組長 2018-10-08 10:58:07 |
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一番怖いのは人間や…。
あれは、腹の探り合いはするわ噂はたてるわ余計なことしかしない…。
(幽霊が怖いのかと言われ冗談をと嘲笑いながら怖いのは人間やと呟き幼いころからあれやこれやと言われたのに関わらず上に立てば手のひらを返したように寄り添ってくるあぁ腹立たしいと考えながら哀しげに話し)
…過去に何があったかな知らねぇし、逃げてばっかの俺が言うのも説得力はねぇけど。俺は、組長の事を第一に考えるよ。
(相手の姿にこちらも眉下げながら、聴くと相手の目まっすぐ見つめ。組みから逃げるのも、これ以上相手に迷惑はかけれない、離れなければと思ってのことで。いつか離れるまでは、相手を大事にするという思いを持って)
ふはっ、相変わらずおもろいな。
こんな人殺しのような男を思ってくれるのは雅だけや…ありがとうさん。
(急に真面目な顔で考えると言われカッコいいなと思いながら可笑しそうに吹き出しながら面白いと話し自分は人殺しと嘲笑うように呟きそれでも思ってくれることにお礼を言い冷たい手で雅の頭を撫で)
…拾ってくれた恩だ。当たり前だろ。
(相手の手を、今だけは素直に受け入れ照れ臭げにこくりと頷く。この先どうなるのかは分からないが、恩は全て返すつもりで)
…ふぁっ。
あかん、やっぱり眠いなぁ。そろそろ寝るでぇ。
明日もたくさん仕事あるさかい。おやすみ。
(彼の頭を撫でていたらリラックスしたのか眠くなり情けなくあくびをしながらゆったりとした口調で呟きながら最後の一撫でをしふわりと微笑みながら呟き)
…おう。今日は色々とありがとな。
おやすみなさい。
(相手が眠ったのを見届けた後、自分もまた隣の布団に潜り込むとあくびを一つ。そういえば、組長と一緒に寝るのは初めてだなぁ、なんて考えながら寝顔を見つめて)
あぁ、そうか寝てしもうたのか。
バカみたいな顔やな…。
(朝日が目に当たり眩しく起きて隣を見たら雅がいてあぁ、昨日はと思い出しながら自分が人と一緒に寝れたのは何年ぶりだと考えながら小さく呟き幸せそうに眠る彼の頭を撫でながら愛しそうに語りかけ)
ん、……わ、悪い。組長より後に起きちまった。
(相手の手が心地よくて、思わず無意識に擦り寄ってしまうも段々と夢から覚めると目を開きハッと。本来なら、下の者が先に起きるのが礼儀で、焦ったようにがばっと起き上がり)
大丈夫や…そんな礼儀気にせんでよろしぃ。
さて、ご飯食べる前に着替えてきぃや。
(慌てて起きる雅を見てクスクス微笑みながら寝癖を弄りながら優しい口調で話しヤグザは夜と朝の活動時間が異なるからな上とか気にしなくていいと考えすくっと立ちあがりタンスを開け雅に普通の洋服を渡し着替えてきなと話しかけ)
おう、…ありがとな。昨日の肩の痛みは…ある程度治ったみたいだな。組長は、飯食ったのか?
(相手の言葉に甘え、服を受け取ると部屋の端でいそいそと着替えながら後ろを向き首を傾けて)
…お主は、襲われても知らんぞ。
まだ食ぅてへんで。一緒に食ぅか?
(後ろ向きで着替える相手にぐらっとなにかが揺れるのを抑え目元を手で隠しながらポツリと一人言みたく呟きふぅと息を吐きまだ食べてないと答え軽く誘い)
…あ?
(不意にぶるりと背中を震わせると、周りを見渡すも組長以外おらず噂されてんのかと自問自答。朝食の誘いを受けると、「組長がよければ、一緒に食いたい。」と空腹のままお腹をさすりつ)
ふっ、わかった…。
素直やなぁ、ほな着替えるさかい先に食堂行っといてな。
(可愛いおねだりに口許を緩ませ雅の頭をくしゃくしゃと頭を撫で呟きながら立ちあがり自分の服を選びながら先に行っててくれと話し)
分かった、
(相手の言葉を聞き、先に食堂に行くと他の組員と挨拶を交わしながら、自分の分と組長の分を用意しておく。途中、組員に話しかけられ、そういえば組長以外との人と話す機会もなかなか無かったなと感じ少しばかり輪に入れた気分になり内心嬉しく思い)
なんや、充分馴染んでるなぁ。
雅ありがとさん。
(着替えが終わり食堂を向かおうとすると自分の右腕と出会い食堂まで一緒に向かうと賑やかな連中に目を向けると真ん中に雅の姿を見え馴染んでるなと言い隣に座り雅から食事を取り礼を緩やかに話し)
…ん、みんないい人ばっかだよな。
ヤクザなんて、みんな柄の悪い奴しか居ないと思ってた。
(拾われた頃は毎日不安で沢山であったが、自分の想像とは逆に組員は優しく、仲間になれたようでそれが嬉しく。手を合わせ、いただきますと食事始めると「今日は何か予定あんのか?」と尋ね)
まぁ、悪いやつって言うのはあってるけどもうちんところは無駄な争いはしないところだからねぇ
今日は午後にちぃと出掛けるだけであとはなんもないでぇ
(馴染んでる雅に微笑みながら確かにうちは血の気がないやつが多いのも上のやつらとかあまり争いは好かないであって何かあればすぐそこは戦争になるしなと考え優しく争いはしないと呟き予定を聞かれればふむっと考えぽつりと呟き)
ふーん、平和主義なんだな。
…それは、俺も着いて行った方がいいやつか?
(平和主義であるのに裏社会の人間、とはいくつか矛盾を感じながらもこくり頷き食を進め。自分が居ても、足手まといにはなるであろう、首を傾けて)
平和主義なのかねぇ…。
ん~ついてきてもええけど、車で待っててもらうでぇそれでもええか?
(平和と聞いてん~と頭を悩ませながら繰り返しに呟き煮物に手をつけぱくりと食べ着いていっていいと聞かれればカッコ悪い場所を見せることになるのであまり気が進まないが可愛い想い人なため強く言えずに話し)
あー…付いてきて欲しくねぇなら言ってもいいだぜ?家でおとなしく掃除とかしておくけど。
(相手の様子を見て、首を傾けると頬をぽりぽり掻いて。戦力外なのはわかりきってること、自分で出来る範囲での提案を投げかけてみて。)
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