おもち 2020-01-19 02:57:29 |
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そうか、なら丁度いいな
先程我が城一の腕を持つシェフに夕餉を作らせたところだ、
お前も共に食すといい
(珍しい食材が手に入ったらしく夕餉は豪勢に、とリクエストをした事を思い出し、相も変わらず食事は正義の二の次だな、とぼやきながら後を着いてくるように言えば食堂へ向かうよう告げて)
人間が食べても大丈夫な食事なら遠慮なく頂こうと思うが………わかった。食堂へ行くのか。
(刀を持って少し不安げな顔をしつつも相手の後をついていきつつも、村人達を守らないで勇者など名乗れないからな。と言って
勿論。我とて毒蛇のパスタには飽き飽きしていたところだ…偶には人間の食事も良かろうて
(怖がらせようと冗談を言えば召使い達が食堂の前で主人を待っており、ゆっくり扉を開いて赤いカーペットに金の椅子、テーブルにはずらりと肉、魚、果物がこれでもかと敷き詰められていて
毒蛇何て食べるのか……少々言いづらいが気色悪いな。その毒蛇を食べている所を想像すると
(少し気持ち悪そうな顔付きになりながらも食堂につくと少し驚いたようにし
所詮人間には分からぬ味よ
さぁ、好きな物を好きなだけ食すが良い
(食事の価値観はさておき、一番奥にある一際大きな椅子に座せば自慢の品々だ、勿論毒など入ってはいないと目の前のテリーヌをフォークで刺し食べ始めて)
…そういえば、今回は何処の国まで出掛けていたのだ?
(ずっと城にいる訳でもないが今回は帰りが遅い、と感じた為ワイングラスをくるくると回しながら問い)
何処の国までか…。今まで冒険していた国の一部を回っただけだ。此処からは少しばかり遠いがな。
(地図を取り出しここから何十Kmも離れている国を指差してそう言い残して、何故だ?と少し疑問に思ったのか聞いて
ほぅ…民のものへ崇められて気分が良いか?
我の元には久しく帰らぬくせにな
(統率、慈善の為とはいえ中々帰ってこない相手にムッとしながらワインを一気に煽っては口を尖らせてそう言い)
特に。気分は良くもないし悪くもない。普通だ。崇められてもどう反応をとれば良いか困るだけだ。
勇者が頻繁に出掛けていたら村人達も困るだろう。
(ムッとしている相手に魔王らしくないぞ。と少し微笑みかけて)
我の伴侶であるお前が帰らぬと困るのだ…!
(らしくない、と笑みを見ると顔に熱が集まるのを感じ、そう言い放てばふい、とそっぽを向いてしまい)
すまぬな。これからはなるべく此処へ来るようにする。
(少し反省したようにそう上記を述べれば俺の顔を見たくない程不快なのか?、など思いながらも食事には全く手を付けず、水だけ飲んで
(城に来る、といった言葉を素直に受け取ると少し機嫌を取り戻したのか相手を横目で見遣り。先程から全然食べ進めていない事を確認すると眉をひそめながら)
お前…人間の体にとって栄養がある食材で作らせておるのだぞ?
少しは手をつけぬか
先程まで空腹だったがいざ食べれると言う時に置かれると何故かあまり腹が減っていなくなるんだ…。
折角用意してくれたんだ。食べるさ。
(そうすると頂きます。と手を合わせれば食べ始めて
ふむ…気が張っているのか、疲れているな
今晩はここで休んでいくといい
(食べ始めた事に安堵し、自身もちまちまと食事をすすめて。常に自分を律して動く相手に微笑みかけると部屋は空けてある、と言い)
まぁ、お前がどうしてもと言うのなら我の寝室に来るが良いぞ?
有難う。今日はそうさせてもらう…。
俺はどちらでも構わないが…一緒に寝たいか?
(安心した様に肩を下ろせば態々聴いてくる相手に向かって不思議に思い小首を傾げ
なっ、親和の契りを結んだとはいえ、この我に向かってなんという…!
(自然とそう返されればたちまち耳まで真っ赤にして噛み付こうとするも、本心でもある故途中で口を噤み)
と…、共にしても良いのか…
怒らせてしまったか。すまないな。
別に共に寝ることの許可なんて居るのか………?まぁ俺は別に良いぞ。
(会釈すると少し不思議そうにしつつも頷きながらそう言って
そ、そうか…よし、ならそうしよう
(良い、と言われると途端に嬉しく気恥ずかしくなりぎこちなくナプキンで口元を拭けば食事を終わらせて)
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