仮面の裏を召し上がれ 〆

はは、それもそうか。でも1日カフェにいたら怒られないか？
(流石に忘れてはいないか、と笑うが朝から昼までバイトをして、そのあとお客としているならほぼ一日本職から離れることになるのだがそれは大丈夫なのかと気になって。自分が苦情を入れられるなら問題ないが相手に不信感が集まっては…と心配になって。迷路のような作りには自分のアジトと同じような空気を感じ取り親近感を覚えるが、自分のところとは全く違う雰囲気になるほどと考えていて)
襲撃されたら大変だもんな。確かに俺のところも似たような作りだけどやっぱり違うところもあるんだな。

…仕事なんて嫌いだ。全く
（相手の言葉に少し拗ねたように嫌いだと呟くとため息を吐き、取り敢えずバイトだけでも頑張ろうと決めて。相手のアジトの詳細は知らないが違うのだと言われると驚きながらも興味深そうに聞いて）
そうなんだ、どんなのか気になるね…ふふ

そう拗ねるなよ、仕事はみんな嫌だからその気持ちはわかるけど。
(ふふ、と笑いつつ繋いでいた手を1度離すと片手で頬を挟むようにして。拗ねた顔が挟まれて表情が変わるとくすくすと笑ってしまって。そんなに面白い作りにはなっていないのだが、相手が来たら自分が案内することを伝えて)
こっちに来た時には俺が案内するな。迷子にならないようにちゃんと手を繋いでやる。

シアとの仕事は楽しいけどね…
（相手に頬を挟まれ、何やら楽しそうに笑っているのを見て相手が楽しいならいいかと思いながら離れた手で相手の頬に軽く手を添えてみて。相手が案内してくれるなら迷子にはならないなと思いながら頼んで）
機会があればお邪魔しないとね、その時は私が迷子にならないように頼むよ？

はは、それなら一安心だ。……ふふ、どうした？
(他の仕事は大変だが自分との仕事は楽しいと言われると嬉しそうに微笑み、むにむにと頬を挟んでいた手を動かしていたが、自分の頬に手を添えられると緩く首を傾げて。頷き、エスコートすると伝えるがわざと離れるのもいいかもしれないと冗談で述べて)
勿論、ちゃんとエスコートしてやるよ。あ、でも態と離れて迷子になってるところを見たい気もするけどな。

ん…なんとなくだよ
（相手が緩く首を傾げて不思議そうにしているのを微笑んで少し誤魔化すようになんとなくだと言ってから相手の頬にキスをしてからもうすぐ出口なため、相手から離れて。迷子になるのを見たいと言った相手に苦笑いを少ししてからそうなったら泣くと冗談で言って）
ふふ…そんな事したら泣いちゃうよ？

気になることあったら言っていいんだぞ。嫌になったりしないから。
(何となく、と言われるとそうか、と思うしかなくて手が離れるのを少し残念に思いつつ自分も手を離して。だけど言っておいた方がいいと思いら何かあれば言って欲しいと伝えると人目に出る前に相手に軽くキスをしてから外に出て。相手のことだから1人にされても泣かないと理解しているが相手の冗談に乗り、慰めるよと告げて)
見てみたい気もするけどな…ま、慰めるよ。フレンチトーストだって沢山振る舞う。

なんとなく名残惜しいからやっただけだよ
（何かあるわけではないが相手と離れるとなると毎回名残惜しさはあるためそう言ってから、軽くキスをされると少し嬉しそうに笑って。相手が冗談に乗ってくれるものの相手が作るフレンチトーストが沢山食べれるなら泣き真似でもしておこうかなと考えて）
見てみたいって…ふふ、仕方ない。本当に泣いてフレンチトーストいっぱい食べようかな

はは、そうか。……ではカール様、本日は遅くにありがとうこざいました。これで失礼いたします。
(嬉しそうな表情に微笑み小さな声で返すと、バイクのあるところまで行き。相手の方に向き直ると部下の人目が有るからかかしこまった様子で別れの挨拶をし、フレンチトーストも沢山仕込んでおくと伝えて)
食べきれないほど仕込んでおきますね。

こちらこそありがとう
（部下がいるからか相手の口調が変わると、それもまたかっこいいなと思いながら頷いて。たくさんフレンチトーストも仕込んでおくと言われると部下の前なのでそこまで表情には出さないが心の中は嬉しくて）
あぁ、全て食べ切ってあげるよ

お待ちしております。それでは。
(胸に手を当て、恭しく、少し大袈裟ぐらいな丁寧さで頭を下げると鞄をケースにしまうとヘルメットを被ってからバイクに跨って。エンジンをかけつつ、周りにいる部下たちの警戒するような視線を軽く流し見してから発進させると夜の道路を走って)

…さて仕事するか
（部下たちの疑うような警戒するような視線に少し呆れたような、忠誠心を再確認出来たような気がして満足しながら自分の執務室に戻ると仕事をまた開始して。しばらくすると明日も仕事もあるし相手との仕事もあるのでキリが良くなったところで切り上げて）

ただいま戻りました。…あぁ、特に問題は無かったですよ。
(スムーズにアジトへと帰ると駐車場内にある倉庫の中で点検をして。見えないところに付けられた盗聴器を見つけて踏み潰してからゴミ箱へ捨てると、あとのことを部下に任せて鞄を持ちボスの元へと行って。軽く報告をしてから部屋へ戻ると明日の準備をしてから就寝して。朝になるといつものようにルーティーンを過ごしてからカフェに向かって)

よし、準備できた
（明日の準備も終わると眠りにつき、朝起きると少し仕事を終わらせてから動きやすい服装をしてから相手の店に行って。歩いていけば普段は朝に歩くことはなかなか無いが新鮮な空気や朝の賑わいを感じながら店について）

あ、おはよう。
(今日のモーニングとランチの準備を進めていれば来店を知らせる音が聞こえて。顔を向けると相手だと分かり、ニコッと笑ってみせると挨拶を交わして)
今日はモーニングがエッグベネディクトのセットで、ランチがサーモンのムニエルだからよろしくねー。

おはよう、すごく美味しそうなメニューばかりだな…
（相手からメニューを聞くと聞いたことがないものと、サーモンのムニエルと聞き美味しそうだったため自分も食べたいなと少し思って。取り敢えずロッカーに行き着替えてからエプロンをなんとか結ぶと相手の元に行って）
今日は上手く結べたかな？

ふふ、そう？エプロンは大丈夫だよ、上手だね。
(美味しそうと言われると嬉しそうに微笑み、エプロンの結び方を見ては頷いて。一旦火を止めて倉庫から箒とちりとりを持ってくると相手に差し出しつつ掃除をお願いして)
そうしたら掃除お願い。箒ではくくらいでいいよ。

良かった、掃除だね。まかせて
（相手に差し出された箒とちりとりを持つと、早速まず店の外を掃除してから店の中も掃き掃除したあと、多分机も掃除する方がいいと思って相手に尋ねて）
机を拭いた方がいいよね？

うん、お願い。布巾あるよ。
(相手が掃き掃除をしている間に大体の仕込みは終わり、スープをかき混ぜていれば終わったとの声が聞こえて机を拭く布巾を用意して。ついでに小皿にスープを少し入れると相手に差し出して)
あ、カール。スープの味見して、卵スープだよ。

卵スープすごく美味しいね、優しい味
（相手が味見してと言ってくれたため遠慮なくと思い、味見をすると優しい美味しさに頷き、感想を述べて。小皿を洗い場に置いてから布巾を手に取るとお店の机を拭きながら卵スープも好評そうだと言って）
きっとお客さんからも好評だろうね