匿名さん 2020-01-30 23:58:20 |
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ああ…じゃ、俺はそろそろ行くわ。見回り?頑張れよ
(教室での相手とは幾分か違う雰囲気に少しばかり戸惑いながらも、態度には出さず手元のスマホでチラリと時間を確認しては彼女の頭に一度ポンと手を置いてから横をすれ違うように帰路について)
高崎は気をつけて帰るんじゃぞ
(少しだけ嬉しそうに尻尾を振っては上記を述べてゆっくりと歩き出してある程度見回りも終わったため社に帰っていて)
行ってきますなのじゃ!
(誰もいない社に元気よくそう言っては少しだけ小走りで神社から飛び出して相手を見つけてはゆっくりと後ろから足音を立てずに近づいて)
……
(背後から彼女が近寄って来ているとは思いもせず、吹き抜けた冷たい風にポケットに手を突っ込み少しだけ背中を丸めて歩いていき)
おはよなのじゃ
(背中を丸めて歩いている相手に抱きつくように突っ込めばすぐさま隣を歩き笑いながら上記を述べれば寒そうな相手を見てそんなに寒いかなどと考えていて)
っ!…なんだ、東雲か…
(背後からドンとぶつかる感覚に軽くビクッとして、それと同時に元気な声が聞こえて隣に見慣れた姿が見えれば、小さく息を吐き落ち着いた口調でそう反応をして)
丸くなっておったがそんなに寒いかのぉ?
(自分には長い髪があるし妖狐なためそんなに寒さなど感じておらず寒そうにする相手を見ては不思議そうに面白そうに笑っていて)
そりゃ冬だからな…お前は…なるほど、そんなに寒くなさそうだな
(時期的に寒いと感じるのはむしろ当然だと頷き、そういう相手は…と確認をしようと目をやったところで耳や尻尾に生えた毛を見てなるほどと一人で納得して頷いて)
わしは寒さ知らずなのじゃ!
(まだ朝なため声量は抑えているものの行動や耳や尻尾の動きがうるさいため全ての行動が大きく見え寒そうな相手を見て鞄からカイロを取り出して渡して)
そりゃ羨ましいな…っと、ありがとな
(朝っぱらから賑やかな奴だと、口元を緩めて寒さなんてどうでもいいような気になったが、カイロを手渡されれば素直にお礼を述べて頭をポンポンと撫でてみて)
お主、わしの頭撫でるの好きじゃのー
(何かある度に頭をポンポンする相手を思い出しては少しだけ微笑みながら上記を述べて自分も嫌いじゃなくむしろして欲しいため抵抗はせず)
ん?あー…別にそういうんじゃないけどな、ただちょうどいい位置に頭があるからな
(言われてみれば無意識に頭を撫でてしまっていることが多い気がして、自分でもそれが何故なのか分からず理由を真剣に考えてみるのも照れ臭い気がして、適当な言い訳をそう口にして)
そういうもんかのぉ
(不思議そうに顎に手を当てて考えては答えの検討が全くつかないので諦めた様子で自分のポケットに手を入れれば相手の歩幅に合わせて歩いていて
そういうもんだ…
(深く追及を受けず安堵すれば、短くそう口にして彼女の少しだけ小さな歩幅に自然と合わせるようにペースを落として学校までの道のりを歩いていき)
そう言えば今日の体育持久走じゃったよな
(1限目から体育で更にその種目が持久走ということを思い出せば少しだけ耳をしゅんとさせては小さくため息をついて)
そうだな、まあ持久走は苦手そうだよな、東雲みたいなタイプは
(1限の授業内容を口にして、憂鬱そうな表情を浮かべる様子をみれば、彼女のようにパッとその場の勢いと瞬発力で生きているようなタイプは持久走のような忍耐力を必要とする種目は苦手そうだと妙に納得してしまい)
失礼じゃな、得意なんだが髪と尻尾が邪魔なんじゃよ
(むすっと頬をふくらませては拗ねたように言い訳するようにいえば髪を結ぶために髪ゴムを出しては結い始めていて)
そうか?そりゃ勘違いして悪かったな、尻尾はともかくとして髪はもう少し短くしたりとか考えないのか?
(思っていたのとは違う理由だったようで少しだけ機嫌を損ねた様子の彼女に対してそう淡々とした口調で謝罪を言い、髪が邪魔というなら切るという選択もあるのではないかと思い聞いてみて)
神社で祭りあるじゃろ、あの時わしでらないけんからのぉ
被り物などしとうないからの地毛でなのじゃよ
(季節の変わり目に行われる神社の祭りで演目をする際に毎年出るために髪をちゃんと整えていて軽く2つ結びをしては相手の問に対して答えて)
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