Machine heart　/　（〆）　

（ ／お早いトピの建設ありがとうございます！某板にてお声掛けさせて頂いた4990の者です。至らない点もあると思いますが、宜しくお願い致します。そしてあちらの板で仰って下さった通り、主様に男性型アンドロイドを提供して頂くという事で相違ありません…！ ）

（／ご移動ありがとうございます！こちらが男性型ということで承知致しました。
早速細かい設定を決めていきたいのですが、まず、何にやり取りの重きを置きたいのか、物語の主軸を4990様にお伺いしたいです。募集板でも記しました通り此方としましては家事機能を主としたアンドロイド(日常中心)、戦闘機能を主としたアンドロイド(スリリングな戦闘中心)の２パターンを考えております。前者であればほのぼのとした穏やかな日常を、後者であればシリアスながらも吊り橋効果のあるストーリーを楽しめるかもしれませんが世界観を多少練り込む必要があるでしょう。
どちらかお好みをお聞かせくださいませ。）

（ ／そうですね…此方としましては、多少明細に考える必要があるとしても、世界観はある程度輪郭が確りしている方を好むきらいが有ります故、後者ですと嬉しいかなあと思います。とは言え、欲張りではありますが一時の休息という名目でちょっとした日常回があっても良いかな、と。背後様の仰る通り世界観を考える必要がありますが、例えば当Cが何者かに追われていて、それを護衛する役目の機械人形くんという近未来SF、スチームパンクでアンダーグラウンドな雰囲気の舞台ですとか、若しくは異世界似非西洋ファンタジー的なもので、幻獣や害獣が蔓延る世界を転々と旅する当Cに同行する機械人形くんですとか、そんなものがぱっと浮かびました！前者ですと追っ手を少し撒いて息を潜めている間、後者は何処かの都市を通りがかって観光、みたいものが日常回にあたりそうかなと……！後者は日常中心と戦闘中心の真ん中くらいになってしまいそうな気もしますし、勿論曖昧でぼんやりとした構想ですゆえ、全く違う世界観を考えるのも楽しいと思いますし、主様の意見をお聞きしたい所存です！ ）

（／なるほど！ご意見をありがとうございます。
実のところ私としても戦闘ありの重厚なストーリーを楽しみたいなと思っておりましたので、同意見で勝手に喜んでおります。その上で、ご提案頂いた中ですと娘様を危険な追っ手から守護する近未来SFがいいかなと個人的には感じました。こちらが想定する世界観としては現在より文明が進んだ完全監視社会で、絶対的な統制者が頂点に存在し、その正体は誰も知らないというディストピア。娘様は監視社会に息苦しさを感じながらもごく普通の生活を送っていたところ、ある日突然攻撃型アンドロイド(もしくは人間)に襲撃されそこに当Ｃが現れて娘様を問答無用にその場から連れ去ってしまい……。という流れをざっくり想像してみましたが如何でしょうか？娘様が命を狙われる理由として今思い付くのは、

１）実は監視国家に対するレジスタンス組織のリーダーの一人娘であり(娘様はこの事実を知らず現在の両親は養父母だった)、厳しい取り締まりに遭ったリーダーが「遺産は娘に託した」と言って亡くなったことがきっかけで国家に追われるようになる。遺産とはこちらの提供アンドロイドのこと。
２）１とは真逆で娘様は国家の統制者の娘であり、過激なレジスタンスが人質を取ろうと誘拐を企み襲撃に遭ったところ、統制者が用意していた最新型戦闘アンドロイド(当Ｃ)が娘様を保護するも執拗な追撃に追い詰められてしまう。

このような案を思い付きましたが、如何でしょうか？もし4990様にも他にアイディアがあるようでしたらご遠慮なく仰ってください！）

（ ／ニーズの一致に此方も嬉しいばかりです…！
何とも素敵な提案を有難う御座います。近未来SF、監視社会、ディストピアとどれも好みで魅力的なものばかりですゆえ、是非是非その設定を基軸に出来たらと思います。狙われる理由としましては、挙げて頂いた中の一番が個人的にしっくり来ました！反逆者というレッテルが貼られていた方が逃げ甲斐と守られ甲斐があると思いまして（？）。又、舞台は日本か海外風かどちらを想定していますでしょうか？当Cの名前が和名か洋名どちらにしよう、という些末な問題故の些細な疑問ですのでイメージにあった方を教えて頂けますと幸いです！ ）

（／では一番の設定で話を進めさせて頂きますね！
はっ、すみませんすっかりお伝えするのを失念しておりました……。当方としましては洋風の街を想定しております故、是非とも洋名にして頂けるとありがたいです。それから、当Ｃへの萌え萎え等ありましたらお教えくださいませ。性格はアンドロイドなので融通の利かない機械的なもの、という設定を変えたくはないので(人間らしさを得る過程を楽しみたいため)、せめて容姿に関しては出来得る限りご要望に沿えたく思っております。ご遠慮なくどうぞ。）

（ ／洋名ですね、畏まりました！容姿につきましてなのですが、雑食ですので基本的に何でもウェルカムです……！アンドロイドですので、髪色や瞳も非現実的な色合いにして頂いてもいいですし、逆に限りなく普通の人間に近い色味でも大丈夫です。強いて言うなら、幼い風貌ではなくキリッとした風貌をイメージしています。本当に自由に作成して頂いて問題ありません故…！当Cに関しましても、性格と容姿の萌萎を教えて頂きたく思います。 ）

（／承知致しました！娘様に対する萌萎ですが、当方ツンデレとあざとい系が苦手でして……なので、性格は割と素直な子が好みです。外見はロリっ子が萎えになりまして、逆に大人っぽい女の子が萌えになります。ですので身長は出来れば160cm以上だと嬉しいですね。あと娘様の年齢について言及していなかったので触れますが、年代的には大学生くらいですと程良いかと思います。注文が多くて申し訳ございません……！
それではプロフィール作成に取り掛かります故、少々お時間を頂けますと幸いです！）

Mia・Lipson ／ Cromwell
（ ミア・リプソン ／ クロムウェル ）
19y ／ ♀

容姿 ／ 仄暗い父親譲りのアッシュブロンドは、実直な性格を表しているかの如く直線に胸付近まで靡いており、手入れをしているのが伺える。中央で分けられた前髪と、一際印象の強い青と灰色の混在した双眸、それに影を落とす長い睫毛とどこか大人びた雰囲気を持つ。身長は164cmほどで、顔や体の輪郭は細いが俯瞰して見ると平均的且つ一般的な体躯。服装は特に拘りなく流行に乗っかる事が多いものの、タイトなパンツやスカート等程よく体のラインが出るものが多い。

性格 ／ 基本的に素直で明朗、少々世話焼きな面もあるが周囲の娘達とさほど変わらぬ性格。良く言えば芯が強く、悪く言えば頑固。聡明で理解力は充分だが、冷静沈着なタイプではなくどちらかと言うと行動派であり、思い立ったら動く。感情表現もストレートであり、思っている事が直ぐに表情に現れる故に嘘をつくのは苦手な様子。養父母の元で育ったとは言え、心優しく暖かな歓迎を受けた為人格形成に大きく影響する事もなく、問題なく成長した。年頃の女性らしく色恋沙汰にはそれなりに興味がある模様。

備考 ／ 苗字は養父母のものがリプソン、実父のものがクロムウェル。元々監視社会に対して疑問を抱き、息苦しさを感じていた節がある。実父の記憶は殆どなく、勿論レジスタンス組織のリーダーだった事も知らなかった。


（ ／注文が多いなどとんでもございません！寧ろある程度指定して下さった方が作り易いので有難いです…！主様の萌萎を考慮し、少し簡易的にはなってしまったのですが、早速PFを作成致しましたので確認して頂けますと嬉しいです。不備等あればなんなりと…！ ）

名前 ／ 守護特化型戦闘用アンドロイド試作一号機 ( Guardian Specialized Combat Type Android-Trial production-Unit 01. )

外見年齢 ／ 20代半ば

身長 ／ 185cm

容姿 ／ 合成繊維で出来た頭髪は暗いアイアンブルー。眉を隠すくらいの長さの前髪は右側に流し、サイドは耳に少しかかる程度、項は短めのミディアムショートウルフ。やや釣り上がり気味の眉、長い睫毛に縁取られた切れ長の瞳は髪と同じ色、鼻は高く唇は薄め。体格は見た目としては引き締まっている筋肉質な男性のもの。白い皮膚は特別性の柔軟タイプのプラスチックで出来ており、その他多くの部品は丈夫なレアメタルで構成されている。人間で言うところの脳には高性能AI、心臓部には超小型エンジン、耳には集音器、喉には高品質な音声スピーカーが搭載されている。服装は白いワイシャツに黒い革ジャンとジーンズ、焦げ茶色のブーツと至ってシンプル。

性格 ／ とある少女を守るようにプログラミングされた冷徹なアンドロイド。極めて優秀な身体能力と武術、卓越した銃器操作能力を保持しており、敵性体と判断した者たちの命を無慈悲に奪い尽くす。対象を守護するためであればどのような非情な決断であろうと手段は選ばない。合理的且つ理性的。例え守護対象の少女の命令であろうと、己のAIに刻み込まれたプログラムに反する非合理的な内容であれば容赦なく無視して対象の生命の安全確保を優先する。

備考 ／ 厳しい監視統制社会に反旗を翻したレジスタンスのリーダーが彼の持てる技術と資材と膨大な時間を費やして作り上げた、凛々しい青年の外見をした機械人形。統制者の国家を挙げた厳しい取り締まりによって追い詰められたリーダーは完成したばかりのアンドロイドの電源を入れ、その身を案じて知り合いの夫婦に預けていた娘を守るようにプログラミングした後、命を落とした。名も無きアンドロイドはその場にあった銃火器を手にし、遺されていたバイクに乗って少女の元へと向かう。


（／お待たせ致しました！息子のプロフィールが出来上がりましたのでご確認ください。修正して欲しい点などございましたら遠慮なくご指摘ください。なお、当方機械には滅法弱いのでなんとなくの雰囲気で書いております故、細かい粗にはどうか目を瞑って頂けますと幸いです……。息子の名前に関してですが開始時点では人間らしい名前はありませんので、是非やり取りの中で娘様に名前を付けて頂けたらなと。
そして娘様のプロフィール確認させて頂きました！此方の我儘な要望を汲み取ってくださった素敵な娘様で、何ら不備等はございませんので是非そのままお相手して頂きたく思います。）

（ ／此方も機械に関して細かな知識がある訳ではないので、お気にならさず…！お名前の件も了解致しました、想像以上にとっても素敵な機械人形くんで今からお話を紡いでいけるのが楽しみです。当Cも不備がなく安心致しました。早速にはなりますが、初回はどう致しましょう？定石ですと当Cが丁度襲われた所を機械人形くんに助けて貰う…という様な始まりかなとは思いますが、勿論逃亡生活が少し慣れてきた頃からでも構いません…！ ）

（それはとある良く晴れた日の昼下がり。あらゆる電子機器に囲まれた人々は統制者による監視社会に於いて窒息しそうな日々を送っていたけれどもそれは最早日常のこと、その無自覚な監獄から抜け出そうという意識すら抱くことなく平和に過ごす市民が行き交う道路を一台のバイクが律儀に制限速度を守る車両の合間を縫うようにして猛スピードで駆け抜けていく。跨っているのは一人の青年。アイアンブルーの髪の毛を靡かせながら向かい風をものともせずバイクを駆るその姿は平和＊＊している人々の目には際立った非日常として映り、しかしそのような好奇の眼差しなどまるで意に介さぬままとある大学の門を潜り抜ければ無骨なエンジン音を高らかに鳴り響かせつつ中庭を走り抜けた後、そのままガラス張りの壁を派手に突き破ってはラウンジに侵入。周囲を見渡し、突然の闖入者に悲鳴を上げて逃げ惑う学生たちの中から目的の娘を見い出すなり背負っていたマシンガンを手にして）
──保護対象を確認。これより守護プログラムを実行する。


（／丁度娘様が襲われているところを想定して勝手に開始ロルを回させて頂きましたが、如何でしょうか？絡み難ければ訂正しますので遠慮なくご指摘ください。また、初回ということで小説混じり＆長文気味となってしまいましたが普段はもう少し短めです、何卒ご承知おきを。
あと、娘様の年齢的に勝手に大学生にしてしまいましたが大丈夫でしょうか……？）

───え…？
（ 窮屈な監視社会とは真反対の、広大な蒼穹と明るい陽光が双眸に眩しい、そんないつもの風景。友人を待つ時間何処で時間を潰そうかと、ラウンジを緩りと練り歩く。活気溢れる喧騒、白昼夢を見ている生徒、何の変哲もない日常に、不意に異様な影が姿を表したのはその時だった。ドラマでよく見るSPに似た、余りに堅苦しく鎮静な雰囲気を纏っているまるで精巧な機械人形の様な風体をしている得体の知れない何か達が、足並みの揃った機械的な動きで此方に近づいてくる。生気の感じられない瞳が自身を捕えたと感じた刹那、彼らは銃火器を構え、思わずぽろりと声が漏れる。殺される、そう本能が悟った時には激しい轟音が周囲を包み、悲鳴が充満する空間に美しい青年が眼前に現れ、唖然と口を開き。一体何が起こってるのか、彼らは何者か、収拾のつかない事態と問いに混乱しながらも口から出たのは誰に言ったのかも分からぬ咄嗟の一言。 ）
た、助けて……



（ ／初回ありがとうございますれ敵のアンドロイドを少々無理矢理登場させた感があるのですが、此方こそ返しづらくなってしまったら申し訳ないです。当方も同じく冗長な返しになってしまったのですが、ムラがあるとはいえ普段はもう少し少ない上、小説ロルも使用しますので悪しからず…！大学生にして頂いて全く差し支えありません！それではまた何か希望要望がありましたら、なんなりと仰って下さいませ。 ）

敵性体を確認。排除する。
（突然の事態に戸惑いを露にする相手の真向かいには複数のアンドロイドが銃火器を構えて立ちはだかっており、その様子を視認するや否や機械的な音声をスピーカーから発するなり短機関銃を二丁両手にそれぞれ構えては未だ逃げ惑う学生らが居るにも関わらず一片の躊躇もなく引き金を引き、数多の銃弾を敵と思しき機械人形に向かって浴びせ。まさか反撃されるとは思っていなかったのだろう、想定外の事態に咄嗟に反応出来なかった彼らは幾つもの鉛玉をその身に受け糸の切れた人形のようにその場に崩れ落ち。しかし、通路の向こう側からは異常を確認した数体のアンドロイドが今にも此方に駆け付けんとしていて、弾の切れたサブマシンガンを紙屑の如く床に放り捨てれば片腕を伸ばして相手を軽々と持ち上げ、自身の後ろ側に乗せると端的に）
しっかり掴まっていろ。

きゃあ！？え！？
（ ブルーの髪を持つ青年の口から発せられた無機質な声に、はっと目を瞠る。見目は何ら人間と変わらず声音も人間と寸分違わぬものの、如何にも感情がない様に思えるのは唯の気の所為なのか。夢だと言われれば納得してしまいそうな、眼前で激しく繰り広げられる攻防戦、もとい一方的な殲滅に目蓋の奥がチカチカと光り、勿論言葉など紡げる筈もなく。混沌の渦中、周囲の悲鳴など目もくれず半ば強引にバイクに乗せられると、意味を持たない単語を思わず叫び。まるで非現実な状況の中ででも、彼に抵抗するのは得策ではないと脳が通達しているのか、反射的に彼の胴へと腕を回して。 ）

逃走経路を検索、暫定目標地点を設定。移動開始。
（相手の細長い両腕が自身のおよそ人肌とは程遠い機械製の胴体に巻き付いてきたことを確認すれば特化された頭脳にて周辺地域の地図を展開し、数秒と経たぬ間に適切な道程を見出してはぐるりとバイクの頭の向きを変えるなり低く重いエンジン音を唸らせながらラウンジの中を突っ切り、入ってきたものとは反対側のガラス張りの壁に躊躇いなく突っ込むとキャンパスの裏口に出て、そのまま裏門から大学の敷地を脱出。開けた道路の最中、アスファルトの上を車両の流れに逆らいつつ荒っぽい運転で疾駆しては徐にジャケットのポケットから拳銃を取り出し、短く端的に相手へ注意喚起を促した後、いつの間にか自分達の乗るバイクを追尾していた追っ手の車へと銃口を向ければ運転席に数発弾丸を撃ち込み）
伏せろ。

ど、何処に行くんですか！それと、貴方とあの人たちは何者！？
（ 割れる硝子の衝撃音、バイクの重低音を伴いながら荒々しい所作で大学の敷地内を経由し駆け抜けている状況は正気の沙汰とは思えず空いた口が塞がらない。唯の逃避行というには余りに壮大で圧倒的なスケールに情報処理能力は何ら飲み込む事が出来ずパンクしているものの、またも反射的であるのか彼の端的な指示に従いさっと身を屈めて。飛び交う鉛玉に無意識下で恐怖を抱いているのか、堅い胴に回す腕により一層力を込め。轟くエンジン音と鼓膜に痛い発砲音に負けぬ様精一杯声を張り上げ、一番把握しておきたい質問を。 ）

死にたくなければ口を閉じていろ。舌を噛むぞ。
（運転手を失った車のハンドルが狂いアスファルトの上に濃いタイヤ痕を残しながら派手にスリップして二車線の道路を斜めに塞いでしまい、完全な安全運転を義務付けられているこの社会に於いて滅多なことでは発生しない交通事故が起きたことでその場は一気に混乱に満たされていき。何の関係もない、不運にもただ巻き込まれてしまっただけの一般市民らが困惑した様子で右往左往している光景を後目に、それが足止めになったことを察するなり銃をポケットに仕舞い直しつつ背後から投げ掛けられた問いには無機質な音声でにべもなく応じた後、スピードを落とさずにそのままバイクを走らせて。暫くすると入り組んだ脇道に入り、やがて人気の無い廃墟と化した倉庫に辿り着くと目立たぬよう建物の陰になる位置に大型二輪車を停めて振り返り）
目標地点に到着。
中に入れ、必要な情報は其方で話す。

（ アクション映画だと言われても頷ける、寧ろそれ以上の非日常に周囲の人々は阿鼻叫喚の嵐。自身がその当事者の一員である事に自責の念に駆られては心中で謝罪を唱え、尚も意に介さないアイアンブルーの頭をちらりと一瞥し。その背から返ってきた返答は望んでいたものとは程遠く、変わりに粗暴な物言いで忠告を受けるとみるみると顔を青ざめ、死ぬ気など毛頭ないという意思表示として口を真一文字に結び。そのまま何分が経過したのだろうか、夢か現実かの境界も朧気な侭、閑散とした廃墟の一角へと到着すると指示通りに恐る恐るバイクから降り、仄暗く棚や物が雑多に散在する倉庫内へと足を踏み入れ。 ）

俺は守護特化型戦闘用アンドロイド試作一号機。ミア・クロムウェルの生命を守るために作り出されたアンドロイドだ。
（相手が敷地内に足を踏み入れたことを視認すれば自身も後に続き、一度振り向いて外の様子を確認し今一度人気が感じられないことを確かめた後、軋む音を響かせながら倉庫の出入口を閉ざして。そうして真っ暗な倉庫の中を惑いなく足を進めていき片隅に設置されている机の上にある電球のスイッチを入れ仄かな灯りに満たされたその場所には棚や箱が幾つも備わっており、よくよく見てみれば其処には銃火器や爆弾などの物騒な武器が多数揃っていることがわかるだろう。そのような火薬の匂いに満ちた埃っぽい空間の中、出会ってから初めて相手と向き合っては漸く己の正体について淡々と明かして）