山姥切長義 2018-12-12 23:24:34 |
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(まだ梅雨入りしていないこともあり、今日も外は気持ちのいい程に晴々とした青空が広がっていて。彼と少し会話を交えつつ、本丸の玄関に入り靴を脱ぎ揃えて共に主の部屋と繋がる廊下を進む途中ですれ違い様に数振りの仲間に軽く挨拶を交わし。部屋の前に辿り着き、主に声を掛け入室の許可を得ると襖を開けて先に入室し)
(本丸の玄関に辿り着くと靴を脱ぎ彼の隣に並べ揃えると再び主の部屋に向かい歩き出して。道中で仲間達に会うと昨日は体調を崩していたことは本丸内にも広がっていた為に心配するような言葉をかけられては笑み浮かべもう平気な事と迷惑をかけた事を謝り。気にする事ではないと言われては礼を述べ、再び歩き出して主の部屋に着くと彼が声をかけてから入室すると自身も彼の後に部屋に入って)
──すまない。俺も休む事になって主に迷惑をかけてしまった。
(部屋の中に入ると主に促される形で正座し、昨日彼が熱を出した事は連絡済みの為に主も心配していたので隣の彼を見てどこか安心した様な姿が目に映り。主も事情を知っているが自身も内番を休む事になり、折角編成なども考えてまた組み替える手間をかけさせてしまったと思えば本来なら出るべきではあったのだろうが大切な彼を放っておくことなど出来ず。自身も主や皆に迷惑をかけたのは事実で、申し訳無さそうに眉を下げて謝罪の言葉を口にし)
俺が体調を崩した事で二人揃って休んですまなかった。代わりに入った刀は誰か聞いてもいいかな。お礼がしたいんだ。
(二人揃って正座をするとすぐに体調はどうかと主に聞かれては彼の言葉に続くように此方も謝り。元気でいてくれたらそれでいいと言われては優しい主や仲間達の元に来れて幸せだと微笑み。自身の問いに昨日の編成表を見つつ代わりに畑当番に入ってくれたのは南泉と鯰尾だったようであとで礼を会いに行くことにして。今回主の元に来たのはもうひとつ別件があった為に隣に座る彼の方をチラリと見ると“それと主、新婚旅行の件で相談があるんだけど…”と続けて)
二人で決めてこの場所に行きたいんだ。
(自身の内番と交代してくれた刀が誰なのか聞こうとしたが、いつも口数が少なく言葉も足りない為に言うタイミングを逃して。あとで聞こうと思えば続いて本題を話し出した彼の言葉に視線を感じつつ、政府公認の旅行地が載ったパンフレットを広げて二人で悩んで決めた場所の頁まで捲るとそれが見えるように主の前に差し出し。新婚旅行に行く前に伝えるという話だったので、海が近くにある旅館の頁を指差した後に主の方へ視線を戻して)
(彼と二人で話し合い決めた場所を主に提示すると彼の開けた頁をしっかりと読み込んでいく主の方に視線をやり。しばらくして頷くと“政府公認の旅行先で安全だろうし、二人で決めたのならそこで構わないよ”と快諾してもらうと笑み浮かべ礼を述べて。主からも許可を得たことで、準備も進めないといけないなと思い)
(主の言葉に嬉々とした表情で自身からも礼を述べ、早速の内にでも色々と準備を進めたいのか目に見えて気持ちが浮わついて。その様子に微笑ましげに見ていた主から新婚旅行に行くには泊まる旅館の一室を借りる為の予約をするようにと言われてはそれに頷き。別件の話も済むと予約をする為に再びパンフレットを借りる事になり、それと誰が自身の内番を代わったのか聞いた後に"俺達の用件は以上だ。長々と話をしたが、これ以上はあんたの仕事の邪魔になるからな。これで失礼させてもらう"と言いながら立ち上がり)
ありがとう主、それじゃあまた。
(とんとん拍子に新婚旅行の話も終わると、彼のいうようにこれ以上の長居は無用のために上記述べ立ち上がり部屋を出て。離れに戻って予約をする前に南泉達に昨日の礼を言いに行こうと思えば“国広、戻る前にお礼を言いに行ってもいいかな”と首傾げて)
それは構わない。…今の時間だと内番か?
(部屋を出た後に先程礼がしたいと言っていたのは聞いたので、彼の言葉に急いで離れに戻ることもないために頷き。然し、今日の南泉達の予定を知らないのか上記を述べて)
え?…あ、本当だ。そこまで見ていなかったな…どうしよう、今行ったら邪魔になるかな。
(彼の言葉に一瞬キョトンとして、そういえば今日の内番を確認していなかったと思えば急いでスマホで確認をするとどうやら内番に組まれていたようで。徳美組同士で組まれていたらまだ行きやすいが、南泉との内番相手は燭台切で少しばかり気が引けるのか眉を下げ彼にも意見を聞くことにして)
そうだな、今は止めるか。またあとでお礼を言いに行こう。その時は俺も付き添う。
(自身の言葉で慌てた様子でスマホの画面を見る彼の隣に近寄ると覗き込めば、南泉の内番相手は燭台切のようで。彼が困った様子を見せる理由も分かると本日の内番は馬当番である為に、今の時間では馬の世話などで忙しいと思うのでまた昼過ぎにでも南泉達に会いに行こうと自身なりの意見を出して)
うん、それまでに予約とか済ませちゃおうか。
(彼の意見としては今はやめておいたほうがいいだろうと言われるとやはりそうだなと頷いて。それならば昼までの空いた時間に宿泊先などの予約を済ませてついでにその周りにある喫茶店なども探してみようと思い上記述べると歩き出して)
長義、あとで買い物も行かないか。
(この後の事も含めて意見が纏まると先に歩き出した彼の隣に移動し並び立ち、離れに戻るまでの間だけでも彼の手を取り指を絡めて繋ぎ。本丸の玄関先に着き靴を履くと彼と共に外へ出て、宿泊先などの予約もだが旅行に持っていくものを揃える必要がある上に食材を切らしており。買い物に行く理由ができたので自身達の空いた時間でなければ意味がなく、離れの方へと歩きながら久しぶりに彼と買い物デートがしたいのか自然な形で誘いの言葉を掛けて)
ふふ、でーと?それならお昼は国広の言っていた甘味処も行ってみる?
(不意に隣に並ぶ彼が自然な形で手を取り指を絡めてきては何だか久々で頬を染めて。その手は玄関に着くと自然と解けてしまったものの、靴に履き替え離れに戻る途中で彼に買い物の誘いを受けては嬉しそうに上記述べて。離れに戻ると靴を脱ぎ揃え、外に出るなら着替える必要がある為にそのまま寝室に向かい)
!……いい、のか?
(離れの玄関で靴を脱ぎ彼の隣に並べて揃えれば後に続いて寝室に繋がる廊下を歩きながらも、自身から買い物デートに誘うと快い返事が返ってきて嬉しそうに表情が緩み。寝室に着くと、甘味処の話が出たので行くのは今度の非番が重なった時だと昨日約束したため正装に着替えるべく服を取り出しながら何故か遠慮がちに聞いて)
もちろん、お前との約束だったし。
(寝室の壁にある服掛けから上着を取っていると、遠慮がちに彼に聞かれて小さく笑えば彼との約束を忘れるはずもなくて上記述べて。正装に着替えたあとに内番服を畳み終えると財布を手に取り彼を待っていて)
ありがとう。
(彼の返答にパッと顔を輝かせて嬉しそうに礼を述べ、先に着替えたようで待っている様子に急ぎ目で正装を身に纏えば内番服を畳み終えると自身の財布を取り。彼と久々の買い物デートの上に新婚旅行の話も許可を得た事で先程から気持ちが浮わついており、そわそわと何処か落ち着きが様子で"出掛ける準備はできた。…今から行くか?"と尋ね)
行こうか。あ、少し待って。
(急いで準備をしたせいか、ネクタイが少しばかり曲がっているのに気付くと手を伸ばし彼のネクタイを整えてやり。先程からソワソワとした様子の可愛らしい彼の頬に口付けすると“これでよし、それじゃあ行こうか”と微笑み)
──っ、…早く行くぞ。
(寝室の出る前に引き留める声が聞こえ、彼の方に向くと自身では気付かないネクタイが曲がっていたのを整えて貰って。改めて礼を述べる前に不意を付く様に頬へ口付けをされて、かぁあと赤く頬を染めると顔を見られぬ様に背を向けてそう言うと先に寝室を出て)
ふふ、はいはい。
(自身が口付けした事で顔を赤く染めた彼が先に部屋を出ていけばその後をついていき。玄関で靴に履き替え、外に出ると隣に立つ彼の手を取り門に向かい歩き出して。夏空が広がり、少しばかり暑くは感じるが彼と一緒に入れるだけで嬉しいようで)
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