禁煙。　／ 募集。

…来たくなかったわけじゃなくて、仕事が立て込んでて、…すみません、（／言い訳もままならず申し訳なさで視線落とし）いいですよ、って俺が許可しなくてもいつも飲んでるじゃないですか。（／どこかほっとした表情で）

　良いって良いって。そんな申し訳なさ感じる必要ねえよ､大丈夫だから。　(／はは､眉下笑い乍頭わしゃ、) 嶋はやっぱ優しいなあ。..えっ。あぁ。まぁそういう日もないことはないわな。　(／貴方からの指摘にぎくり、)

…戸川さんって、寂しいとか思うことあるんですか、（／ふと思いつきおずおずと顔を上げ問いかけ）むしろそうじゃない日の方が珍しいって思ってますけど。…いいですよ、俺は匂いと味が嫌なだけですし。（／明らかに動揺を見せる相手の姿にくす、と笑みを零し）

　そりゃもちろん俺だって人間だから寂しいって思うことだってあるけど御前のこと考えただけで全部吹き飛ぶ。　(／へらり､気の抜けた笑み浮かべ乍貴方の頬大きな手で覆い優しく撫で、) くぅッ。しまにはなんでもお見通しってか。つって､皆知ってるか。 本当おまえ酒嫌いだよなー。健康診断絶対引っ掛からないっしょ。 (／動揺する姿にくすくす笑う其の姿に安心すればぐぐっ､伸びして、)

考えただけで、…すごいですね、外川さんの中の俺の影響力。（／目をぱちくりと瞬きした後、大きな手に包まれる温もりに目を細め。彼の中の自分がなんだか羨ましくなって視線を外し）人気者の外川さんのことはみんな知ってますよ。…人気者なのは知ってるし、俺があげたって特に得するわけでもなんでもないと思うんですけど、…苦手じゃなかったらどうぞ、いやだったら捨ててください、（／いざとなると緊張して言葉数も多くなり、やっぱり男の自分が渡すなんてと焦りを感じつつも押しつけてしまえ、と視線も合わせず投げやりに市販のウィスキー入りビターチョコレートの入った小さな袋を差し出し）

　来るのが遅くなっちまった。　(／平日の深夜。どたばたと仕事帰りの男が一人現れたと思えばそんなことをぽつり呟き､愛しの相手からのバレンタインチョコを一口頬張り乍申し訳なさそうに眉顰めて、)　しまぁ。チョコレートありがとな。ウィスキー入りで甘さ控えめとはこりゃまたできる嫁は違うねぇ。 (／嬉しそうな口調とは裏腹に少し名残惜しそうに残りのチョコレート頬張っては“ 御免な、ちゃんと穴埋めはするから。と”チョコレートの空き箱眺め、)

…いつからチョコレートに俺の名前をつけるようになったんですか。（／チョコレートと空箱に自分の名前を呼びつつ話しかける姿を後ろから見て、ひとつ大きな溜息をついてから声をかけ）別に、私生活優先ですし、俺も遅いし、…ただまた外川さんと話せるんだなって思うだけで、俺は嬉しいです。

　うわッ､！？..お前なあ？もうちょっとマシな登場の仕方なかったのかよ。コッチは心臓止まるかと思ったぞ！　(／びくぅッ､驚きから身体震わせるもよく知った聞き覚えのある声だと数秒経ってから漸く脳が認識すれば振り返りだらだら文句垂れて、)　やっぱどうしてもすげー申し訳ないっつうか。そう言ってくれると俺も気が楽になるし有難いことには変わりないんだけどさ。それにお前がそう言ってくれる間はお前のこと離す気もさらさらないしね。

俺は普通に声かけただけです。外川さんが勝手にびっくりしただけですよ、大袈裟。（／大きな声が耳に響いたのか眉を寄せて耳を塞ぎあからさまに眉を寄せて。しかし驚いてる姿が存外面白かったのかくす、と笑みを零し）…?ッ！よく平気でそういうこと、言えますね、…俺は偶にこうして話して、いつも通りの外川さんでいてくれればそれで、

　なんつかもっとさァ、..外川さん会いに来ちゃいました！はーと。みたいな登場の仕方してくれりゃあこんな心臓ばっくばくさせることもなかったのに。　(／目の前で煩そうに耳塞ぎ乍､驚きようにくすくすと笑っている相手がそんなことするわけがないと自分がよく分かっていながら大袈裟に心臓未だ擦り乍上記返し、)　俺はなんでも平気で言うし何でもするよ。つって。あ、酒と煙草やめろはちょっと平気じゃないかも知んねーけど。嶋がそう思ってくれてるうちは俺も嶋の優しさに甘えちゃおうかな。有難う、嶋。

どうせ俺がそういうことしないって分かってて言ってますよね。俺が本当にそれしたとしたら、逆に気持ち悪くてもっと心臓壊れるくらいばっくばくになるんじゃないんですか。（／耳を塞いでいた手を下ろし、むしろ普段しないことをしている自分を見ればきっと気分を悪くするだろうと自嘲を含め笑みを零し）…今更離されても困るんで、…好きに甘えてください、俺も男なんで。（／とぼとぼと近付くと相手に正対して止まり、首元に顔を埋めて呟いて）

　バレた？でも言い続けてたらいつかは本当に言ってくれるかもしんないじゃん。..うーん、気持ち悪かねーよ。ただ可愛すぎて心臓ばっくばくになるだろうなあ。勿論、いつもの嶋も可愛いけどよ。　(／相変わらず何を言われても気にすることなく寧ろ期待のこもった笑み浮かべ。貴方に言われるがまま普段は言わないようなことを口にする姿を想像すればデレデレとにやけ抑えきれず、) お前にこう真っ直ぐ甘えてって言われるとなーんか変な感じするな。でも甘えていいって言ったのは嶋だし甘えさせて頂こうかねえ。　(／首元に埋まる顔を見詰めると言葉では甘えると言ったものの甘やかすかのように優しく抱き締め、)

　上げとくかね､暇だし。

絶対に言いませんよ。…ッあーもう、何にやけてるんですか。絶対変な妄想してますよね、悪趣味、（／いつも通りのへらへらした笑みとは違う、なんだか変な想像をしている時の笑みだと気付くとキッと睨んで。どうせ自分のことで想像してるのだろうと思うとなんだか恥ずかしく。）俺が、…こんなに変になったのも外川さんのせいです。…責任とって下さいよ。（／相手の甘えたい時受け入れるくらいの度量はあるつもりなのに結局いつも通りになってしまっていることに少し不満を覚えるが、これはこれで、と思ってしまうあたり変になってしまったと諦めのため息を吐き。身体を合わせると心臓の音が聞こえて、心地よさに目を閉じ）遅れて、すみません。まだいたら、暇な時に返してくれればそれでいいです。

　うおッ..､しま来てたのか。取り敢えず見つけたから俺は居るよってことで顔出しとく。時間ができたらまた来るよ。

…外川さん、
…俺も、また来ます。
またちゃんと外川さんと話せる日が来るといいなって、思ってます。（　ふい、　）

　　しまぁー！嶋ちゃーん！ (／へへ、) お前はホントに可愛いね。またおいで､俺もお前と話せるの楽しみにしてっからさ。

…可愛くないですよ。特に俺は。（／ため息、）
なかなか会えませんね、すれ違ってばっかりだ、（／ぽつり）

　　其の顔であんなこと言う奴の何処が可愛くないのか教えて欲しいんだけど。（／相手の顔ぺちぺち、）逢えねェなー。誰かが嶋に逢わさないようにしてんのかな。つって。

俺のこと可愛いなんて言う人、外川さんくらいですよ。（／ふ、）ある意味、俺にとって特別ですかね。
誰か…、神様、とかですかね。（／くす、）