匿名さん 2022-07-29 15:54:00 |
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あ、くそっ。
待って!『その行先は我は知らず、足を留めよ!アビラウンケン!』
(自分の言葉を途切れ途切れになりながら話すスライムもどきの主張とも言えない有様の言葉に、会話は出来そうに無いなと思うとその面倒さと会話が出来ないと言う状態に眉を顰め、面倒なのが住み着いてるし、腕?らしきものを伸ばしてくる事から害は多少なりともあるのかもしれないとはしたなくもチッと舌打ちをしては。そうこうしていれば思っていたより時間が経っていたらしく、自分や信乃さんの声でも、骨格標本や人体模型とも違う声が複数、人がほぼほぼ居ない校内に反響して自分達の居る3階まで聞こえてくれば、しまったという表情になり。そしてスライムもどきが声に反応してペタペタと言う水の含んだ足音をさせながら歩き出してしまえば、このままだと間違いなくメンバーと鉢合わせるし、何よりこの足音は七不思議には入っていないのだ不審がられる可能性は高い。それに下手をすればこのスライムもどきがメンバーの誰かに危害を加えるかもしれないと判断すれば、すぐさま手で印を組みスライムもどきに足留めの術をかけて足止めさせ調伏してしまおうと考え)
若い子達の方がいいだなんて、困ったものね。
(呟く言葉とは裏腹にすでに警戒と臨戦態勢に入っており、もちろん理科室の隅で震えて?いる人体模型と骨格標本は置き去りにして一度日傘を閉じてから理科室から暗い廊下へ。暗い廊下内を先程のスライムのような粘着質な何かは人型にも見えなくはないが不定形の状態で自分や主が校舎内に入って来た時のように水音を含んだ足音をさせて進んでおり、その音はハッキリと聞こえている状態で、ただこちらが最初に聞いたものよりも速度が上がったようなものであり、行き先がどうやら校舎内へ入って来た生徒達の行方であるらしく。主の足止めの術にパチリと弾けるような音がその場に響いたと同時、目の前のスライムのようなものの体躯が一度硬直したかのように止まり、その体躯も不完全な人型からぶよぶよとしたゼリー状の何かの塊に近くなったのも数秒、再びゆっくりと人型に戻りつつ先程よりは随分と速度自体は遅くなったものの変わらず這い動く様に廊下とスライムのようなものの間をすり抜けて声のした方向へと進もうとしていたスライムのようなものの前に立ち塞がり、再び日傘を広げて前に突き出すとその進行方向を物理的にも留めて)
(/ 本体より失礼致します。
昨日と今日が少しリアルでバタバタしておりまして、返信できるのが早くて今日の夜。遅くても明日中には返信出来るかと思いますのでよろしくお願いします。)
いや、俺もほぼ同い年なんだけど?
せいぜい1つ下とかだぞ?
(信乃さんの言葉に、メンバーの一員の方が確かに人数が多くて体を乗っ取るとかなら選び放題だし、メンバーが何人なのか分からないが、自分の依代にさせたい人物の1人位なら見繕えるだろうと考え。足留めの術をスライムもどきにかければ、本来ならビタリッみたいな感じで身体自体硬直したように足というか体の動き全体が止まるはずなのだが、パチリみたいな術が弾かれたような奇妙な音がすれば、本来とは違う術のかかり方に眉を顰め怪訝そうな表情になり。その後に抗うようにスライムもどきがグネグネと体を震わせて人型から液体状に、そうしてまた人型へと戻ったスライムもどきがゆっくりとした動きでとは言え、足を進めた事に驚きを隠せず目を丸くして思わず「はっ?そんなのありかよ!」と一旦液体状になる事術の効果を弱めたかとそんな妖怪や怪異なんて今まで居なかった為、驚きを隠せずにいて。信乃さんがスライムもどきの進行方向へと出て日傘で足止めをしてくれれば「ナイスアシスト、信乃さん。」と礼を言うと、このまま調伏してしまおうと護符を口元に運び真言を唱えながらスライムもどきの元へと足を少しずつ進めて)
そこは好みの問題ということかしらねぇ。
(雑な返答を投げながらも聞こえてきた生徒達の声の大きさからして、すぐ近くではないものの現状の物音はあちらの方も聞こえているかもしれないためにそれに気を引かれて確かめに来る可能性も否めずに、それならばなるべく早めに対処するのが妥当であろうというところで。新たに真言を唱えだした主の様子を視界に留めながら日傘を広げて眼前のスライムのようなものを足止めし続けるもののあまり派手な振る舞いをする訳にもいかずに防御優先で、スライムのようなものから伸びて来た手をもう一方の手で持った鉄扇で受け止めると、更にその腕の手が変形して何かの形に変わりそうになってその形が変わる前に手首を返して形を変え掛けたそれを横に弾くと壁が些かへこんでしまって。それにはちょっと困った顔をするもののやってしまったことは取り返しようもないので取り敢えず今は気にしないこととして、液状に近いが人型に保ったそれが力任せに押し通ろうとするのを少しじりじりと後ろに下がり気味ながらもただただ防ぐに留めているのを保ち続け)
『ナウマクサウマンダ、バサラダンカン。
オンアビラウンキャン、シャラクタン!』
(抵抗のつもりなのか、スライムもどきが腕?のようなものを伸ばして信乃さんに攻撃?しようとしているのを見れば、それに対して信乃さん様々だな。と思いながら壁にぶつかった腕と凹んだ壁を見れば流石に表情が引き攣り。流石にカメラとかが無いから犯人は不明になるとは思うが、かと言って凹んだ壁は元には戻せない為明日の朝のHRは長くなる予感しか無くその事に表情が引き攣るも、メンバーとかち合う前にと真言を唱え続け。まずは霊力を刃の形にして敵に打ち出して傷を負わせる「裂破」系と本に書かれていた真言を唱えて、スライムもどきに傷を負わせて弱らせ、次に怪異や妖怪を調伏する真言を続けて唱え終わるとそれをスライムもどきにぶつけて調伏し)
(前へ前へ、恐らくオカ研の生徒達の許へと行こうと押し通ろうとする様は何の技巧も無い力任せな分、単純でわかりやすいものの力だけはそれなりにあるのか日傘を開いた状態のまま僅かばかり退いていて、それが壁際にまで到達するよりも早く主の真言を唱え終える声が聞こえて。主の腕ならば下手は打たないと思ってはいるもののこれ以上他の場所に何らかの物理的被害が加えられるのも主の立場的によろしくなかろうと日傘は開いた状態で眼前を防ぎつつ、目の前で霊力の刃によって千々に裂かれてからスライムのようなそれは更に弾けるような音を立てて。その後は音も無くほとんどの怪異と同じようにうっすらとそのシルエットが透けていって姿や気配も同じように薄くなっていく中でまだ完全には消えていないのも相俟って注意深く入念に周辺を見回して先程のスライムのような粘液状の何かの残骸も欠片も無いということを確認してから、広げていた日傘を閉じると一体何だったのであろうかと不思議そうに首を傾げて呟き)
残りものは……無いようね。何だったのかしら?
分からん。
あんなの初めて見たし、真言が効いたって事は妖怪、幽霊、怪異であるのには間違いないんだろうけど……まさか足留めの術を緩和して前に歩ける奴が居るとは……。
とりあえず、凹んだ壁はどうしようも無いしここに長居してたらオカ研のメンバーと鉢合わせるかもだ。残滓も無いし問題無さそうだから見つかる前に帰ろう、信乃さん。
(スライムもどきが自身の真言により体は千切れ、その後の調伏の真言で透けて消えるようにその姿が無くなればやっと臨戦態勢を解き。信乃さんの言葉に本にも口伝にも無い姿をしていて、完全に足を留められる足留めの術を自分の力で緩和させて前へと歩くという離れ技をして見せたスライムもどきの正体は全く検討が付かず首を横に振り。だが、スライムもどきの粘着性のある何かや妖気と言った残滓は感じられない為、完全に調伏出来たと判断をすればこれで脅威は無いだろうと判断し。そうこうしていれば、先程のスライムもどきが壁に腕?をぶつけて壁を凹ました音が校内に響きオカ研のメンバー達も不審に思ったのか、七不思議を順番に巡るならまだ時間がある筈なのだが、パタパタと言うスリッパを履いて歩いている独特な足音とコソコソとしていながらも、静かな校内ではよく響く人の複数人分の足音と声がこちらに近づいているのを聞き取れば、このままここに居れば鉢合わせて、間違いなく質問責めに合うのは目に見えているため、ここからというかこの学校から出ていこうと信乃さんに声を掛けると、物音が聞こえてくるのは右側の階段からなので鉢合わせ防止の為に左側の階段を使って下の階へと移動し、踊り廊下や廊下から見える位置になった時は壁から誰も居ないのを確認しながら1階、出入り口を目指して移動をして)
まだまだ新しいものの類かしらねぇ……?……あらあら本当、それじゃあ見つからないように、わたくし達は帰るといたしましょうか。
(見た目からしてそう古くから見掛けるような類ではなく、ならば新しく人々が生み出した怪異の形と判断するのが妥当かというところながら自身としては他のヒトではないものにさほどの興味関心は無く、あまり真面目に考える気も無く適当に思考は流れ済まされていき。耳を研ぎ澄ませなくとも静かな夜の学校内から聞こえて来る複数のスリッパの足音やら生徒達の話し声にあまり驚くことも動揺してまごつくこともなくのんびりとした口調で広げた鉄扇を口許にあてながら主の言葉に頷くと、へこんでしまった壁部分はどうしようもないのでそのままに、向かって来る気配や足音とは反対側から鉢合わせぬようにして主に続いてその場を去ることにして。そうして3階から1階まで、運良くなのか他のことに気を取られていたであろうからなのか鉢合わせるようなこともなく無事に戻ると、時刻は一応まだなんとか日付変更線は越えていないらしいのを通り過ぎ様に確認しつつ、そこからあまり人には気付かれない所の扉を探し、そこの鍵を開けて先に主に出るように促して)
かもな、ひとりかくれんぼもきらさぎ駅、ヤマノケって言われてるモノも最近のネットの普及で広がった、もしくは作り上げられた怪異だから可能性としてはあるな。
(信乃さんの言葉にこちらもそれの線が濃厚かもなと肯定の意を示し頷いては、最近ではもはや定番になっている昨日退治したひとりかくれんぼもきさらぎ駅なんかはネットの2chの書き込みにより普及、そして広がり今では怖いのが嫌いな人でもほとんどの人が知っているくらいには有名になったものが幾つかあるのも事実の為、あながち否定は出来ず。まだここ最近出来上がった怪異は知名度なんかは高くても、力は古くから伝わっている、口裂け女や八尺様よりはかなり弱い為こちらも対応が出来るだけマシだと呟き。そうして3階から1階まで降りて来れば、話し声や足音と言うのは、こういった静かな所では思っている以上に空間に響くし、声なんかは丸聞こえになる為鉢合わせ防止の為にソっと階段なんかを降りて物音を立てないように注意を払って、1階に着き人目のつかない場所にて扉の鍵を開けてもらい先に出るようち促されれば、スっと音をたてない且つ素早く校内からグラウンドへと出れば数歩前を歩いて信乃さんが鍵を掛けて扉から出てくるのを待ち)
(あのスライムのようなものはよく聞く怪異という訳でもなさそうではあるが、ヒトの認知など移り変わるもの、何処かのネットやらゲームやら何かの話の影響を受けてこの学校の生徒達の意識やら何やらから生まれたものなのかもしれない、という可能性はあるものの、とりあえず今日の所は済んでいる上に積極的に介入やら調べる気もなく。今頃は3階の方に居るはずのオカ研の生徒達のことは脅威の可能性のあるものは潰したからひとまず危険はないはずとそれ以上の意識を寄せずに、主が外に出るのを確認してから鍵を閉めると自分は再び実体化している状態から才のあるもの以外には見えない状態にまでなって扉を擦り抜け、改めて実体化して。グラウンドには当然、夜中であるから他に人の姿はなく空を見上げると暗い夜空に薄く細い雲が月にかかっている状態で校内から出る前に時刻は確認していたから、このまま住まいへと戻っても昨晩だか今朝だかとは違ってまだまだ睡眠時間には余裕がありそうで。そもそも今日のことは依頼関係でもない割とただ働きな訳ではあるが、それでもそこまで危険度の高いことにはならなかったので良しとしても、そこそこ内容としては色々とあった気もする流れに軽く鉄扇を仰いで)
今夜も今夜で慌ただしかったわねぇ。無事に済んで何よりなのでしょうけれど。
なんだろうな、この……時間としては昨日よりずっと早くに終わったし、危険度も強さも全く弱い…弱いでいいのか?、で済んだのにこの精神的疲労…。帰ったら速攻寝る、昨日の分まで取り戻す為に寝る。あと、精神的にどっと疲れた。
(信乃さんが扉に鍵を掛けた音が静かにこちら側にもカチャリと言う音がして、霊体化しそして実体化した信乃さんののほほんとした物言いに、確かに先程スマホで時間を確認すれば、時刻は日付を越える前で昨日よりもずっと早く終わり、危険らしい危険も無く、昨日よりも楽な筈なのに、鏡の女はタイプじゃないと何故か振られて、迷惑ですと言わんばかりの表情と声を聞かされ。理科室ではナルシストにも程がある人体模型とそれを止めるオネェなのかオカマなのか、本当に女のか肉が無いので不明だが、どこから声が出ているのか謎な骨格標本にスライムもどきにビビる模型と標本と言うシュールとしか言いようの無い現場だった事に、深いため息をついて。そして小さな声であんな七不思議達だとは知りたくなかったと小声でちょっとした愚痴のようなものを言うも、とりあえず危険なものも無いし、オカ研メンバーがいつ校内から出てくるかも分からないのと、1番の本音である早く寝るを実現させる為に帰ろうとどこか疲労の滲む声と表情で信乃さんに声をかけ)
ふふふ、ある意味で散々だったわね。晴坊や、お疲れ様。
(今夜は出くわした事象はさておき昨夜よりはマシな眠りになるのだろうかと労いの言葉は掛けながらも、若干困ったように仰いでいた鉄扇を閉じて。ヒトが生き棲まうこの此岸、世の中には知らない方がいいこともそれなりにあるのだろう、それがこんな結構面白愉快もといがっかりな七不思議が相応しいかどうかはともかくとして、少なくともオカ研の生徒達にとっては危害を加えられる可能性は格段に低くなったというのは事実ではあって。その陰に主のおもに精神的な疲弊やら苦労があったこともたぶん知らない方が幸せかもしれない、むしろ知られない方が主の色々な方面的にいいだろう、ということにして主が漏らした溜め息やら愚痴ともども雑に片付けておき、もうこれ以上ここに留まる理由もなく。ならばあとは早々に帰るのみだと異論もなく頷きを返すと、踵を返して暗い校舎から背を向けグラウンドから校門、それからその外へ、そしてそのまま学校を後にして)
はぁ……結局噂に踊らされるなって事かな。
害の無い怪異しか居ないのがわかっただけでも儲けものなのか……?
時間的に……日付超えるか超えないか位に家に着くか…昨日よりは長く寝れる。
いや、それでも6~7時間睡眠で、ほぼ常に睡眠不足だから足りない気もするけど…。
(学校の敷地から出て一般道へと出てくれば、携帯で時間を確認すれば、家に着く頃に日付が変わるかな位の時間だった為、昨日の睡眠不足と今日の精神的疲労を癒す為に早めに寝ると先程からずっと宣言しており。そんな事を言いながら空を見上げれば黒に近い群青色の空に点々と見える星、そして雲ひとつ無いからか月明かりが煌々と道を照らすも、その灯りは街灯の灯りに負けてしまっていつもよりも少し夜道が見やすいかな位になっており。それが残念だなと思いながら視線を前へと戻せば「にしても、シュールな七不思議ばっかりだったな、信乃さん。あ…あと、あのスライムもどきについても明日位に調べてみて。こっちでも本とかに書いてないか、ネットとかも漁ってみるからさ」と足音が無い状態で隣を歩く老女の姿を取っている彼女に、人には人のコミュニティがあるように人ならざるものにも人ならざるモノ達のコミュニティがあると聞いた事がある。それを彼女が活用出来るか分からないし、これまでそういうのを頼んだ事が無いので、出来ないなら出来ないで良いのだが、もし使えるならと声をかけ)
うぅん、仕方ないわねぇ……録画したドラマを観ていたいわぁ……。
(主のぼやきにも似た言葉をBGMに帰りの夜道は暗いながらも月明かりや星明かり、それか道左右の街灯が道を照らす中で車の通りも少ない静かな帰途を歩きつつ、ふと掛けられた主からの言葉には元々の正体というか存在が存在のために仲間意識やらが芽生えている訳でもそもそも何の感情も向けていないのでヒトならぬものたちとの交流は薄いというかする気もなく、主の方に振り向きながらも全く乗り気ではないことを隠しもせずに眉を潜めて小首を傾げてみせて。ヒトらしい俗っぽい言葉を溜め息混じりにぼやきつつも、それでも主の命には頷いておいておもに主が学校に行っている間の情報収集予定の算段を付けておき。主の方は主の方で調べるということなのでそちらには特に止めることもなく了承の意を返しておきながら帰途も別段なにごとか起こることもなくそのまま主の住まいに戻ったのは日付が変わるそのぎりぎり前になっていて、流石にこれ以上何の用事もなかろうということで自分は睡眠は必要とはしていないのだが主の身を慮ってそんなこんなで一日を終えることにして)
(昨日は一昨日よりも早く寝れたからか、翌朝は信乃さんに起こされる前に自力で起きる事が出来、更には7時間睡眠と言う健康的な睡眠時間を確保したからか、体も軽くすら感じられ睡眠って凄いと思うのと改めて睡眠の大切さを痛感しながら、布団から起き上がり制服に着替えて、朝ごはんの支度をしていてくれているだろう信乃さんがいると思われる広間へと足を運び。夏だから仕方ないがカンカンとした太陽から熱が照らされ、コンクリートなんかにその熱が反射して茹だるような暑さと蝉達ミンミン、ジージーと言った大合唱がとても五月……賑やかだが、そんな事も気にならない程、その歩きもいつもより軽やかで体の調子が良い事この上無いと拳を握って『ビバ!睡眠!』とハイテンションになっているのかちょっと頭のおかしな事を考えるが、そんな事をしていれば広間に着き、広間の中に入る為に障子を開ければ、信乃さんは居ないかなと周りを見渡して)
(翌朝、常と変わらず朝陽は昇っていい陽気、を通り越して良すぎる暑さにまでなりそうな日、外から聞こえるセミの声を聞きながら広間では別段休息は必要のない身のためにそういった休みは大して挟まずに他の時は材料の消費具合やら献立のやりくりの関係で出来ないのだが朝だけは人間独特の工夫をする必要がないので自分が大丈夫そうな時は支度をしていて、この日もよく言えばお決まりの、もしくは変わり映えしない朝の食事の支度を行っていて。やがて他人の手は借りずに自力で起きて来たらしい主が広間にやって来たことに気付いてそちらに一旦手を止めて向かいつつ、その前は容赦なく布団を引っぺがして物理的かつ強制的な離別を行った身として、でもないが今朝はそのような必要もなく割合余裕を持って学校に向かう支度も出来るということで、主にとっては何よりであろうとおっとりと緩く首を傾げてみせて)
あらあら晴坊や、今日は一人で起きられたのね。それは何より、結構なことだわ。
おっ。
おはよう、信乃さん。
いやぁ、睡眠って言うのは大切だって痛感した所だよ。何せ体が軽いのなんの。
今日は授業も寝ずに起きていられる自信があるね
(広間に来て少しすれば、物音を聞いた信乃さんが自分が自力でしかも割合健康的な睡眠時間を得た事で体の調子も昨日のような、体が鉛のような重だるさも無くなりスッキリとした様子なのを感じ取っているのかは謎だが、声をかけられればそちらを振り返り。そうすれば挨拶をし、人間の三大欲求の内の一つである睡眠の大切さについて、うんうん頷きながら自信ありげに上記を言い。この暑い中学校へ汗をかきながら登校すると言うのは些か嫌というか辟易しなくも無いが、あの独特な重だるさも無く、下瞼と上瞼がくっつきそうになるのを必死に耐える授業が無いと言うだけで素晴らしい日だと思える。普通の人ならこの息苦しささえ感じて嫌な気分になる事間違いなしになる気温の予感を感じさせる太陽の元気具合と、太陽の熱が暑いからか吹く風もどこか生温い為涼しい場所が欲しいと思うような気温の日になるのは予感しているが、それすらも睡眠を取れたと言う大事には負けたらしく、ご機嫌な様子で信乃さんに笑いかけ)
ふふ、おはよう、晴坊や。ヒトの身体は脆いものねぇ、管理していないと駄目なのは不便だわ。
(朝から昨日よりは目覚めすっきり爽やか傾向かつご機嫌な主の挨拶にこちらはいつも通りの微笑みを湛えて出迎えて、外は朝早くから既に日差しが強く真夏日になりそうではあるが睡眠も暑さも影響しない身体としては特に何かを思う気もなく。一応学生の身でもある主としては授業中寝ないというある意味当たり前の前提が既に為されていなさそうなところは突っ込むべきところなのかもしれないが式として、というよりもその辺りは取り敢えず今は突っ込むのは止めておこうと上機嫌なところに水を差す気もなくあたたかな湯気を立たせる朝食を済ませようと促して。広間のテレビには朝のニュースが大き過ぎない音量で流れており、それを背景にして朝食をすすめつつその後は依頼や体調不良でもないのに家に居させる気は当然のように全く無く、早々に登校するようにとさっさと送り出すつもりで)
さぁさ、朝ご飯を食べたら、遅刻しないうちに早く学校に行ってらっしゃいな。
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