兄弟BL 2022-04-01 20:09:51 ID:89c38b6dc |
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やだよ、最初から酔っ払いの介抱役決定してんの無理!その可愛い女子の連絡先聞いて来なかったの?俺より優しくしてくれると思うけど?
(無知って罪だよな、と、唯斗が屈託なく話す様子が無神経に見えて少し苛立ち)
…かずみぃ…頼むよぉ…。一緒に飲もうよー…
(彼に無理とはっきり言われれば少し悲しそうな表情を見せて。すると(確かにかわいい子いた、連絡先も交換したけどなんか違うなーって…」と事実を告げ)
……。とりあえず、今日は止めようぜ……。アルコール弱いくせに連日飲んだりするの、絶対身体に悪いから。俺も、しっかり寝れてなくて……今日の講義パスするつもりだから……。
(兄の悲しそうな表情に発言の勢いが失速する。それでも方針は変わらず、花純は唯斗を自分の部屋から追い出すと、今日は登校しない旨と二度寝を宣言し、結局1日部屋から出ては来ないまま夜はふけて……)
ふああぁ……よく寝た……、──ッ?! び、ビックリした……おはよう、兄さん。……え、いつからココに?
(のんびり起きて部屋から出て行くと、シンとリビングのソファーに座っている唯斗がいて、TVは点いていないし、朝食をとった様子もないので)
あー、……。とりあえず、コーヒー……要る?
(花純は毎朝コーヒーを淹れるので、自分のマグカップを用意しながら一応唯斗のも棚から出して)
…あ、花純。おはよ。……何か気付いたらぼーっとしてた…
(彼に気付く様子がなく。少し反応に遅れると、何かあったのかぼーっとしていたという事実を伝えて)
はい、ドーゾ。
(コトン…と唯斗の前のローテーブルにマグカップを置いて、もう片方の手に持った自分のカップに口をつけてスズッと熱いコーヒーをすすると)
……ええと、……昨日はちょっと、強く言い過ぎた。ごめん。
(そっぽを向いたまま、ボソボソと)
…あ、、…そのことか…。…いや、別にいいよ。もう…。あと、コーヒーありがとな…
(やはり、何かあるのか返事が遅くなりつつも、昨日とはまるで違う反応をしていてするとお礼も伝えて)
(何かいつもとは様子が違うなとは思ったが、心ここにあらずという感じなので追及はせず)
今から食べるならもう昼飯だな…うどんでいいなら作るけど。俺は食べたらバイト行くから、出かけるなら戸締まりよろしくな。
(事務的に伝えてキッチンへ。冷凍庫からうどんを取り出して沸かした湯へ投入すると、グツグツと煮える泡のあとからあとから浮かんで消える様を眺めながら“どうせ、あと一年だ。兄さんが大学卒業する時には兄離れするって決めたんだから”と唇を噛み締めて)
ただいまー。あー疲れた……。兄さんはもう寝てるみたいだな……俺もシャワー済ませて早く寝よ。
(花純が帰宅するとリビングは暗く兄の姿も無かった。玄関に靴があったので部屋に居るのだろうと、花純は唯斗の部屋のドアに向けて「おやすみ」と言って、自分はバスルームへ)
……朝か。暇だな。
(目が覚めるといつもより遅めに起きて。すると、何か酒を飲んだ日から性格が変わったようになってしまい。リビングで部屋が暗いまま外を眺めており)
おはよ。カーテンくらい開けろよ、……兄さん?
(遮光カーテンのせいで、日も高いのにリビングが暗くて、声をかけても反応しないので、唯斗の腕を掴んで少し強引にこちらを向かせながら)
………あぁ…ごめん、…おはよ。
(合コンで弟のことを伝えると弟離れしたらとみんなにアドバイスされるが、自分はどうしたらいいのか、そして、そのことを彼に話していいのかと色々悩んでいたら彼に少しそっけない態度を取ってしまい)
………あぁ…ごめん、…おはよ。
(合コンで弟のことを伝えると弟離れしたらとみんなにアドバイスされるが、自分はどうしたらいいのか、そして、そのことを彼に話していいのかと色々悩んでいたら彼に少しそっけない態度を取ってしまい)
……なんかあった?
(何か後ろ暗いことでもあるのか目をそらした唯斗に静かに問いかけるが「いや、無理に話さなくても……いいけど、」とボソボソと付け加えて)
……花純は、俺と住むの嫌か…?俺と離れて暮らしたい…?
(彼に問いかけるのかは迷ったが、頑張って勇気を絞り出すと彼に不安そうに問いかけをして。)
は?なんで?兄さんとじゃなきゃルームシェアなんかしねぇよ。育ってきた環境違う他人なんかと住めるかって。
それに、嫌だったらとっくに実家戻ってる。遠くなるけど通えなくはない距離なんだから。
(愚問だ!と言わんばかりに目を丸くして驚きながら、)
(花純の返答に唯斗は「そうだよね」と緩く頷いたけれど、表情は複雑な想いを隠しきれず、そのまま二人はいつもの距離感を取り戻せないまま夜を迎えて)
ああ、もうこんな時間か……
(興味もない番組をぼんやり眺めながら。
──花純にとってこの二人暮らしは嫌どころか大万歳だった。限りある時間とは言え、二人きりのシチュエーションを満喫できている。ただ“頭打ち”だと感じることも多くて、それは悲しい。結局唯斗にとっての花純は、可愛い弟でしかない様に思え……
色々考えているうちにリビングのソファーで眠ってしまい)
……花純…?……ソファで寝てる…風邪ひくぞ…
(目が覚めるとソファには弟の姿が見えて。すると彼を起こさないようにと小声で呟きながら、毛布を彼にかけてあげて)
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