検索 2022-07-09 20:46:55 |
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ん……ッ、……あまひ、…
(互いの視線を交えさせたまま最後の羊羹を食べるという名目で相手の指を咥えこむ、顔を付き合わせる相手の吐き出す息が頬に当たるとその熱さにゾクリと体が震えた。相手の指ごと羊羹を食べるだなんて常識的にはありえない行動なのに指と一緒に咀嚼して幸せそうに目が細められるとそれだけでこの行為は全て肯定されてしまう。何度か甘噛みを繰り返しているうちに口内の指が舌を撫でてビクリと体が跳ねる、口の中はめいっぱい甘いのにその中に相手の指が混じっていれば相手の指こそが甘いのではないかと錯覚してしまいそうだった。指を咥えた状態では上手く喋ることはできなくて相手の問いかけに拙い言葉で返事をする。滑らかな羊羹は口のなかですっかりと溶けてしまって口内で動く相手の指に羊羹がまとわりついている、相手の手首を捕まえて相手の指に舌を絡ませるとそこについた甘いものをひとかけも残さないよう丁寧に舌を這わせて舐めとっていき、時折水音と飲み込む為に吸い付く音とを響かせながら丹念に舌を這わせて)
…っ、翔太郎、…僕も甘いの欲しい
(指を軽く動かして舌の表面を撫でると相手の身体がぴくりと跳ねる。普通から外れたことをしてる自覚がありながらその部位を愛で、感想を求めると素直に拙い返事がされて幼くも見える姿に腹の底が疼いた。口内で好きに指を動かしていれば飲み込みきれていない羊羹が指にくっつくが、それを求めるように相手の舌が絡んで舐め取られていく。手首を握られ熱心に指を咥え込む姿とそこに感じる生暖かさと相手の唾液によって濡れる感触に脳内はクラクラしてきてその様子を見つめる瞳に色香が灯る。弾ける水音と共にたまに見える相手の舌が酷く甘そうに見えてしまえば歯止めが効かなくて欲の滲む声で相手を呼ぶと口内で人差し指と中指で舌を挟んで捕まえる。そのまま口の外に出すように引っ張って舌を伸ばさせると何度か指先で撫でながら『甘いもの』をオネダリする。自らも見せ付けるように舌を伸ばすと近付けた先端同士をちょんとつついて)
…ん、…、……っ……あッ、
(相手の指を咥え舌へと絡みつくそこを丹念に舐める、もはや羊羹は残っていないがまだそこが甘い気がして舌で愛でるのを止められずにいた。何より相手がこちらを見つめる瞳には色が点って熱心に視線が向けられていては止める気にもならず、何度でも舌で愛撫し時折甘噛みしながら唾液を塗り込み夢中で水音を弾けさせていた。やがて相手から名前を呼ばれる、そこには隠しきれない劣情が乗っていて腹の底がゾクリと疼いた。そのまま指先で舌を捕えられ外へと引っ張り出されると素直に従う、舌を掴まれ見せつけられるように指先で撫でられるとそれだけでピクリと体は跳ねてしまうが、そのまま甘いものを強請られるとその意味を理解して脳内はクラクラと揺れる。それに留まらず目の前で相手が舌をつき出すと赤いそこへと視線は思わず吸い込まれて、そのまま互いの舌先が触れ合うと目を見開いた。見せつけられるように行われたあまりにも妖艶な行為に顔どころか首まで赤くなり上擦った声が出るが舌を捕らえられもはやただの音になってしまう。あまりに煽情的な誘惑に抗えるわけもなく瞳を熱に塗れさせながら自ら体を乗り出すと唇を重ねた。触れ合うキスを通り越し最初から舌を侵入させると『甘いもの』を与えようと互いのものを絡め合う。直ぐにどちらともない唾液が弾け始めると事務所には相応しくない音が鳴り響いて)
……ン、…は、ぁ……
(相手の舌を引っ張りだしてきてきっと甘くなっただろうそこを愛でながら同じ物を所望すれば相手の目が見開かれた。促すようにも自らも舌を伸ばして掴まえた相手の舌先に触れ合わせて見せれば顔だけだった赤みは首へまで広がって動揺の色が分かりやすく見えると思わず口角があがる。敢えてこちらは動かずにじっと相手を見つめているとその瞳に確かな熱が揺らめいて相手の方からさらに近付いて唇が重なる。望みが果たされると舌に触れていた指を外して離れていかないように手を添える。ずっと指を舐めていた相手の舌はたっぷり唾液を纏っていて滑りが良い、最初から絡ませるように舌を動かすと直ぐに水音が響くようになり、事務所にも関わらず相手に夢中になっていくのがわかる。そんな背徳感すら今は頭を乱すスパイスでわざとその音を大きくさせるように舌を動かしながらもう片方の手を相手の太ももに添えるとゆっくりとした動作で撫でながら深いキスを続けて)
…ン、…は…ァ……んンッ……ッ……ふぃりっぷ…
(脳天から首までが自覚するほどに熱く当然そこは真っ赤に染まり、腹の底を擽られ湧き上がる熱は歯止めをかけようにももうブレーキは効かない。そんな状態で妖艶に煽られてしまっては抗いようもなかった。自ら体を乗り出し舌先だけしか触れ合えなかったものを求め口内で互いの舌を絡ませ唾液を共有する。事務所はまだ閉めておらずハードボイルドな探偵でいなければならないのに相手との行為を止められなくて相手のことだけしか考えられなくなっていく。相手からも舌が絡まりより一層二人の間で響く水音は大きくなっていく、熱い吐息混じりに舌を擦りあわせて熱に塗れた体では口の端から上擦った声を溢れさせていた。そこに太ももへの刺激が加われば熱くなった体は簡単にその刺激を拾い上げてより一層高い声を溢れさせ喉を震わせる。もう後戻りできないところまで熱はあがっている、しかし互いにひとりがけのソファに座っていては体の触れ合う面積は極わずかだ。太ももだけでは物足りない、もっともっと相手を感じたくて深いキスの合間に荒い息と共に名前を呼ぶ。至近距離で見つめたまま、まだ事務所を閉める時間でもないのに「ベッドいきたい…」とねだって)
…っ、ふ……っ、…じゃあ事務所を閉めてくるから、先にベッドに行っててくれるかい?
(お互いに舌を絡め合って行為に溺れる。辺りに響く水音に合わせて荒い息遣いと上擦った声が混ざるようになればさらに頭を熱く甘く痺れさせてもっとと求めるままにキスを続ける。空いた方の手で近いところにある太ももを撫でると一際高い声が混じってさらにこちらの熱を煽る。そうしてみだらな行為を続けていたが僅かに唇が離れて名前を呼ばれると口内に溜まった唾液を飲み込みながら相手を見つめる。その状態でさらに踏み込む為の場所の移動を強請られると大きく瞳が揺れた。事務所を閉めるにはまだ早い時間だ、それにも関わらず探偵業より自分との行為を望んだとも取れる言葉に優越感や支配欲のような物が擽られて背筋がゾクゾク震えた。愛おしい恋人が望むなら否定する理由はない、だが途中で依頼人が来ても中断出来るとも思えなければ今日はもう事務所を閉めてしまおうと勝手に決める。本当は一時だって離れたくはないが誰にも邪魔されない為だとまだ残る理性で事務所を閉めてくると告げるとその先を予告するように際どい所を撫でリップ音混じりの短いキスを落としてからソファから立ち上がって表の施錠をしに行き)
あッ、っ……わかった、頼む
(体中は熱くもっと深くこの熱に堕ちてしまいたいのにこの体勢もこの状況もそれを許さない。だがここで無理やりこの行為を止めたとしてまともにいられる自信はなかった。そうしてもっと踏み込むためにベッドへ行くのを強請れば相手の瞳が揺れてそれだけでもゾクゾクと腹の底が擽られる。相手も止まれる状態ではなくてこの先を望んでいる、それが分かるだけで行為を止める理由を失っていった。どちらにせよもうすぐ店じまいの時間だった、それが少し早まっただけだと自分に言い聞かせる。相手と深いキスを交わしもっと触れて欲しいと願う体はハードボイルド探偵ではいられないだろう。相手から先にベッドへ行くようにいわれキスを受けるのと同時により欲に近いところを撫でられれば我慢を忘れた体は甘い声で啼く、事務所の外に聞こえてしまいそうで慌てて口を噤んだ。既に足元が覚束無いがコケないように気をつけベッド脇にたどり着く。相手の様子をチラチラと伺いながらもう要らないだろうとジャケットとネクタイとを外し首元のボタンも外すと、こちらへやってきた相手の腰へと腕を緩く回して先程のお返しにとリップ音混じりの短いキスを送れば熱の灯した瞳を向けて「フィリップに、触って欲しい」とまたオネダリを重ねて)
……閉めてきた、よっ……ン、…ああ。
(二人きりの時間を過ごすためにやる事があるがその前に短いキスとさらに欲を煽るように撫でると甘い声が聞こえて今すぐ食らいつきたいのをぐっと抑えてその場を去る。表に出て事務所の営業が終わったことを知らせる札を出すとそのまま表の鍵を掛けてしまう。和菓子の片付けも済ませて普段来客を受けるスペースの電気を消せば二人きりの場所となる。そうして準備を終わらせて簡易ベッドの元に向かい、施錠を済ませたことを告げるが相手は既にジャケットとネクタイを外して首元のボタンも大胆に外されているのを見れば思わずそこに視線は吸い込まれ言葉も途切れる。相手も期待して待ち望んでいるのがわかる光景に鼓動は早くなるが急かすように腰に腕が回されて短いキスがされる。至近距離でまた熱の灯った瞳でお願いをされてしまえばもう我慢する理由もなく、瞳を揺らし無意識に生唾を飲み込み低い声で相槌をうつと靴を脱いでベッドにあがると共に相手を押し倒した。覆い被さるような形で相手の上に乗り、シャツだけになった相手の体に手を添え軽く撫でながらも顔は誘うように晒された首元に向かう。自らが望むままに首筋に短いキスを落とすと相手の体温の高さがよく分かって「熱いね、翔太郎」とその事を指摘しながらリップ音を響かせて)
っ、…ありがとよ……あッ、ン……んっ、…フィリップの、手も、唇も…熱い……
(こちらへやってきた相手が首元に目を奪われて言葉が途切れる、まるで熱を急かし自ら体を差し出すような行為に一瞬羞恥を覚えるが早く相手の熱を感じたいのなら不要な布は先に取っておいた方がいいはずだ。相手に緩く抱きつき口付けとお強請りを送れば相手の瞳がまた揺れてゾクゾクと体の熱は高まってく、そのまま靴を脱ぎベッドへと上がれば押し倒されて相手の中に閉じ込められてしまった感覚に欲が昂り無意識に吐く息は荒くなる。ようやく相手の掌がシャツ越しに体を這うと待ちかねた甘いものにビクリと体を揺らしながらそれだけで喘いでしまう。撫でられるだけで体が昂っていくのを感じながら相手の顔は首元へと近づいてそこに短くキスが落ちる、ただの拙いキスでさえもどかしさに耐えた体には刺激が強く上擦った声が溢れ出た。再びリップ音が響けば脳内がクラクラと揺れて溶けていく思考の中で同じようにその高い体温を指摘する。だがそれこそが今自分の望むものでこちらからも腕を回してより接触面積を増やすと腰へと掌を添えてそこを刺激するように下から上へとゆるゆると撫で上げて)
っ、ん…君のお誘いのせいだ、…ここも甘いかな、
(二人してベッドに上がって押し倒した相手を閉じ込めてしまえば相手の息は荒くなり、シャツの上から手を這わせるだけで甘い声を零す。同時に晒された首筋にリップ音とともにキスを落としていけばすぐに反応を示し熱と相手の匂いが強くなった気がする。するとこちらも熱いのだと言われ背後に回った手が腰から撫で上げられると劣情を直接煽られてるような錯覚を覚え熱い息を吐いた。2人きりの空間になれば歯止めは加速度的に効かなくなっていき、この興奮も相手のせいにしてしまえば更に体重を預けるように体をくっつけた。もっと相手を愛でて乱したくて首元でぽつりと呟きを零すとそこに舌先を触れさせる。最初は擽るように同じ場所を舐めていたが一旦離すと首の根元に再び舌を這わせ、全体を使ってマーキングでもするようにゆっくり首筋を舐め上げていき)
っ、…お前だって誘っただろ……ァ、んッ…あッ……ひ、あぁ……んンッ、…
(先ほどまで課せられていた制限は全てなくなって今はここで相手と二人きりの空間だ、これでいくらでも熱に溺れ堕ちていくことができる。真に相手のことだけを考えられる空間になれば熱に揺らめく目は相手だけに向けられて相手の吐く息が熱いことだけでゾクリと腹の底が疼いた。接触面積が増えてかかる体重が増える、それが相手に押さえつけられているようだとも相手から想いを注がれると感じてさらに愛おし差が増せばさらに大切なものへ触れるように、そして欲を刺激するように腰を撫で続ける。相手の呟きが聞こえて舌先が首へと触れれば体を小さく跳ねさせながら甘い声が溢れ出す。擽るような小さな刺激でももはや喘ぎ声は止められなくてとめどなく高い声で啼いた。だが舌が触れた場所が甘くなるのは指でよく分かっている、蕩けた脳で飛躍した思考をすれば自ら首筋を差し出すように首を傾げる。そうすれば一旦舌が離れるも、直後根元から首筋に沿って舌が這って肌の表面だけでなく内側までも刺激されている感覚に相手の下でビクビクと震えながら甘ったるい声をあげる。まるでマーキングするような行為は相手のものだと刷り込まれているようで胸に幸福が溢れる、タガの外れた欲望は直ぐに次を求めると「フィリップ、もっと…」と腰に添える腕に力を込めながら熱に蕩けた声で強請って)
…、今日は何だか感度が良いみたいだ。…ん、もっとってこうかい?
(腰あたりを撫でられ劣情を常に煽られてるのを感じながら首筋に舌を這わす。軽く触れるだけでも相手は高い声をあげ、首が傾けられると誘っているようにしか見えなくて根元から耳に近いところまでを舌全体を使ってゆっくりと舐めてその肌を味わう。自分の下で震えながら声をあげる相手はこの街の探偵ではなく自分の恋人で、軽く触れるだけでも今は分かりやすく反応を示すようになった。その変化に気分を良くすると相手の肌に当たるような距離のままくすくすと笑って敏感であることを告げる。腰に回された腕に力が入り既に蕩けたような声で強請られると脳内が揺さぶられてタガがまた一つ外れていく。何とか首筋に跡を残すのは不味いことを思い出して根元の辺りに顔を埋めると唾液を塗り込むように何度か舌を這わせてからその箇所を甘噛みしながら尋ねる。指先と同じく軽く歯を立て食むような仕草をしながら体を撫でていた手もシャツの中に忍ばせてお腹辺りの素肌をゆるゆると撫でる。場所を変えながら何度か甘噛みをしていたがシャツで隠れるギリギリの所に狙いを定めると予告なしに強く吸い付いて)
…んッ…お前が、あついから……はッ…ン……アっ、…ひ、あッ……ッ!あァッ、!!
(歯止めをかけなければならない状況で普通は誰も触れない箇所や際どい場所を刺激されもどかしさを募らせた分、全ての制約がなくなった今反動で相手を求める劣情は止まらなくなってしまっていて、相手に触れられたくてたまらなくて熱い手や舌が肌に降りれば待ちかねた刺激に体は特段に悦んでしまう。その事を顔が近い状態で告げられれば羞恥を煽られまた体から放つ熱があがるのに、赤く染まり敏感な肌では相手の吐息が触れるだけで甘い声が漏れだして言い訳のしようもなかった。相手のせいだと押し付けるものの頬も首も真っ赤に染まるほど高い熱を持っているのでは説得力も何も無い。相手にもっと触れて欲しくてもっと愛でられたい欲望を口にすれば首元に再び舌が這って熱く柔らかいもので唾液を塗り込まれる刺激に体はビクビクと震えて脳内が揺さぶられてさらに溶けていく。そこに硬いものが当たればいやでもその次を予感してしまって期待を表すようにより高い啼き声が溢れた。さらにシャツが乱され素肌に掌が這うと体内に蠢く熱を直接掻き回されているようで思考も蕩けて崩れていけばただ相手の存在を感じることしか出来なくて縋るように強く抱きつく。甘噛みが繰り返されて口を半開きにさせたまま嬌声を溢れさせていると不意に首元に唇があたる、何も考えられずただ相手からの刺激を享受していた体に特別に甘い刺激が注がれると身構えていなかった体はビクンッと大きく跳ねて甘い喘ぎ声をあげた。この位置ならばシャツに隠れるギリギリの位置でそれさえも羞恥と背徳感を煽る要因となる、首元に感じるじわりとした痺れがさらに脳内を蕩けさせ体を昂らせて今以上の刺激が欲しくなってしまえば熱と劣情で朦朧とする瞳のまま「ふぃりっ、ぷ、もっと…」とさらに同じオネダリを重ねて相手の服をぎゅと掴んで)
…、良いのが付いた。…っ、明日はちゃんと着込んだ方が良さそうだ。……!
(相手の感度の良さを告げるとその熱はさらに上がって吐息が触れるだけでも甘く鳴く。自分のせいにする様子に小さく笑みを浮かべつつ再び首筋に舌を這わせて濡らした場所に甘噛みすれば抱き着く手に力が込められ支配欲や相手への想いが溢れていく。何度も甘噛みするだけで嬌声を零す相手にギリギリの場所に狙いを定めて不意に吸い付くとその体は跳ねて、逃がさないように自分の下に閉じ込めたまま跡を残す。少し唇を離すと自分の所有痕がくっきりと浮かんで満足げに声を弾ませる。慰めるように数度キスを落としているとさらに服を掴まれ熱にとろとろになった瞳でもっとと求められて腹の底の熱がまた一段高まった。熱の篭った声で他人事のように言いながら反対側の首筋に近付き同じくギリギリの場所にキスを落とす。強請られたまま更なる刺激を加えようとした所で外から足音のようなものが微かに聞こえて動きを止める。その足音は徐々に近付き事務所の扉の前で止まる。依頼人か知り合いか分からないが二人くらいの声で『あれ、今日もう閉まっちゃったんだ』と入口の営業終了の札を見て話すのが聞こえる。本来ならば表に出て要件を聞くか息を潜めてやり過ごさないとならない場面だが熱に浮かされた頭ではどうにも劣情と加虐心が疼いて一旦首筋から離れて欲の滲んだ瞳で相手の目を見ると片方の手で相手の口を塞ぐ。そして相手の耳元に口を寄せると「翔太郎、バレたくなかったら静かに出来るだろう?」と小さく囁いてから首筋に戻って口を押さえたまま赤く熱を持ったそこを音を立てないように甘噛み始めて)
そうする……っ!……、…ッ…ッ!……んッ…ッ…んく゛ッ…ッッ!…
(熱に溺れるのを止めるものはなくまた止める思考ももう溶けてなくなってしまった。くっきりと刻まれたであろう所有痕に何度もキスが降れば淡い痺れが何度も襲いきて変わらず開きっぱなしの口から上擦った声が漏れだしていた。さらにオネダリを重ね反対側にキスが落とされれば次の予感に期待で体が震える、しかし次の瞬間に事務所の外から足音が聞こえれば思わず身を固めた。この終わり際の時間に誰かが事務所を訪ねてきているようだ、誰かの声が聞こえれば一気に熱に塗れていた瞳は探偵のものに傾いて焦点を結ぶ。相手も固めていた体を動かした気配がして目線を合わせる、対応するか相談すべきかと思ったがその瞳にはっきりと色欲が滲んでいるのをみれば目を見開いた。そのまま口を手で塞がれ動揺している間に耳元で囁かれればこれから何が起こるのか理解して潜みかけた熱が一気にぶり返して瞳が羞恥と劣情に染まった。相手が首元に近づいた瞬間に縋るように強く相手の服を掴むもそこを甘噛みされるとバレてはいけないという焦燥と背徳感と被虐心とが相まって先程以上の刺激が襲いくれば歯を食いしばって声を耐えようにも吐息は抑えられず、耐えようとした分快楽を逃がそうと体が激しく跳ねた。一度正気に戻りかけた反動でより深く熱に堕ちてしまって硬い歯で首を愛でられる度に体がビクンッと悦び反応して耐えきれない喘ぎ声が吐息となって相手の手の中で渦巻く。段々とそれも我慢できなくなって時折小さく上擦った声が漏れだして刺激を逃がそうと息をすることもできず息苦しさは増していく。酸素が少なくなってくれば生理的な涙を流すが相手からの刺激を享受するのは幸福以外の何物でもなくて、しかし外にいる誰かに探偵ではない声を聞かれる訳にはいかなくて、ぐちゃぐちゃになった思考のまま抑えきれない嬌声を漏れさせながら相手の下で乱れていて)
…翔太郎、……っ、
(思いもよらない来訪者の存在にその瞳は探偵の物になりかけるが今の相手は自分だけのモノだと知らしめるように囁けば相手の熱は更に高まる。縋るように服を掴む手がもっととねだっているようにしか見えなくて誘われるまま首筋に歯を立てると手の中から押し殺したような声と吐息を感じる。先程よりも体が敏感に跳ねるようになれば物音を立ててはいけないと戒めるように相手の名前を呼ぶがこの行為を止めるつもりはない。忍ばせた手で押さえ込むように相手の身体を撫でながら軽く相手の肌に吸い付く。駄目だと言いながら相手に刺激を送り続け必死に我慢しようにも出来なくて乱れている姿が可愛くて愛おしくて堪らない。ゾクゾクと背筋に興奮が駆け上がってもっと深く強く相手と熱に溺れたいと本能が訴える。絶え間なく刺激を与えて溢れる熱と想いを注ぎながら遠い意識の外で来訪者が諦めて扉の前から立ち去っていくのが聞こえた。相手にはそれを悟らせないようにしながら十分に離れたと判断すれば塞いでいた手を外して親指を口内に差し込み強引に開かせてから首の根元を辺りを不意に強く噛み付いて跡を残すように力を入れて緩めてを繰り返し)
…、?……ぁッ、まっ…あ゛ァッ!!や、ァ、んンッ!!ふぃり、ッッ!だ、めッ!ひ、ぁッ!ん゛ッ、んあッッ
(声を出せない分体を跳ねさせ快楽を逃がそうとするがそれさえも相手に諌められてしまい、無理やり体を抑えようとするも逃がしどころを失った快楽は体に溜め込まれてブルブルと細かに震えながら必死に相手に縋り付く。物理的にも腹を押さえるように撫でられるがそれさえも今は刺激になっていて荒い息を吐き出しながら熱を溜め込んだ。静かにしようとするのに刺激は注がれ続けるがこの矛盾した状況をも相手に愛でられているなら全て幸せな行為に変換されてしまって涙を流しながらトロトロの目を相手に向けて快楽に耐えていた。そんな状態では相手の事しか感じることは出来なくて来訪者が帰ったことにも気づけない、不意に相手の手が外れるとまだ静かにしていなければいけないのにと思いながらぼんやりと蕩けた愛で相手を見つめる。そして直後固く結んでいた口に強引に親指が差し込まれ閉じるのを許されなくなる、その状態で相手の顔が近づけば何が起こるのか察して静止の言葉を口にしようとした。だがその前に首元に今日一番の強くて甘い刺激が注がれてしまう、まだ近くに人がいて決して声を出してはいけないのに快楽を押さえつける術を失ってしまった体は驚くほど簡単に今日一番の甘ったるい嬌声をあげた。一瞬噛む力が緩むも何度もそこへと噛みつかれ断続的に刺激されるとさらに快楽の波が襲いきてどうしようもない、必死に我慢し押さえつけた分一度溢れだせばもう止められなくて、外に人がいるのにぐちゃぐちゃに乱された声で啼くのを止められなかった。もう何処を触られても声をあげてしまうまでに感度は高まって肌が僅かに擦れるのでさえ熱に堕ちる要因になる。全てのブレーキが壊れた体は相手に刺激を与えられる度に体をビクリと跳ねさせ甘く高く喘ぐほどに劣情に塗れてしまっていて)
……は、ぁ…翔太郎、好きだ…かわいい、…僕だけの翔太郎だ
(相手の口元から手を離すと何が何だか分かっていないような反応で来訪者が離れていったことには気付いてないらしい。何も言わないまま口に親指を差し込んで再び口元に顔を近付けると静止の声が掛からずに一気にそこに歯を立てた。興奮しているせいで力の加減が分からずかなり深くくい込んでしまったが相手は一際大きく甘い声をあげて悦ぶ。反応をする相手を快感ごとベッドとの間に閉じ込めて何度もそこに噛み付くと我慢してたのが嘘のように乱れた声で鳴いてそれが鼓膜を揺らすと脳が甘く痺れて麻薬のようだ。相手の姿に無意識に息は荒くなって滾る熱は高くなる。満足いくまで首を愛でてからそっと離れるとそこにはぐちゃぐちゃに乱れて涙を流す相手が居て甘美な姿にまた腹の底が疼く。高まり過ぎた熱は理性も制御もなくなってこちらもとろとろと色欲に揺れる瞳を覗かせながらいつもは脳内で留まる呟きが口から溢れてしまう。自分のモノだと確かめるように付けた痕に手を伸ばして何度かそこを撫でゆっくりと下へと撫でながら相手を愛でる。その時の反応すら体に毒でもっと深いところまで溶かして溺れてしまいたいと理性が擦り切れるところまで到達すれば下腹部までやってきた手を大きく這わせながら「こっちも良いよね、しょうたろう」と決めつけるようにも縋るようにも問いかけて)
…は、ァッ……んッ、ふぃ、りっぷ…ッ!!あ゛ッ、んッ!ひ、ぐッ…、んンッ!…あ゛ァッ、!
(他人に気づかれないように音を出してはいけないだなんて考えは強すぎる甘い行為を前に思考から弾けだされてしまって、ただ与えられる快楽のまま相手の下で押さえつけられながら啼くしかなかった。どれくらい喘いでいたかも分からなほど乱れたあとに漸く首から歯が離れると酸素を取り込もうと必死に呼吸をするが思考は欠片も残さず蕩けてしまって、目からは涙を零し半開きの口から荒い呼吸を吐いて赤く浮かぶ所有痕を相手に晒しながら蕩けた目で相手を見つめていた。その相手ももはや理性の欠片もない熱に蕩けた目をこちらへと向けていて、溢れるままの自分への言葉が注がれると至上の幸福が胸を満たして蕩けたままの目で小さく笑うと無意識のままに相手の服をギュッと掴んで上擦った声で恋人の名前を呼んだ。相手の手が首元に伸びてくる、さらにその存在を刻み込むように痕が刺激されればビクンッと素直に体は悦んで甘い声が溢れ出す、その手が下へと降りていく間も高まり過ぎた体では喘ぐのを止められなくて相手を見つめたまま体をビクビクと震えさせた。やがて手は下腹部へとたどり着いて欲に近い位置を触れられるとまた高く甘く啼く、体中どこを触られても快楽に変換される今、体の中で一番昂っている場所の傍に触れられただけでも刺激は強すぎて視界がパチパチと明滅する。そんな中で愛しい恋人から熱に塗れ縋るように最後の問いかけをされれば断れるはずもない。トロトロの瞳を向けながら「いい…んッ…ほしい…ひ、ァ…ふぃりっぷが、もっとほしいッ…」と甘く喘ぎながら更なるオネダリを重ねて)
っ…なら遠慮なく貰うよ。…翔太郎、愛してる
(顔を上げれば蕩けた目がこちらを向いて甘く嬉しそうに名前を呼ばれ胸は幸せに満たされる。すっかり熱くなった相手の身体は痕を残した場所だけでなく単なる肌の上すら撫でるだけで甘く喘いで食されるのを待つご馳走のようだ。色の乗った視線を送りながら下腹部辺りをゆるゆると撫でるとその先を望むように高く啼いて何とも可愛らしい。とてもハードボイルド探偵とは思えない姿に独占欲や優越感に近いものを覚えながらこの先を強請るととろりと溶けた瞳がこちらを向いて甘い喘ぎ混じりにお願いがされる。相手が望むならもう容赦は要らないだろう。最後の砦が明け渡されることに口角を上げるとベルトに手をかけ金属音を鳴らしながら外す、同時に付き合わせるように顔を近付けると最愛の恋人に溢れる想いを表すのに一番近い言葉を送ると返事ごと飲み込むように唇を重ね、更に相手を快楽の海に沈めようと欲の中心に手を伸ばして)
(/いつも大変お世話になっております!暗転かなと思いましてお声掛けさせて頂きました。まったりと和菓子を堪能するお話でしたが高級品に興奮する所から実食して食べさせ合う所までテンション高い二人が見られてとても楽しかったです。二人でいるとついからかってしまいがちでその反応が良くて今回も暴走させてしまったのですがとてもとても可愛らしい探偵君の反応や行動も含めて甘い二人のやり取りができて良かったです、今回もありがとうございました!
次回の話ですがいかがいたしましょうか。何となく浮かんだ物としては片方がメモリの影響か時王預言者のような形で二人に分離してしまう話、漫画家志望の依頼人にBL漫画のモデル役をお願いされる話、何かしらで大喧嘩する話…などが浮かんだのですが探偵様のご希望も含めやりたいものがあれば教えてくださいませ)
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