山姥切長義 2018-12-12 23:24:34 |
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(掃除道具を取りに行くために彼に手を引かれるままついていけば倉庫で必要なものを取り、離れの方へと向かっていき。離れに到着すると、初めて来たために以外と広いことに驚いて。玄関を開け中に入ると、主が言っていたように使われていないことが分かるくらいには汚れていて、これは少し骨が折れそうだと思うも彼の方を見ると“さて、まずはどこから手をつけようか”と首傾げ)
そうだな、居間の掃除を始めるぞ。
(何度か来た事があるのか道具を柱の所に置き埃っぽい部屋の空気を入れ換える為に窓や扉を開け放ち、彼の声に振り向くと居間から順番に休憩を挟みつつ掃除を始めようと思い。バケツに水を溜めてはホコリ取りの道具を手に持つと、掃除の基本は上から下に埃を落とす事でまずは高い所から掃除をし始めて)
(彼が掃除の準備をしているのを眺めつつ、それなら自身は彼と反対の方から掃除していこうと思い埃を落としていき。ぶわりと埃が舞えば小さくくしゃみをして片手で口元を隠しながら黙々と作業をしていき。本格的な掃除など初めてのために、少し楽しいのかやっているうちに楽しそうにしていて)
長義、大丈夫か?
(何年も使われることなく放置されたままの離れは何処も賢も埃まみれで、彼と共に黙々と掃除に集中するが此方も埃で嚔をして。少し彼の様子を窺うように其方を向くと、何処か楽しそうに掃除をする姿にふっと笑みを零すも口元を隠している事に気が付き。掃除の時は埃っぽくて咳や嚔が出る事があるのは経験しているのだが、その対策をするのを忘れていた為に歩み寄ると心配して声を掛けて)
少し埃っぽいけど、平気だよ。
(元々こういった作業は好きなようで、汚れていた場所が徐々に綺麗になっていくのを見るのは気持ちが良くて。しかし、埃っぽいのには慣れるわけもなく何度もくしゃみをしたりしていると彼がやってきて、心配そうに尋ねられるとそれには微笑み首を横に振ると心配するほどでは無いと伝えて。目の前の彼も少し汚れていて、彼は平気なのだろうかと思うと“国広こそ平気?”と尋ね)
そうか、なら安心した。俺も平気だぞ。
(自身が尋ねると平気だと言う彼に少し安堵した様子を見せて同じ事を聞かれては小さく頷き、埃を取り除いた所を水拭きする前に床の掃除をしようと思い。少し床の埃を真ん中に集めるように箒で掃きつつ、その間に彼には先程埃を落とした所を雑巾で拭いてもらうために"俺は箒で埃を掃くから長義は水拭きを頼む"と言って)
分かった、任せておけ。
(どうやら彼も平気だったようで、それなら良かったと微笑むと彼の服に付いていた蜘蛛の巣を手で払ってやり。彼が箒を使って掃除している間、自身は水拭きを頼まれるとそれに頷きバケツに入った水の中に雑巾を入れて硬く絞ると先程埃を落としていった場所を拭き始めて)
(役割分担して掃除すると居間の隅々まで重点的に箒で埃を掃きながら時折虫の死骸も出てくるが、特に騒ぐ様な反応もなく中心に集めていき。少し腰を曲げて塵取りでゴミを取るとそれをゴミ袋に入れ、邪魔にならない場所に置き全体を見渡せば大分綺麗になっていて。彼が掃除している間、少し厨の中を覗いてみると"……ここもかなり汚いな"と呟き)
(黙々と部屋の隅々まで拭いていけば、時間はかかったものの綺麗になったのを見ては満足そうにしていて。ふと、彼のいた方を見てはそこにはおらず、どこに行ったのだろうかと探そうと思ったが少し疲れたのも事実でその場に座り込むと少し休憩しようと思い)
長義、お疲れ。…悪い、少し厨の方を見てきた。
(厨から戻って来れば床に座って休憩している彼の姿を見て、労いの言葉をかけ近くに自身も腰を下ろし突然姿を消した理由を話して。改めて居間を見ると先程まで汚れていた場所が二人で協力して掃除をしたためにピカピカと光っていて"さっきよりは大分綺麗になったな"と小さく笑みを零して)
国広もお疲れ様、厨の方もすごかった?
(休憩していると彼が何処からか戻ってきて、労いの言葉を掛けられるとこちらも返して。どうやら厨の方を見てきていたらしく、近くに座った彼を見つめてはそっちの方は汚れ具合がどれくらいなのか気になったようで)
ああ、かなり汚れていた。だが二人で掃除すれば早く終わるだろう。
(厨の事を問われ彼の方に視線を戻して居間と同様に使われた形跡もなく、掃除が行き届いていないので汚れも酷いため頷いて返答を返し。ずっと動いていた所為か此方も少し疲れた様で息をつき、部屋に風が入ってくるがそれでも暑いので腕捲りをしては服も汚れており。それを見てやる事が終わったら軽く風呂に入るかと思えば"…あとは風呂掃除もしないとな"とぽつり呟き)
(どうやら厨も汚れは相当のようで、掃除するのは大変だろうがやり甲斐があるだろうなと思い。風が部屋に入ってきては汗が冷えていく感覚が心地よく目を細めて。彼の呟きが聞こえ視線をやると“汗でベタベタだし賛成かな。今日の風呂は気持ちがいいだろうね”と汗を流さないと気持ち悪いためにそれに頷いて)
(彼の言葉に同意を示す様に頷いて掃除するのはあまり嫌いという訳でもなく、これから自身達の住居となる為に大切にしていきたいと思っていて。その後も彼と談笑をしつつ、休憩を終わりにして立ち上がり"掃除を再開する前にバケツの水を捨ててくる"と言ってバケツを持つと居間から出ていき)
(しばらく彼と談笑していたものの、そろそろ再開することにしては立ち上がり、彼の言葉に頷くと先に厨に向かい。彼の言葉通り、厨もかなり汚れていてこれは時間がかかるだろうなと思えばまずは先程と同じく埃を落としていき)
(すぐに水を捨てると掃除に必要な物を持って厨に向かい、既に掃除を始めていた彼とは違う場所の最も厄介で時間のかかる水回りを掃除しようと思えば足元に道具を置き。スポンジと洗剤を取りこびりついた頑固なカビや汚れなどを綺麗にする為にゴシゴシと磨いていき)
(埃をしっかりと落としていけば、彼が持ってきてくれた塵取りに集めて入れると次は濡らしたぞうきんを使い床掃除を始めて。床も綺麗に拭き終えると、額に浮かぶ汗を拭い彼の方に視線やれば水回りの方を一生懸命掃除していて。二人でやるより分担したほうがいいだろうと思えば“国広、俺は風呂場の方を掃除してくるね”と告げ厨を出ると、離れの間取りを覚えつつ風呂場に向かって)
(一生懸命掃除していると不意に彼の声が聞こえて振り返れば、短く返事を返しつつ再び集中していき。掃除で汗をかきながら少しずつガスコンロが綺麗になると次は流し台の方で、新しいスポンジに取り替えて先程と同じように磨いて。時間をかけて水回りを掃除すれば輝いて見える程にピカピカになって。休む暇もなく使った道具を片付けると確りと手を洗えば額に滲む汗を甲で拭い、流石に疲れた様子で彼の元に向かって)
(風呂場に行くとそこはカビなども酷く、僅かに眉を寄せて。ジャージを脱ぎ、ズボンが濡れないようにしてから風呂場に来る前に持ってきていたブラシを持ち、シャワーで軽く床や壁を濡らしていけばこびり付いた汚れなどを擦って落としていき。シャワーで落とした汚れを流しては落としていくのを繰り返していけば使える程度には綺麗になって)
──…長義、俺も何か手伝う事は…
(風呂場に着けば扉を開けてひょっこりと顔を覗かせながら彼の背に声を掛けるも、自身が来た時にはもう既に床と壁が綺麗になっているのを見ると、あとは浴槽を洗って湯を張るだけなので厨の掃除に時間をかけた為に少し遅かったかと思い)
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