匿名さん 2020-04-20 00:47:40 |
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(/早速移動してまいりました!許可を頂けて嬉しく、安心しております。これからどうぞよろしくお願いします。
先ずは募集内容を見て質問が幾つかありまして、訊いてもよろしいでしょうか?
・人外×ヤンデレとありましたが、こちらの女性キャラクターが人外でありヤンデレでしょうか?お互いにヤンデレで溺愛していたりそのような要素があれば美味しいと。もちろん女性キャラクターの方がヤンデレであっても楽しめますので。
・主従関係と言ってしまいましたが、どちらが主人で従者にしますか?どちらであっても此方は楽しめそうですので希望がありましたら!
・女性キャラクターで好みがありましたら御説明を!一番はあなた様が気に入ったキャラクターを作成してもらいため、萌萎等で決めつけはしません。自由に作成してもらえたら嬉しいです。
他にまた質問がありましたらその都度訊きたいと考えておりますので、質問はこれくらいにしておきます!)
(/この度は参加、ありがとうございます。これからよろしくお願いいたします。
・そうですね、女性様にヤンデレ×人外をお願いします。申し訳ありません。こちらがヤンデレ成分が足りないと言っておきながら自分はヤンデレのキャラクターを操作するのは苦手でして、女性様にヤンデレをお願いしたいと思います。
・かなり迷いました…。従者に慕われるのもいいかと思いましたが、どちらかと言えば束縛されたい派ですのでこちらが従者で女性様に主人をお願いしようかと思います。
・そうですね…。こちらの好みはというと吸血鬼、エルフ、ウェアウルフ、妖狐、鬼人などの人種が好みです。あとは要望なのですが、こちらは主人さまに対して恩がある、もしくはなにかしらの弱みを握られているといった状況だと嬉しいかなと思います。
こちらからも質問ですが世界観はいかがしましょうか?現代ファンタジーだったり中世だったりとありますがどうでしょうか?)
(/
・かしこまりました!ヤンデレは勿論、溺愛要素があった方がよいですか?こんな要素もほしい!など要望がありましたらぜひ!
・従者(執事)に対しヤンデレで束縛の強い女主人をイメージしていますがこんなキャラクターでも平気でしょうか?
・人種は吸血鬼にしようと思います。森に迷い、吸血鬼の住む城の前で倒れている所を発見する。それから吸血鬼の執事になり一緒に住むことに。というのは如何でしょうか?
・せっかくなので世界観は中世ファンタジーはどうですか?ヨーロッパあたりで古城にひっそりと住まう吸血鬼とその執事。あなた様の方から希望があれば合わせますので。)
(/そうですね、溺愛要素があるととても嬉しいです!こちらとしては溺愛要素があれば充分ですので、貴方様からなにかこうしたいとあればご自由にどうぞ!
・大丈夫です!私物として、所有物として、なんなりと扱ってください!
・王道の設定ですね!大丈夫ですよ!それなら、吸血鬼ということで人間から忌み嫌われており、吸血鬼なりに人肌が恋しかった。寂しかったという設定はいかがでしょうか?
・了解しました!ファンタジーということなら魔法などもありでしょうか?
・こちらからも質問ですが、こちらのキャラになにかご希望はありませんか?)
(/・お互いに最初は恋愛感情はないが徐々に惹かれていく。というのでも平気でしょうか?溺愛していてもそれが恋愛感情だと最初は理解できていない設定にし、会話を重ねて触れ合っていく内に恋愛感情を理解し、自覚する。
・ありがとうございます。では初回から抱きついたりしてベッタリでも平気ですか?
良いですね!何百年も人間から嫌われていた吸血鬼だが、気まぐれに人間(執事様)を助け最初は警戒していたが、危なくないとわかると離れがたくなってしまい……というのは如何でしょうか!
魔法が使えるのは良いかもしれません!倒れていた執事様を魔法で傷を癒したり、ある程度使えると便利ですね!
・男性らしく長身だったり性格が男前。外見から可愛らしい感じのキャラクターは今回はイメージに合わなさそうなので、それ以外でしたらご自由にお願いします。)
(/大丈夫ですよ!それでしたら、恋愛感情を理解するひとイベント起こさないといけなさそうですね。
大丈夫です!
警戒するのはどの程度でしょうか?先ほど「最初からベッタリ」と仰られたのでどうなさるのかと気になってしまって。
すいません、自分のリテラシーが足りないため、確認させてください。
「男前なキャラ」と「可愛らしいキャラ」以外ならいいんですよね?)
(/イベントですか!執事様が大怪我をしたり、執事様は実はどこかの国の王子様で、家臣が見つけ出して連れ戻しに!などなど二人を引き裂くような何かを経て恋愛感情に気付く。というのはどうでしょうか?
警戒というのは執事様を拾って暮らし始めた初期の頃になります。一緒に暮らし始めて長い設定にするなら警戒心はなく、ベタベタと甘える感じをイメージしておりますが……説明が下手でごめんなさい。
これもまた、説明不足で上手く伝わっておらずすみません。外見や内面含めて可愛らしいキャラクターはNGという事です。長身や性格が男前なキャラクターは好きですので。)
(/王子設定いいですね!その案を採用させていただきます!そのあたりを考慮してpfを作成してきます!
了解しました。始まりは吸血鬼様に拾われるところからにしましょう。
了解しました。それではそろそろpfを練ってきます。そのほかに何かあれば遠慮なくお申し付けください。)
名前/ノックス・イオス・チェラム(ノックス・イズニア)
年齢/21歳
容姿/まるで濡れているような髪は水色に近い薄紫色での髪をしており、左側の前髪が左に流れている。髪と同じ色の瞳はつり目気味できりっとした雰囲気に冷静な面ものぞかせる。顔の掘りが深くつり目のせいで全体的にきつめの印象が持たれるが、本当はおだやかで精悍な顔立ち。身長は190㎝と長身で体つきも程よく引き締まっている。森で倒れた時は黒色のズボンと白色のシャツの上に顔が隠れるような大きさのフードがついたローブを身にまとっていた。
性格/穏やかで常に冷静。しかし、厳しくも優しく、義理や礼節を重んじる。何を言われようとも己の信念を貫こうとする。しかしあまりにも強い信念は軽い自己犠牲な一面もあり一人で抱え込み解決しようとする。自分を蔑む言葉には無頓着だが家族や友人、自分の尊敬する人や大事な人を悪く言われると声を荒げることもある。
備考/吸血鬼の住む森の近くのイオス王国の王…になるはずだった人物。正確にはイオス王国第一王子。王になる前であっても類まれなる民を導く先導力、統率力を持っていた。その信念には争いがない弱き者たちを助ける正しい国造りを目指しており、困っているものや弱者に積極的に手を伸ばしていた。国民からも慕われ、仕えてくれていた従者たちにも親切にしており、また従者に頼りきりにならないよう身の回りのことは自分で一通りできるようにしている。誰の目からも王位を受け継ぐことは確実であったが、しかしそれをよく思わなかった人物、実弟の「ガイル・イオス・チェラム」第二王子がいた。ガイルは自身が王位に就くことを貪欲に求めており、ノックスが王位に就くことをよしとせず、暗殺を企てる。ノックスは刺客の暗殺の手から命からがら逃げ出すことに成功するが、暗殺者から執拗に命を狙われ、王国を追われる身となった。吸血鬼に拾われ、名前を聞かれたときに自信が追われている身であることがバレることを恐れ、「ノックス・イズニア」と名乗るようになる。相手に執事として雇われ、王から執事へと落ちぶれたが、本人としては民を導く重責から解放され、なんだかんだで楽しんでおり、また執事としての仕事も上記からそつなくこなす。
(/お待たせしました。こちらのpfが完成しました!いかがでしょうか?気に入らないところや修正点などがあれば何なりとお申し付けください。)
名前/ノックス・イオス・チェラム(ノクト・イズニア)
年齢/21歳
容姿/まるで濡れているような髪は水色に近い薄紫色での髪をしており、左側の前髪が左に流れている。髪と同じ色の瞳はつり目気味できりっとした雰囲気に冷静な面ものぞかせる。顔の掘りが深くつり目のせいで全体的にきつめの印象が持たれるが、本当はおだやかで精悍な顔立ち。身長は190㎝と長身で体つきも程よく引き締まっている。森で倒れた時は黒色のズボンと白色のシャツの上に顔が隠れるような大きさのフードがついた漆黒のローブを身にまとっていた。
性格/穏やかで常に冷静。しかし、厳しくも優しく、義理や礼節を重んじる。何を言われようとも己の信念を貫こうとする。しかしあまりにも強い信念は軽い自己犠牲な一面もあり一人で抱え込み解決しようとする。自分を蔑む言葉には無頓着だが家族や友人、自分の尊敬する人や大事な人を悪く言われると声を荒げることもある。
備考/吸血鬼の住む森の近くのイオス王国の王…になるはずだった人物。正確には「ノックス・イオス・チェラム」第一王子。王になる前であっても類まれなる民を導く先導力、統率力を持っていた。その信念には争いがない弱き者たちを助ける正しい国造りを目指しており、困っているものや弱者にも積極的に手を伸ばしていた。国民からも慕われ、仕えてくれていた従者たちにも親切にしており、また従者に頼りきりにならないよう身の回りのことは自分で一通りできるようにしている。誰の目からも王位を受け継ぐことは確実であったが、しかしそれをよく思わなかった人物、実弟の「ガイル・イオス・チェラム」第二王子がいた。ガイルは自身が王位に就くことを貪欲に求めており、ノックスが王位に就くことをよしとせず、暗殺を企てる。ノックスは刺客の手から命からがら逃げ出すことに成功するが、ガイルは生首を見るまで安心できないらしく、姿をくらませたあとも暗殺者から執拗に命を狙われ、王国を追われる身となった。吸血鬼に拾われ、名前を聞かれたときに自信が追われている身であることがバレることを恐れ、「ノクト・イズニア」と名乗るようになる。相手に執事として雇われ、王から執事へと落ちぶれたが、本人としては民を導く重責から解放され、なんだかんだで楽しんでおり、また執事としての仕事も上記から、つたないながらもそつなくこなす。王子のころからの婚約者「フレイヤ・エッセル・フルーレ」がいたが、王国を追われてからは音信不通になっている。王子として剣術はもちろん魔法も並み以上に扱うことができ、炎、氷の魔法に長けている。)
(/少し付け加えました。)
名前/ノックス・イオス・チェラム(ノクト・イズニア)
年齢/21歳
容姿/まるで濡れているような髪は水色に近い薄紫色での髪をしており、左側の前髪が左に流れている。髪と同じ色の瞳はつり目気味できりっとした雰囲気に冷静な面ものぞかせる。顔の掘りが深くつり目のせいで全体的にきつめの印象が持たれるが、本当はおだやかで精悍な顔立ち。身長は190㎝と長身で体つきも程よく引き締まっている。森で倒れた時は黒色のズボンと白色のシャツの上に顔が隠れるような大きさのフードがついた漆黒のローブを身にまとっていた。
性格/穏やかで常に冷静。しかし、厳しくも優しく、義理や礼節を重んじる。何を言われようとも己の信念を貫こうとする。しかしあまりにも強い信念は軽い自己犠牲な一面もあり一人で抱え込み解決しようとする。自分を蔑む言葉には無頓着だが家族や友人、自分の尊敬する人や大事な人を悪く言われると声を荒げることもある。
備考/吸血鬼の住む森の近くのイオス王国の王…になるはずだった人物。正確には「ノックス・イオス・チェラム」第一王子。王になる前であっても類まれなる民を導く先導力、統率力を持っていた。その信念には争いがない弱き者たちを助ける正しい国造りを目指しており、困っているものや弱者にも積極的に手を伸ばしていた。国民からも慕われ、仕えてくれていた従者たちにも親切にしており、また従者に頼りきりにならないよう身の回りのことは自分で一通りできるようにしている。誰の目からも王位を受け継ぐことは確実であったが、しかしそれをよく思わなかった人物、実弟の「ガイル・イオス・チェラム」第二王子がいた。ガイルは自身が王位に就くことを貪欲に求めており、ノックスが王位に就くことをよしとせず、暗殺を企てる。ノックスは刺客の手から命からがら逃げ出すことに成功するが、ガイルは生首を見るまで安心できないらしく、姿をくらませたあとも暗殺者から執拗に命を狙われ、王国を追われる身となった。吸血鬼に拾われ、名前を聞かれたときに自信が追われている身であることがバレることを恐れ、「ノクト・イズニア」と名乗るようになる。相手に執事として雇われ、王から執事へと落ちぶれたが、本人としては民を導く重責から解放され、なんだかんだで楽しんでおり、また執事としての仕事も上記から、つたないながらもそつなくこなす。王子のころからの婚約者、隣国の王女である「フレイヤ・エッセル・フルーレ」がいたが、王国を追われてからは音信不通になっている。王子として剣術はもちろん魔法も並み以上に扱うことができ、炎、氷の魔法に長けている。)
(/何度もすいません。付け加えました。)
(/こちらも完成いたしました。如何でしょうか?サンプルとしてイメージ画像も一緒に貼り付けて投稿してみました。執事様のプロフィールは最高すぎて変更などありません!吸血鬼の方に不備や苦手がありましたら訂正しまして改めて投稿しますのでよろしくお願いします。)
・マリアーナ・アマダント・ガブリエル
愛称:マリー
・純血の吸血鬼
・外見:20代 / 実年齢: 不明( 1000年以上 )
・性格:人間と吸血鬼が共存して暮らしていた時代は笑顔で明るかったが、時代と共に何吸血鬼は悪とされるようになってからや現在は笑顔は消え、笑わなくなった為儚い印象が強い。根は優しく人間とまた一緒に暮らしたいと毎日思いながら古城にてひっそりと暮らしている。寂しがり屋でもあり毎日窓辺から誰か来ないか眺めていたり。心を許すと相手に甘えて離さずに恋を知らない。相手に溺愛や執着する傾向にあり、本人は自覚無し。執着する理由は恋愛感情なのか家族愛の様な軽い感じなのか理解できていない。大切な人が危険な時は真っ先に相手を助けたりと自身の事は後回しに。
・容姿:銀色に近い真っ白な美しい髪は長くゆるくふわりと。血を彷彿とさせるルビー色の虹彩。二重の瞼とつり目に近い猫目。色白だが病的ではなく健康的な肌色。あどけなさが残る童顔。美しさと可愛さが混ざりあった容姿。体型は細身で華奢だが体付きは女性らしく艶やか。服はモノトーンを好みドレスワンピなど。ファッションに無頓着な為レースのベビードール姿でたまにいたり。現在はというと毎日の服は執事様にお任せ。
*イメージ画像:https://uploda0.ysklog.net/375cc5fb80e9d73316af1a86d72f2073.png
・生い立ちなど:産まれ落ちた日は不明で1000年以上は生きている。人間と共存していた時代もあり色々な時代を生きてきた。現在は人間に追いやられた様なもので森の奥の古城にてひっそりと暮らしている。イオス王国の存在はよく知っている。王国として成立するより前から生きていたため初代国王とは知り合いであったりとイオス王国とは縁がある。ノックスが幼い頃に一度だけ会った事があるが昔の事のため忘れている。
ある日、古城前に人間が倒れていたので優しい吸血鬼は自身の部屋で看病する。何百年ぶりにみた人間の姿。寂しさもあり魔法を使用して付きっきりで看病し、人間は無事回復する。最初は警戒していたが敵でないと見なしてからは離れがたくなり、ゆっくりと心を開いて甘える様になる。魔法は治癒や回復など防御魔法しかつかえない。身の危険を感じた時、魔法の力が制御できなくなって暴走したり最悪の場合、敵と見なした相手を亡きものにしてしまう。
はぁ…っ、はぁ…っ、はぁ…。
(週末の深夜、人がいない王都の大通りをいくあてもなく王子は走る。すぐそこまで迫ってきている死から逃れるために。聡い自分はこの状況はおそらく王位に就くことができないと悟った弟の仕業だろうとすぐに理解できた。だからこそ信じられなかったし、信じたくなかった。しかし、命の危機にある今はしのごの言っていられず、ただ暗殺者の手から逃げ延びるために走っていた。毒を塗られた矢、呪術による呪いなど暗殺者による心ない追撃を受けるがそれでも倒れ伏すことなく、やがて幼いころ遊んでいたフォンティーナの森に逃げ込んだことで圧倒的な地の利を得ることができ、ようやく追っ手を撒くことができた。しかし、矢の毒が体を回りはじめ、傷もじくじくと痛む体はもうすでに満身創痍。王位候補失墜はともかく実の弟に命を狙われたという事実が相当こたえたらしく、失意のどん底の中、いくあてもなくフラフラと歩いていると限界に達した身体はようやく地に伏せた。そこが人知れずひっそりと住んでいる吸血鬼の古城の敷地であると知らずに。)
(/素敵なプロフィールありがとうございます!修正点な見当たらないのでそのままお願いします!早速始めせていただきましたが、当方、開始ロルが苦手でして変な文になったことをお許しください。長さは大体このくらいですのでご参考ください。)
(/有難い言葉に感謝です。始まりもありがとうございました!ロルに苦手などはありませんので素敵な開始ロルにこちらも少々長めとなり。こちらのロルはどうでしょうか?苦手などがありましたら改善しますので!)
………人間、だわ。人間がこの城へ来るのは何百年ぶりかしら。
(とある深夜、胸騒ぎがして目覚めるとカーテンを開けて闇を眺める。彼女は気配で大体何者だか理解できる事ができ、何百年ぶりか人間らしき気配を感じ取ると最初は戸惑い身体が強ばるもこの城まで来たという事は何かあるのでは無いかとゆっくり玄関まで向かい、扉を開けた。周りが暗闇で姿はわからぬが人間が倒れており、ゆっくりと近付くとほんのりと毒の香りが漂い鼻腔へ届き。『毒の香りが……急いで解毒を!』猛毒では無いが毒が人間の体内へ回るとどうなるか理解している彼女は倒れていた人間を軽々と持ち上げ姫抱きにして自室へと運び、ベッドへ寝かせて。毒に対し抗体のある彼女は躊躇わずに人解毒薬を口内へ流し込み飲ませる。その後は昼夜問わず付きっきりで魔法で傷を治したり身体を回復させる事に専念し。)
人間よ、こんな事で死ぬでないぞ……そなたはまだ若いのだから、何としても生きなさい。
(夢を見た。自分と弟の2人で草花が咲き誇る草原で笑い合っていた幼少時代の夢を。しかし、草原は一瞬にして枯れ果て、2人は成長した姿になった。弟は自分に剣を向ける。「一つの国に王はただ1人。」弟はその言葉を呟くと剣を振りおろした。体から血が溢れ、それを手で止めようとしてもただ手が血塗れになるだけ。段々と気が遠のいていく。「許せ兄上…。」沈む意識の中で聞こえたのは弟の贖罪の言葉だった。「…っ!」3日ほど経った頃、目を覚ますと視界に映ったのは知らない天井だった。続けて自身の腕や体を見やれば包帯など、怪我の処置が行われている。まだ微睡に溺れる頭の中で冷静に状況を整理する。治療をされているということは、少なくとも刺客の手から逃れ、生き延びたということ。次にここはどこか。ふかふかのベッドに上品な天井の壁紙。どこかの貴族の屋敷だろうか。イオス王国領土は広いため、それほど遠くには逃げていないはず。そんなことを考えていると傍にふわりと触り心地の良さそうな髪を生やし、透き通るような白い肌の女性がいた。ゆっくりと上半身を起き上がらせ、視線を相手に向けると)
貴女は…?ここはどこだ…?
(/ロルに問題はありません。大丈夫です!それでは、これからよろしくお願いします!)
(/プロフィールに記入するの忘れていたのですが、食事は血液以外に普通に人間と同じものも食べらます。血液が欲しくなったらその都度執事様の血液をもらっても平気でしょうか?)
……目が覚めたのね。私の名はマリアーナ・アマダント・ガブリエル。マリーでも呼びやすい様に。私の屋敷の前で倒れていたから看病したのよ。カラダが毒に侵される前に。
(このまま目覚めることなく──など色々考えていたが3日目にしてようやく目覚めると安心したのか笑顔で優しく声を掛けて。自己紹介から始め、経緯を説明すると吸血鬼だと何れは話さないといけない。そうなる前に先に正体を明かしておくべきだと結論付けては『此処は私の部屋。秘密にしておく事でもないから教えるけど、私は人間ではなく吸血鬼。アナタは吸血鬼についてどのように教えられて育ったかは知らないけど、私は人間に危害を加えたり無闇矢鱈に襲わない。……これでも私は人間が好きだから』自身が吸血鬼だという存在証明をして。人間は吸血鬼を忌み嫌う。それを痛感していたため気丈に振る舞い、内心この人間はどんな人物だかわからないがイオス王国の血を引くものだと言うのは一目瞭然だった。それは何故かと言うと初代国王の面影がどことなくある為、懐かしさがあるも人間に変わりがなく警戒してしまう。人間や吸血鬼関係なく死にかけていた者を放っておく程冷血ではなく、身体の心配やお腹のすき具合尋ねて)
無事に目覚めてもアナタの怪我の状態が気になって心配だわ。何処かまだ痛む? 3日も眠っていたらお腹すいているでしょうし、病みあがりの身体に良さそうな料理をつくってくるわね。大丈夫……毒物なんて料理に入れないから。
ご丁寧にありがとう。私はノッ…く…。
(目の前の女性はマリアーナというらしい。丁寧な自己紹介とともに傷の治療、解毒を施されたことを告げられると礼を言い、こちらも自己紹介を返そうとするが途端に口をつぐんで。今、ここで王族の名前を出してしまうと相手に告げ口をされるかもしれない。それを抜きにしてもいきなり王族が目の前にいるとなると混乱を招いてしまうだろう。「ノクト・イズニア。貴方の治療、看病に感謝する。」と、とっさに思いついた偽名を名乗り、続けて礼を言って。三日間も寝込んでいたため、まだハッキリしない意識。遅いくる倦怠感に「ここにきていったいどれだけ経ったのだろう。」と片手を額に当てていると、相手は吸血鬼と自身の素性を話してくれた。人間と亜人、手を取り合って生きているこの時代だが吸血鬼はその亜人のなかでもかなり珍しい人種であり、自分も初めて、いま目にした。相手が吸血鬼なら自分は餌にされてしまうのだろうかと危機感を強めるがどうやら矢鱈と血を取られるわけではないらしく、なんだか従来の吸血鬼のイメージとは程遠いようで肩透かしを食らって。そのまま少々過保護気味にまだ痛むか、腹が減ってないかと問いかけられ、ご飯を作ってくると部屋を出ていく相手を見送れば窓から見える月を眺め。)
フォンティーナにこんなところがあったのか…。
(/大丈夫です!これからですが、マリー様に食事を貰い、食べ終わったら出て行こうとするのでそこで執事にしてもらっていいですか?)
(/ありがとうございます!
わかりました。城から出ようとしたら引き留めますね!他に御要望などありますか?)
(広すぎるキッチンにて調理しつつ先程の会話を思い出しており。名前を聞かされるも偽名だと言うことは直ぐに見抜き、偽名を名乗るほどに追われている身なのだろうか。人間の醜い争いも見てきた彼女は彼は王子であると直ぐに理解し王位継承で何かあったに違いないと考え、人間は何故争うのかと悲しくなるも直ぐに忘れようと調理に集中して。身体に良さそうな材料でリゾットとスープが完成し、木製の四角いトレーにて運び。自室へ戻るとベッド近くにある小さなテーブルへ置くとベッドに座り、じっと彼の顔を見遣り)
ノクト、お待たせ。リゾットを作ったのだけど自分で食べられる?
(相手がこの部屋から出ていくと、必然的に1人となったこの部屋の中でただ、なにをするでもなく俯き、考えていた。何故こんなことになってしまったのだろうか。もっと弟のことを考え、もっと弟と話し合えていたらこんなことにはならなかったのだろうか。過ぎてしまったこれまでのことはもうどうにもならないということはわかり切っているはずなのにどうしても「もし」を考えてしまう。その思考とともに静寂が相手がドアを開ける音によって切り裂かれると、そちらを見遣って。相手が持っているトレーの上には暖かく湯気が立ち昇るリゾットが乗っていた。こちらの傍に腰かけると一人で食べられるかと問いかけられると「あぁ…大丈…っ!」と相手から器とスプーンを受け取ろうとするが、まだ塞がっていない腕の傷口が響いたらしく、びくりと思わず手を引っ込めてしまい。)
(/そうですね。「マリー様に迷惑はかけられない」と言って出ていくようにしますのでそれに合わせてもらえればと!)
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