チャットファンさん 2020-09-03 20:51:48 |
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(最初は驚いた彼の接客態度も、今では随分柔らかくなったような気もするし、こちらとしても親しくなれたようで嬉しい限り。何時も通り軽く挨拶を済ませ)
お疲れ様です、今日もお時間──いいですか?
僕が綾兎さんと出会ってから今日で大体9日とか、10日、とかになるんですけど、いつも僕が質問してばっかりなので……
(彼からの返事に小さくガッツポーズ。早速本題を切り出して)
僕のことも知ってほしいんです。……というわけで何か質問ってありますか?
一応、まだ学生…です。近くの××ってカフェでバイトしてます。
(そうだ、とポケットから財布を取り出し、もし良かったらどうぞ、と自身が勤務するカフェのクーポン券を差し出して)
…ありがとうございます。機会があれば。
(クーポン券を受け取ると丁寧に畳んでエプロンのポケットに押し込み、また静かに顔を上げて)
、
(表情が柔らかくなる彼を見て、自身の鼓動がほんの少し激しくなる。“まただ──”思うように言葉が出てこなくて、彼の近くに立ったまま無言の時間が流れ)
……どうかされました?…何もないのでしたら、作業に戻らせていただいてもよろしいでしょうか。
(無言になった相手の顔を静かに覗き込み、首を傾げて)
《次の日》
こんにちは、綾兎さん。……今お時間大丈夫ですか?
(いつもとは少し違う表情で、入店すると一直線に彼の元へ向かい。)
相談…、というか悩み事に乗って欲しくて
僕、本に関する仕事に就きたくて。今、図書館司書を目指してるんですけど……
(「資格が取れるか怪しいんですよね、」自分にしては珍しい、不安そうな表情を見せて)
今日、とうとう身内にも「いい加減バイト以外の職に就け」って言われちゃいまして。
(「諦めたほうがいいのかな……って」いつも笑顔を見せているが、この言葉だけはかなり心に突き刺さったらしく。はぁ、と溜め息を吐き。)
……いいんじゃないですか?バイトでも。
それが楽しいなら。
(相変わらず声だけ興味は無さそうだったが、表情は少し緩んでいて)
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