とある獄卒 2022-07-12 18:50:11 |
通報 |
>61(向威)
…ひ、ひいっ…!
(向威が理科室の扉に手を掛けた瞬間、中から包丁が飛び出してきて向威の頬を掠める。思わず向威が尻餅をついたところで理科室から人体模型が姿を現し、床に落ちた包丁を拾うとまた向威に向かって刃先を突き出し)
>63(向威、稲鳴)
情けないねえ、向威くん。きみ、それでも獄卒かい?
す、すみません…。
…別に責めているわけじゃあないよ。それよりも追おうか。
(人体模型は一瞬怯むもののまた包丁を振り上げ、向威の頭めがけて振り下ろそうとしたところを稲鳴の刀が防ぎ、包丁を弾く。人体模型が理科室の中に飛んだ包丁を追い、姿を消したところで稲鳴がへたり込んだままの向威の手を引いて立ち上がらせ、苦笑いと共に苦言を呈すと向威は怯えきった様子で申し訳なさそうにぺこぺこと頭を下げる。稲鳴はそんな向威の頭を軽く叩き、扉が半分ほど開いたままの理科室を見つめ)
>65(向威、稲鳴)
……あ、あれ…?いない…?
おや、隠れてしまったねえ。乱暴な割に随分と照れ屋さんらしい。
(稲鳴の背に隠れていた向威が少し顔を出すと理科室には骨格標本以外何もいない。先程の人体模型もマキもおらず)
>67(稲鳴、向威)
「おやおや、珍しい。お客人ですかな?」
ひ…!標本が喋りましたよ…!?
おや、どうやらきみは話せるらしいね。人体模型と、二十歳くらいの女の子を見なかったかい?
「坊や…人体模型は分かりませんが、女の子ならばつい先程ふらりと出てゆきましたぞ」
(骨格標本が口を開き、怯える向威とは対照的に物怖じせず、笑いながら稲鳴が骨格標本に問うて)
>68(田噛、鴉葉)
出ていったか、また1から探さなきゃだな…。
標本…バラしたいな。…まぁ今は亡者を探すのが先決か。(バラしたさを堪えて亡者を探そうと)
>69(稲鳴)
まあまあ、簡単に見つかるような亡者なら木舌くんが手こずるはずもないだろう。
ぼく達が派遣されたということはまあ、そういうことなんだろうさ。
(気だるそうな田噛を宥めるように乾いた笑い声を上げ、三味線を片手にまた歩き始め)
>71(稲鳴、谷裂)
全く…稲鳴も悠長すぎる。俺達に死はないとはいえ、早く終わらせるべきだろう。
はっはっは、そう焦っても良い事なんてないさ。
(苛立ったような様子の谷裂を宥めるように笑い、奥の見えない暗い廊下を怯えることもなくどんどん進んでいき)
>72(田噛)
まぁ早く終わらすに越したことはないけどな。(早く終わらせて寝たいが彼にとっては正確な言葉ではある様子)
>73(稲鳴)
まあまあ、そうだけれどもね。
(苦笑いをしつつ廊下の奥に進み、部屋の一つを開くと何かのチェーンのようなものが床に落ちており、「おや、何だろうこれ…亡者のものかな?」と稲鳴が拾い上げて)
>74(鴉葉)
チェーン…何かの1部っぽいね。(なんの1部なんだろう…などと呟きつつ稲鳴の持っているチェーンを覗き込み)
>75(稲鳴)
さあ…よく分からないけれど、持っておくよ。
(そのチェーンをポケットに突っ込むと再び歩き始め、また別の部屋を開くと急に電気が消え)
>77(稲鳴)
あ~、電灯のスイッチはどこかな…
(暗闇の中でも多少は見えるらしく、手探りで壁伝いにスイッチを探すが見つからないらしく、首を傾げた所でぱっと部屋が明るくなったかと思えば入ってきた扉は固く閉まり、閉じ込められていたようで)
>79(稲鳴)
…ん?なんだろう、これ…
(稲鳴は壁に何か書かれていることに気づいたらしく指で触れる。「弾いて 弾いて きれいなおと 弾いてくれなきゃ とおしてあげない」その文字とピアノを見た稲鳴は苦笑し、「困ったなあ。楽譜がないじゃないか…」と漏らして
トピック検索 |