通りすがりの 2020-03-05 13:41:29 |
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(/おーなるほど!それは事故キスしやすいシチュですね笑 では落ちそうになったところを助け出して押し倒そうかと思います。ベタ大歓迎です。ベタなことを2人にやらせることこそ意味があると…!)
ん?おい、大丈夫か?……源氏、おい源氏!!
(今日はなかなか激動の1日だった。この世界についた途端に怪人を倒し、この世界のライダーに会う目処はついたものの、このお人好しと共同生活をすることになったのだ。ホテル並とは言わないがベッドでゆっくり寝かせてもらおう、と考えていて最中、突然源氏が鍵を手から滑り落とし、前かがみになる。急に苦しみ出したのかと急いで声をかけるがすぐにその症状は収まった。だが正確には収まっていなかったらしい。相手はどこか虚ろな目をしながら鍵を置き去りにして階段を登り始める。上の階に用事があるならあるでこの男なら事情を説明するだろう。明らかに様子のおかしい相手に名前を呼ぶもその声は届いていないようだ。床に落ちた鍵を拾いポケットにねじ込むとあとを追うようにして階段をあがっていき)
(/ですよね!(笑)良いですねぇ、そこから様々なドキドキが絡み合っていきそうですね!ふふ、それもそうですね!ベッタベタな展開でいうと信号のない交差点の中央で車がやって来るのを待ってたり(車の運転手も操られてて速度が落ちずにやって来る)とかも良さそうですかね?)
(思考が入り乱れたままドンドン階段を駆け上がって居住区最上階の8階まで駆け上がると何かに導かれるままに更に階段を上がっていき普段は閉まっている筈の屋上のドアへと吸い寄せられるように歩いていき。そのままドアノブに手を伸ばしアッサリと開く屋上に続くドアに何の違和感すらも感じぬまま、屋上へと出て。屋上は普段施錠されているからか鉄柵は無く、9階相当の高さ。当然そこから落ちてしまえば命は簡単に潰えるだろう。勿論それが目的になっていてフラフラと屋上から飛び降りるが為に歩いていき。そして屋上の端から少し手前に到達してはクルリと振り返り屋上に続くドアの上の屋根に居る白い布を頭に纏った狐の姿の人物を見上げながらゆったりとした足取りで下がりながら確実に屋上の端へと歩んでいき)
(/良いですね!車に轢かれそうになっていたとなると正気を失っているのは外ですし、誰が来るかもしれないのに物陰に深いキスをやらなきゃいけない事になっちゃう感じでしょうか…今から考えてもドキドキしますね笑)
アイツ…っ!源氏!!
(迷うことなく階段をひたすら登る背中を追いかけながら何度か声をかけるが相手が止まる気配はない。明らかに様子がおかしいその姿を追ううちに屋上へとたどり着いた。源氏はというとそのまま柵のない屋上端へと向かって歩き、こちらへと体を反転させた。その時に目線が少し上に向いていることに気がついて釣られるようにそちらを見る。そこには狐の姿をした怪人がいて、すぐに状況を理解した。源氏はあいつに操られている。あの怪人を倒せば良いのだろうが視界の端に写った源氏はもう体がゆっくりと後ろへと傾きかけている。まずは向こうを助けるのが先だ、足に力を込め一気に駆け寄ると、もう体が宙へと投げ出されている腕を必死に掴んだ。そのまま全身に力を込めると掴んだ腕を引っ張りながら自分も後ろへと倒れる、こうでもしないと男1人を引っ張りあげることはできない。2人分の体をさすがに支えることはできず、そのままコンクリートの床へと源氏を下にして倒れ込む。咄嗟に源氏の頭を衝撃からガードするように後頭部に手を添えたが、それで2人の顔が近くなってしまった。結果、近づいた2人の顔は倒れ込んだ勢いで唇同士が触れてしまって)
(/ですです!それで源氏が外でのイチャキスで我に返っても(外な上物陰でコソコソだから)叫べない事も相まって源氏のドキドキ感もかなり高まりそうです(笑)いやぁ、こうして主様と様々なシーンを共有できるのすごく嬉しいです!)
っ…(後は重力に身を任せれば目的達成が出来る、そこまで来たのにも関わらず何かに手を取られ引かれる。誰かが邪魔をしているのだと分かるもほぼ脱力しかけていた身体はそれを阻むことは出来ず何者かにより屋上へと引き戻されてしまい、離せと身を捩りながらも倒れ込んだ拍子に唇に柔らかな感覚を受ける。その刹那、何か小さな光がごちゃごちゃな思考に光を灯したような感覚を覚え、虚ろだった視線が一瞬揺らぎを見せ。その様子を見ていた妖狐の怪人は『我らの覇権を邪魔する存在と言えど今はまだただの人間。容易いものよ』と語れば高笑いをしながらその場から姿を消して)
(/源氏くんが声を出さないからまだ催眠が解けていないと思ってそのままキスを続行しちゃう、みたいなのも良さそうですね…!さらに源氏くんが焦っちゃいそうですが笑 こちらとしてもこうやって相談しつつ展開決めて共有して行けるの本当に楽しいです…!)
待てっ!くそ……
(飛び降りるのは阻止できたものの、怪人による催眠は続いているようで源氏は自分の下でまだもがき抜け出そうとしている。意味深な言葉を残し消える怪人に向かって叫ぶも源氏を放すわけにもいかずただ消え去るのを見ていることしかできない。自分の下で身をよじる相手を見下ろす、その目は虚ろでただ何かのために、恐らくこの屋上から飛び降りるためだけに動き出そうとしている。だが同時に活路を見出してはいた。先程唇が触れた際、相手の瞳は一瞬だが揺らいでいた。そうとなれば同じことをすれば、同じことが起こるかもしれない。まだ会ったばかりの、しかも男にこんな事をするなんて普段ならば考えられない。しかし今は他に策もない、やるしかないのだ。源氏の両手首を両手で押さえつけ抵抗できないよう拘束すると、まだ近くにあった顔をまた寄せて、唇を重ねる。先程の一瞬の触れ合いではなく、互いの唇の感触がはっきり伝わっていく。こんなことすぐに終わる、そんな風に言い聞かせながら唇を重ねつづけ)
(/あぁ、良いですね……是非採用させてくださいませっ!そのままキスで恋愛感情を膨らませてしまって……なんてのが想像に容易いです!(笑)折角ですし外での操りに関しては3回目に……と言うのは如何でしょうか?士が妖狐怪人を追い掛け何とか倒したは良いものの、意味深な発言に源氏の元に戻ればちょうど車が来てて……みたいな感じで!)
(相手により身体を抑え込まれ、相手から逃げ出さんと身体を捩らせながらもがくも相手の力が強いのか抜け出せずにいて。妖狐怪人が居なくなっても変わらずもがいていたが、両手首を押さえ付けられてしまい抵抗すら奪われれば再び相手の顔が近付いては相手からキスを受けて、相手の唇の感覚がハッキリ分かる程のキスをされて。そうするとまた弱くて小
さいながらもぐちゃぐちゃな思考を正常に戻そうとする光が見える気がしてくればまた瞳が揺らいてくる。しかし、その虚ろな瞳は揺らぐのみで完全には戻ってはおらず)
(/いいですねー義務的なキスから恋愛のキスへと移行していくのが楽しみです……!そうですね、では交通事故にあいそうになるのは3回目にしましょうか!そして内容が内容ですのでここからは下げ進行でいきますね)
っ……ちょっと苦しいぞ…
(予想通りキスには源氏の思考を正す効果があるようで先程から目線が揺らぎを繰り返している。だがそれ以上の改善は見られずにいた。長く唇を重ねていて息苦しくなってくると、一旦呼吸をする為に口を放す。その瞬間、源氏が暴れたせいもあってこちらの舌先が微かに向こうの唇へと触れた。その時に次に取るべき手が頭に浮かんで深く呼吸する。キスをすること自体は恐らく正解だが、このキスでは足りないのだろう。それならば、もっと刺激的なものにすればいい。聞いているかは分からないがぶっきらぼうに宣言すると、再び顔を近づけ、相手の口が開いた瞬間を狙って舌を口内へとねじ込んだ。触れ合うだけのキスではない、貪るような深いキス。顔を背けられないように相手の舌を絡め取り逃がさないようにしながら、両手首は未だ拘束したままにしていて)
(/ではその流れで行きましょう!下げ進行はDキス~暗転終了の範囲で、でしょうか?それとも今後基本的にでしょうか?)
…ぅん…んうっ!?(自分を抑え込んでる相手が何か言葉を言ってる気がしたが右から左へと流れていき、顔が近付いてくれば歯向かおうと少し口を開けた瞬間に相手の舌が口内に侵入してきて、そのまま貪らるように舌を絡めとられる深いキスを受けて。互いの舌が絡み合う感覚と音で今まで小さな光だったのが大きくなっていき、深いキスが始まってから間もなくフッと虚ろだった瞳が元に戻ると同時に自分の意識も覚醒して。しかし意識が覚醒したかと思えば目の前には相手の顔があり、しかも男である相手と深いキスをしている、その状況に目を丸くすると謎に頬の紅潮がうっすらと入ると共に塞がれている口からくぐもった驚きの声を上げて何をしているんだと言いたげにするも両手首を相手の手により拘束されてしかも舌を絡められ逃げれない現状では目線でそれを伝えるしか出来ず)
(/とりあえずDキス~暗転付近をやるときは下げ進行が安全かなぁと思ってます。この投稿から4つ前に部外者の書き込みがあったのでちょっと警戒した感じです…次あたりからは下げでなく通常でも良いかなーと思います。)
……っ、は、……ようやく目が覚めたか
(相手の口内へ舌を侵入させ執拗に舌を絡ませていると、侵入していた口からくぐもった声が聞こえる。何事かと目を開けてみれば源氏の目は完全に覚醒していてご丁寧に頬までうっすら赤色に染めていた。どうやら読みは当たったらしく、妖狐怪人の催眠は解けたらしい。互いの口を離しようやくまともに息ができるようになると一気に肺へと空気を送り込み息を吐く。もう暴れ出すこともないだろう、拘束していた両手を解き体を地面から起こす。暴れる体を押さえつけるため力を込めたせいか源氏の両手首にはくっきりと拘束して跡が残ってしまった。それでもまるで何事も無かったかのように涼しい顔をして乱れてしまった前髪をかきあげると、続いて服に着いた埃を払いろくな説明もせず)
(/成る程、了解しました。ではそのような形で行きましょうか!割と早目なテンポで関係が進展していきそうですね!(笑)次はどうしましょうか……出会ってまだ初日なのに3体の怪人と遭遇する源氏は狙われ過ぎですがね(笑))
っは…はぁ…もうちょいマシな覚まし方っつーもんがあるだろ!(相手と目が合うとその瞳に何故か吸い込まれそうな感覚を覚えるも、相手が離した事によりなんとか息を出来るようになれば上がりそうだった息を1つ整えては相手が身体を起こした事で漸く自分の手首や身体が感じていた拘束感が無くなって。もう一度呼吸を整える意味でゆっくり息を吐きつつまだジンワリと痛む手首を見てみれば両手首にクッキリと相手の拘束による跡が残ってて。風を感じて改めて周りを見渡せば、そこは建物の屋上。それも景色的に自分の住むマンションの屋上であることが分かれば、自分の意識が無くなって以降の自分の行動を一切覚えてないからこそなぜ自分はここにいるんだと不思議そうに辺りを見渡していて。しかしすぐに相手の方へ向けば起こし方がキス、それも深い方であった事への戸惑いやら怒りやらの色々な感情からろくな説明もしない相手に呆れと怒りの入り雑じる声色で問い掛けて)
(/はい、よろしくお願いします!そうですね、妖狐さっそく登場させてしまいましたし、そこはもう物語の都合ということでときめいてもらいましょう笑 なかなかハイペースな襲われっぷりですがやりたい展開はどんどんやるべきだと思うのでいいんじゃないかなと思います…!ただずっと寝ずだと大変ですので、操られてるいたことを説明したあと、一旦一日を終えても良いかなとも思います。)
文句を言うな、催眠を解く方法がそれしか分からなかったんだから。それよりお前、本当になにも覚えてないのか?この屋上まで走ってきてそこから飛び降りようとしてたんだぞ
(まだ呼吸が荒く上気した頬の相手が文句を言う姿をちらりと横目でみる。乱れが整っていない姿に、それをもっと乱してやりたいと思う心が微かに疼いた。あんなキスをしてしまったせいだろうか、余計な思考を振り払うようにまた前髪をかきあげてからそれを整える。改めて源氏に向き直ると先程とは違い瞳はしっかりしているものの、まるで何が起きたか分からないといった顔を浮かべ続いてその怒りをこちらにぶつけてくる。ヤレヤレと呆れのため息をついたあと、まずは確認をと柵のない屋上を指さしながら記憶の有無を聞いてみて)
(/ですね、源氏には大人しく士の事が気になって仕方なくなってもらいましょうか……そして士にも源氏のたまに見せる無防備さに別の意味で気になって貰いましょう(笑)ですね、流石にとりあえず今日のところは、ですね!あ、源氏は深夜のコンビニバイトしてら設定ですし、士が寝た後にコッソリバイトに出掛ける描写して一日を終え、士が起きてきて源氏が寝てる(と思ってる)食事スペースに来た絶妙なタイミングで源氏がバイトから帰ってくるという感じのはどうですか?)
はぁ?俺が飛び降りようとって…もうちょっとマシな内容にしとけよ。何で俺が飛び降りしなきゃなんねぇんだよ(相手の呆れた様子に語る内容に、催眠を解く方法が深いキスって何がどうなってそうなるんだよ…、と呆れた様子で1つ溜め息を吐き。そうすれば問われた覚えてないのか?という問いに相手の方を見やれば自分の行動らしき事を言われて、自分で反復するように呟きつつ思い返すも自分の記憶は玄関ドアを開けようとした所から相手に深いキスをされたところまで…と、そこまで考えると相手とした深いキスの事がふたたび思い出してしまえばそう言えば意外と嫌ではなかったよな…と感じつつもそれは関係ないなと直ぐに首を横に振って否定しつつ本当に知らないからこそ軽口を叩きながら相手の方を睨み付けてはそう言えば今日はバイトのある日であるのを思い出しながら、バイト先にまで来られるのは面倒だな、と感じては黙っていよう、と心の中で決めて)
(/そうですね!キスから始まってあとから感情が追いついてくる感じ…とても良いです。ではでは士が寝ている間にバイトに行っている、ということで。いつかその間に襲われる展開も考えられそうですね。)
あのな、俺が好きであんな事するわけないだろ……いいか、お前はさっきまで妖狐の怪人に操られてたんだ。お前を倒すよりお前自ら死んでもらった方が早いと判断したんだろう。お前はさっきまでぼんやりした顔で一心に死のうとしてたんだぞ。だがその催眠が一瞬解けたのが、キスだったわけだ。あとは色々試行錯誤してあぁなった。まぁある意味俺という別のものに陶酔しているわけだから、それで催眠が解けたんじゃないか?
(どうやら源氏には今回のことをきっちり分からせる必要がありそうだ。状況を整理するため、面倒だが一から事情を説明する。といっても何故キスで目覚めるか、なんて理屈は分からない。適当な理由を付けつつ、あの怪人も悪趣味なことをするものだと息を吐く。だがまだ終わったわけではない。あの妖狐がいる限り源氏がまた同じ状態になる可能性は十分にありえる。早くあの妖狐を倒さなければあのおかしな状況を繰り返してしまうことになるだろう。手持ちのカードを確認しておかなければと考えつつ、今度こそ部屋に帰るよう促して)
さて、いい加減帰るぞ。またあの怪人が来ても困る
(/えぇ、将来的には事務的なキスではないキスをさせたいですね!そうですね、その時はバイト中と言うより帰り道、の方が良さそうですかね?士が起きてリビングに入っても源氏が居なくて、待ってても帰ってこず……といった具合で。その時は普段より早目に帰れる日とかなら人目も殆ど無いタイミングで一人に出来ますし襲わせやすそうですね!他でありそうな展開としては多数の下っ端を使って士を足止めし、本命の怪人が源氏を奇襲する、とか……そもそも源氏を抗えない様にするって意味で言えば源氏が怪人と出会ってしまった時に怪人の攻撃で子ども(見た目と身体機能だけor頭脳や知識も)にされてしまう(一定期間で元に戻るor原因の怪人倒せば元に戻る)、とかですかね。子どもの姿ですから力もないですしアッサリ捕まりそうですし……)
…マジなのかよ。何で怪人どもは俺の命狙ってくるんだよ…(初めは相手のついた嘘だと思っていたのに、どうやら自分は妖狐の怪人に操られていて、自ら命を絶つために来ていたらしい。相手の説明を理解してしまうとなぜここまで自分の事を狙うのか、学校で襲われた時の怪人の言葉、それがより身に染みてくると改めて困惑した表情で不安感の乗った声色でポツリと呟いて。相手に帰るよう促されてはまだ燻る不安感を抱いたまま無言で頷き何とか立ち上がっては相手と共に改めて自分の住む部屋の前まで向かい、相手から自分が落とした鍵を受け取り部屋の中へ入れば相手に夕食を作ると告げながら何を食べたいとかあるか問い掛けつつキッチンスペースへと移動して)
今から飯作る…お前は何か食いたいもんあんの?作れたら作るけど
(/そうですね、帰り道に襲われて…の方が士も気づきやすいので良いかと思います!複数の敵をなぎ倒しながら……というのもやってみたいですね。ただ、すみません。ショタはあまり好きな要素ではなく、できれば避けていただきたいのですが……大丈夫ですか?)
はっきりした理由は分からないが、あいつらがこの世界を支配するためにお前は邪魔らしい。あいつらを全部倒さない限りお前は狙われ続けるだろうな
(脳内に先程妖狐の怪人から言われた言葉が響く。怪人は源氏を消したくてたまらないらしい。それにもうひとつ気になる言葉、『今はまだただの人間』とはいったいどういうことだ。それでは将来的に源氏は何かになるということだろうか。思考を巡らせながら部屋へと戻ると夕食を聞かれて目を軽く開く。ついさっき命の危険にさらされ無理やり唇まで奪われたのに、夕飯を作るというのだ。お人好しというか、ここまでくるとある意味でマイペースというべきか、呆れるように小さく笑うと相手がそう言うならと夕飯をオーダーし)
そうだな、それなら今日は炒飯で勘弁してやろうか。材料はあるか?
(/ではバイトの帰り道のと複数襲来も襲撃イベントの1つとしてメモ残しておきます!あぁ、いえ。こちらは全然問題ないですよ、こちらこそ申し訳ありませんでした)
…ったく、なんで俺なんだか…チャーハンな?了解、作れそうだから問題ない(相手の言葉――怪人らがこの世界を支配するために自分が邪魔であり、怪人たちを全滅させない限り自分が狙われ続ける。それを言われてしまえば改めてなぜ自分なんだか、といつも辿り着く結論に溜め息を溢して。相手からリクエストが来れば冷蔵庫を確認する。そうすればチャーシューやネギ、卵、それに加え冷凍していたご飯もあり、ちょうど作れると返しながら材料を取り出して調理を始めて。本当なら何度も襲われ命の危機に瀕して、更に深いキスまでされ、と意気消沈してもおかしくないし、寧ろそちらが普通だと思われるかもしれない。それでも、少しでも気分を紛らわしたかったというのも理由の1つだが…何故だかは分からないが、無性に相手のために料理を作りたかった。それが助けてくれた相手への礼なのかまでは自分でも分からない。ただそれでも作りたい気分だったのに違いはなかったからこそ、いつも作るように具材を切り、ご飯と共に炒め、味付けをしては特に何かが起きる訳でもなく無事にチャーハンを作り終え、それを2枚の皿にそれぞれ盛り付けては食器棚からスプーンを取り出してそれらを持って相手のいるところへと戻り出来たことをつげながら配膳し)
ほら、出来たぞ
(/すみませんこちらのワガママで…ご配慮いただきありがとうございます。その代わり、ではないですがどちらかが記憶を奪われてもう一方のことを忘れてしまったり、士がなんらかの理由で変身できなくなったり、みたいなのができれば…と思っております!)
さぁな、いつかアイツらに聞いてみるか
(炒飯を頼んだあと一足先に食卓の椅子へと腰掛け、その場所から源氏が料理をする様を眺めていた。今日出会ったばかりで、この世界の怪人から命を狙われる身で、自分を家に泊める上、今いそいそと料理を作る男。ついでに出会って初日にすることはないであろう深いキスまでした。その男の印象といえば、真っ直ぐでお人好しで自分よりも他人を守ろうとする、そんな感じだ。最初に出逢った時自分よりも他人に逃げろと叫ぶ声と大学の地下室に転がっていた鉄パイプとがフラッシュバックする。利害関係の一致で今この場所にいて源氏を護衛しているものの、このごく短い時間で源氏がこの世界から失われるのは避けたい事態だと思うようになっていた。妙に情がわいてしまったものだと軽く首を振ってその考えを霧散させる。こちらは様々な世界を渡り歩く身、いつかこの男と別れる時も来るだろう、変に親しくなるわけにはいかない。そんなことをぼんやりと考えている間に炒飯は出来上がったようで、目の前に配膳されたそれを値踏みするよう見たあと、スプーンを手に取り口へと運ぶ。スタンダードな味ながらもきちんと手をかけられ作られたそれはなかなか美味しいもので、だがそれを素直に口にするわけでもなく)
一般人が作ったにしては美味いな。合格だ
(/いえいえ、問題ないですよ!記憶奪取もまた良いですね!もし士が記憶を奪われてた時は源氏が自分の危機を省みず体張りそうですね……士が変身できない時もまた同じく自分で怪人と戦ったりしてそうですし……是非やってみたいです!)
だからわざと不味いの作るわけが無いだろ(一口食べた相手の反応は相変わらず一々癪に触るような発言であり、少しムスッとしながらそう指摘をして自分も席に座りスプーンで掬いパクッと食べて。しかしここである疑問が頭の中に沸いてきた。いつも自分で1人で作って食べる時より何故か美味しく感じるのだ。何故こんなに美味しいんだ?味付けは変わってない筈なのに…、と少し頭の中で理由を考えてみるもその理由が思い浮かばない。当然材料も変わらないし…と考えながらモグモグと食べていればふと気になった事を相手に問い掛けてみて)
…なぁ、お前は別の世界の仮面ライダーなんだよな。その、やっぱりお前の世界にもあんな怪人って居たのか?
(/ぜひぜひそんな感じに!記憶がない状態なら現在のような素っ気ない態度に戻るでしょうし、変身出来なくなった時にはいつも守ってる源氏くんに逆に守ってもらったりしてもらいたいです…!)
そうだな…一時期記憶を無くしてたのと、その他いろいろ事情があって俺は俺の世界を持ってない。まぁ元の世界にもあぁいう怪人がいて俺が倒したけどな
(炒飯を次々と口へ運びながら投げられた質問にちらりと相手をみて暫し思案する。自分の出生を語るにはなかなか難しい。異世界を渡る力を手に入れ、怪人の意のまま記憶を奪われライダーを破壊しようとし、全ての世界に拒絶され…出来事としてはつい最近だが全てを語るには事が複雑すぎる。とりあえずは記憶をなくしていたことを伝えておけば一筋縄でないことは伝わるだろう。とはいえ自分の世界が今や無いことについて悲観的になっていることもなく、なんてことの無い口調で)
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