虚の巨人 2022-04-03 08:00:59 |
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…………これからは、ご飯を作り出す頃になったらエトワールが泥だらけだった時私かカタンがお風呂に入れる必要が出てきそうね。
エトワール、少し待って。
そんなに濡れていたら風邪を引くわ。
(確かに泥だらけよりはマシだし、汚れた床もご飯が皆食べ終わった頃に拭いて掃除すれば良いが、流石にそんな方法で泥を落とすとは思って無かった為、少し頭を抱えるとこれからは外でエトワールが遊んでいた場合、どちらか1人がエトワールのお風呂係にしないと駄目だなと判断して。そのまま泥も落としたし良いでしょと座ろうとするエトワールに、以前引いた風邪と言うのを引くからいくら今が夏とは言え、待ってとストップヲタかけると、火の魔法と風の魔法を応用して、エトワールが熱いと感じないくらいの熱風をエトワールに服ごとかけて水分をあっという間に飛ばせば、良いわよとエトワールに座ってご飯にしようと促し)
あぃー?・・・・いたたきます!!あむあむ
(エトワールは熱風で乾かされながら首を傾げていると食卓につきごはんを美味しそうに食べ始めていると床の汚れは朧が掃除をしておりエトワールがごはんを食べ終わる頃には片付けおわり「あい!!ごちそさまー!!ひとと!!おろろん、おふろー!!」とふよふよと浮きながら自分の使い魔達と共にお風呂へ行ってしまえば「御師匠様、明日はどうされますか?またお金を稼ぎに行きますか?」とカタンは今日、コスモスが結構な額を稼いだ事を知らない為明日もお金稼ぎに行くのかなと尋ねて)
今日はかなりの金額を稼げてね?
金貨が88枚手に入ったからしばらくは大丈夫よ。
そうそう、依頼していた両眼機が明後日に出来るから明後日に取りに行くのと、いつかはまだ未定だけど、魔女連盟に加入している魔女達で模擬戦をする話を聞いたのよ。
カタンはどうする?参加したい?
(両眼機代を払ったのもあり少しだけ金貨の枚数は減ったがそれでもかなりの額の金貨を稼げたから明日はお金稼ぎは止めて、修行しても大丈夫な額だからどうしたい?と首を傾げれば、ふと思い出したように両眼機と模擬戦の事をカタンに伝えて)
そうだったんですね、御師匠様の顔に泥を塗らない様に頑張ります、明日はボク、ダイフクと修行しようと思うんですが大丈夫でしょうか?
(カタンは模擬戦に参加するようで明日は使い魔になったばかりのダイフクと修行すると伝えれば「ホッホー!!」とダイフクもやる気満々な様で鳴いていると「コスモス、お金に余裕があるのなら明日暇ならカザンバイ行ってみない?」とティアがコスモスに日帰り旅行でカザンバイに行ってみないかと尋ねて)
私の顔に泥とかは気にしなくて良いのよ?
でも、頑張って。応援は勿論、修行も付けるから安心してね。
2人で?大丈夫よ。カタンはしっかりしているから安心して任せれるもの。
(参加すると聞けば、良い経験になるだろうしとこちらも喜んでは結果はどうなったとしてもやった事が大切だし、他の魔女達の魔法の使い方や使い魔の使い方を見て対戦してと学べる事は沢山あるだろうから勝ち負けには拘らなくて大丈夫と笑うも、勿論勝ちたい気持ちはあるだろうから修行は付けると答え。カタンの言葉に2人でしか掴めない感覚とかもあるだろうし勿論構わないと頷いた時に、ティアの言葉を聞けば久しぶりの親子旅行となり目が輝けば「行くわ!」と即答して)
はい、頑張ります
(カタンがやる気を見せコスモスが目を輝かせていると「あちちー」とエトワールがお風呂から上がってくるとタオルぐるぐる巻きの状態で朧に抱っこされて出てくるとティアとコスモスがどこかへ行こうとしているのを察して「ママ!!えととも!!」とコスモスに抱きついて明日の親子旅行について行こうとしていれば『親子水入らずというのであれば主人よ、我々は留守番してるぞ?』とオルレア達は留守番してるといえば[ビリリリ!!カザンバイってお姉ちゃんが建国してる妖精の国の近くなのよねーもしお姉ちゃんに会ったらよろしく言っといてね!!]とデイジーはコスモスにもし桜に会えた時は伝言を頼んで)
でも無理や無茶は禁止ね?
(カタンのの事だから自分の力量はきちんと把握していると思うが一応、そう念押しし。エトワールが出てきて親子旅行に着いていきたいと抱きついてくれば、お風呂上がりで体温が高くなっているエトワールを抱きとめると、自分もエトワールと親子の為、勿論だと頷いては。オルレア達が気を遣ってお留守番を買って出てくれれば、盗まれて困るものもあるにはあるし、何よりその気遣いを無駄にしたくないのとカタンの見張りも一応兼ねてお願いする事にし、明日はティア、自分、エトワールと多分エトワールの使い魔達となると思うが、エトワールに朧とひととは影に入れる事と伝えて)
あいっ!!ひとと!!おろろん!!
(エトワールは目を輝かせながら使い魔2体を影にしまうと「コスモス、明日は朝一番に海を渡って行くから今日は早めに休むと良い」とティアがそう伝えればその日は全員、早めに休む事にし翌朝、まだ日が出てないうちに起きればコスモスとエトワールを手のひらに乗せてティアは先ずはカザンバイに一番近いカイヨウ近くの浜辺へと移動すると伝えればそのまま移動を開始するとエトワールはまだ眠いのかコスモスに抱きついて眠ったままでいて)
こうして、親子で出掛けるの久しぶりね。
カザンバイには結局観光出来なかったから楽しみ。
(日が出ぬ前に神殿を出れば、流石にエトワールは眠いのか自分の腕の中で眠っており、エトワールを抱っこする状態でティアの掌に乗って移動していれば、ここ最近バタバタしていたのもありこうして親子で出かけられ、しかも観光し損ねたカザンバイともなれば楽しみで仕方なくニコニコ笑顔で楽しめれば良いわねと言い)
さてと、ここから海の底を歩いて移動するわけだけどコスモス、風魔法の準備良い?
(楽しみにしているコスモスにティアは少しずつ海の中を進み始めるとそろそろ、ティアより海底が深くなってきた為、コスモスに水中でも呼吸が出来るように風魔法を使うように伝えれば「むにゃにゃ?・・・あいっ!!ひとと!!」寝ぼけていたエトワールが海の中を進み始めると目が覚めて影から勝手にひととを出すと抱き抱えながら大人しく海の中をきょろきょろと観察していると海で産まれたひととと共に故郷の景色を一緒に見たかったらしく「さぁめ?えぇい?たこぉ?」とエトワールは魚の名前をひととから教えてもらってるのか指を差しながら呟いていて)
ひととは海生まれなのね。
ヒトデの姿だし、納得も納得だけれど…。
(自分とエトワールを含めて風魔法を使い、水中で息が出来るようにすれば、エトワールはやっと目が覚めたのか海の中を見れば、影からひととを取り出したなと思えば、自分にはその声は聞こえないが、エイや鮫に蛸と海の生き物の名前がエトワールから出てくれば、ひととは海生まれだから海の生き物に詳しいのかなと納得すれば、エトワールも海の生き物は初めて見るだろうし、いい刺激になるだろうなと思いながらその様子を眺めており)
お、お、おお!?
(ティアが海底を移動してるとエトワールが突然興奮しながら指差せば大きな岩クジラが泳いでいるのを楽しそうに発見していれば「・・・美味しそう」とティアがぼそりと小声で呟いていると岩クジラとは逆方向から人魚達がモリを片手に泳いでくれば海底を歩くティアを警戒してるのか特に何もする事なくただただ見張られていれば「コスモス、着いたよ?」と海底から浮上すれば大きな火山が目印のカザンバイの浜辺へとティアは上陸して「まずはどこ行こうか?」と2、3メートル程の大きさまで小さくなると一度来たことがあるコスモスにどこからいこうかと尋ねて)
駄目よ、ティア。
ティアが食べ過ぎたせいで絶滅危惧種扱いになっているんだから。
(初めて見る大きな魚にエトワールは大はしゃぎしており、ティアはティアで食べたそうな感想を呟いた為に駄目と一応止め。あの人魚達もティアが多分バクバク食べていって岩クジラが絶滅危惧種扱いになったと思っているから警護をしている感じなのだろうなと考え。カザンバイに着けば「色々と回って見たいけれど、まずは温泉に行ってみたくて……ティアって温泉入れるの?胸の核とか不審がられないかしら?」と温泉とガラス細工は見たいと決めていたが、まずティアが温泉に入れるのか分からず問いかけて)
2、3時間以内なら身体小さいままだからお風呂も入れるしカザンバイも観光出来るけど、三時間後は元の大きさに戻っちゃうからその時間以内なら大丈夫でしょ?
(核が剥き出しになったとしても先祖返りですっていえば特に問題視されないだろうと話しながら今からお昼過ぎまでの間は小さい姿で居られると言えばカザンバイの門を通りオーガの集落に入れば前回とは違いカイヨウからの観光客がいる為、半魚人やマシラビトなどの姿も数は少ないがちらほら見かけるようになり、集落を護る警備隊のオーガ族の肩に妖精が乗ってる姿も見えれば「ママ、ビリリいっぱい!!」とエトワールがデイジーと同じ妖精がいっぱいいる為指差しながらはしゃいでいて)
そっか、なら先にお風呂入ってガラス細工を見に行った後に、可能なら桜達のいる場所に行ってみましょうか。
(今から昼頃となると長いようで短い時間の為、お風呂も満喫は出来ないかもだが、母親であるティアと入れる事が大切だし、お土産としてガラス細工を見てまわり、その後にカザンバイ近くで妖精達が繁栄していると聞いている為、近くに浮いている妖精達に聞いて行ける時間があれば行ってみようと言うと、エトワールにそうねと笑い。
以前は鎖国状態に近かったが、ヨアケとムラサメ様が結婚した事で海を渡れるようになった事から国にいる種族が増えれば、栄えるようになるだろうし良い事だなと笑っては、ひとまず温泉に向けて看板を見ながら歩いていって)
うん、分かった
(コスモスの提案に頷きまずは温泉へ向かおうとすれば「オーガ族には大きい人が多いから私でもさほど目立たないのだな?」と現在のティアの姿はマシラビトやエルフからしてみればかなり大きい方だがオーガ族から見ればさほど大きさに違いがない為特に目立つ事もないんだなと呟いていると温泉施設へ辿り着けばカザンバイでは温泉に入る事は誰でも無料らしくそのまま脱衣所で服を脱ぐと浴室は全て露天風呂となっており「コスモス、花湯、にごり湯、果実湯、砂風呂、泥風呂、滝湯、温泉にも色々種類があるみたいだぞ?」とコスモス達が住んでる家の風呂も温泉から引いてきた物だがカザンバイの温泉は多種多様ありどれから入ろうかと悩んでいて)
そうね、オーガ族の人も大柄というか体つきとかがっちりした人も多いからティアでもあまり目立ったりはしないわね。
(街に着き、周りを見渡せば、確かに他種族の者たちも居るのは見えるが、圧倒的に多いのはやはりオーガ族になる訳なのだが、そのオーガ族は女性でも自分達マシラビトやエルフといった種族に比べればかなり大柄と言うか体つきが筋肉質だったり背が高い等ある為、ティアが小さくなったサイズでも他の街に比べればそんなに目立たないと頷いて。温泉に着けばどれも気になるが、時間制限もあるし、それならと「なら、初めは花湯にしてみない?」とティアに提案して)
ん、分かった、エトワールちゃん、お花の湯に浸かろうねー?
(花湯なる花びらが湯船に浮いた温泉に入ると多種多様の花の良い匂いがして「あぃー?おはなー?」とエトワールがティアに抱っこされながらバシャバシャと浮いた花びらが湯船の外に出てしまうのを見て楽しそうにきゃっきゃっ笑っていれば「・・・なるほど、花びらが流れ出てしまったら妖精が補充してくれるのか」と花湯の頭上から妖精達が花びらが舞いているのを見て定期的に花びらが補充されているようでいて)
あら、本当ね。
流石にああやって定期補充は無理でも、森を散策して花を集めたらうちでも真似は出来そうね。
(色とりどりの花びらと種類が沢山あるからか、良い匂いのするお風呂に身も心もリラックス状態になり、エトワールが楽しげに出ていく花びらを見ていれば、それを補充するように妖精達が花びらをお風呂に入れているため、花びらが尽きないのかと納得出来れば、ここまでは無理でも、花を使って花湯もどきは出来るかもと少し笑い)
[フゥフゥフゥ、お客様、カザンバイの温泉は初めて?この花湯で使ってる花びらはこの島にしか咲いてない花を使ってるから気に入ったら売店で買っていってね?]
(花びらを補充していた緑色の妖精がコスモスの話を聞いてここの温泉の売店にはこの島で咲く花びらを加工して入浴剤として瓶詰めした物を売っているとオススメすればもちろん、瓶詰め用の瓶もカザンバイで作られた綺麗な瓶なので使い終わった後も使えるからお得と説明すれば[他にも売店にはオーガ殺しの強い酒や温泉饅頭、温泉たまごなんかも名物よ、ガラス工房程置いてる種類はないけどガラス細工もいくつか取り扱ってるから良かったら買っていってね?]と商売根性たくましいのか笑顔で接客すれば緑の妖精は別の温泉へ飛んで行こうとしていて)
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