一見さん 2019-10-28 22:58:31 |
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あ……ごめん。
……じゃあ、向かおうか。
歩きながらお互い自己紹介でもするかい?
僕らお互いのことを全然知らないよね。
(手を引き剥がされ、はっとした様に謝り。歩き出したは良いものの、共通の話題が思い付かず苦し紛れの様に話を振り)
…良いけど。
…ジャック・シェパード。カーストはゴス…
好きなものは睡眠と動物。…こんなのでいい?
(気だるげに述べつつ、貴方をじっと見つめ)
ジャック君かぁ……。
ねえ、今度からジャック君って呼んでもいいかな?
(貴方に微笑みながら許可を取るが、自分が自己紹介していないことに気が付き慌てて)
あっ、僕も自己紹介しなきゃだね。
名前はキース・ハント。
好きなものは、友達とお洒落。あとは料理……かな。
(ハキハキと笑みを絶やさずに名乗るがカーストの所は飛ばして、「動物も好きだよ」と最後に付けたし)
…勝手にすればって言ったでしょ。
好きに呼べば良いじゃん。
(つん、と顔を背け)
…へぇ。ジョックらしい、良いご趣味で。
(またふわりと風が吹き、彼の前髪を浚うと口許には歪な笑みを浮かべているコバルトブルーの瞳が光り)
ジャック君っ。そんな言い方しないでくれるかい?
ジョックもゴスも関係無いよ。これは僕っていう一人の人間の趣味だからね。
ゴスにもお洒落や料理が好きな子はいるんじゃないかい?
……それに、今はそういうこと気にしない方が……きっと楽しめるよ。
……ね?
(少しムッとした様に言い返すが、途中で貴方の瞳に気をとられ最後の方は途切れ途切れになり)
……はいはい。
(何を思ったか風に浚われた前髪を戻すことはせず、ヘアゴムを取り出すと前髪を束ね)
…猫が見えにくいのは困るから、
今だけ前髪は上げとく。
(誰に言うでもなさげに呟き)
……うん、そうだね。猫が見えにくいの一大問題だ。
これから行くカフェもどうせなら、とことん楽しまないと損だよね
(貴方が前髪を束ねるのを見ながら、口許に小さな笑みを浮かべて)
ん、もうすぐ着くよ。
(貴方の瞳を直視出来ず、少し目線をずらしながら答え)
……あ、あれあれ!あのカフェだよ。
建物もスゴくお洒落だろう?外観からしてステキなんだよ。
(目の前に見えてきた煉瓦造りのモダンな建物を指差し、嬉しそうに貴方の手を引き)
わぁ、楽しみだね。
(顔いっぱいに笑顔を浮かべ貴方に話し掛け)
じゃあ、入ろうか。わ、猫がいっぱい!
(木製の扉を開けると、ドアベルの音が小さく店内に響き、猫が一斉に此方を見つめて)
ジャック君嬉しそうだね。一緒に来れて良かったよ。
(貴方の口許の笑顔に気付き、此方まで嬉しくなり)
≪お二人様ですか?あちらのお席まで御案内致しますね≫
(愛想の良い笑みを浮かべた女性店員が入り口の方までやって来て)
そう?僕にはとても嬉しそうに見えるよ。
(店員に案内された席に着き)
≪ご注文がお決まりになりましたらお呼びください≫
(店員はそう言い残すと奥の方へと消えていき)
んー、何を頼もうか。
ジャック君は何か好きなもの見つけたかい?
(メニューを睨みながら貴方に問い掛け)
んー、僕は甘いものがいいな……。
あ、このケーキセット美味しそう……え、苺とチョコがある!どっちにしよう。
(真剣な顔をし、眉間にシワを寄せて悩み)
ねぇジャック君、君甘いのは好きかい?
もし好きならチョコと苺のケーキ一緒にシェアしない?
(暫く悩むが結局決められず、スマートフォンを弄っている貴方に尋ね)
うん、じゃあ勝手にするね。あ、でも飲み物どうする?
紅茶とコーヒーがあるんだけど
(嬉しそうに笑った後、はっとしたように真剣な顔で貴方に飲み物のことを尋ね)
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