名無しさん 2022-08-12 11:46:03 |
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……いえ…ついた、のか。…おまえ…きみじま…?
(玄関に座り込んだところでようやく多少は意識を取り戻したのか、連れてきてくれた相手の顔を見つめて。しばらく見ていてようやく後輩だと気付いたらしい。)
あ、やっと気を取り戻しました?
ここまで連れてくるの大変だったんですからね。
( 相手の前にしゃがみこむとにっこり笑って少し嫌味を言う。「先輩お酒弱いなら飲んじゃだめですよ。」と、ため息をつきながら相手の横に座ると靴を脱いで。再び肩に掴まるように促して。)
部屋入っていいですか?とりあえず中入りましょ。
……わるい、めいわくかけた…
(後輩の肩に凭れ掛かったまま部屋に入り、半ば崩れるようにしてソファに座ると呂律の回らない口で謝罪をして。)
いいですよ。
お酒弱いかわいい先輩の姿見られたんで、満足です。
…あ、水飲んだ方がいいんじゃないですか?勝手しますけどとってきますよ。
( ソファにもたれかかって座る相手の姿に思わず小さく笑って、「かわいい」なんて言ってしまい。しまったと、思いながら立ち上がると水をとってくるとキッチンの方へ向かって。)
( 適当なグラスに水を入れて相手の元へ運び。ふと顔色を見ると、未だ少し赤い頬にまだ酔いが冷めてはいないのだろうと思い、グラスを差し出して。さっき1度店で断られたことを根に持っているのか、小さく笑いながら冗談でそう言い。)
はい、水。
飲めないなら俺が飲ませますけど?
気分が悪いなら、余計身体のアルコール薄めないと。
一口でいいから飲んで。ほら。
( 眉を顰める相手を見ると、恐らく気分が悪く飲料を飲もうという気にならないのだろう。なんとなく想像がつく。しかし、それならば尚更飲んだ方がいいとグラスをもう一度差し出して。)
……のめない。
(気分の悪そうな表情のままグラスを見て首を横に振る。ソファに半分崩れ落ちるような姿勢で後輩に赤い顔のまま上目遣いをし、飲ませてほしいと言わんばかりの表情を浮かべ。)
仕方ないな…。
( 相手の表情を見て不覚にもどきっとしてしまい。呆れたような言葉と表情を示すと、「飲まなかった先輩が悪いんだからな。」と言ってグラスの水を己の口に含み。相手の唇に自分のそれを重ね合わせると口の僅かな隙間から水を流し込もうと試みて。)
…ん!?…な、なんのつもりだ…!
(どうやらグラスを渡してくれるものと思っていたらしく、体勢を立て直すと驚いたように後輩の顔を手加減しつつ振り払う。酒では誤魔化せないほど赤い顔のまま荒い呼吸をしつつ)
え?
飲ませて欲しいんじゃないの。
( 顔を振り払われると少し距離をとって困ったように言い。グラスを渡したところで飲みはしないのもわかっている上での強行手段で。先程振り払われた手をそれなりの力でソファに押さえつけると、小さく笑って。 )
そんな真っ赤にならなくても。キスのひとつやふたつ。
…ほら口開けて、先輩。
……い、いやだ…
(半分怯えるように抵抗していたが、とうとう酔いによる眠気に勝てなかったか意識を失うようにして眠りに落ちる。がくん、と顎が落ちて瞼が閉じられ)
…あれ?
ぷっ…このタイミングで寝ちゃう?
( 相手が怯えていることも周知の上で顔を徐々に近付けていったが、相手の意識が落ちたことを確認するようにくすくす笑って。自分の予想の斜め上をいく相手の行動に、面白いと思いつつ。さすがに眠った彼を背負っていくのは、体格差てきに無理。ソファに相手を横たわらせると、自分の上着を相手にかけて。ここで帰るのも心配なので、床にゴロンと寝そべり自分も寝ることにして。)
………あ…?き、君嶋?
(しばらく眠って意識を取り戻したらしく、すっかり酔いも冷めたようで部屋を見回すとそこには床で寝ている後輩の姿が。状況が飲み込めないのか驚いたような反応をしており)
ん…。なあに…。
( 相手の自分を呼ぶ声に眉間に皺を寄せ。うっすら目をあけると寝ぼけ眼で相手を捉えて。ゆっくり上半身を起こせば欠伸をひとつして。 )
……なんでお前がここにいる?
(すっかり酔いが覚めたらしく困惑したような表情で声を掛け、ソファから降りながらいつもの怒っているのかなんなのか、感情の読めない表情を浮かべて)
…あー、そういや
酔った先輩送り届けてそのまま俺も寝ちゃったんだっけ。
( 相手の質問にはきょとんとした表情を浮かべた後、たんたんと答え。「体調どうですか?」と相手に問いかけて。 )
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