラブラブな新婚っぷりを夫の両親の前であからさまに見せるのは恥ずかしさの極みとでも言わんばかりに慌て )
( / いえいえ、こんなの待ったうちに入りません!なので主様は何もお気になさらずで大丈夫です!
というより、体調が芳しくない中でのお返事とは……どうかご無理をなさらないでください…!何よりもまず主様の体調が戻られることが最優先ですので、そんな時はゆっくりと休んでくださいませ。
こちらこそ主様とこのまま楽しくお話が紡げたらこれ以上に嬉しいことはありませんので、こちらこそよろしくお願い致します!
…でも今は何よりお身体を大事になさってくださいね…! )
君の資料作成の腕は凄いと思ってるけど、下手をすれば押し付けになりかねないからねその辺は徐々に……そうだな、それこそ私達の仲を見れば同じ王族なのにここまで違うのかと思う正妃も出てくるだろうから、私達の仲睦まじい様子をさり気なく他国の王族にアピールすれば変わっていく国も出るかもしれないね。
(彼女の資料作成の腕──即ちその中身の生々しさやどれだけそれが真実味に長けるのかは以前彼女が彼女の父に渡した例の資料からも見て取れる。だが、彼女の持つ前世の記憶で賄いきれなかった部分は彼女が独断でその道の人に声をかけるという危ない橋を渡ったのは間違い。今回はそんな危ない橋を渡るような資料でも無いのだが、それを他国の王族に渡してみたら、確かに良いなと言うのは女性側が多いだろうと予想するのは容易い。女性というのは特別感があれば嬉しく思う人が多いし、好きな人に一途に愛されたいと思うのも自然だろう。だが、英才教育の内で一夫多妻制が常と教育された男性王族は別だ。好きな人と結婚と言うのはごく稀で、大抵が家と王国強化による政略結婚。正妃とは別に好きな人が居て、その人を召し上げるために側室を迎える人も居るだろうし、色恋が好きな恋多き王族も居るだろう。そういった人達に渡した場合、最悪国同士の関係に溝が入りかね無い。それは国としても王族としても望むところでは無いしと顎に手を当てて少し考えれば、ふと脳裏に過ぎった案にそうだ!と言いたげな顔をして上記を提案し、そうすれば私も彼女と触れ合える時間が増えるし彼女の望みもさり気なくアピール可能と言う我ながら名案が浮かんだとにっこり笑みを浮かべて彼女の反応を待ち)
へぇ……ティアの前世は一夫一婦制が主流…君のいた世界は平和だったんだね。
その平和がこの世界でも実現出来るようにまずは自分の国からだけど、徐々にその世界になるように私も頑張らないとね
(彼女の前世の事は主にこの世界がゲームであり、そのゲームのあらすじや攻略キャラとはについて聞くばかりで生活水準がこの世界よりも高い世界位でしか認識無かったが、何となくしてみた質問を聞けば争いが無いからこそ一夫一婦制が取れると分かる。なるほど、確かに生活水準がこの世界よりも高いのは間違いないと確信し、この世界でそれを成し遂げるのはまだまだ道は遠いし自分達の代でそれが出来るかも分からない。だが、自分達のやった事が後世へと繋がればいつか彼女世界のような世界がこの世界でも広がるだろう。その時に自分と彼女はこの世界から居ないだろうが、他ならぬ彼女が望むのだ。愛おしい妻の望みを叶えるのも夫たる自分の努めだ、時間は掛かるだろうがその世界にしてみようと内心決意を固くしながらも表情は微笑んだままでその心情を悟られないように、尚且つそれがどれだけ難しい事かも理解した上で自分の生き様を決めて)
うん、そうだよ。
私が繋いでいたいのもあるし、父上も母上も気にしない性格だから大丈夫だよ。
むしろ、仲が良いなって微笑ましく見てくるんじゃないかな?
ティアは嫌かい?
(彼女の顔の色が彼女を象徴する赤い色へと変われば、その照れたようにちょっとした悪戯心と可愛いと言う感情が胸を満たす。どこか機嫌の良さそうないつもよりも生き生きしてさえも見える笑みを見せながら父も母も気にしない。自分は触れていたい。と外堀を埋めるが如く彼女の逃げ道を塞がんと言葉を紡いで)
(/ 大変お待たせしてしまい申し訳ありません!!
体調は何とか回復したのですが、如何せん年の瀬と言うのもあり忙しく今日まで時間がとれませんでした……。お願いですから捨てないで……。
これからは以前ほどではありませんが、返信速度が早くなるかと思いますので、こんな本体ですがこれからもよろしくお願い致します…。
話は変わりますが、自称悪役令嬢の続編の漫画が出ましたね!!
もう読まれたでしょうか?当方は読んでいて相変わらずの2人の様子にほっこりしながら、セシル感が出るように勉強中です。
まだ読まれて無かったらお知らせまでに。
読まれていたら感想を言い合いたいなぁと思っている本体です。面倒だと思われたら全然この回答は蹴って下さって大丈夫です!!
お互い忙しくなりがちで12月に入って一気に冬らしい気温になり、体調を崩しやすい季節ですのでこちらが言っても説得力に欠けますがお互いに無理のないペースでのんびり物語を紡げたらと思っておりますので、どうぞご自愛くださいね。)
( / 相も変わらず長々とお待たせしてしまいまして、本当に申し訳ございません!
本日までしっかりと社会の歯車としての勤めを果たして参りました…。
主様が年の瀬の忙しさにやられてない事を祈ります…!
お返事もじわじわと筆を進めさせて頂いておりますが…遅筆に遅筆を重ねた体たらくで申し訳ございません。
取り急ぎ年末の挨拶をと思って参上した次第でございます。……それより何より返事を持ってこいと、誰もが思う状態ではありますが…!本当にすみません!!
スローペースになってしまって本当に申し訳ないのですが、今年は主様と出会えてとても良い年になったと言っても過言ではありません。できることならば、来年以降も何卒よろしくお願い申し上げます。
ちなみにですが、続編はしっかりと購入&読了しております!
新婚の2人の様子を読み込んで、こちらもしっかりとバーティアとして磨きをかけなければと思いました。
当方としても、ぜひぜひ主様と語り合いたいですー!
次は必ず返事を持ってきます!
では今年も残りわずかではありますが、良いお年を! )
(/ いえいえ!こちらこそお忙しい中お返事ありがとうございます!!
年末年始が近いですし、仕事納めに向けて仕事の多忙やプライベートでも大掃除やらなんやらでお忙しくなるのはお互いなのでお気になさらず!
むしろお忙しい中、こうして本体様が来てくれただけでも嬉しいですしこちらこそ是非是非末永くお相手下さればと思います。
来年もよろしくお願い致します!むしろ来年以降もお願い致します!
皆さん、リアルもありますし本体様も来れる時に無理のないペースでお返事を書いて下さればと思います。
続編、読まれてましたか!
こちらもセシル感をより磨く為に読了していますので是非語り合いたく……!!
今年も今日で終わりですが、本当に相手下さりありがとうございます!!
来年以降もよろしくお願い致します!
本体様も良いお年を。)
(/ 生存してますよという事で一度上げさせて頂きますね。
遅ばせながら、新年明けましておめでとうございます!
お忙しいとは思いますので、こちらは気長にお待ちしております。
まだまだ寒い日が続きますので体調等崩されないようにご自愛くださいね。
顔出ししにくいと思われるかもですが、気にせず戻ってきて下さればと思います。本体様と物語を紡げるのを楽しみ、こちらはまったりと物語を紡げたらと思っておりますのでいつでも戻ってきて下さい。
これからもよろしくお願い致します。)
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