梨花 2019-09-14 14:37:52 ID:24227b654 |
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山崎「(大河に近づいていく)そっか…苦しかったんだな…お前」
大河「グルル…」
山崎「苦しくて…寂しくて…誰にも助けてもらえなくて…お前はずっと、孤独で人に縋りたくても縋れなかったんだな」
大河「グォォォォォ!!!!(手を振り下ろすが、山崎には当たらずその横に振り下ろす)グルル…」
山崎「きっと…お前は誰かに愛されたかったんだろ?普通の家族としての愛が、お前は欲しかったんだろ?(手を差し伸べる)独りぼっちで居るのは今日で終わりだ、これからは一緒に生きていこう。今まで一緒に入れなかった時間を取り戻していこう、大河」
大河「グオゥ……(姿が元に戻る)…ホン…とうに…本当に、僕の家族で居てくれるの…?僕と一緒に…居てくれるの…?」
山崎「(大河を抱きしめる)当たり前だろ、俺はお前の兄貴だ。辛いことも楽しいことも、一緒に分かち合っていこう」
大河「っ…兄さんっ…!(涙を流す)」
パンプキング「……良い、話だな……(木陰から静かに拍手を送り)」
鬱「(パンプキング同様静かに拍手をしているが、視線はパンプキングに向けており)……(キングがここまで落ち着いてるんは珍しいな。家族とか友達とか…一番嫌いな話題やった気がすんのやけど………)」
ルークス「……これ、どうしましょうかね…?(ラッピングされた小包の山の前で考え込んでおり)」
た、大河さんっ!!!の、希美さん、どういう事ですか!?by莉央
レミットハーレーは謂わば死ぬ為に産まれた歩兵ーポーンーに過ぎない・・・用済みになったら殺すって、本当の話かよ・・・!!!!by希美
そんな・・・!!!!(山崎の所に駆け出すが、希美に強く引っ張られる)by莉央
馬鹿行くなっ!!!!お前まで巻き込まれて死ぬぞ!!!!by希美
で、でも山崎君がっ!!!!by莉央
(黒い針が、段々大河の身体から生えてくる)
パンプキング「良い話、だった。僕は帰る(木々の合間の闇に姿を消し)」
鬱「………変なキングや」
ルークス「嗚呼、恭介さん…お帰りなさい!(小包を数個の山に別けながら一礼し)」
大河「あ…あぁ…!!」
山崎「なんで…なんでだよ!!大河!!!」
大河「っ…兄…さん…やっぱり…僕はもう…ここで終わりみたいだ…」
山崎「ふざけるなよ!!!お前はただ操られただけだ!!!!それなのに、なんで大河がこんな目に会わなきゃなんないんだよ!!!」
大河「…兄さん、ほんとに短い間だったけど…兄さん、僕を愛してくれて…ありがとう…幸せになってね、兄さん…!」
そんな・・・・酷い、酷すぎるよ・・・。by莉央
莉央・・・・お前は素直だ・・・けど今回ばかりはそれは通用しないんだ・・・・頼む。分かってくれ・・・・by希美
(刹那、大河から出てきたクリフォトの靄が山崎の胸に吸収されていく───彼の髪の毛が白く変色し、目も赤くなる。)
今度は何・・・・・何が起こってるの・・・!?by莉央
・・・やっぱりか・・・・!!!!俺の推測、当たってたのかよ・・・くそっ!!!!by希美
……辛いとは思うけど、一人の死で落ち込んでたらこの先やってけないよ。by伊吹
ん。…にしたってさ。ほんと、いい奴らだよな…あいつらby恭介
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