【BanG Dream！】キラキラどきどきする感情の名前は…【版権×創作、版権×版権、GNL対応】

襲わないとは言わないんだ？もう少し紳士的な回答を期待してたんだけどなー
(冗談の応酬にふふ、と小さく微笑み相手を信頼しているのか警戒なども全くしていない様子でそんなことを口にし「じゃ、行こっか」と相手の指差す先にあるアパート見やり、小さく首傾げ)

んじゃ、軽く走るんでついてきてくださいっすね

(一人ならともかくさすがに彼女まで歩かせるわけにはいかずかと言って全力で走るのはこの雨の中は危険なので軽く走ると告げると地を蹴り走り出して)

オッケー
(人差し指と親指で丸を作って短くそう返事をすると、走り出した相手の後に続いて通学鞄を頭上で傘がわりにしながら走ってついて行き)

あー……やっぱ結構きっつ

(アパートのエントランスの中に入ると走ったため制服のズボンにも泥がはねたり雨によりずぶ濡れになってしまった今の状況を見て深いため息をついては先程受け取ったタオルで頭を再び拭き)

あー…酷い有り様だね、中に入ったらすぐシャワー浴びないと風邪ひくよ？
(どうにかアパートのエントランスについた頃には相手は気の毒に思えるぐらい雨水でぐしゃぐしゃで、とりあえず部屋に入ったらシャワーを浴びたらどうかと提案をして)

俺は取り敢えず着替えるんで先輩先入ってもいいっすよ。

(取り敢えずすぐに服を着替えればいい程度にしか思っておらず自分の頭と顔をタオルで拭き終えると「こっちっすよ」といい中へと歩き始めて)

え？いや、アタシはいいよ。着替えとかもないし
(家に招き入れられて開口一番、まさかの提案に一瞬目を丸くして、それから困ったように笑いながら顔の前で手を振って)

でもさすがに濡れたままっていうのもよくないっすからね……あーでも……うーん

(自分程でもないにしろ彼女の方もそれなりに濡れているため替えの服を用意するにしろサイズの問題的に考えながらも歩いていて)

本当にアタシは大丈夫だから、だけど強いて言うなら新しいタオルを貸して欲しいかな
(自分のことを心配して苦心してくれている相手の気持ちを少しでも軽くしようと平気だと答えて、実際全く気にならないといえば嘘になるがこの時期ならば自然乾燥を待ってもいいと思える程度であり、それならばせめてと要求をして)

……じゃあそれにしますか

(考えたところで解決する気がしなくなってしまい相手からの提案を呑むことにして。そうしてるうちに自分の部屋にたどり着くとポケットから鍵を取り出して部屋の扉を開けて)

今度はちゃんと準備をした上で遊びに来ようかな、なんてね
(今回は突然のことだったのだから仕方ないと軽い調子で、冗談めかして次の機会があればシャワーなどを借りたりすることも見越して準備して来ようかなんて言って不敵に笑って)

先輩ならいつでも歓迎っすよ。と言っても、広いだけで何もない部屋っすけどね

(扉を開けてると先に入るように促して、中は2Kの綺麗な洋室ではあるものの彼の言う通り必要最低限な物以外は何も置いておらず)

お邪魔しまーす。あれ？本当に綺麗に片付いてるっていうか少し殺風景な感じ？男の子の一人暮らしっていうからもうちょっと雑多な感じかなって思ってたんだけど
(促されるまま中に入ると本人の自己申告でイメージしていた以上に余計なもののない少し寂しい感じもある室内をキョロキョロと見回して驚いた様子で呟いて)

これでも今の学校に入学の時に引っ越してきてるんすよ？

(驚いて部屋を見渡す彼女に引っ越して時間が経ってることを伝えておき新しいタオルを取りに行こうと脱衣所の方へと向かおうと歩き出して)

そうなの？結城くんってあまり物が無い方が落ち着くタイプ？
(引っ越してきたばかりだから物がないのかもしれないという考えは遠回しに否定されて、だとすれば綺麗で片付いた部屋の方が好きとかそういうことだろうかとテーブル前に腰を下ろし相手の背中へとそう投げかけて)

というかあんまり物買わないんすよね。必要最低限の物があればいいし、趣味とかもないんで

(脱衣所の扉から手を伸ばしたところに畳まれていた洗濯済みのタオルを手に取っては彼女の待つ部屋の方へと向かい、先程持ってきたきたタオルを差し出して)

あー、欲しいものもあんまり無いって昨日言ってたもんね
(差し出されたタオルを「ありがと」と短くお礼を述べ受け取り髪を拭きながら昨日相手と話した内容を思い出し相槌をうって)

まあ、あまりのめり込むほどではないっすけどあるとすればゲームくらいっすかね。そんじゃ、俺はシャワー浴びてくるっす

(タオルを渡したのでそちらは大丈夫だがこちらはずぶ濡れになっているため一刻も早くこの状況を改善したいためシャワーを浴びてくることをつげるとそのまま風呂場の方へと歩いていき)

あ、うん、いってらっしゃーい
(間延びした声で手をヒラリと振って相手を見送り、一人で部屋に残されると手持ち無沙汰になり、ふと思い立ってキッチンへと向かえば冷蔵庫の中を見て、ありあわせで簡単にスープを作り)

あー……さっぱりした。先輩待たせてすんま……って何してるんすか？

(シャワーを浴びて身体を温めては濡れていた制服も一旦脱衣所に干してTシャツとジャージ姿になり待たせている彼女の方へと向かうと何やら鼻をつく良い匂いがしてきて驚いたような顔をして)