たいよー 2021-08-10 18:28:01 ID:4a8177287 |
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零)どこ行きたい?
(立ち上がる貴方を肩越しに振り返りながら、先ほどとは打って変わって満面の笑みで
「お前の行きたい所でいいよ、無いなら俺が決めるから」
どこでもいいからどこかへ行きたい!とワク〃した様子で問い返す。先程ので少し乱れた包帯を撫でつけて直せば、身軽な動作で貴方の方へ体ごと向き直り)
「い、いいんですか……?」
(貴方の満面の笑みを少し見てから、目線を左に逸らしてしばらく考えてから
「じゃあ、本当に貴方が、良ければですけど……水族館、行きたいです。おさかなさん、見たい」
目線を泳がせながらぽつりぽつりと言った後に、子供っぽいですかね、と後ろ手にしてからへらりと笑ってみせ)
零)水族館?
(貴方の言葉に少し不思議そうな顔をしてそう呟くが、直ぐに再び笑顔になって
「そっか。よし行こう!」
子供っぽい、という言葉を否定する様に首を振る。
そうと決まればと勢い込んだ様子で上記を口にし、貴方の隣に立って歩き出し)
「はい! ふふふ…」
(家族以外の人とどこかへ行くと言うことがなかったものだから、なんだか嬉しくてついにこにこしてしまい
「まだ、着いてないのに。なんだかすごく、すごく嬉しいです。鬼崎さん」
どうしてでしょうね、と最初出会った時とは全く違う、柔らかな笑みを貴方に向けながら貴方の隣を歩き)
零)何でだろうね、俺も今、めっちゃ幸せな気分
(貴方が喜んでくれるのが嬉しくてそう答える。
誰かと一緒に出掛ける事なんて一体いつ振りだろう。自分を見る貴方の笑顔がどこか眩しく見えて、何故か自然と上がってしまう口角を手で隠して)
「あら、鬼崎さんもですか。ふふ、お揃いですね」
(口元を隠す貴方を気にせずに足取り軽くにこにこと嬉しそうな声で話しながらマスクを外し
「今日は嫌なこと忘れて楽しみましょうね」
僅かに八重歯を見せながら貴方に笑いかけ、そのあとまたマスクを付け直そうかと迷ってやめ)
零)あぁ
(手を下ろして微笑しながら同意してみせ
「…可愛い」
マスクを外した貴方の笑顔に、聞き取れない程の小さな声で呟く。そんな自分に内心動揺しながらも。
先程から『鬼崎さん』と呼ばれるのが少し未だ慣れないが、まあ訂正しなくても良いだろう。なんて事をぼんやり考えつつ歩き続け)
《デートですね(謎)
行くときって電車ですか、それとも徒歩圏内にある感じですか?》
「…? 今なんか……」
(一瞬貴方が何か言った気がして聞こうと思ったが、まあ多分空耳だろうなと自分で納得し、
「あの……一応聞きますが、お名前の呼び方、鬼崎さんで大丈夫ですか?」
年上だろうから勝手に苗字で呼んでいたが、改めてそれでいいのか聞きたくなったので、貴方の顔を覗き込むように見つめながら)
《基本的に電車のイメージですね!》
零)ううん、何でも
(小さく首を振り、何事も無かったように
「ん…あぁ。
零、でいいよ、名前呼びで」
心を読まれたのでは無いかと思って一瞬肩をビクリと震わせ、暫く考えた後そう答えれば貴方を見つめ返し、どんな反応をするのかと)
《了解です!》
「わ、わかりました。じゃあ……零さん」
(口を少し噤んでから、照れたようににこりと笑いかけ
「…なんか照れますね」
基本的に誰かを呼ぶのは苗字だけで、下の名前で呼ぶなんて初めてだった。そっぽを向きながら口元を片手で隠し、貴方に表情を見られないようにするが耳元は赤く染まっており
零)はいはーい
(貴方の呼び掛けに笑顔で答えてみせ
「ふふ、耳真っ赤じゃん」
顔を隠す貴方が面白くてしょうがないといった風に笑いを漏らせば、指の先でつつ、と相手の染まる耳をなぞって)
「ひゃっ!?」
(耳をなぞられた瞬間、一際上擦った声を上げながら身体をびくりと震わせ、口を隠していた手でなぞられた耳を隠した後に驚いた表情で貴方を見て
「耳、だめです……だめ。そこ、くすぐったいので…」
その声は小さく震えていて、貴方の前で変な声をあげてしまったことで耳だけではなく顔まで真っ赤になり、潤んだ目で貴方を見つめ)
零)うぉっ、ごめん
(吃驚したという様子で手を放して、嫌がる貴方をまじ〃と見つめ
「…判った。ごめんな」
少し考える様に見ていたが、直ぐに微笑を浮かべてもう一度謝る。もう一度触ってみたらどんな反応をするのか、なんて悪戯心が湧くが流石にそれは駄目だと思い、代わりに貴方の頭を撫でようと手を伸ばし)
「…大丈夫、です。こっちこそ、急に変な声あげちゃってすみません」
(そっと手を離し、耳を隠すのをやめた後に気まずそうに貴方を見つめ
「……えい。こっちは、全然大丈夫です」
伸ばした貴方の手の先が耳ではなく自分の頭だとわかると、両手で貴方の手を引き寄せ、微笑みながら貴方の手を自分の頭に乗せて)
零)…大丈夫なら良かった
(安心した、という風に小さく息を吐いて。直ぐにまた笑顔に戻り
「ん…よしよし、?」
相手の頭に乗せられた手を優しく動かして上記を呟くが、大学生相手によしよしは違うか、と思わず自分の言葉にはは、と苦笑して。
『なんて』と付け足し、貴方の髪を指に絡める様にしてそっと手を下ろせば)
「わ、…ふふ」
(貴方に撫でられて満足気になり、髪を指に絡めるようにして手を下ろす動作まで嬉しそうにし
「……あ。零さん、早く行きましょう。水族館閉まっちゃいますよ」
色々じゃれてて気づかなかったが今向かっているところを思い出し、身体をそわそわさせて慌てながら無意識に貴方の手を軽く握ってちょいちょい、と少し引っ張り)
零)…あ、そうだった
(貴方の呼び掛けに思い出したと前に向き直り、先を行く様に歩き出し
「電車あと何分位で来るかな」
少し歩く速さを緩め、ポケットからスマホを取り出して調べる。これぞ歩きスマホ、と言う様な状態の儘、独り言に近い言葉を貴方に掛けて)
「さあ…早ければ5分、遅くても10分くらいですかね……?」
(貴方の手を握りながら歩く速さを合わせて斜め上を見ながら考えた後に貴方を見て
「ちゃんと前見るんですよ。誰かにぶつかったら危ないです」
まるで弟に言うように貴方に注意をした後、貴方が誰かにぶつからないように周りや人をよく見ながらも時々貴方の様子を確認していて)
《了解です!》
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