ふれんず 2019-12-13 15:47:39 |
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今日のつむぎやけにグイグイくるなー…とりあえずせっかく外に出たんだしどこか行ってみたいところとかやってみたいこととかない?あんまり遠くだったり時間がかかることは無理だけどつむぎにとってはこういう時間って貴重でしょ?
(可愛いなんて言葉で更なる追い討ちをかける相手にタジタジになるも、どうにか気を取り直し小さく咳払いをしてはとりあえず学校の敷地を離れて、ここなら教師などに見つかったり咎められたりという可能性もないだろうという場所まで来れば改めてこの後のことについてまずは相手に希望はないのか問いかけて)
ちょっとはしゃぎすぎかしら?
でも楽しいんだもの。
それにホントのことよ?
(相手の言葉を聞くと小さく舌を出して悪戯っぽい笑顔を見せ、彼女を可愛く思うのはウソ偽りでなく事実だと話し)
この格好だものね。
そうね…
行ってみたいところはたくさんあるけれど。
それはちゃんとしたお休みの日にミキにお願いするとして。
近くにお散歩できるような公園はあるかしら?
ミキと歩いてみたいわ。
(どこか行きたい場所を聞かれるとお互いの制服姿を見比べて苦笑いを浮かべ。
行きたいところはいくらでも思い浮かんだけれど現実的な場所と考えたときに天気もいいし公園と答えて)
公園でいいの?つむぎってば真面目だよねー。じゃああそこかな…ここからならすぐだし
(制服姿だからと無難な場所を選んだ相手に、この格好でもカフェでお茶をするぐらいならいいか、なんてことも考えていたため、思っていた以上に真面目な返答を聞けばクスッと悪戯っぽく笑って。ここからすぐのところにある程々に広い公園を目的地として定めれば歩き出して)
マジメな子は授業をサボって学校の外を出歩くなんてイケナイことはしないわ。
(至ってマジメな顔で答えながら、ならマジメじゃない場所ってどんなところだろう?と考えても思いつかず。
ミキと並んで目立たないように学校の裏門から出て人通りの少ない道を歩いて)
でも公園ってデートの定番スポットのひとつでしょ?
ならちょうどいいじゃない。
あたし、ミキとデートしてみたかったの。
(相手との距離を詰めると腕を組んでぴっとりくっついて)
あーあー聞こえなーい
(ぐうの音も出ないほどのもっとも過ぎる正論に両耳を塞いでオーバーアクションで聞こえないフリをして。そんなやり取りをしながら公園へと向かう道すがら、デートなんて言葉を冗談か本気か用いた相手が身を寄せてくれば一瞬驚いたような表情でビクッとしたが、すぐに状況に適応して首を軽く傾け顔を寄せて「可愛いこと言ってくれるねーつむぎは。いいよ、デートしよっか?」なんて口にしては不敵に笑って)
ええ。
エスコート、よろしくお願いするわね。
(ミキの承諾の言葉を聞けばにっこり嬉しそうに笑顔を浮かべて、胸に抱きしめるように彼女の腕にしがみついて)
あたし、公園も病院の敷地内にある小さなものしか知らないの。
だからどんなところなのか楽しみ!
噴水とか、芝生広場とかあるのかしら。
(テレビやマンガで見た公園を思い起こし、ワクワクと期待に小さな胸を膨らませていて)
どっちもあるよー、春だったら公園の中の並木道の桜も綺麗なんだけどね
(これから向かう公園が正に彼女の思う公園像そのもので、残念ながら時期は外れているがそんな補足情報を付け足しながら歩みを進めて、そうして少し歩いて目的地へと到着すれば公園の敷地内へと入って一旦足を止めると開放感に軽く伸びをして「大丈夫?ここまで歩いてきたけど疲れてない?少し座って休もっか」噴水のそばに設置されたベンチを視界の端に捉えながら、それほど長い距離では無かったが一応ここまでずっと歩き通しだったため相手を気遣うように声をかけて)
そうなのね?
桜だけは病院にもあったけれど、また春にも来てみたいわね。
(さすがに腕を組んだままでは歩きづらいので手をつなぎ、彼女の話に耳を傾け頷きながらこちらのペースに合わせてくれているのかゆっくりとした足取りで公園までの道のりを歩き。
そんな他愛のない短い時間のなんとウキウキと心の踊ることだろう。
ツラいことのほうが多かった14年の人生だけどミキと会い、楽しい時間を過ごすための準備期間だったと思えばなんということもなかった気がしてくる。
口にはしないけれど、そんな思いのこもった笑顔で彼女を見ていて。
やがていつの間にか目的の公園にたどり着くと、ミキに休憩するかたずねられて初めて疲労を感じ)
ありがとう。
そうね、少し休ませてもらおうかしら。
ちょっとはしゃぎすぎちゃったみたい。
つむぎってば、あんまり無理しないでよ?ミキと一緒にいて楽しいって感じてくれているのは嬉しいけどさ
(ベンチへと一緒に腰を下ろし、僅かに息を弾ませ肩を上下させている相手の顔を覗き込むようにしながら、疲れも忘れるぐらい自分といて楽しいと感じてくれていることを嬉しく思いつつもやはり何より彼女には自分の身を大事にして欲しいし仮にこれで体調を崩しまた学校に来れなくなり彼女に会えないなんてなったら寂しいと思うと同時に、きっと無理をさせてしまった自分自身が許せなくなりそうで。こんなにも彼女は自分にとってかけがえのない存在になってしまっているんだなと思うと誰かのことをこんなにも心から思いやる気持ちがまだ自分にも残っていたんだなと内心苦笑浮かべ「それにしても、いい天気だね。ちょっと暑いぐらい」雲一つなく遮るもののない初夏の太陽を見上げてしみじみ口にして)
ええ、分かっているわ。
(ベンチに並んで腰を下ろすと胸に手を置いて少し乱れた呼吸を整えるようにゆっくり深呼吸をして。
間もなく呼吸も胸の動悸も落ち着くとミキに顔を向け苦笑いを浮かべ)
でもミキといるとやっぱり楽しいからつい調子に乗って忘れてしまうのよね。
気をつけないとダメね
(悪戯っぽく片目をつむって小さく舌を出して。
あまり反省していない様子で反省の弁を述べて)
そうね。
心地よい天気ね。
でもこれから暑くなっていくのよね。
(同じように空を見上げると眩しい太陽に目を細めて、これから来る季節を待ち遠しく感じて)
(/レス遅れてゴメンなさい!)
本当だよー。だけどさ…忘れられるなんて気休めじゃなくてミキと一緒にいる事でつむぎの身体に良い影響を与えられてたらいいのになー…なんて
(気をつけないとダメだと改めて相手の言葉に便乗しつつも、自分と過ごしている時間は病気のことを忘れてはしゃいでしまうなんて月並みではあるが、やはり嬉しくなることを言ってくれる彼女に対しそれが単なる精神的なものではなく、実際に身体にとって良影響を及ぼしていればいいのになんて現実離れした魔法のようなことを冗談めかして口にしてしまって。こんな感傷的になるなんてらしくないなと首を横に振れば、天候と季節についての話題に頭を切り替え「そうそう、暑くてイベント盛り沢山な季節!つむぎは夏は苦手?」視線を空から隣の彼女へと移し、ゆるりと首を傾げながら相手の暑くなっていくということばがプラスの意味なのかマイナスの意味なのか真意を確かめるように質問を投げかけて)
(/大丈夫大丈夫、気にしないで)
ほら、病は気から、なんて言うじゃない?
(ミキの言葉を聞くと青い空に視線をやって)
あたしね。
こんな体だけど自分のことを不幸だなんてあんまり思ったことないの。
お母さんもお父さんも優しいし、病院に友だちもいなかったわけじゃないから。
でもね、せっかく仲良くなった子が退院したり、遠くへ旅立ってしまったりするたびに心のどこかで羨んだり怯えたりしていたと思うの。
だからこうやって学校に通えるようになるまですごく時間かかっちゃったけど、でも今はミキが傍にいてくれて、毎日楽しくて。
きっとこれからはどんどん元気になっていけると思うわ!
(語り終えると彼女に向き直り、笑顔で頷きその言葉を肯定して)
暑すぎるのは苦手かしら。
でもこれまであまり季節を感じる生活をしてこなかったから楽しみなことばかりよ。
(これまで空調の効いた室内で過ごすことが多かったことを苦笑いを浮かべながら答え、イベントが盛りだくさんと聞けばそれだけでテンションが上がってくるのを感じて)
つむぎは強いね……うん、きっとこれからはどんどん良くなる、だからこれまで出来なかったこととか色々一緒にしよう?
(傍から見れば大変で、ともすれば不幸とすら言える人生を送ってきた事がわかる彼女の意外とも思える発言に驚くと同時に自らの生まれを嘆き、ロクでもない人生だなんてそんな風にやさぐれた考えで生きてきた自分自身を恥じて。本当に良くなっていくなんて保証はどこにもなくても、彼女がそう信じている以上は自分もそれを信じるべきだと改めて未来を見据えて一緒に歩いていきたいと意思を伝えれば隣の相手の手を握って。そうと決まればと夏のイベントについて考えを巡らせつつも、あんまり暑いのは苦手だという相手のことも考えた上で「つむぎは肌白いもんねー、夏の日差しとかもあんまり浴びすぎたら赤くなって大変そう。その点、花火大会とかなら夜だし少しは涼しいかな?何より夏といえば花火だしね」と、定番中の定番のイベントをまず1番に挙げて)
あはは、ぜんぜん強くなんてないわ。
でもそう言ってくれるなら、その強さをくれたのはミキだから。
ええ、いろいろ教えてね。
(強いなどと言われると自分ではまったくそうは思わないために苦笑いを浮かべ否定して。
転入初日に彼女のおかげでクラスになんとか馴染むことができたのを思い起こしながら、今日の自分があるのはミキのおかげだと話して。
手を握られると頷きこちらからも握り返して)
毎日日焼け止めを塗るのがたいへんなのよ。
花火!
いいわよね!
病院からは見えなくて、毎年音だけ聞こえてくるのがもどかしくてお布団の中で耳を塞いでいたの。
絶対、ミキと一緒に見たいわ!
(花火と聞くと一気に興奮が募り。
両手で彼女の手を握りしめるとキラキラと目を輝かせて一緒に花火を見たいと迫って)
おっ、つむぎってば乗り気だねー、じゃあ約束!…てことは、つむぎって縁日の屋台とかも始めてだったりする?
(想像していた以上に乗り気な様子に、こんなにも喜んで貰えるならば誘ってよかったなと思えて嬉しくなり、絶対一緒に行こうと親指を立てて見せて。それからふと、体調の関係で色々と我慢してきたであろう彼女にとっては花火大会のみならずそういったお祭りにつきものの縁日の屋台なんかも未体験だったりするのだろうかと疑問を投げかけ)
ええ!
約束、絶対よ!
(身を乗り出して、もし約束を違えたら絶対に許さないくらいの勢いで念押しをして)
屋台!
知ってるわ!
たこ焼き、りんご飴、金魚すくいよね?
病院でも年に一度、職員さんやボランティアさんが模擬店をいくつか出してくれていたんだけれど中等部に上がってからは小さい子に混ざるのが恥ずかしくて行けなくなっていたの。
もちろん、本物は行ったことないわ。
(さっきからミキの口から出る言葉はどれも魅力に溢れていて、興奮を抑えきれず自然と声のトーンが上がり饒舌になって)
そうそう、本物は他にも色々あるよ。それこそつむぎが知らないようなものとか沢山ね
(目に見えてテンションの上がる彼女にクスッと小さく笑いながら挙げられた有名どころ以外にも本物の縁日には色々な屋台が出ると教えてやり。相手が本気で楽しみにしているのが伝わってくればこちらまでワクワクしてきて、来たる夏の花火大会の日に心躍らせながら軽く跳ねるようにして立ち上がり「ちょっと歩こうか?」話をしているうちに随分と相手の呼吸も落ち着いているように見えて、ここへ来た本題である散歩を少ししようかと提案をして)
…ええ、そうしましょ。
(ミキがベンチから立ち上がる躍動感に思わず目を奪われて、少し間を置いて返事をすると休憩をしたのですっかり体調も回復し、こちらもベンチから腰を上げて。
彼女に並ぶと公園の中心と思われる方向に歩き始めて)
海とかプールとかも、全部というのは無理かもしれないけれど行ってみたいわ。
でも、あたしにとって大切なのはどこでとか、何をじゃなく、だれと、だから。
(見るものすべてが新鮮で公園の何気ない風景にも興味深く視線をやりながら、自分にとっていちばん大切なことはなにかということを話し、ミキのことをチラッと見て)
おお…!?言ってくれるねー、つむぎって時々そういうキザっぽいこと言うよね。だけど…うん、確かにそうかも、ミキもつむぎとだからこんな風に一緒にどこへ行こうとか何をしようとか考えるんだろうなって思うし
(自分に追従するようにして立ち上がった彼女のさりげなさの中に飾らない本音の見え隠れするセリフに一瞬だけ目を丸くしたがすぐに表情を綻ばせ、思えば他の人とどこかへ出かけたりするとなった時にこんな風にして自分が主体となって色々と考えたことなんてなかったなと思い、それはつまり彼女と一緒に何かしたりどこかへ出かけたりといったことを自分で思っているよりも楽しみにしているということなのだろうなとそんな風に考えて、なんだかいつもより積極的な気持ちになれれば自然と彼女の手を握り身を寄せて)
キザ、っていうのかしら?
思ったことを口にしているだけなのだけど、思えばこんなふうに自分の気持ちを素直に話せるのはミキだけよ。
(二人並んで公園の遊歩道を歩き、彼女のほうから手を握ってくると嬉しくなりこちらからもキュッと握り返して。
病院の窓から眺める木々の色はいつも灰色にくすんで見えたけれど、彼女と並んで歩きながら見る公園の新緑は不思議とキラキラと輝きに彩られて見えて)
ミキも同じ気持ちでいてくれるなら嬉しいわ。
あっ、噴水が見えたわ!
いってみましょ!
(彼女も、自分と行動を共にすることを楽しく感じてくれている様子に喜びの気持ちを伝えて。
やがて遊歩道の先に想像していたよりかは少しこぢんまりとした噴水が見えてくると気分が高揚して、相手の手を引くように歩みを早めて)
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