名無しさん 2018-11-20 20:01:58 |
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だ、大丈夫?!
(エミリーが下になって庇ってくれたのでこちらには一切ケガはなかったけれど
一瞬、青ざめて相手の体を心配して)
…私は、別に……。
(庇って下になった左肩が鈍く痛む。そのまま黙ってやり過ごそうと思ったが、身体を起こそうとした時に痛みが走り、僅かに顔をしかめ。)
…み、見てないで退いてください。
(誤魔化すように、痛まない方の腕で軽く肩を押して)
ご、ゴメンなさい…
(相手の体の上に折り重なって乗りかかっていたのを体を引くように言われると、常の自分になく弱気に相手に謝り、慌てて彼女の上から身を引いて。)
どこか痛むんじゃないの?
(相手の表情を心配そうに窺い、少し震える声でたずねて。)
…っ、大丈夫です。日が暮れる前に帰らないと。
(そんな心配を突き放すように、首を振って答え。気合いを入れ痛がる仕草を見せないようにしゃんと立ち上がって。)
足元には気をつけてください。薄暗くなったら、もっと危ないので。
(手早くバッグや道具をロバのブランシェに括り付けていく。なんでもないように見せようとはしているものの、左手ではあまり物を持たないようにしていて)
そ、そう
それならよかったわ
心配して損しちゃった
(相手の平気そうな様子を見るとホッとしながらもそれ以上は素直にはなれず、すぐに減らず口を叩いて)
わ、分かっているわよ、そんなこと!
ほら、踏み台になるのがイヤなら早くさっきみたいに支えなさい
(エミリーが荷物をブランシェに乗せると、今度は自分が乗る手伝いをするように居丈高な口調で指図して)
…ええ。支えている間は目を閉じていますから。
(弱気な所を見せないように、小さく一息、それから気合いを入れて。
エリザベスの後ろに回ると、鐙を踏ませ、もう一歩の足を上げるのを手伝い。)
……あとは、ええと。肩でも支えにしますか?
(/遅くなってしまいすみません…!)
さっきみたいな不様な姿は見せないわ
見てらっしゃい!
(両足を上げさせてもらうところまではさっきと同じで、(ろ)馬上で両手をついて膝立ちになると、えい、と尻もちをつくように腰をおろして)
ど、どう?!
この華麗な動…き…って、あわわ?!
(おしりをついたところまではよかったけれどバランスを崩して後ろに落ちそうになって)
(/のんびりで大丈夫ですよ)
っ、ちょ、ちょっと……!!!
(一安心、と思いきや次の瞬間には倒れ落ちそうになっており。咄嗟に抱きつくように腰へと手を回して身体を支え。)
……気をつけてください。
(エリザベスの身体を起こせば、さっと腕を離し。一瞬とはいえ体重のかかった左肩が痛み、それを隠すために背中を向け。)
きゃあ……!……あっ
(悲鳴をあげて落馬しそうになったのをエミリーに支えられ事なきを得て)
……あ、ありがとう
(視線を逸らして無愛想な口調ではあるけれどボソリとお礼を言って
それから不審な表情を浮かべ問いつめるようにたずねて)
…あなた
やっぱりどこか痛めているんじゃないの?
様子がヘンよ?
…っ、大丈夫と言ったはずです!
(きっと大した怪我ではないし、ここで時間を食っている暇はなく。遅く帰ることになれば、彼女の父…地主がなんと言うか分からない。
両親の身がどうなるか分からない、そんな焦りもあり、つい語調が強まってしまう。言ってしまってから過ちに気付き、短く謝るもまだ気は急いて)
……すみません。ですが、早く帰るべきです。
なによっ
心配して言ってるのに、そんな言い方ないでしょ!
(今まで召使いやメイドが少々のケガをしようが気にもならなかったのに。
彼女が自分のせいでケガをしたかもしれないと思うと心がざわついて。
珍しく湧きあがった親切心をないがしろにされたと感じるとかっと頭にきて、馬上から手を伸ばすととっさに彼女の左手を掴んでぐいと引っ張って)
痛ぁっ……!!
(庇っていたものも、急に引っ張られてしまえば庇いきれなくなり。肩に走る痛みに思わず声を上げてしまう。
そうなってしまっては隠しきる事はできない。まだ残る鈍痛に歯噛みしながらも、これ以上怒らせないように、早く帰れるように、そんな事に頭を巡らせ。思ってもいないような言葉を並べ)
…そう…ですね。折角心配して頂いたのに、それを無下にするようなことを……
ひっ…?!
ちょ…あなた…そんなに?
(相手が予想以上のリアクションを見せたことに驚いて、慌てて掴んでいた手を離して)
ち、違うの!
そんなつもりじゃ…
そんなに悪いとは思わなかったから…
(相手を予想以上に傷付けてしまっていることに強く動揺しながらも、つい言い訳と自己弁護を口にしてしまって)
(/すみません、ずいぶんレスが遅くなってしまいました。
もしまだ見てくださっていたら、可能でしたら引き続きお願いいたします)
……心配して下さるなら、尚早く帰るべきです。ここでは治しようもないでしょう…….
(痛む肩をさすり、少しづつ息を整えていって。彼女の親のことを考えると大ごとにはしたくなく、開きかけていた心も閉じつつあり。)
…………行きますよ。
(ロバのブランシェの手綱を引き、それきり黙り込んでしまって。)
(/私も遅くなってしまいました。これからもよろしくお願いしますね。)
……
(相手が黙り込んでしまうとこちらからもかける言葉が見つからず。
辛そうにロバの手綱を引く彼女の後ろ姿をじっと見つめて。
そのまましばらく進んでもう少しで街道に出るところまで戻ってきたとき、意を決して声をかけて)
…止めてちょうだい。
(/ありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします)
……何でしょうか?
(街道にも差し掛かろうかというところで歩みを止め、エリザベスへと振り返る。痛む肩は使わないようにしているものの、整備された道でも無く、不意に手をついたりすれば肩へと響き。)
(エミリーの問いには答えず、ブランシェが彼女に従って歩みを止めるとその背中からぴょんと飛び下りて。
着地にやや失敗し足下をよろめかせると両手を地面について転倒を免れて)
あとはあたしがブランシェを曳くわ。
貸しなさい。
(相手に目線は合わせないように横を向いて、曳き綱を渡すよう手を差し出して)
……少し先からは歩きやすい道です。心配をするような事はありませんよ
(事実ではあるものの、相手の厚意を突き放すような言葉を投げかけ。実際舗装された道なら転ぶような事もないし、何より彼女の父親の事が気になっており彼女自身のことをないがしろにしていて)
い、いいから、貸しなさい!
あたしの気が済まないのよっ
(何事につけて思い通りにならないエミリーに苛立ちを募らせながら、かといって立場にものを言わせたり脅したりして屈服させてそれで気が済むのかというとそうではないと思い。
それでも強圧的な態度で臨むしか他に方法が思いつかず、相手を睨みつけながら改めて曳き綱を渡すように迫って)
……分かりました。どうぞ…
(これ以上否定しても仕方ないと思い、観念して曳き縄を渡すことに。とはいえそれで一人でロバに乗る訳にはいかないと、並んで歩くことにして)
(/返信、気づいていませんでした。すみません)
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