おっさんずラブ~牧と俺の部屋~

( / お部屋ありがとうございます…！遅くなってすみません！)

(/部屋間違えるとか何やってんですか、毎日帰る場所はここでしょうが。(くす、) )

し、知ってるよ！牧探してたら迷ったんだよ！会社戻ったら牧いねーし、先帰ってるしっ（不満げにブツブツと呟き）


（/ こちらこそです！振り回して申し訳ありません、これからよろしくお願いします！）

すみません…思ったより長引いて、会社戻ろうとしたら直帰でいいって言われたんで。
(まさか時間的に一緒に帰れるとは思っていなかったから連絡しなかったのだが、一言くらい連絡入れるべきだったかと、苦笑い零して)


( / いえいえ、こちらこそよろしくお願いします
！何かありましたらいつでも！改善させて頂きます)

あ、いや、謝ってほしかったわけじゃ…、牧が最近忙しあの知ってるし。ただ、今日は仕事中一回も顔見なかったから心配だった…みたいな？（苦笑いに気づけば言葉を間違えたと頭を掻きながら目線を逸らし、冷蔵庫へ飲み物を取りに行けば心配との言葉を漏らし）


（/こちらこそ、なんなりとお申し付けくださいね！）

でも…連絡しなかったのは俺の落ち度ですし。
あ、今日はドタバタしてて…春田さんにも合わなかったですね、そういえば。
別に何かあったとかじゃないので、心配しなくても大丈夫です、
(逸れた視線に、こちらもそういうつもりで謝ったわけではなかったから申し訳なくなる。どうしたものかと、2,3度視線を彷徨わせた後、冷蔵庫に向かった相手の後ろをついていき、後ろから手を回そうと手伸ばし)

( / ありがとうございます…！)

…牧ストップ！ちょ、ちょっと待って！
俺からする…、（背後から気配を感じ伸びる手が見えれば慌てて声をだし、一度取り出したお茶をしまうとくるりと振り返っては相手を包み込むように抱きしめ）

…別にこれくらいどっちからでもよくないですか…。(相手の声に呆れたように腕を下ろせば大人しく包まれた後で背中に手を回し、。
会えなくて寂しかったのはこちらも同じだが、言うのはなんだか恥ずかしさが勝る為、口にはせず。)

んだよ、牧くんが生意気なんですけどー（充電するかのように一度強く抱きしめれば体を離し、生意気だと不満げに漏らすも直ぐ笑顔を向け。ポンと相手の頭に手を置くとリビングへと向かいスーツを脱ぎ捨て）

はぁ？そんなことないですけど？…ってもー！スーツ脱ぎ捨てないでくださいよ！皺になるって何度も言ってるじゃないですか、！
(1度だけ強く抱きしめられたあと、離れてしまったことに少しだけ寂しさを感じるけど、あいにくそんなことを素直に言える性格ではないので、すぐに言い返しつつ、相手が脱ぎ捨てたスーツ拾おうと。)

後でやるからいんですぅ。つか、ソファーが俺の事を呼んでるっ（相手の言葉など御構い無しに気の抜けた表情で言い訳をしてはソファーへダイブして、顔だけ相手の方を向きスーツを拾う相手を見つめ「なぁ、牧」と言葉を発し）

そう言っていっつもやらないですよね？！
…ソファが呼んでるとか意味わかんないし。

(ぶつぶつと文句を述べてみたものの、聞いてもいなさそうな相手にちらり視線投げてはため息零し、視線戻せば呼ばれた名前、ハンガーを手に取りスーツ掛けつつ、｢なんですか、｣なんて、)

明日休みじゃん？牧、なんか予定あんの？（注意された言葉には触れないが、スーツを掛けてくれる姿をみれば ごめん と心の中で呟いて。目線だけ追いかけながら少し遠慮がちに明日の予定を伺い

）

…特にないですけど。春田さんは？

(ハンガーにスーツを掛ければ少しだけ皺になってしまった部分を手で叩き、軽く伸ばして、自分のスーツと並べて掛けておき。相手が何が言いたいのかは分からないが、話すならとソファに向かうと、空いてる所へ。)

じゃあさ！祭り、行かない？
ほら、前一緒に行った時は俺のせいで…、最後まで楽しめなかったし。今度はちゃんと牧とお、お祭り…デート？したいなって（隣に来れば勢いよく起き上がり体ごと相手の方を向き座り恐る恐る言葉を並べ）

…いいですよ、今度はあんなことしないでくださいね、(もうないと思いたいけど、お互いムキになってしまうと分からないから、笑いながらそんなことを前置きして了承を。少し考えながら｢浴衣と甚平出します？｣なんて。)

うん、ごめん…。あ、俺だす！俺が持ってくる！（改めて反省しますと少し頭をさげるも了承を得れば嬉しさが勝りクローゼットへ向かい）あれ…、どこ置いたっけ？（張り切って探しに行ったのはいいものの頭を掻きながら戻ってきて）

…じゃ、任せます。(場所覚えてるのかな、とかそんな考えが浮かんだけど、まぁいいやと任せてクローゼットに向かっていくのを見送れば、すぐに何処にしまったっけなんて戻ってくる相手に)もう…教えませんでしたっけ、(なんて呆れつつ、今度は自分がクローゼットに向かい、)

いや、覚えてたはずだったんだけど…
あのぉ、牧くん…怒ってます？（戻ってくるなり呆れた表情を見れば恐る恐る後ろから近づき顔を覗き込んで）

いや、別に。
期待しただけ無駄だったなぁ…って思っただけですよ(怒ってるわけではない、というか怒るより呆れた。｢ほら出すんでしょ？手伝ってくださいよ、｣なんてクローゼット開けようと、)