美月 2019-03-22 13:55:05 |
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美月)まだ、食べてたの?黒葉。
美月はやれやれといった感じだ。
美月)こっちの二人はこの状態なのに。
美月は三日月と鶴丸を見た。
三日月)すぴー
鶴丸)ぐー
小狐丸はザルな為、酔っていない。
美月)そっちの刀は結構、お酒強いの?
小狐丸はそれを聞くと
小狐丸)ほう、なら条件付きで勝負してみますか?
と言った。
美月)ザルの小狐が勝負しかけたって、勝つに決まっておろう。
美月は、軽く酒を飲んだ。
美月)ザルの意味わかってるの?あ、もしかして負けず嫌いだから勝負事には負けたくない気持ちが出てるのかな?
美月はクスッと笑った。
小狐丸)そうじゃな、私が勝ったら、こんど美月殿だけを改めて、招待しそちらの本丸で最高のもてなしをしてもらおう。
美月)聞いとらんぞ。今、私だけって言わなかった?
小狐丸)美月殿は、昔から、黒葉殿と仲が良いと聞いたのでな。
美月)男女関係とか思ってないだろうな、小狐よ。聞いとるか?小狐。
小狐丸)代わりに、私が負けたら、黒葉殿を改めてこちらが招待しもてなすと約束する。無論、そなたらもな。
美月)絶対、小狐私たちのこと勘違いしてるでしょ。男女の関係じゃないぞ。
月都)別にいいが主は?
黒葉)俺も別に良いけど
月都)だ、そうだ
黒葉)ん?お前、昼間飲んでるか?
月都)少しな、次郎とか和泉守と
黒葉)長谷部と堀川に言っとこ
まんば)けど月都、次郎がつぶれるまで飲んでるときあるよな
月都)あるある
小狐丸)良い覚悟だ。勝負する酒はこれだ。
小狐丸が見せた酒は、次郎太刀でさえ、一本飲めば酔いつぶれる酒だった。
美月)それ、どこで見つけた?小狐!。
小狐丸)この前の遠征のとき、土産に数本買ったのじゃ。次郎太刀殿と飲んだところ、一本を一人で飲み切り酔いつぶれたので、太郎太刀殿が驚いていた。私は何ともなかったがな。
美月)ザルだからだろ。
美月ははっきり言うと、ため息をついた。
美月)まぁ良い。勝負を止める気はないからな。黒葉も私とともに勝負を見るか?
黒葉)いや、俺いい
まんば)主、弱いもんな
月都)すぐ潰れたもんな
黒葉)5杯目からの記憶が無い
まんば)こんな弱さだから止めとけ
美月)まぁ、私は、自分用の酒があるから、そっちを飲んで、勝負を見てるよ。その酒を飛んだら、一口でぶっ倒れると思うからな。黒葉、この勝負どちらが勝つと思う?
美月は、小狐丸が勝負に使う酒を見た。
美月)小狐はザルだからな。酔いはせんだろ。
美月はやれやれといった。小狐丸は酒を開け、山姥切と、月都の杯に酒を注ぎ、自分の酒にも注いだ。
小狐丸)準備はよいか?
小狐丸)では...始めるか。
小狐丸は、一気に飲み干した。
美月)さすがは、小狐丸だ。度の強い酒を一気に飲めるとはな。黒葉、よかったら、これ食べるか?うまいぞ。
美月は黒葉に、白玉あんみつを渡した。
美月)酒は飲めなくても、甘味ぐらい欲しくなるだろう?控えめな甘さでうまいぞ。
小狐丸)流石強いだけあるな。それもいつまで続くかも見物じゃな。
小狐丸は笑い、飲み干すたびに自分と二人の杯に酒を注いでいく。美月はそれを見ながら
美月)黒葉、二人が酔いつぶれているのを見たことはあるか?
美月)それは賛成だが、一人止めるのだやっとだぞ。それに...
美月は小狐丸を見た。
美月)小狐の目が本気すぎて、止められそうにない。
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