甘々 / 非募 *

(ぱたぱたと駆け寄り。)...っ、お待たせ。ごめんなさい...遅くなっちゃって。まだ...起きていてくれてる...？


...ん、じゃあゆずかにとっても私は...特別？(柔く重なる唇に表情を緩め、今度は自分から口付けて。)

＿

離れたり、しないよ。...ゆずの、好きな所へ付けて。(同等に、子供扱いをしないと決めていても彼女の甘えたような声色には弱く。恋人として甘やかしてしまいたくなれば独占欲に揺れる相手の瞳に頬を微かに染めながら、服の釦を一つずつはずしていき。幸いまだ可愛げのある白いレースの下着を付けていた事に安堵しつつ、何となく恥ずかしくて胸元を手で隠せばその行為を大人しく待つように目を瞑り。...印、ときけば自分も彼女を他に取られたくないのは同じで。性格も良く、料理も上手で明るいとなれば男女ともに好かれるだろうと考え。普段の学校での様子を自分は見ることが出来ないのに多少のもやつきを感じつつ、素直に口に出して伝えようとすれば)...その代わり、私も...ゆずに、付けても...いいかな。

寝ちゃってた…へへ、お帰りなさい。( 眠たげに目細め )


特別だよ、当たり前。( 重なる唇に頬を緩めると何度か口付けを繰り返して )　
＿?

うん、有り難う。じゃあ…此処。此処にもつけちゃおうかな。( にこにこと微笑むとそっと白い肌へと口付け。マーキングでもするかのように首筋へ、そして鎖骨へと口付けを落とせばわざとらしく耳元でそっと囁き。緊張したような彼女の様子に愛らしさを感じると共に意地悪したいという気持ちが働けば、すぐには印をつけずに鎖骨にゆっくり舌を這わせて。やがて満足すると強く吸い付き数ヶ所に所有印を残し。ゆったり離れると彼女の言葉に頷いてひとつずつ釦を外していき。服をはだけさせれば桃色の下着を恥ずかしげもなくさらして )もちろん。いーよ、好きなだけ、して？

ただいま。...ごめんね、起こしちゃったかな。(眠たげな目元優しく撫で)

ありがとう、...ん、...ゆずかとこうしているの、何だか初めてのような気がする...な。(何度も合わさる唇の柔さに表情緩めつつ、心地良さそうに抱きしめて。)

＿

...っ、...、（耳先に掛かる息や悪戯に這わされる舌先に意地悪をされていると理解はしつつも熱の籠ってしまう頬は隠すことが出来ず。後に満足したのか、触れるだけでも柔い彼女の唇がそっと自分の肌を吸いあげれば残る印に少し照れるようにはにかむも大切そうに指先で触れて。自分の言葉を彼女が受け入れ、恥ずかしそうにする様子もなく釦を外していくのにやはり慣れているのだろうかと若干の焼きもちを顔に出ないように隠し。頬にそっと手を伸ばして耳先へと口付けては、鎖骨を撫で辿るように胸元まで指を滑らせて）...私相手じゃ...、恥ずかしくない...？（口端から零れてしまった嫉妬の言葉に眉尻を下げ、愛らしい桃色の下着を少し上へずらすようにして谷間へと唇を寄せてはちゅ...と吸い上げて自分の印を残し。）

ううん、大丈夫だよ。( 眠そうに目細めて )　

そうかな。でも、最近こうしてなかったもんね。( ゆるりと優しく抱き締めてはそっと頬擦りをし )
＿?

綺麗に残ったね。ふふ、もっとして欲しかった？( 少し恥ずかしそうな彼女を見ているとどうしようもなくそそられ、指先で印に触れる彼女に悪戯っぽい笑みを浮かべながら問い掛けて。可愛いのを見るともっと乱れさせたくなる、なんて我が儘だろうか。口角を上げて彼女を見ているも、その表情に嫉妬が混ざれば笑みをそっと引っ込めて。彼女の細く綺麗な指が肌を滑る。その感覚は遊ぶことをやめた己からすれば久しぶりのもので。それに加え彼女が積極的であること、妬いてくれていることに喜びを感じ。残された印に愛しげに触れては、足りないとばかりに彼女を引き寄せて唇を重ね、息が掛かるほどの近距離で真っ直ぐ見詰め )ん…っ、望、もっと。?

望。まだ、忙しい？( ちらり顔覗かせ不安げに瞳揺らし )

ごめんなさい。七月は休日も外に出ないと行けないことが多くて休みがなくて、やっと落ち着けると思ったら...私、ゆずかのことを待たせてばかりで。


こうして、お返事を用意して届けに来たけどもう居ないかもしれないって思ってたの。流石に愛想を尽かされてしまったかなって。...でも、待っていてくれてて。...本当にごめんなさい。こんなに切実に思っていてくれる子なんて他に居ない。私が幸せにしなきゃいけないのに、不安にさせてばかりで...どうすればいいかな。

この前のお返事を返して、貴女を抱き締めて。...狡い大人になってもいい...?

望はそうやっていつも自分のせいにするよね。ゆずは望が好きなの。大好きなの。会えない間ちょっとだけ遊んでみたけど、どの人も本気にはなれなかった。望だから好きなの。

狡い大人になってよ。離れないで、望。このまま会えなくなることの方がずっと嫌だ。望が他に好きな人作ったならバイバイするけど、そうじゃないなら…傍にいてよ。

長い方の返事が大変だったらこうして顔を見せてくれるだけで良いよ。だから…ね。( 腕広げて待機し )

そんなに優しいこと言われたことないよ、...もう本当にゆずかのほうがずっと大人だね。でもね、もう一つだけ謝らせてほしいの。...我慢させてばかりでごめんなさい。

好きな人なんて、もうずっとゆずかだけ。...他の人に嫌なことはされてない? 体調を崩すことはなかった...?

...八月はね、ゆずかの傍に多く居れると思うの。だから聞けなかった我儘を沢山聞かせて欲しいなって。勝手でごめんね、...大好きだよ。本当に、大好き。（自分より小さな体をぎゅう、と両腕で包みに行けば思い切り抱き締めて。）

下に返事を返すね。
何時もありがとう、ゆず。

＿


...ううん、一つでもいいの。ゆずかが残してくれた印だから。...ん、...、っ（肌に刻まれた印は今までになく特別なものであり、成る可く長くそこへ刻まれていてほしいと願えば引き寄せられ零となる距離に柔らかな唇を受け入れて小さく声を漏らし。高鳴る心臓が五月蝿いだけではなく、彼女の長い睫毛やぱちりとした大きな瞳が真っ直ぐ自分だけを見つめ、その吐息の交じる距離が擽ったくて頬が染まれば鼻先に口付けて。"すき"の二文字を唇で形をなぞり、誘われるように首筋へと食みついて甘く歯型が残るよう、ぐっと柔らかな首元に歯を立てれば痛みを誤魔化すように舌先で何度もなぞり。ちゅ...、と唇で吸い上げたりして愛撫をし。）...ごめんね、長く残るようにしたかったの。痛く...ない...?

望に会えない間、ずっと望のことばかり考えてたんだ。だから、我慢したぶんいっぱい構って？

嫌なことなんてなかったよ、大丈夫。体調は…ちょっと風邪引いてたけど、それくらい。

沢山構ってくれるっていうのに、遅れてごめんね望。それから、返事もちょっとだけ待っててほしいな…なんて。大好きだよ、望。( 彼女の体温を感じると幸せそうに頬緩め、離れないようぎゅうと少し力を込め )

うん、我儘も沢山聞かせて欲しいな。ゆずかに甘えてばかりだったから今度はいっぱい叶えてあげたい。

体調は良くなった...?ごめんね、弱っている時に傍に居られなくて。手を握っていてあげたかったな。

ううん。私も沢山待たせちゃったから、全然大丈夫。忙しくても、無理はしないでね。ちゃんと此処で待っているから（額に唇を寄せ、離れないように距離はそのまま抱きしめていて。）

いっぱい構って貰うんだから、覚悟しててよ？( 悪戯っぽい笑み浮かべ腕へと抱き付いて )

うん、良くなったからもう大丈夫だよ。望いなかったからちょっと長引いたのかな？なんて。

有り難う、無理はしないよ。ちゃんと待ってて、離れないで。( 甘えるような声音で呟き上目遣いで )

勿論そのつもりだから、沢山我儘を用意していてね。（悪戯っぽく笑む彼女の顎下を擽り、鼻先に唇を寄せれば正面から抱き締め返して。）

よかった...。きっとそう、今度風邪を引いてしまった時にはちゃんとゆずかの傍に居るからね。

元々離れる気はないけど...、そんなに可愛い顔をされたら甘やかしたくなっちゃうな。（目尻をそっと撫で、柔く唇を重ねてはこつんと額を合わせて見詰め。）

やったね。じゃあ、早速だけど希望ね！まずは、ずっと家にいたから外でデートしたいなって。望を私のものだって見せられるし？( 抱き締めたまま頬緩めて言葉を紡ぐと頬に口付け )

私も、望が体調崩したら傍にいたいなぁ。それで、ちゃんと看病する！

へへ、いっぱい甘やかして？( 見詰め返しては唇の端へそっと口付けを落として )

お返事遅くなってごめんね。

そっか、休みの日に二人でお出かけしてみるのも楽しそうだね。ふふ、それは思いつかなかったなぁ。じゃあちゃんと手を繋いで歩かなきゃ。...ゆずかは何処へいきたい？（頬に触れる感覚に表情緩め、指先絡ませては微笑んで問いかけ）

本当？少しね、頭が痛いの。おまじない、掛けてくれる...？、

沢山抱きしめてあげるね、それからゆずかの我儘をいっぱい聞かせて？（緩くぎゅう、と抱きしめては自分からも柔く唇を重ねて）

遅くなってごめんね、望。ちょっと忙しくって。あと１ヶ月でもう出会ってから一年が経つんだね。早いなぁ…。( カレンダー見てしみじみ )

うーん…望と一緒ならどこでも楽しそうって思うんだけど、行きたいところあるかな？( 悩む素振り見せた後選択を委ねて )

ええ、大丈夫？…いたいのいたいのとんでけー！…なあんてね。

うん。私は望を独り占めしたい。私だけの望でいて。( 彼女よりも少しだけ強く抱き締めると目を細めて )

ごめんね、私も都合が中々合わなくて。...15日、かな?...もうそんなに一緒に居るんだ。ゆずかは素敵なお姉さんになったね。

お買い物なら沢山服や欲しいものを贈ってあげたいし、遊園地とかなら色々な所をゆずかと巡りたい。...結局私も悩んじゃうみたい。(苦笑い浮かべて眉尻下げ)


...！、本当にどこかへとんでいったみたい。ふふ、ありがとう。

...貴女だけの私で居るって約束できる。中々触れ合えなくても、ずっと気持ちは変わらないの。ゆずか。(彼女の頭に緩く頬を擦り付け、額へと唇を寄せて柔く笑み)

うん、一年。あんまり会えないし今だってかなり待たせちゃったけど…これからも、宜しくね。

んん、どっちも楽しそう。悩むなぁ、どっちも凄く魅力的だもん。それじゃあさ、両方ともしようよ。もちろんおんなじ日にいっぺんにじゃないけど、望の休みの日にお出かけ！( 指絡めるように握っておねだりを )

有り難う、望。私だけの望。( お返しとばかりに頬に口付けて柔く笑み )

久し振りに会いたい。望に触れたい。( ぽつ )
また来れなくなるかもしれないけど……待ってるから。

年、...明けちゃった。

待たせっぱなしにしてしまうのはやっぱり申し訳ないと思うの。...ね、ゆずか。だからごめんなさい、もう余りお返事は返せない。


優しい貴女だもの、私より良い人を見つけてね。

何となく、わかってたよ。もう会えないんだろうなって。気持ちが離れてしまうのは仕方無いし、だから…またどこかで会ったら、その時は宜しくね。愛してた、有り難う。