匿名さん 2022-07-01 23:15:18 |
![]() |
通報 |
いつか自慢できる話ができたら聞かせて。( 話題に沿う話を探してくれる彼女の律儀さにふっと笑みを洩らすと、これからの付き合いを思わせる一言を返し。スマートフォンで時刻を確認すると、この時間が終わることを名残惜しく思う暇もなく慌ただしく立ち上がって )選択授業じゃなかったっけ? ……あっ、移動しないと。月岡さんは選択授業、音楽? 美術?
向坂くんも…また話せる機会があったら教えてね。…そうだった、私は美術だよ。向坂くんは?( 自分の話が出来るのはいつか分からないのに、また聞いてくれる彼の優しさに微笑みその日が近くなるように参考にしようと。相手の言葉に次の授業を思い出し、お弁当とデザートケースを鞄に入れながら顔を上げ訊ねて )
うん。お昼一緒に食べよう、また。( 素直な気持ちを贈れば同じだけの気持ちが返ってくることに頬を緩ませながら、気負わない調子で次の誘いを。返答を聞いて腑に落ちたような顔をすれば、未だ座ったままの彼女へと手を差し出して )どうりで選択授業で見ないと思った。俺は音楽だよ。──行こ。
また一緒に?…うん。別々なんだね。音楽の授業…どんな感じなのかまた聞かせてね。──あの…自分で立てます。( 初めて一緒に食べたお昼はどんな印象を与えたのだろうと考えるも彼の表情を見ては今はその言葉に甘えようと頷き。立ち上がろうとすれば手を差し出され驚き顔と手を交互に見つめ、異性の手など握った事も無く戸惑いを隠せず敬語になり )
( 頷いてくれる彼女に、この昼休みで縮まった距離を実感して破顔する。次はどんな話をしようかと早くも頭の中で楽しい想像を繰り広げる中、戸惑った声が耳に届くと空想の世界は完全に閉じ。一瞬きょとんとした後、恥じらうようにほんのりと顔を赤くすると、何も考えずに差し出してしまっていた手のひらを引っ込めようと腕を動かして )ああそっか……
( 頬を染める彼に思わず目を凝らし、きっと普通の女の子なら手を取り立ち上がっただろうと考え相手の行為に泥を塗ってしまったと思い、手では無く控えめにズボンを掴み少し震えながら素直に思った事を述べようと )ごめんね…初めてだったからビックリしちゃって。男の子の手とか握った事も無いし…ましてこんな面と向かってお話したの初めてだったから…上手く出来てたかな?
いや、こっちこそごめん。( 申し訳なさそうな顔をさせてしまったことに罪悪感を感じると、こちらも謝罪を口にし。頭の片隅で廊下の曲がり角でぶつかった時のことをぼんやり思い返すと、その場に屈み、目線を合わせては安心させるように微笑んで )上手い下手はよく分かんないけど、俺は月岡さんと話せて嬉しかったし、楽しかった。
( 謝罪する相手に首を振り否定し、しゃがんだのと同時に手を離せば不意に目線が合い優しく微笑む姿に目頭が熱くなり、昼休みと言う短い時間で彼の優しさをたくさん知り今度は此方が立ち上がり微笑み返し )向坂くん…やっぱり優しいよ。私もお話が出来て嬉しかった、ありがとう。教室行こう?
背後より失礼します。この後の展開をご相談させて頂きたく、考えたシチュエーションなのですが。下駄箱で会い帰り道を一緒に帰る。町で偶然会い一緒に買い物へ行くもしくは約束をして買い物へ行く。いずれ結月くんのお弁当箱を一緒に買いに行けたらな、と思いました!もし、こんなシチュエーションをやりたいとかありましたら仰って下さいね。
そうだった、急がないと。( 彼女の微笑む顔を目にすると心の中が温かくなるのを感じ。意識して持ち上げなくとも自然と弧を描く口元をそのままに、すくと立ち上がると長い階段を下りて次の教室へと急いで )
一旦〆とさせていただきました。素敵なシチュエーションのご提案ありがとうございます。まだ休日に一緒に出掛けるような間柄にはなれていないかと思いますので、次は優菜ちゃんと帰り道をご一緒させていただけると幸いです! いずれ、お弁当箱を選びに行ける日を楽しみにしておりますね。
( 帰りのHRが終わり席でノートなど鞄に入れていると友達と話している彼の姿が視界に入り、振り返れば一緒にお昼を食べた事が未だに信じられずデザートケースを手に取り見つめて。気持ちが落ち着かないまま帰宅しようと席を立てば教室を出て廊下を歩き )
〆て頂きありがとうございます。放課後へ場面転換しました。此方こそ結月くんと一緒に帰れるなんてドキドキと初々しさが全開しそうです。少しずつ距離を縮めていけたらなと思います。また何かありましたら仰って下さい。此方は蹴りで大丈夫です。
おー、部活頑張って。じゃあまた明日。( 放課後、教室に居残って友人と談笑していれば、あっという間に部活動が始まる時間になり。一緒に昇降口まで下り、手短に挨拶を済ませて部活へと向かう彼らに挨拶を返すと、下駄箱に今日一緒にお昼を食べた彼女を見つけて声を掛け )月岡さんも今帰り?
( 下駄箱にて靴へ履き替えようとすれば声が聞こえ、その方へ顔を向ければ今頭の中で考えていた人が目の前に現れ思わず手を止めて驚き。しかし今日2回目の会話と言う事もあり少し落ち着きを戻し )うん…今から帰るところ。向坂くんは?
俺も。( 上履きを脱ぎ、ローファーと取り替えながら人好きのする笑顔浮かべて。落ち着きがなく見えない程度に急いで靴を履き替えたのはある企みのためであり、すぐに歩き出せる状態になると早速切り出して )良かったら一緒に帰らない?
( 帰宅が同じ今日は彼と会話する事が多いなと思いつつ再び靴へと履き替えようとすればまさかのお誘いがあり、上履きを落とし明らかに動揺してしまい。相手の笑みを数秒間見つめては頭の中で言葉をリピートし、もしや自分の聞き間違いかと思えば )今…一緒に帰るって…向坂くんが私と?
( 彼女の手から落ちる上履きをつい目で追い、もう一度視線を上げた先には驚き顔。これ以上踏み込んで良いものかと一瞬躊躇うも、嫌がられたら大人しく引き下がろうと心に決めながらもう一押しして )え、……うん。帰ろうよ、一緒に。
……あっ、うん。( 彼の言葉をもう一度聞けば間違いでは無かった事を認識し頷き、慌てて落ちた上履きを拾い上げ靴へと履き替えては少し遠慮がちに隣に並び )帰りも一緒にって言われるなんて思ってなかったから…向坂くん家は駅の方?
月岡さんのこと気になるって言ったじゃん。( 彼女が靴を履き替えるのを待って、歩き出す。自然な会話の流れで再度自身の淡い好意を滲ませれば、目的地を確認するために校門の辺りで一度立ち止まり )そうだよ、徒歩圏内だから電車には乗らないけど。月岡さんは?
気になるって…私って何か珍しい?周りの子と比べると地味だし…。( 同じく歩幅を揃え歩き出し彼の言う気になると言うのは果たして意識して良いものなのか探るような言い方をし。門の所で止まれば同じく駅の方を指差して )私も駅の方だよ。家は駅の近く。もしかしたら向坂くんと家が近いかもね。
珍しいっていうか……つい気になっちゃうって感じ。今何考えてるのかな、とか、俺のことどう思ってるのかな、とか。( 視線を空の方に向ければ、自分の心中に合致する言葉を探すも結局あまり差異のない言葉選びになり。補足のために具体例を挙げる最中に彼女の方へと視線を戻せば、まるで具体例の文言をそのまま問い掛けているかのように数秒目を合わせて。帰る方向が同じだと分かれば表情を緩め、彼女の指差した方へと再び歩き出し )そうかもしれない。もしそうだったら、家まで送るよ。
( 相手の視線を追えば同じく空へと向け自分なりの返答を探していれば目が合い暫くその瞳に吸い寄せられ彼の言葉の意味を理解しようと慎重に訊ねて。一緒に歩けば隣に異性が居る事、自分が隣に居ていいのかと意識してしまい少し俯き )そんなに考えてくれてるんだね…その答えって今言った方がいい…?途中迄でいいよ…こんな私の家まで時間割いてもらったら悪いから。
トピック検索 |