主ガチ勢の刀 2019-03-16 11:11:47 |
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(/ご無事なようで良かったです、聚楽第始まりましたもんね?!正体バレバレなのにちゃっかり監査官としてやってくる長義くん頑張っててとても可愛いです()
いえいえ!付け焼き刃とはとても思えない程の素敵な宗三三さんを提供して頂けて本当に嬉しかったです!もう日々のやり取りが楽しみで楽しみで仕方がありませんでした、長々とお付き合い頂きありがとうございました…!
次の膝くんのお相手審神者ちゃんも歌仙ちゃんもとっても楽しみにしております!)
【葵】
ん__……ふふ、そうだね。
( 動くな、の一言で大人しく動きを止め、彼の様子を伺う。髪を撫で、手櫛で髪が後ろに流されていくのを感じ取ると、一体どんな髪型になるのかと好奇心が湧く。この長さになってから髪を結ぶなどとは殆ど考えなかった分、こうして髪を弄って貰える時間というのが本当に幸せに感じる。この先もっと色々なアレンジが出来るように、矢張り髪は伸ばそう。そう心に決めると、結び終わったらしい髪と着付けの崩れがないかを確認する為に姿見の前で確認をしつつ。髪を結わえるゴムなどは無いが、何で結んだのだろうか。少し首を捻って確認すれば、見覚えのある結紐。神様の独占欲とやらは随分なものだ、くすりとはにかんだ笑みを零すと嬉しそうに結び目にそっと手をやる。嗚呼、こんなにも愛おしい人と共に過ごせるだなんて随分な幸せものだ。数日前迄の鈍感な自分を思い返しながらまた一度ふっと息を零すと、着付けのチェックをして障子の前の彼の元へと向かう。「じゃ、行こっか!」筋張った薄い手を取り、皆の待つ空間へと障子を開けた。 〆
(/ ちょぎ審神者さんが今回でどれだけ乱舞5に出来るのか野次馬根性で楽しみに見てます。推しが限定鍛刀とかイベ限とかだと習合大変そう…
改めてお疲れ様でした!次に行く前に何かこう、マイ本丸設定とかあれば好きなだけ語っちゃってくださいね。例えば審神者の部屋は離れにあるとか云々…なければそのままpf投げて頂けると心がミヤミヤします。)
(/周回大変そうですもんね……推しちゃんといろんなお話したいだろうに、でもなかなか集まらないって悲しいですよね……ちょぎ推し審神者さんが周りにいるのでどうなるか勝手に楽しみにしてます。わくわく。
ありがとうございます、こちらこそとっても素敵な宗三さんありがとうございました…!
そうですね、強いて言うなら審神者さんの実家が今回和菓子屋さんなので厨が広い、とか食料の備蓄が沢山ある、とかでしょうか。他はあまり変わらないと思います!
先日のご希望通り台詞を添えさせていただきましたので!)
「あ、今日は何かいい事あったの?ご機嫌ね。」
「はい、今日のおやつ。一人2個までね。」
名前: 伊織(いおり)
年齢: 25
性格: 物腰柔らかで余り強い主張をしない。柔和で器量が広い事から何かと世話焼きで、色々な人の面倒を見たがる。人の話を聞くのが好きで、色々な人の意見を聞いて見聞を広めるのが好き。けれども決して流される程意思がないという事は無く、自分の芯は残しておく。刀達を我が子のように可愛がり、練度や修行で成長していく姿を見届ける事に楽しみを見出している。さしずめ甘やかし上手、かもしれないが自分からは余り深く突っ込まず、相手が話してくれるまで待つタイプ。趣味は料理で、就任当初から本丸の台所に立って料理やおやつを作っている。気が長いので余り怒らないうえ基本は自由きまま主義で、自分でも母か姉かのようなものだと思っている一方で、仕事は仕事と折々挟んでいくのでサボることはない。報告書は堅苦しくて苦手だが出納帳などの帳簿付けが得意で、案外記憶力が良い。
容姿: 栗毛の緩くウェーブした髪を胸あたりまで伸ばし、普段は右横に京紫の結紐で纏めている。琥珀色の優しげな瞳を持ち、見た目からもおっとりした印象が見て取れる。服装は基本は白ブラウスに季節の色合いのロングスカートを合わせ、その上にしょっちゅう焦げ茶のエプロンを掛けている。
備考: 審神者就任から数年が経った中堅審神者。本丸は結構な大所帯だが今いる刀剣達は大方育ってきてしまったので、最近は極の刀の育成に力を入れている。元々は老舗和菓子屋『伊織庵』の娘で、万屋の和菓子担当になる筈だったのが霊力の都合により審神者に抜擢されて審神者となる。最近は年齢的にもそろそろ結婚を考えなければならない歳で、偶にくる縁談に悩まされている。
(/ 夏連隊戦の謎の大包平バーゲンセールのおかげでコモン短脇打と同じくらいの早さで乱舞5になったので、いまいち感覚が掴めないんですよね。刀装失敗で無言の推しは寂しい。
畏まりましたー!此方もあまり変わることはないんですけど、一つさにわさんの自室の隣に近侍部屋なるものを置こうかと。薄い襖一枚隔てた向こうに近侍が寝てると思うと大興奮です。お気に召しましたら気軽に輸入してくださいね。
それと素敵すぎるpfありがとうございます!!!好き!!!!!これって近侍は歌仙さん、ということで宜しいのでしょうか。初期刀でもないようですし近侍の座おねだりする歌仙さんもかわいい気がしますね。
それと此方もpfをば…不備、ここが気に入らん直せ!という点がありましたらどうぞ何なりと。)
「いいないいなぁ。私も膝丸さんみたいなかわいー弟が欲しかったなー。」
「今年こそ!!彼氏と夢の国!!!付喪神がいるんだから言霊だってありますよね?ねっ?」
名前 : 千種 ( チグサ )
年齢 : 17
性格 : 人と接することを楽しみとする犬系女子。喜怒哀楽が分かりやすく明朗で、考えが表情に出やすい。単純思考故騙されやすく、一度思い込むとその考えに振り回されてしまうことも多々。少々夢見がちで、皮算用は最早癖。しかしそれが転じて中々のプラス思考。小難しいことを深く考えるのは好まず、直感を重視する如何にもな現代っ子。褒められて伸びる頑張り屋、なのだがどうも空回りしがちな不器用さん。仮とはいえ親元を離れているためか、未だ甘えたが抜けていない。
容姿 : 輪郭のぼやけた色素の薄い山鳩色の髪。緩く巻かれた髪を高い位置で一つに括り、結んだ髪は肩甲骨の半ば程度まで垂れる。前髪は向かって右側へと流し、触角が顎までの輪郭を隠している。くりっとした青鈍の瞳は生まれつきの二重で、頭頂部には主張の激しいアホ毛が一本。身長は平均程。大抵は制服姿で、白いカッターシャツの上にクリーム色のカーディガン、紺色のブレザーが基本。首元は緩め。規定のチェックのスカートを二三度折り、膝上まで上げられている。登校時はメイクを施すが、本丸では開き直ってついついノーメイク。部屋着兼寝間着は如何にもといったパステルカラーのふわもこパーカーにセットのショートパンツ。絶壁。
備考 : 公立高校に通いつつ審神者として活動している兼業審神者。学業との両立もあり、つい最近延享に出向き始めた程度。本丸から現代の好きな場所に向かった方が朝の支度に時間をかけられるから、という理由で本丸暮らしをしている。ちなみに審神者を引き受けた理由は、実を言うと刀剣男士との交際目当てという下心丸出しの邪なもの。しかし蓋を開けると顔が良すぎて腰が引け、おまけに目が肥えて彼氏が出来ないことが悩み。打刀や脇差で遣り繰りしていた中、やっと顕現した初太刀が近侍。近侍に対し悪い印象はないが、飽く迄ご意見番扱い。
(/うんうん、わかります。白山くん推してる審神者さんは血涙流してるんだろうな…………ああ二回目のキャンペーンも来なかった…。
畏まりましたー!それでは膝くんをそちらの近侍部屋に住まわせますね!眠れない夜とかに襖越しに「起きてる?」みたいな会話するんだろうなって思うと萌え滾りました。最高だ…。
わわ、ありがとうございます…!そうですね、近侍は歌仙さんです!近侍の座を奪われまいと息を巻く歌仙ちゃんかわいい。
わあああ可愛い!!!今ちょっと心の膝丸さんがガタッと立ち上がりました!こんな可愛い子に若干の無自覚サイコ発揮していいのでしょうか!やりますけど!!感情に応じてアホ毛がぴこぴこするのかしら…
絡み文はどう致しましょう?前と同じく審神者さんのだけ交互に投下して始めていくのがいいですかね……?)
(/ え、選ばれし民だ…2回目で白山くん乱舞5の審神者さん随分増えましたね。一体いくらの札と資源を使ったのやら…こわい。
お気に召されたようで嬉しいです…!!見ての通りのコメディ調の性格ですので、まあガチサイコにならないよう適度に泣いてはないぞしていただければ…() 不憫な膝かわいい。
前回は様子見がてら主様に先に出させてしまったので、今回は私から失礼しますね。あー早く歌仙さんで伊織さんとのんびりまったりしたい!!!一緒に厨に立ちたい!!!たまたま厨にいたみっちゃんに気遣われたい…!!!! )
【千種】
____……あった!
( 収納をひっくり返すこと十数分。つい先日、念願叶って踏破した池田屋の戦にて重傷を負った初期刀の手入れが終わったのが今日の昼頃。帰宅するなりその彼から告げられたのは、修行の申し出だった。優秀な審神者ならば縦に一つ頷けたのだろうか、未だ青さの抜けない空っぽの頭は、縦ではなく横に傾くのみだった。そういう訳で化粧も落とさず、修行とやらの説明の文書を探しているということだ。四つん這いで半身ごと押込みに入り、暗闇にも随分と慣れた目で一枚の紙を引き抜く。政府の印を確認すると、墨で書かれた文書へと目を通す。先程から通達を見つけてはその読み辛い草書を解読する作業の連続だ。いい加減少し休憩でも___そう思った矢先、目に入る“修行”の二文字。喜色に表情は輝き、思わず声を上げる。と同時に書面へと下がっていた頭も勢い良く上がり、室内に響く鈍い音。収納の仕切りに頭を打ち付けたと気付いたのは、声にならない悶絶に文字通りその場で頭を抱えてからで。)
(/鶴丸さんお迎えしすぎて「なるほど、鶴が白山だったのか……」という錯覚さえ覚えましたね。白山くんキャラグラフィックめちゃめちゃ好みなので是非ともお迎えしたかった…。
はい、かしこまりました?!やり過ぎないサイコ気をつけますね!
早速可愛らしい絡み文ありがとうございます、おドジで可愛い…!
伊織さん早速厨に立たせておきましたので、是非!!みっちゃんは気の使えるいい子ですよね。いいママだ……)
【膝丸】
__全く、普段から整頓をした方が良いと言っていたのに…。
( 吐きたくなくとも口から溢れ出た大きな溜息。発端は初期刀が修行に出たいとの事で、其の準備を手伝いに__とはトントン拍子に行かず、こうして修行云々の内容が書かれた政府からの資料を探す事に必死の彼女を手伝う羽目になっていたのであった。修行許可の降りていない自分は身につけることのできない旅装束や旅道具がなんだか羨ましく感じる。__これで唯でさえ信頼の篤い初期刀殿がより彼女の信頼を得るだなんて、別に妬ましくなどは。そう思っていた矢先、あったと嬉しそうな声をあげる彼女にお小言を言うべく溜息混じりの言葉を吐こうとしていた時だった。明らかに鈍く痛そうな音が聞こえて吃驚し、音の出処へと目を向ける。何やら頭を抱えて蹲っている様子。抜けているところのある主人とはいえ、想い人が痛がっている様を何時までも見ていられる筈もなく。手に持っていた関係の無い通達を纏めて畳に置いてから彼女の方へと歩み寄り、再び頭をぶつけないように肩に手を回し、そっと抱き起こす。「大丈夫か主。」そんな言葉をかけながら、整理整頓を怠るからこうなるのだ、と矢張りお小言を含め上記を。 )
【伊織】
__ふふ、やっぱり涼しげで素敵。
( 実家に置いていた或る荷物を両親に送ってもらうように頼み、其れが今日本丸に届いた。其れを本来の置き場である厨へと持っていき、桐の箱に結ばれた麻紐を丁寧に解く。その中に大事に仕舞われた目当てのものを取り出す。水を模した蒼の中に泳ぐ二匹の金魚がいる硝子の角小皿。菓子を一切れ載せるのに丁度よく、今の季節水羊羹などを乗せて食べたらきっとよく映えて見た目も美しく楽しめる事だろう。丁度冷蔵庫におやつ用にと作った水羊羹を冷やしてあるから、食べようか。手の中で皿を回し、皿の裏までをじっくり隅々まで眺める。向こうにいる頃に一目惚れして買ったものだが、数年経ってから見ても矢張り美しい。芸術の好きな近侍もきっとこの美しさには理解を寄せてくれるだろうと思うとつい心が弾む。和菓子とて見た目を楽しむ菓子である事に変わりは無いのだから。唯、このまま桐の箱に入り続けていたものを直接使う訳にもいかない。一度洗おうか、と二枚組の小皿を壊れ物を扱うようにそっと流しへ下ろし、軽く食器を洗い始めて。 )
(/ うむむ、白山くんはレシピが重すぎる…今回も30万ほど食べられました。30万使っても300回ちょいしか回せない事実…
うわーーーーっちょっと非常に申し訳ないので謝罪を!!!思っていたよりも極歌仙を掴めていないことが発覚!!しました!!なんかこの歌仙さん特の匂いがするー!!!頑張りますので生暖かく見守っていただけると幸いです…!!! )
【千種】
駄目です、更に頭悪く…___って、これですこれです!私ちゃーんと見つけましたよ!
( 和紙に落ちた墨が滲むように、鈍い痛みがじわりと広がる。喉奥から絞り出すような情けない声を止め処なく溢れさせていれば、肩に回された青年の腕。先程から耳に痛いお言葉ばかりをくれる近侍殿だ。ちらりと其方に目線を向けると、暗闇に煌めく金色の瞳と目が合う。泣き言を呑み込むと相手の前に草臥れた書類を突き出し、平時通りの小言を遮るように上記を。誇らしげに笑みを浮かべ無い胸を張ると、さて、と腰を上げる。見つけたのならもうこんなに埃っぽい場所にいる道理はない。いそいそと抜け出すと畳に座り込み、紙面を広げ内容を読み解く。初めは明るかった表情も徐々に暗雲が立ち込め、延いては再び眉を寄せて。最後まで読み終わったのか、行き場を失った視線は自然と近侍の彼へと。言い淀むように小さく唸った後、申し訳なさそうに口を開き。「池田屋の報酬に手紙一式、なんてありました?」池田屋一階に悉く苦戦した身としては、そんな遥か昔の記憶はない。否、正味な話、使い道が分からず何処か適当な場所にぽいっと置いたままなような。ああ、また怒られる。開いた通達で気まずそうに顔を隠し。)
【歌仙兼定】
( 歌を詠むのならば、彼女の隣が一番だ。四季の移ろう中庭に臨む縁側は良い。質の良い骨董品に囲まれる自室だって実に風流だ。しかし、愛しい君の隣程、内から溢れる心象を形容を悩む場所は無いだろう。無論、雅を感じるどんな場所よりも、彼女の隣が落ち着くというのも勿論のこと。だからこそ、遑の際は無意識に主を探しに爪先が向いてしまう。横切ろうとした厨の前で、ぴたりと足が止まる。流れる水の音に目を細め、音を立てないよう暖簾を潜る。そこから見えたのは恰幅の良い伊達の彼___ではなく、見紛う筈もない小さな後ろ姿だった。傍にある桐の箱に二三瞬くと、ああ、とわざと小さく息を漏らす。無作為に驚かせたいわけではない。そっと隣並ぶと、漱がれる小皿に目を這わせる。凪いだ水面の薄青の小皿に、身を捩った金魚が閉じ込められている。流れ落ちる水で光が屈折し、一瞬を切り取られた筈の魚が泳いでいるように映った。硝子を濯ぐ白魚の手から華奢な肩へ、そのまま美しい横顔へと目線を動かす。どれだけ美しい美術品でも、彼女よりも目を奪われる物は存在しないのだろう。翡翠の双玉を細めて笑みを浮かべ。)
___…きみの選ぶ物はいつだって雅だ。何か手伝わせてくれるかな?
(/そうなんですよね、レシピの重さと出現率がえげつなくて資材カッツカツにされました……その後の刀装キャンペーンで充分に刀装確保できなかったのつらんい。
大丈夫ですよ!!!突然甘ったるい言葉を吐いてくる所凄くぽいのでどうかお気になさらず……!!)
【膝丸】
確かに間違いは無いな……って、きみ、散らかしたものを片付け無いからそうやって…!
( 鼻先に突きつけられた書状につい眉間に皺を寄せ目を通す。さらさらと綴られた草書体の文は当時の刀である自分達にとっては読み慣れているものだが、現代に生きる彼女には読み難いことこの上ないだろうに。内容を読み取ると修行の通達について間違いは無さそうで、険しくなった顔が少し緩む。唯、その後今まで違う違うと引っ張り出しては放り散らばった紙を片付けることもせず内容を読む事に集中し始めてしまった彼女を見てまた肩を落とす。__兄者同様、俺の話を聞いてくれないではないか。仕方がない、と畳に無造作に散らばった紙を拾い集めて、先程まで手に持って整理していた分と合わせる。池田屋では夜戦故太刀の自分は出陣出来なかったが、真逆源氏の重宝が紙拾いをしているとは先代も思うまい。池田屋に三度出陣している以上修行道具は一式揃っている筈だが。畳まれた旅装束と旅道具の中に手紙を認めるための一式は無い。「…真逆、きみ、無くしたのか。」三つ揃わねば修行には出られない、その事に良くも悪くも複雑な心境になるが、ものの整理をしない事で起こる弊害の連発に眉の間に皺を刻み、目頭を手で押さえて。 )
【伊織】
ありがとう歌仙、じゃあ畑を……なんて言うのは冗談なのだけれど。これで水羊羹食べない?
( ふと隣並んだ白い服に聞きなれた優しい声。真逆共に話を交わしたいと思っていた目的の相手から来てくれるとは。修行から帰ってきて以降、色々なものに目を向ける様になった彼が愛らしくて、つい前まで嫌がっていた畑仕事を、なんて意地悪を言ってしまいたくなる。大所帯である分今日の畑当番がやることはやってくれているし、今は特にすべきこともないのだが。それよりは寧ろ、今しがた水を止めた二枚の菓子皿で季節感を味わいたい。布巾でそっと皿から水気を取ると一枚を台の上に戻し、もう一枚を彼に見せるように傾けて顔を綻ばせる。水羊羹は沢山あれど、この皿は二枚しかない。近侍を頑張ってくれているご褒美になれば、なんて思いつつ、秘密を共有する子供のようにあどけなく微笑むと、「近侍さんいつも頑張ってくれてるから。」と付け加える。菓子作りの腕には自信が有るし、彼が今しがた雅だと言ったこの皿でなら、何か癒しにもなるのでは。__本音はそれだけではなく、彼との時間を作りたいだけなのだが。翡翠の瞳と目を合わせて、嬉しげに柳眉を下へと下げ目を細めると。 )
(/ あの優しくない刀装CPは一体…聚楽第の何らかが間に合わなかったのは分かるんですけど、それなら経験値CP続けて欲しかった…でも白山くんCPは続けてほしくない…苦しい…ウッ
そうでしょうか…ううん、実にもやもやしてます。もっとこうしてほしいああしてほしいがあったら気兼ねなく伝えてくださいね。このままだと迷走しそうでぐぬぬ。)
【千種】
う、………___ごめんなさい、呆れちゃいました?
( 墨の匂いのする紙から目だけを出し、申し訳なさそうに彼の様子を窺う。目頭を押さえる仕草に罪悪感が加速し、どう返すべきかで小さく喘ぎ。軈て口を噤み肩を落とすと、そっと彼の方へと近寄る。重力に逆らわず落ちる薄緑の髪を手で避け、曇ってしまった綺麗なお顔を覗き込む。顔立ちだけはお兄さんとそっくりで、しかし浮かべる表情は凡そ真逆で。出来ることならばその琥珀に穏やかさを湛えて欲しいのだが___如何せん他本丸の彼と比べて、若干表情が強張っているように思えてならない。矢張り主の差だろうか。真面目で実直な彼のこと、実のところ近侍の任は余り好ましくなかったりするのだろうか。邪推が邪推を呼び、眉が情けなく下がる。いつもは言うことを聞かない頭頂部の髪も垂れ下がったらしく、目端にだらりとした毛束が映る。「あのあの、近侍、嫌でしたらいつでも…」途中で切れてしまった言葉を思わず呑み込み、目線を下げる。顕現して間も無くからずっと近侍は彼なのだ。今更変えるのも何というか、寂しい。幼い子供のような言い分に思わず自身が呆れ。)
【歌仙兼定】
逢引の誘いのようだね、無下にするわけにはいかないな。
( 淑やかに細まる琥珀を見つめ、僅かに目尻を落とす。確かに清涼でこれからの季節に合う小皿だが、温かみのある彼女の色に負けてしまっている気がする。透明な器から滲んで見える柔らかな栗毛の色を、値踏みするように眉を寄せる。普段から彼女に合うものを探すのが最早癖になってしまっている。しかしそれも仕方のないこと、美しい人には美しい物が合う。日本刀だって、今の世では立派な美術品なのだ。つまり何が言いたいかというと、本丸に数ある美術品の中でも、彼女に相応しいのは自分である、これに尽きる。「執務はまだ途中かな?それならきみの部屋ででも。」片手で角皿の縁をなぞりながら、止まった水の中を泳ぐ金魚を眺める。今は秘密だが、きっと短刀達は喜びそうだ。お小夜にも是非見せてやりたい。緩く首を傾げて紫苑の髪を揺らすと、彼女の返答を待つ。出来ることなら、他の刀の横入りがない場所がいい。無論、最たる優先事項は彼女がいること、だが。)
(/本当にわかります……資材カッツカツの状態で銃兵の補給が本当にきつかった。経験値二倍は欲しいです。本当に。極ちゃんただでさえレベル上がらないから…
なんだか無理難題を押し付けてしまったようで申し訳ない……!全然気にならないですから、大丈夫ですよ!)
【膝丸】
__……待て、俺の他に誰がきみの世話をすると言うんだ?
( 目の前で眉尻を落とししょんぼりと萎れる姿は宛らしょぼくれた仔犬の様だ。その姿が愛らしくてまた可愛いのだが、緩む頬を表に出すまいとするとつい眉間に皺が寄る。ちらと彼女を見遣ると、随分と落ち込んでしまっているようで。自身の素っ気なく見える態度が原因なのかもしれないが、それもこれも全て彼女が身を焦がすほど愛らしいのがいけない。物の管理のおざなりさに呆れると言うのも事実だが____それより、今彼女は何と。山鳩色の前髪の隙間から見える長い睫毛に隠されて目が合わない。別の意味で眉間に皺が寄る。自分が近侍の任を降りるなど有り得ない。彼女の側仕えは当然自分の仕事だ。他の誰にも彼女の隣を渡す気は無いし、自分以外に適任がいるなど到底思えない。手を顔から離し、彼女の薄い肩に置く。そっと腰を曲げて下から覗き込むように主人の顔色を伺い。青鈍色の不安に揺れる瞳と自身の琥珀とを交差させ、「俺は近侍を降りる心算は無い。」と真っ直ぐ言い放ち。 )
【伊織】
……ふふ、そうね。私の部屋行きましょうか。歌仙、冷茶を入れてくれる?
( 近侍の彼は本当によく自分に懐いてくれている。やんちゃな刀達が多い分、風流や優雅とは程遠い性格の子達も当然居るわけで。修行前はそういった刀達に憤慨している様子をよく見ていた。まぁ、偶に彼の言う"雅"が果たして雅なのかは疑問に思うこともあったが、季節感を重視する和菓子屋では、その辺の情景などに心動かされる性分に育ってしまった。その分彼の言う雅を解せる女ではあるのだろう、信頼を寄せて懐いて貰えるのは嬉しい事だとつい頬が緩む。部屋でお茶、というのは二人きりで話したい事の裏返しだろう、それについては此方も同じなので都合が良い。どうせならばゆっくり話が出来たら、と思うと水羊羹だけでは足りずお茶が欲しくなる。くすりと笑を零して頷くと、栗色の緩い髪を揺らす。一旦彼に背を向け、棚から一枚の小さめの盆と、グラスを二つ取り出し。急須は彼の側にあるから入れてもらおうか、流しの方へと戻ると、お願い事として少し眉を下げ。 )
(/ 個人的に江戸城がすごく苦手なイベントなので、2スロ打刀育てて一番楽しいのが2倍5倍なんですよね。ああ初期刀…
いえ、歌仙さんなら余裕余裕とタカを括ってました…!!極歌仙さんってあんまり余裕ないイメージだったんですけど、なんか意外と大人っぽくなってしまってコレジャナイ…!!これじゃ特…歌仙さんもいいけど歌仙ちゃんが見たい… )
【千種】
………うん。私も膝丸さんがいいです。
( 任を解くとして、誰に頼もうか。ぺらぺらのお手紙セットを一緒に探してくれそうなのは___そこまで考え、肩に置かれた手に疑問符を。緩慢に顔を上げようとすると、それよりも早く彼の金の瞳に射抜かれ思わず身が固くなる。目の前にある整った端正な顔を見詰めると、ぱちりぱちりと瞬きを。どうしてそんなに怖い顔をしているのかだとか、そんな表情なのに近侍は降りないのかだとか、色々疑問はある。しかし一端の女子高生の身としては、この男性の睫毛の長さに気を取られて他のことが頭に入らないのであった。全く以って目に毒だ。大人しく顔を上げると、穏やかに上記を告げる。気が緩みがちな自分にとっては、彼のように生真面目な近侍が有難い。こうして責任感から近侍を続けてくれるのは助かる___が、しかし。「別に他の人でもお世話出来ると思うんですけど。」むっと眉を寄せ口を尖らせる。これでも来年には結婚も出来る身。自分でなければ手に負えない、だなんて女性に対して失礼な言い草だ。彼だって見目麗しい青年なのは外見だけ、中身は一つを数えるか否かの幼子だというのに。不満げな目線を送ると、彼からの弁明の言葉を今か今かと待ちわび。)
【歌仙兼定】
玉露茶はどうだい?たまには氷出しも風流だろう。
( 整えられた柳眉を下げる主の姿を捉えると、側の急須を一瞥した後、彼女の方へと歩み寄る。結われた暖かな色の髪を爪の先で僅かに撫で、緩やかに口角を上げ上記を。玉露は少し贅沢な証。愛しい女性との秘密の茶会を贅沢と言わずに何と形容するのか。そして折角彼女が選んだ涼しげな水面の皿だ、ただの冷茶よりも氷茶の方が合うだろう。「準備をしたら急須を持って行くから、きみは先に部屋に向かっていてくれるかな。」まずは硝子の急須を洗うところから始めなければ。その後の歓談を思えば微塵も苦ではない。朝方氷も作っておいたことだし、日頃の行いが吉と出たのだろうか。結んだ裾を引き直すと、ふと再び彼女の方へと振り返る。大事なことを言い忘れていた。翠の双眸を小さく細めると、やや童心の見え隠れする笑みを浮かべ。一本立てた指を自らの唇に当てがい、くっと小さく喉を鳴らして笑って。「…誰にも見つからないように、ね。」ただの見苦しい独占欲を、秘密の茶会の雰囲気を守る文化人の殻で覆い隠す。我ながら彼女のことになると狭量だ。修行から帰って、更にそれが加速した気がする。呆れて眉尻を下げると、それを見られる前に流しへと顔を向け。)
(/経験値美味しいキャンペーン好きです、個人的には悲報の里苦手なんですよね……江戸城は修行道具集めやすくて美味しいので割と好きです。
歌仙ちゃんはわふわふしてそうなイメージあります、まだ始まったばっかりですしここからわふわふ度上げていって頂ければ…!なんかこう、詠んだ歌片っ端から贈りそうです。「こんなにも焦がれてるのに」みたいな歌詠んではすぐ捧げてそうです。筆まめさんっぽそうです。)
【膝丸】
ああ、それでいい。____そういう意味では無いのだが…。
( 近侍は膝丸"が"いい。なんと自分に都合の良い響きの言葉だろうか。満たされる支配欲と多幸感に思わずふっと口が緩む。彼女が小さな顔を上げたのを見て肩から手を離し、屈めていた背中を元にぴんと伸ばして、数度主人の頭をぽんぽんしてやる。これではどちらが主人か解らないな、なんて思いつつも主はまだうら若き乙女なのだから甘えたい年頃なのだろう。その役目を自分が独占できるというのは実に満たされることで。__其のつもりで行ったのだが、どうも彼女には「他の刀には手が負えないほど駄目な主だ」という意味合いで聞こえてしまったようだ。貶す意味で放った訳では無い、寧ろ彼女への浅ましい欲望に満ちているというのに何を悪く言う所があるのか。確かに子供っぽい所もあるがそこを含めて愛しているのに。苦い顔をして否定をすると、暫し閉口して言葉に迷う。さて、なんと言うが良いか。頭の引き出しの中から出来る限り障りのない言葉を選び並べる。「そうだな……俺が一番この仕事に向いていると言うだけだ。」光をいっぱいに携えた幼子のような瞳が愛らしく、つい目を細めてそう穏やかに一つ述べると。 )
【伊織】
あら、季節感があってとっても素敵ね。……それじゃあ部屋で待ってるね、文化人さん。
( いつもより少し贅沢で深みのある玉露、確かにこういう良き日にはピッタリであろうか。幼い秘密を共有するようなくすぐったさがあるが、何だかそれも良い。少し苦味のある玉露は甘い水羊羹との飲み合わせも実に良い事だろう。本当に彼の風流心には目を見張る。優しげに顔を綻ばせると、菓子とグラスを載せた盆を手に持って厨の入口の方へと歩む。丁度厨を後にしようかというところで彼の声が聞こえ、其方を振り返る。しー、と秘密を表す身振りから感じる若干の幼さと愛らしさに矢張り頬が緩む。随分と懐かれたものだ、主人として誇らしい。愛おしげに眉尻を下げ、盆を片手に持ち帰ると同じく人差し指を立てて唇に宛てがい、秘密の約束を交わす。秘密の共有をしたがるだなんて、随分可愛らしい刀だと上記を述べてから今度こそ厨を出て、あまり足音を立てぬよう気を付けながら自室へと戻る。__ああ、刀に文化人だなんて言わない方が良かったか。道すがらそんな事を思いながら、彼との秘密の茶会に思いを馳せては頬を緩め。 )
(/ 里は絶対にオーバーランしたくないですね。運営ちゃん玉札抜いて。やっぱり脳死周回できる大阪城と経験値うまうますぎる連隊戦が好きです。夏連隊戦まだかな…
歌仙さんのわんちゃん感って結構他の刀を意識してると思うんですよね。となると他の刀より僕の方が云々系統になると思うんですけど、別にがっつり貶めたりはしないよな歌仙…と思って悶々です。言い回しというか、塩梅がむつかしい。)
【千種】
フォローになってない………ような。
( 素晴らしき哉、イケメンに頭を撫でられるお仕事。普段は刀を握っているというのに、彼の手は繊細で綺麗だ。その手が今度は優しく、まるで子供をあやすように私の頭を撫でる。___あやすように。その単語に引っ掛かると、若干不満の色が抜けないままに上記を呟き。それにしても、彼に撫でられたところで驚く程ときめかないのが面白いところだ。別段職場恋愛は望んでいない。審神者に就任したばかりの自分ならば、きっと期待に胸を躍らせていたことだろう。ああ、そういえば。先程の書類をぺらりと開くと、文字列に目を落とす。「4日もいなくなっちゃうんですね、修行って。」紙面を持った腕を伸ばし、物の散乱した畳に寝転がり。口に出すと初期刀のいない本丸を想像してしまい、何となく違和感を覚えた。1年間毎日顔を合わせ続けた彼が、暫くいなくなる。失くした手紙を探す気力が落ちていくのを感じる。何だか主人として恥ずかしく、寝返りを打つと近侍の彼に背を向け。)
【歌仙兼定】
___主、入るよ。
( 一声掛け、執務室の襖を開ける。彼女の姿を視認し薄く笑むと、卓の上に透き通った硝子の急須が乗った黒い盆を置く。黒字に僅かに散った金色が、光を屈折して揺れる。急須の底には新緑の色を湛えた玉露の茶葉が、その上には氷が幾つか重なっている。日が入るように障子を薄く開け、盆を光が当たる位置に置く。初夏の日差しが硝子に入り、氷を貫き、早く溶けるようにと僅かに注いだ水が揺れる。飲み負えたら茶殻はおひたしにでもしよう。そうすれば主は更に喜んでくれるだろうか。溶けるように笑んだ後、愛おしい彼女へと向き直り。「どうだい、風流だろう。こうしてきみを癒せるのは僕くらいだものね。」無意識に得意げに顎が上がる。氷出しを選んだのは、玉露に合うだろうから___というのもあるが、更に言えば数10分は彼女を独り占め出来るから、という理由も勿論あった。良い茶会には良い歓談が必要だ。氷が溶け、からり、と音を立てて急須の中を転がる音がし。)
(/度々お待たせしてしまって本当に申し訳ありません……!!暫し体調崩してまして…胃腸弱いとこの季節すぐダメになりますね、怖や怖や。
んーーわかります……!そういえば次の悲報の里()の後連隊戦ですね!新刀剣誰だろう、楽しみだなぁ。
あーー、わかります、僕が一番雅な刀!っていう自負と自身はあるけど周りも名だたる名刀だから貶める気はない感じですよね。数ある中でも僕が一番主に合う刀、主に相応しい男!って思ってるといいです。)
【膝丸】
何っ!?……その、ふぉろー、とやらのつもりだったのだが。
( またしても上手く彼女に伝わらなかった様子、一体全体自身の何がいけなかったというのか。彼女を一番想い、彼女の側仕えに慣れ、彼女の隣に並ぶべき男は自分しかいないだけだというのに。浅ましいのかも知れないが、愛おしい主を独り占め出来る事ならば永劫にそうしていたい。渦巻く想いもつゆ知らず、ぐでりと此方に背を向けて寝そべる彼女に思わずまた眉が寄る。__否、こうして寛いでいる姿を見せてくれるのも自分だけと思えば良いのだろうか。そう言い聞かせるのも束の間、四日この場所を空ける初期刀を思い沈む彼女背が途端に面白くなくなる。視線は自然と散らかった畳に落ち、まつ毛が臥せる。確かに"初期刀"は就任当初から毎日顔を合わせてきた分思い入れも強い、それゆえ修行に行かせたくないとでも今更言うつもりなのだろうか。「__……、その四日で今後主を支える力が格段に上がるのだろう。」その四日を惜しまれ引き留められる初期刀を羨ましく思いつつも、少し寂しげな溜息を吐くと、散らばった紙に目を通しながら集めていき。 )
【伊織】
ええ、とっても。……氷出しの玉露だなんて、なんだか贅沢ねぇ。
( 硝子と水が光を屈折して盆を照らす。明るく綺麗な光なのに涼し気なのはその中身が氷だからであろうか、見ているだけで心が安らぐ心地がする。主思いでとても素敵な近侍に出逢えて良かった、なんて心の底から思う。自信ありげに趣向を凝らした日常の楽しみを提供してくれるのは、何時もの日々がさらに充実する気がしてとても心躍る時間になる。琥珀の瞳を細めて彼に微笑みかけると、卓に頬杖をついて楽な姿勢をつくる。切り分けられた水羊羹も艶があり、我ながら菓子屋の跡継ぎだっただけあり良い出来だと思う。もうじき遠征から帰ってくる面子もこの水羊羹なら喜んでくれるだろう。主と近侍だけでこの特別な時間を過ごすのは少し贅沢だろうか、なんて背徳感を得つつ、こうして腰を据えてなんでもない話が出来ることが同時に嬉しく、何だかくすぐったい。困ったように口許を緩めると、菓子切りを添えた金魚の皿を自分の向かい、彼のちょうど座るあたりであろう場所に置いて。「歌仙のおかげでいつもより特別なおやつになりそう。」小さくそう呟いて品の良い翡翠色の瞳を見つめると。 )
(/ わー良かったご存命でした…!!台風やら大雨やら寒いやら暑いやらで今年の夏は大変ですね…お互い負担にならないようがんばりましょう。
来週から連隊戦だと思ってた…大包平落ちました!(素振り) 連隊戦の前に小判ガンガン使う気にもなれませんし報酬貰ってしっぽりしたいです。そろそろ静ちゃんの確定報酬とかほしいなあ。
そうですね、ガチ勢だと刀というより異性の面を推してきそうだと思いました。なんとなく歌仙さんって主の恋人とかじっくり見極めそうじゃないですか??完全にお母さん。 )
【千種】
うーん、同棲してる彼氏と四日も会えないって辛いと思うんですよ。
( 聞こえてきた溜息に思わずそちらを一瞥すると、散らばった書類を再び集め始める近侍の姿。また呆れられてしまっただろうか。若干と表情を歪めると、おずおずと半身を起こし座り直す。寝転がったことで乱れたスカートの襞を直しつつ、また初期刀のいない本丸に思いを馳せる。ああ、そういえば。ふとした思いつきで上記を呟くように。既に刀剣男士とそういった関係性になっている審神者も、修行に送り出すのだろうか。今まで同じ屋根の下、しかも自分以外の異性のいない場所で暮らしていた恋人と、四日も会えないだなんて。加えて男士の方では何十年の月日が流れることもザラらしい。手に持っていた修行についての書類を彼の手元の紙束に重ねると、若干の安心感に表情を緩ませる。「でもでも、膝丸さんはまだ行かないんですよね?」当然一日の内で長く共に過ごすのは近侍だ。その彼が誰を送り出しても側にいてくれるというのは、大分有難いというか安心するというか。首を傾げて彼のかんばせを覗き、再びだらしなく笑みを零し。)
【歌仙兼定】
この本丸で雅を一番解してくれるのは間違いなく主だね。
( 歌仙のお陰で___その言葉の充足感で口角が上がってしまう。彼女の向かいに腰を下ろすと、得意気に顎を上げながらやや上擦った声で上記を。想う相手から褒められたというだけで高揚してしまうのは、些か単純だろうか。背後にちらりと薄桃の花弁を散らせつつ、落ち着かない様子で紫苑の髪を指に巻き付ける。本丸に揃う刀が幾ら名剣名刀ばかりであれ、雅さならば随一であると確固たる自信がある。つまり、こうして彼女を楽しませられるのは自分だけなのだ。「自分で言うのも何だけど、僕は近侍に向いていると思うよ。きみのような淑女には特に」語調を速めて告げる。決してこれは驕りではなく、彼女に妙な心変わりをしてほしくないだけだ。無論自分を見込んだ彼女のこと、何れはまた此方に帰ってきてくれると信じてはいるが。しかし刀剣に対し家族のように接する彼女のこと、近侍である自分に対しても隔たりがない、というのがやや気になる今日この頃。寵愛を___特別を願ってしまうのは、悪いことなのだろうか。ゆったりと姿勢を崩す彼女の様子をそっと窺い。)
(/そうですね、もうなんか体重が日に日に減っていくので全然嬉しくないです……夏が来なければいいのに……。夏は雰囲気だけ味わって気温は味わいたくないですね。
大丈夫です、きっともうすぐですよ!!!新刀剣男士も来ますし楽しみだなぁ。静ちゃん欲しいですね……薙刀は岩融がドロップでちょこちょこ来てくれるんですけど静ちゃん中々こない。
あーーーぽいですね!!僕並に主に見合う男がいるのかどうか、っていうの凄い気にしそう…。伊織さん縁談ちょこちょこ来てますしその度に肝を冷やしてそうです。ママだ……。)
【膝丸】
__…そうだな、俺は少なくとも此処に居るだろう。きみのものだからな。
( 同棲している彼氏。その言葉にピタリと全身の動きが止まる。彼氏。詰まりは交際相手ということだが、はて彼女は何を言っているのか。顕現して以降ずっと彼女の近侍をしているが彼女と初期刀殿が恋仲な訳が無いということは重々承知である。よく見ているから、なのだが。比喩にしても心臓に悪い。彼女の隣は自分以外に有り得ないと言うのに何故そんな事を言うのか。後に続いた言葉を咀嚼するまで暫く瞬き以外の動作が出来ず、ようやく安堵したように眉を下げると。あどけない笑みに絆されて、固く結ばれていた口許を少しばかり緩めるとゆっくりと言い聞かせるように上記を述べる。主の刀であり、主を護る存在であり、主を一番に想う男でもある。その自負から来る分「きみのもの」という台詞は矢張り強調しておくべきもので。そこで、ふと拾い集めていた書類の中に、普段送られてくる書状とは紙質の硬いものを感じると、それを取り出す。「主、これではないか?」実物をしかと手に取って見たことがない故に確証はないが、手紙を書く便箋になるやもしれないものを手渡すと。 )
【伊織】
ふふ、そうねぇ。だから近侍を任せているのよ?頼りになるし。
( ひらり、舞った花弁が視界の中に入る。彼らにとって喜びの象徴であるそれを確認すると何だかこちらまで嬉しくなってしまう。くすくす、と小さく笑いを零すと、彼が一等愛らしく見えて、何となく仔犬のようだ、なんて思ってしまう。今の所彼以外に近侍を任せる心算は毛頭ない。それ程までに彼と価値観というか、波長が合うというか。それだけでなく、彼の世話焼きな性分のおかげで自分が随分と助けられている所もあるのだから。緩む口許を隠すように、菓子切りで一口分に切った水羊羹を口に運ぶ。丁度良い冷たさと甘さがよく合い、皆にお八つとして振舞っても良さそうだと一つ頷いて味わい。じわり、と溶け始めた氷を一瞥すると、奥に未だ目を通し終わっていない書類の束が見える。全て通達なら良いが、そうもいかないのが最近の悩み事である。楽しい筈の時間が書類に一気に邪魔されたように思って、小さく溜息を零すと、嫌な書類より紫苑を揺らす愛おしい刀へと視線を戻して。 )
(/ でも今年の夏は冷夏って噂もありますね。梅雨が明けてないだけのような気がしますけど、確かに平成の今頃よりずっと過ごしやすいです。もう40度とか嫌だ…
静ちゃん…静ちゃんつつきすぎたい…というか真剣必殺回収せずにカンストしちゃったので純粋にもう一振り欲しいです。ともしずきゃわわ。
そういえば一応お聞きしておきたいんですけど、伊織さんは歌仙さんのことどうお思いなんでしょうか。ラブラブ両思いですか???ひゅーひゅー。
それと伊織さんと絡みたくて仕方ないのでちょっと提案を…。やっぱりまた演練が無難でしょうか。主様が最初に挙げられていたさにわ会議なんかも楽しそうだなーと思いました。ある程度さにレベのある審神者さんと、丁度7面入ったくらいのわかばマークさにわ集めて指南兼ねて会合、終わった後で落し物だとか何かしらの理由()で話しかけるみたいな…幼児でも5秒で考えつくレベルですけど!! )
【千種】
あー……と、ええっと____違う、かな?
( 君の物。彼は度々そういった表現を使うが、一主人としては嬉しいばかりだ。つい頬が緩み、気恥ずかしさから視線を畳の目へと落とす。本丸を受け持ってからというもの長らく太刀との縁に恵まれなかった自分にとって、彼は特別思い入れが強い一振りでもある。その鋭い眼光と、本丸に居もしない兄の話に怯えていたことも既に久しい。偶には働き者の近侍に感謝の言葉でも、そう思い顔を上げるなり手渡される便箋。呆けて見つめる内、ふと過るいつぞやの記憶。彼の言う通り、池田屋一階の報酬である手紙一式だ。近侍がいるのなら、先程までそう思っていた筈が、一瞬で寂しさに塗り替えられてしまった。だって初期刀のいない本丸だなんて、普通に考えて寂しすぎるだろうに。ふっと顔を上げると、ぎこちない笑みと共に上記を。「あのあの、今日はもうやめません?膝丸さんもお疲れでしょうし、修行はまた今度でも良いわけで…」数拍の後、空言を並べてしまった罪悪感から落ち着きなく目線の行き場を探しつつ、早口に適当な言葉を連ね。受け取った手紙を後ろ手に回すと、取り敢えずこの場から離れるため腰を上げようと。)
【歌仙兼定】
……!嗚呼、そうだろうとも。何と言っても僕は____…主?
( きみは何処まで僕を喜ばせれば気が済むんだ。そんな風情のない問いを嚥下し、いつの間にか見開かれていた双眸を下ろし、誇らしげに顎を上げる。巻き付けた紫苑を引き伸ばすと、指から解けた紫の色がくるりと小躍りをし、仲間の元へと戻って行く。これで何度目か、主人に恵まれたと常々思う。聞いた話によると、現代では濫りに肌を晒すことが当世風だとか。嗜好が人夫々だというのは尊重するが、余りに端ない。矢張り奥方になる女性には淑やかでいて欲しい__自らの中でそれを確認すると、確固たる理想の女性である目の前の彼女の姿を一瞥し、ぴたりと動きが止まる。すぐに金の瞳を視線が交わったが、その前の憂いのある表情と溜息が気にかかる。言葉尻を窄めると、僅かに眉を下げ。「風流じゃないな…何か気掛かりかい?」折角の茶会なのだ、懸念があっては息も吐けない。無論、主人への気配りも近侍の務めだ。加えてそれが“頼りになる近侍”であるのならば殊更。先程の彼女の言葉を脳内で反芻すると、再び薄っすらと誇らしげな色を浮かべて背を丸め。)
(/そうなんですか!?あ、でも確かにもう7月ですけどこの気温ですものね……めっちゃ過ごしやすい…。五月で35度おか聞いた時はひっくり返りそうになりましたが今この気温だとすごく快適です。
あーーーレベル上がっちゃうと全然真剣必殺出なくなりますよね……それは是非とももう一振り訪れますように…!静ちゃんの「主ぃ」がめちゃんこ好きです。
両想いですねー!縁談もちょくちょくくるし結婚を真面目に考えてる節があるので「この人達と結婚するくらいなら波長がよく合う歌仙と結婚したいかな」って思ってる感じです。
あーいいですね!!個人的にさに会議ちょっとやりたかったので是非ともそれでいきましょう!忘れ物とか落し物とかって素敵なきっかけになりますし。)
【膝丸】
………きみがそう言うならそうしよう。
( 便箋と思しき物を手渡した瞬間に愛しいその表情が途端に曇る。__嗚呼、図星か。それを思えば二、三度の瞬きを。凡そ隠し事の下手な彼女だ、言葉では否定しているがこれが目当ての手紙一式とやらなのだろう。大切なものを放っておくなんて、というお小言が喉元まで出かかるも、それをぐっと呑み込み。それを告げれば彼女の気分は益々下がる事であろう、近侍とはいえ彼女を思う男の一人として想い人を斯様に傷付けることはしたくない。辞めたいのであれば一旦辞めても良いだろう。何せ主に修行の話をすれば、気に食わない事に自分ではなく初期刀のことばかり考えてしまうのだから。かといってこの話を何時までも宙吊りにしては折角修行を申し出た初期刀も憐れだと思うのも事実。「但し、何時までも此の儘にはして置かない方が良いと思うがな。」この話をなあなあにしないよう、取り敢えず彼女の"ご意見番"としての忠告をひとつ重ねると、畳に無造作に置かれた紙の残りをさっと拾い集めて。 )
【伊織】
あぁ……其処の書類の山が気になっちゃって。ごめんなさいね。
( どきり、心臓が一瞬だけ跳ねる。たった数秒の憂鬱に彼が気が付いたという事に酷く驚いていた。__それと同時に嬉しくも思う。気が効きすぎる気概もあるが、此れ程までに繊細な変化にも気付く彼を近侍に選んで心の底から安堵すると、つい眉尻が下がる。心配させてしまった、というのと憂えを見抜かれた驚嘆とでつい頬が緩んで苦笑を浮かべる。別段隠すような事でもない、急須の奥に見える書類の山を指し示すと、楽しい筈の茶会に水を差す様な真似をしてしまった事を申し訳なく思い上記を述べ。書類だけなら未だ良いが、偶に"書類でないもの"が混じっているのだから。和菓子屋を継ぐと思っていた頃はさしたる事も思わなかったのだが、こうして政府から身を固めることを薦められるのはどうも悩ましい。送られてくる縁談の勧めに書いてある事を遥かに上回って馬の合う人物が目の前に居るというのに。それ故余り見たくない書類を考えさせられるのが嫌で、つい美しい翡翠色を覗いてしまう。「ねぇ歌仙、お茶し終わったら少しだけ手伝ってもらえる?」眉尻を下げたままもう一度書類の山を一瞥して、再び彼に頼み込むように翡翠の蒼玉を覗いて。 )
(/ 地域にもよると思いますけど、日差しが弱いのがとてもありがたいです…曇りの日万歳。おうちの中だと本当に涼しくて寝やすい…
主ぃ好きー!!!!!でもお手紙どうするんでしょうか。主ぃへって書くの??審神者それ絶対笑っちゃう。
やっぱりそうでしたか!一応両片思い…という体なんでしょうか。伊織さんは歌仙さんからの好意気付いてるのかなー。きわ歌仙は愛されて当然って感じの人なので…
容赦無く家の鍵とかなくさせようと思います。低偵察高隠蔽のクソステータスが活きる時…!歌仙さん見て「初期刀修行に出すときって寂しくなかったんですか??」とか地雷ぶち抜く予定です。数日後でもいいですし、今日の夜会合がーとかでも良いですね。今夜の方が場面転換しやすいかな… )
【千種】
ひ、膝丸さん…………!
( 親に叱られた子供のように俯き、後ろへと回した手で手遊びがてらスカートの襞を整える。沈黙が耳に痛く響き、沈黙に耐えきれず僅かに顔を上げるが、途端聞こえた彼の声に反応し再び目線は畳の目へと。恐らく次の言葉は宥めるように諌める物だろう、そう予想していた為、思い掛けない弁にふっと顔を上げる。まさか許して貰えるとは。自然と頬が上がり、感動すら覚えてしまいそうだ。再び身を屈め、散漫した書類へと伸ばされた手を漁の手で包み距離を詰めると、喜色を満面にし。「ありがとうございます、やっぱり私膝丸さんが一番好____」普段厳しい人こそ、こういったギャップがしんどい。これでもう少し兄を相手にする時のような可愛らしさがあればあれば最高だが、この際それも気に掛からない。高揚に身を任せ、誰にでも言うような最愛の言葉を投げる__筈が、視線が吸い取られ言葉尻が切れる。彼が拾い集めていた紙束の一番上に、日付の新しい物が一枚。むっと眉を寄せて紙面の内容を読み取ると、審神者同士の会合、忘却の彼方であった上からの呼び出しに表情を歪める。流石にこれをサボるというのは許して貰えないだろう。ちらりと近侍の表情を物欲しげに窺い。)
【歌仙兼定】
……書類作業だけなら、そうも表情を曇らせるわけがない。何か他に憂慮があるんだろう?
( 書類の山、それを聞いて背後を一瞥する。山と表現する程ではないが、確かに彼女にしては仕事が溜まってしまっている。何か手を付けられなかった理由でもあるのだろうか。下がってしまった眉尻を見つめると、小さく息を吐く。水の球が浮かぶ急須の表面を指の腹で撫で、そのまま片手を添えて持ち上げる。彼女が盆に乗せてきた現代の茶器にとくりと注ぐと、色付いた水面が波を打って踊る。続いて自分の茶器にも注いだ後、袂を押さえて彼女の方へと。数拍の後、静かに上記を。目線を落としたまま器の縁へと口を付け、玉露の深さと氷出しの涼しい甘さにふわりと表情を溶かす。「きみの悩みは僕の悩み。教えてくれたって良いだろう?」変わらない柔らかな表情で、目線を彼女へと移す。愛しい女性の沈んだ表情は、決して風流ではない。広がった玉露の味が消えない内に、菓子切りで水羊羹を小さく切り、そのまま口へと運ぶ。小皿の底から金魚の朱色が覗くのが実に雅だ。優しく広がる和菓子の優しい甘みを舌の上で転がし、静かに嚥下する。再び表情を和らげると、「君は良い妻にも良い母にもなるね」と付け加え。無論、妻として娶るのならば自分以外有り得ないが。)
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