蒼空 2020-11-13 23:36:37 |
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(相手からも積極的に舌を動かされ角度を変えてはより深く口付けされるとそろそろ下も素直な事で反応してしまいそうになりなんとか理性で押し留めるとそれを懸念してやむ無く名残惜しそうに唇を離して、「…は、…蒼空。」それ以上先に進みたくなるのを抑えようとぎゅっときつく抱き締めて頬を擦り寄せ「すごい切ない…。」ポツリと囁けばゆっくり深呼吸をして昂る気持ちを落ち着けて)
ん、ふっ…
(夢中で舌を動かせば此方もだんだん気分になってくるも、唇が離れれば何とか抑えようと思いぎゅっと抱き返して。
「ん…?切ない?」あまり良い意味ではない言葉にどうしたんだろうと首を傾げながら問いかけ)
胸の奥がぎゅって…、もっと蒼空がほしい…。
(なんと表現しようもない彼を求める感情が一気に溢れ出そうで息を吐きながら囁くように呟けば、髪に鼻を押しつけてスンスン匂いを嗅いでは耳を唇で甘く挟みこみ腰をゆるっと撫でて、押さえ込んでいる筈の欲求がどうにも止められずそれでもこれ以上はいけないと内心で自分に言い聞かせ)
この後の流れだけど、何もなければ夕方くらいまで小一時間休憩(睡眠)させてもらって、温泉入って夕飯食べてまた温泉入ってこの日を終えて、翌日朝温泉入って朝食食べて帰り支度してお土産買って帰宅…。っていうのはどう?大筋でだから、変更してもいいし足してもいいし。ある程度飛ばしながらやればたぶん誕生日イベには間に合う。筈。
なっ…
(直球すぎる言葉に一瞬にして顔が真っ赤になり、そのうえ耳を軽く咥えられカッと暑くなるのが分かるとそれを隠すように相手の胸元に顔を埋め「温泉入るまで我慢出来なかった?」と小さく囁き、ここまでの道のりに疲れただろうなと思いこの後は彼の好きにさせてあげようとしていたが間違いなくそういうことがしたいんだろうなと察し「夜まで休んでも良いし、なんなら今からする?」と優しく問いかけ)
そうだな、そうしようか。
なんか急がせて悪いな…
我慢は、してる……。
(現在進行形で必死に自分を押し殺していてこの程度はどうか許して欲しいとイヤらしくなる手付きもそれ以上は過度な動きはせず、次いで紡がれるまさかの言葉にピクッと反応すると完全に動きを止めて「…、なら少し、寝ようかな。」身体を少し離して相手を見つめればその優しさにいつもなら飛び付いていただろう所を、朝の車内での会話をきっちり覚えていて旅館に着いて早々約束を破るまいともう一度優しくキスをして「蒼空の膝枕で。」にこっと微笑み先程の言葉を鵜呑みにして告げ)
いいや、急いではいないよ。ちゃんと一つ一つ流れを楽しんでやってるからね。それに俺の誕生日の為だし(にこ)
(いつもなら押し倒されている所だが何故か身体を離され少し寂しいような気持ちになるも車の中での会話をふと思い出し、我慢してくれているのかと気が付けばせっかくの旅行で腰が痛くて動けないのは困ると思い何気なく言っただけの言葉にここまで律儀に守ってくれるとは思っておらずなんだか少しキュンとして。彼がここまでしてくれるのならばと思い「ん、そっか。じゃあ膝枕するから少し休もう。」相手の手を取って窓から離れれば敷いてあった座布団の上に座り、隣に彼の分も敷いてあげるとここに寝転ぶようポンっと叩いて)
(手を引かれるままに座布団に腰を下ろす相手を見れば思わずキュンとして、ただの膝枕の筈なのに妙にドキドキ心臓が高鳴る気がして、隣に促されれば指示に従って身体を横に寝かせると頭を彼の膝の上にそっと置いて初めは外側を向いていたが、ふと身体の向きを変えて相手の方を向くと片手を取って握り指に口付けして「重いよね…、寝たらどかしていいから。」目を閉じて心地好さに一気に疲れが出た気がしてうとうとし始め)
ん?大丈夫、そんなことしない。
(素直に頭を乗せる彼にキュンキュンしつつ、早くも寝そうになっているのを見て相当疲れていたんだなと少し申し訳ない気持ちになり。口付けられそのまま軽く握られたままの手は相手の頬を撫でてからそっと離すとゆっくり髪を撫でながら「おやすみ。」と囁いて)
(寝ている人間こそ一番重くて動かすのも大変なのに自分の発言に対して否定の言葉をもらえば、どこまでも優しいなと微笑みを浮かべて髪を撫でられると相手の方へ擦り寄り、頭上から優しく降ってくる言葉が聞こえてきた辺りでぼんやりした意識の中そのまま寝入ってしまい。
朝も早く久々の長時間慣れない道の運転もあってか若干疲れが出たようですっかり眠りこけていたが、身動ぎした事で意識が戻ってふと瞼を持ち上げて)
(此方に擦り寄ってくる姿に可愛いなと胸キュンしつつ、暫くすると寝入ってしまった様子の彼に自分の上着を脱いで身体にかけると、無防備な寝顔を見てすぐに携帯で写真を撮り始め。密かに作っておいた伊織フォルダに保存すれば満足そうな顔で頷き、アルバムの写真を順番に見返してはこれまでのことを思い出してふっと微笑み)
…んん、……蒼空…?
(寝ぼけ眼で今の状況を何とか把握しようと頭をフル回転させると彼の膝を借りて寝てしまったのだと思い出し、パッと目を見開けばまだ膝の上だと言うことに気が付いてのそっと起き上がり「ごめん、ずっとこのままでいてくれたんだね。足痛くなってない?」身体から滑り落ちる上着にも気が付くとかけてくれたのだと分かり微笑んで、きちんと座り直せば相手を抱き寄せ「ありがと、スッキリした。」肩に顎を乗せて癒しを得て)
あ、起きた?おはよ。
(相手が身体を起こしたのを見れば、それほど長い時間では無かったが少しだけ痺れた脚を伸ばして「全然大丈夫、それよりもう良いのか?」何も出来ないのは確かだがこれぐらいで本当に良かったのかと尋ねて。ふと抱き寄せられスッキリしたという言葉にホッとすると、肩に顎を乗せる彼の頭をそっと撫でながら腰に腕を回し、ゆったりとした時間を過ごして)
仮眠程度でよかったから、復活~。
(脚を伸ばす様子に大丈夫という辺り気を遣わせてしまってるなと思うも素直に優しさを受け止めて、頭を撫でる手と腰に回される腕に包容力を感じながら「夕飯前に温泉入っておく?」温泉も大浴場へ行けばいくつか薬湯も揃っておりそこそこ温泉だけで時間を要する程楽しめるようで、身体を離せば時計を確認して「ラウンジで18時以降食事が取れるから、温泉行ってる間に丁度良い時間じゃないかな。ご飯食べた後にでも大浴場の露天行けば星が望めると思う。」受付で確認したスケジュールを伝え、当初の目的である温泉での天体観測を期待してにこやかに告げて)
そっか、良かった。
(少しは休めたようで安心したように微笑めば、先程から見ていた写真を思い出し、手に待っていた携帯を彼の目の前に出して「ほら見て、伊織の寝顔。かっわいいよなぁ…」頬を緩ませながら言うと相手の反応を伺い。温泉と聞くと、もうそんな時間かと思いふと時計を見て「そうだな、良い時間だし先に入っちゃおうか。」旅行に来た最大の目的を前に嬉しさを隠せない様子で)
うわっ、もう寝顔とかやめてよ…恥ずかしいじゃないか。
(まさかの写真を目の前で見せられれば眉間を寄せるなり顰め面で恥ずかしそうに呟き、満足そうな彼の顔を見れば奪い取ってデータを消去しようと思う衝動も抑えて。
相手から賛同の意を確認すれば笑顔で頷いて立ち上がり部屋に用意されている浴衣やバスタオル持参した着替えなどを袋に詰めて。最上階の大浴場はとても広く外への露天は完全に窓で仕切られ、様々な大きさの湯船に泉質などどこから行くかと迷える程、そこそこの客入りに混じって彼と共に温泉を満喫すれば時間もあっという間に過ぎて身体が赤く火照る程暖まり、一度出るなり浴衣に着替えて食事をするラウンジへと向かえば夕飯時で賑わっており豪華な懐石料理に舌鼓すると用意されていた酒も入ってか気分は更に上がって。食事を終えて部屋に戻るなり食休みをしてのんびり過ごせば外も暗く頃合いかと、「蒼空、もう一度大浴場の露天行ってみようか。今が一番星空が綺麗に見られるよ。」冬の夜空の星を思えば昔見た光景を思い出して懐かしくなり期待に胸を膨らませて再び大浴場の露天へと向かって。露天へ通ずる扉を開ければ寒さに身を竦めながら急いで湯に浸かり)
蒼空は露天の部分から回してくれればいいよ。
(久しぶりの温泉を満喫し数種類ある湯船を一つ一つ全て楽しむと、熱く火照る身体のまま浴衣に着替えこっそり彼の浴衣姿に胸キュンしつつ食事を楽しみ、美味しいものばかりで此処でもまた味わいながら腹が膨れるほど堪能すれば、部屋でうとうとしている所に星空という言葉でパッチリ目が覚めて。冬の星空というだけでも綺麗なのに露天風呂から、ましてや彼と一緒に見る星はどれ程綺麗だろうかと胸が高鳴り、相手に続いて急いで湯船に入り)
あー暖まる…。蒼空、上見て上。
(続いて湯に浸かる相手に小さく笑みを漏らして、外の寒さとは裏腹に熱い湯が身に染み入りふと空を仰ぎ見れば想像以上の星空に自然に感嘆の声を漏らし、相手の肩をとんとんと指で突けば上を指差して見るように促し。「冬は星空が一年でもっとも綺麗に見られる季節なんだよ。肉眼でも星雲や星団が見られる。有名なのがあのオリオン座だね、冬の大三角と大六角形って聞いたことある?」湯には肩までしっかり浸かって縁に背を預けながら上を見上げては楽しげに星を探して)
ん?
(外の寒さに震えながら湯に浸かればゆっくりと身体の芯から温まる感覚に目を閉じていると、肩を叩かれ言われるがまま空を見上げては「うわぁ……っすげー…」とあまりの美しさに言葉を失い暫くの間見入っていて。ふと彼の言葉を聞けば「オリオン座は知ってる。冬の大三角形は聞いたことあるけど…大六角形は聞いたことないな」小さい頃から好きだったと聞いてはいたが本当に楽しそうな横顔に此方まで嬉しくなり、星に詳しい彼に「今日から俺も少しは詳しくなれそうだ」と微笑んで)
冬の大三角は小学生で習うからねぇ。俺も正直他の星の名は忘れちゃったけどさ。
(誰もが知ってる有名どころと少しかじったくらいは覚えているものの、夢中になって本を読んでいたあの頃に比べたらもうすっかり記憶に残っていないなと自嘲気味に笑いながら、それでも光り輝く星には目も輝かせながらあの星はなんだったかなぁと内心で呟きながら、ふと隣に視線をやれば微笑む様子に自分ばかり楽しんでいる訳ではないようで安心して「一緒に見られてよかった。ここまで来た甲斐があったよ。」ありがとうと一言礼を言えば近付いて頬に口付けし)
そういえば小学生の時だったなぁ習ったの。
(どの星が何という名前だったのかすっかり忘れてしまい、思い出そうと必死に星を眺めていればふと頬に口付けられ、少し照れ臭そうに相手の方を見ては「ありがとうは俺の台詞、ここまで連れてきてくれてありがとな。」彼の唇に軽く触れるだけのキスをすれば、また肩まで湯に浸かり空を見上げて)
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