９９９本の赤い薔薇　　〆　　

伊織……名前で呼んでくれないと嫌だ。（ 子どものような理由で拗ねると片方の頬を膨らませながら口付けは続けられ、相手の後頭部へ片手添え更に抱き寄せると唇甘噛みしてしまい ）

ふふ…我儘だね？伊織さんとキスするの好きだよ。(相手の言葉に笑み零してしまえば、訂正するように言葉を返し)──ッ…ん、深いのがいい。(甘噛みされた刺激に小さく息漏らしては強請るように言葉を零し、自ら舌先を彼の舌へと触れて)

玲也のお強請り可愛い……んんッ！（強請るような言葉、舌先が触れられると絡めとる様に舌をねっとり絡ませ徐々に口付けを深くしていき ）

──んッ…ん、ふ (舌先の絡み合う感触に刺激受けては追うように舌先を動かしその間で相手の首元へと腕をまわし、彼の方へと重心を預けるようにして。「…好き。」とキスの合間に漏らしては彼の頬へと手を添えて)

──ん……ふぁ…ッん（重心が傾くとわざと後ろのソファへ倒れ込み、下から見上げつつ絡まる相手の舌を甘噛みする様口付けに刺激を与え続け。絡まる度に口端から混ざり合ったお互いの唾液が滴り落ち）

は、ぁ…(息が持たないと感じてはゆっくりと相手の口元から唇を離していき、「流石、俺よりも経験があるよね。」と言葉を零し微笑んでは少し上体を起こして)

まさか！ディープなのはそんな経験ないし。（唇が離れてしまうと名残惜しむように相手の唇へ釘付けになり、人差し指の腹で柔らかな唇を押し当て ）あ、そうだ。指輪は誕生石のデザインリングでも構わないか？玲也の誕生石のリングは俺が身に付け、俺の誕生石のリングは玲也が。

でも、恋人がいたのなら経験あるでしょ？(柔らかな笑みを零すも唇へとくる相手の指先に少し舌先を触れさせて)──…嬉しい、それでいいよ。(相手の提案に小さく首を縦に揺らしては感想を零して)

俺、昔は淡白だったからこんな風に求める様なキスをしたのは数回だけ。だが、玲也とはいっぱいキスしたい……。（ 指先を相手の舌先で触れられては背筋が震え、恥ずかしいのか顔を逸らし ）ありがとう。んじゃ、玲也の誕生日にリングとフレグランスをプレゼントするな？

そう思ってくれて嬉しいよ…ありがとう。(少し瞳を伏せては笑み零し、言葉を返して) その気持ちだけで十分な程だね、本当にありがとう。(首を縦に揺らしては礼を述べて)

俺の方がありがとう。……いつか髪、同じ色に染めような？（ 上に乗っている相手を優しく抱き締めると微笑みかけて ）玲也なら何を着ても似合うだろうから着せ替えが楽しみだ！なんてな？

俺が貴方と同じ色にするよ、折角似合っているのに勿体無い。(目を細め眺めてはそっと相手の髪先へと触れながら言葉を返し) …俺の事、着せ替え人形だと思ってない？(相手の言葉に少し疑問が過ぎっては問いかけ)

この髪色に？とても嬉しい……にやける。（ 恥ずかしさから相手の肩に顔を埋めて ）……それはやっぱりダメ？ 何着ても似合いそうだから、俺が選んだ服を一通り着てみて欲しい。お願い！一度だけだから。

喜んで貰えるのなら考えておくよ。(肩元へと来た相手の髪を撫で「だから、貴方はそのままでいてくれていいよ。」と言葉を返し) 必死だね？別に嫌だと思っていないから…構わないけど？(相手の言葉に上記を返して)

恋人が同じ髪色にしてくれたら嬉しいのは俺だけか？ありがとう……わかった。（ 髪をなでるその優しい手つきに安心すると強く抱き締めて ）本当か！？ 玲也はさ、服の好みとかあったりする？

これからお揃いになるものは増える予定でしょう？(強く抱き締める相手の髪を流れに沿って撫で、「いきなり全てを同じにしなくてもいいと思ってるんだよ。」と言葉を返し) あー…ダボッとした感じがいいかな。窮屈なのは余り好まないから。(相手の言葉へと返し)

そうだよな……そうだ。大学の方はまだ休講中？（嬉しそうに髪を撫受、大学の方はどうなったか気になるのか質問し）窮屈な服は好まない、と。なるほどね……わかった。（好みを訊くとイメージが膨らみ）

大学はもう始まっているね、微妙に忙しくなっているし。(相手の質問に言葉返しては「これからバイトも始まるからね…。」と最後に付け足し) それだけでイメージは思い浮かぶの？(相手を見ては首を傾げながら言葉を返し)

前に比べたら大分落ち着いてきたから、前の生活に戻りつつあるのか。（ ソファに座り直すも相手を膝に座らせつつ ）そう言えばさ、玲也のバイトについて詳しい情報は知らないから差し支えなければ訊いても良いか？

そうだね…数ヶ月前と変わらなく微妙に忙しい生活を繰り返しているよ。(相手の方へと軽く凭れかかり。「一応これでも学生という身分だから、課題や授業に追われている。」と言葉を返し) ただの飲食店でホールスタッフとして働いているよ、その辺の学生と変わらない。(相手の質問に答えるように返して)