星のカービ(以下略)でなりきりしたいだけでした

あぁパルメザン……ワタシはもう駄目かもしれませんよぉ……せめてアナタの名前だけでも覚えたかったですぅ……パルチーズ………(床にダイイングメッセージでパルメザンと書いて。

ハイネス様ぁ………ザン・パルルティザーヌです……！！(ハイネスを覗き込み、涙を流しながら名前が間違っているので、自分の名前を控えめに叫ぶ)

…………はっ。ンジャァ?気付いたら次の日に……お早う御座いますぅ。ザン……ザンパル！

目が覚めてよかったです…。(泣きながら笑顔)
……ザンパルルです…(と、言いながらも嬉しそうに)

おや…パルル。何故泣いてるんですかぁ?せめて笑うか泣くかどちらかにして下さいよぉ。只でさえワタシ、人の顔色を見るのは不得意なんですからねぇ(余り袖でゴシゴシと涙を拭いてやりながら。

も、申し訳ございません…。(涙を拭いてもらってペコリ)

お身体の方は大丈夫ですか？

…謝り癖が有りますねアナタぁ?そういう時は有難うと言っておけば良いんですよぉ…まるでワタシが叱ったようじゃないですかぁ(ぽすっとその頭に片手を乗せ小首を傾げて。

身体ぁ?何とも有りませんけど…それより今日は全く祈祷を捧げていませんでしたぁ。今からでも……(くるりと踵を返しては祭壇へ向かおうと。

申し訳……あ、有難うございます。
お身体に異常がなくてよかったです。(ニコッ)
そうですね、ではご一緒します。(ハイネスと共に祭壇へ)

ワタシはそこまで柔な身体じゃ有りませんからぁ。自分の身を心配してどうぞぉ(撫でながら。

……あぁパルル、最近はやけに冷えますからぁ。此方に寄りなさい…(片手を伸ばし引っ張れば引き寄せ、被さるよう抱いて移動しつつ。

は、はい…ハイネス様。(自分を心配してくれて嬉しく)

……パルル。ワタシが最近祈っている事は何だと思いますかぁ？(向かいながら問い掛けて。

さぁ……何でしょう？(少し考えるも分からなく、聞いて)

…最近はアナタ方三人の幸せも兼ねて祈っていますよぉ。ワタシなりの償いですぅ…まぁ…アナタ方にした仕打ちがこれで済むとは思ってはいませんけれどねぇ…(祭壇に辿り着くと、見上げながら呟くように言って。

ハイネス様……(少しうるっときて)
…キッスとルージュも、もう気にしていません。元のハイネス様に戻って、喜んでいました。私達は、ハイネス様と一緒にいられれば幸せです。(優しい笑顔を浮かべて)

…あぁ、子は親に似るなんて言葉は嘘だったんでしょうかねぇ？アナタ達三人、誰一人としてワタシに似ないじゃないですかぁ。……ザン，パルル，ティザーヌ…特にお前は………(途中零しかけた言葉を呑むと、それ以上は何も言わず彼女の頭を撫でて。

子…(自分達を子供と思っていてくれたのを知り、涙を流して)


……っ！ハ…ハイネス様…
(初めて自分の名前をフルネームで呼んでもらえて感動のあまり号泣)

そ、そんな泣く程嬉しいんですかぁ？…変なヤツですねぇ全く…。ほらぁ、もっとワタシの娘らしく悠然と構えて下さいよぉ(満更でもなさそうに笑みを零すと、グシャグシャと雑に袖で涙を拭ってやり。

は…はい…(まだポロポロと涙を流していると、雑に拭かれて)
娘…ですか…(娘のような発言、行動などを考えながら少しずつ涙が止んでいき)

では、肩叩き…などしましょうか…？(ハイネスの背後へ回って)