赤と紫と。/火野映司募集

…おやすみ。
（ソファに身体を委ね、相手を更に抱き寄せると二人分の鼓動の音をぼんやりと聞きながら、体温に促されたように瞳を閉じ）

ン…(相手の声をぼんやりした声で返し、其の儘ゆっくりと眠気に身を委ねていき。)

…ふふ、
（程よく暖かい相手の体温に小さく笑い、相手の癖のある髪を優しく撫でてみて）

…ンん…(なんの夢を見ているのか、いつもの強面が柔らかく崩れ、口元は薄らと笑みを零していて。)

…本当、可愛いんだけどなあ。
（可愛い、なんて口に出してしまえば拗ねてしまうのは理解しているらしく、小さくそう呟いて額に口付けを）

…あいす…よこせ、…(夢の中ででも好物を欲しているのか、ぼんやりとした口調で呟きながらこそばゆそうに身動きした)

…アンクらしい。
（ぶれない相手の寝言に思わず笑みが漏れ、相手を抱き締める腕に少々力を込めて）

…えーじ…それは…アイスじゃない…、だろ…(抱き締める力強まるとそれに合わせて此方も無意識に身を寄せながらも寝言呟いて)

…夢の中の俺、何してるんだろ。
（もう一度聞こえてきた寝言に次は噴き出し、そう呟いては今度こそ自分も瞳を伏せ、眠ってしまおうと）

ン…好きだ、…えいじ、(起きているのか居ないのか、タイミング良く愛を呟くと、すぐに規則正しい寝息を立て始めて)

…うん。
（寝る寸前、ぼんやりと聞こえた相手の言葉に溶けかけた意識でそう返答を返し）

（背後です。主様は今後何か起こしたいイベントなどありますでしょうか？）

…(段々と目が覚めてきたようでゆっくりとと目を開くと相手の方をちらりと見る。寝息と腹の動きで寝たのを確認すると起こさないようにゆっくり起き上がって)



(こんばんは！そうですねー、アンクが酒を飲んで酔ってしまう…なんてシチュエーションいいなーなんて思ってます！其方はなにかご希望御座いますか？)

…
（相手が起きたのも気付かず寝入っており、時折寝返りを打つだけで）


（此方からの希望は特にありませんので、そちらのシチュエーションを行う形で大丈夫ですよ）

あぁ…クソ、喉乾いた…。(起きると喉の乾きが酷かったのか、そのまま相手を起こさないようにベッドから降り、そのままキッチンへ向かって)

(ありがとうございます、こちらからロル回させて頂きました！)

…ううん…アンク…？
（暫くして目を覚まし、寝ぼけ眼のまま相手を探すように声を上げ）

（了解しました）

…なんだこれ、ジュースか？(キッチンへと着くと我が物顔で冷蔵庫を漁る。ぶどうのイラストが書かれた可愛らしいワインを手に取ると、其の儘栓を開けラッパ飲みをして)

アンク～？
（だんだん意識がしっかりしてきたのか、身体を起こすと声を上げながら相手を探すかのように店内を歩き回り始め）

ン…ぐ、…マッズ…(思った通りの味ではなかった為か少し飲んだあとに乱暴な手つきで瓶を戻し、相手の声が聞こえたは其方の方へ歩み寄っていき)

あ、いた。何してたの？
（近寄ってきた相手に表情を崩し、首を傾げてみて）

喉が乾いたからジュースを飲んだ。…が、クソまずかった。なんだあれは。(近寄る相手と同時に此方も歩み寄り、キッチンの方指さすと先程口にした物について説明をして)